文法(256)
These/Those are ... (疑問文・否定文含む)
「これらは/あれらは~です」
以下では、「These / Those are ~」の表現を使った英文法について、疑問文・否定文も含めて詳しく解説します。
1. 基本形「These / Those are ~」の意味
- 「These are ~」は「これらは〜です」という意味で、自分の手元や近くにある複数のものを指します。
- 「Those are ~」は「あれらは〜です」という意味で、少し離れた場所や既に話題に出ている複数のものを指します。
ポイントは、指し示す対象が「複数形」であることです。単数形であれば “This is ~” / “That is ~” となるので、複数を表す場合には注意が必要です。
2. 疑問文の作り方「Are these / those ~ ?」
「These / Those are ~」を疑問文にする場合は、次の形になります。
- Are these ~ ?
- Are those ~ ?
たとえば、以下のような例が挙げられます。
- Are these books yours?
- 「これらの本はあなたのものですか?」
- 「これらの本はあなたのものですか?」
- Are those birds flying south?
- 「あれらの鳥たちは南へ飛んでいますか?」
疑問の形だけでなく、答え方も練習するとよいでしょう。
- Yes, they are. / No, they aren’t.
3. 否定文の作り方「These / Those are not ~.」
否定文では “are not” を用い、短縮形の “aren’t” もよく使われます。
- These are not ~. / These aren’t ~.
- Those are not ~. / Those aren’t ~.
たとえば、以下の例が考えられます。
- These are not my keys.
- 「これらは私の鍵ではありません。」
- 「これらは私の鍵ではありません。」
- Those aren’t our friends.
- 「あれらは私たちの友達ではありません。」
4. 例文のまとめ
肯定文 (These / Those are ~)
- These are my favorite CDs.
- Those are old photographs.
- These are my favorite CDs.
疑問文 (Are these / those ~ ?)
- Are these flowers for me?
- Are those your toys?
- Are these flowers for me?
否定文 (These / Those are not ~)
- These are not her pencils.
- Those aren’t fresh vegetables.
- These are not her pencils.
5. 使い分けの注意点
- “These” は「近くの複数」を示すときに使い、話し手に近いものや人を指すイメージです。
- “Those” は「遠くの複数」を示すときに使い、話し手から離れたものや人を指すイメージです。
例外的に、物理的には近くても、話し手が心理的または時間的な距離を感じる場合に “those” を使うこともあります。これは、やや上級の用法になりますが、ニュアンスとしても押さえておくと便利です。
6. 練習のコツ
- 実際に周囲にある複数の物や写真を指して「These are 〜」/「Those are 〜」と言ってみる。
- 疑問文や否定文を作ってみて答えてみる。
- “this / that” の単数形と混同しないように注意する。
上記のポイントを押さえると、「These are ~」および「Those are ~」を使った文をスムーズに作成できるようになります。ぜひ、具体的な対象を指さしながら声に出して練習してみてください。
these/those+名詞
これらの/あれらの+名詞
以下では、「these/those+名詞」の文法的役割や用法を、より詳しく、わかりやすく解説します。
1. 「these/those」の基本的な意味と役割
- these は「これら」「これらの」という意味で、話し手が近くにある複数のものや人を指すときに使います。
- those は「あれら」「あれらの」という意味で、話し手から離れた、または文脈上で遠く感じる複数のものや人を指すときに使います。
いずれも、話し手と対象物の距離感(物理的な距離・心理的な距離)によって使い分けられます。
2. 「these/those + 名詞」の文法ルール
英語のデモンストレイティブ(指示語)としての these / those は、以下の特徴を持ちます。
「these / those」は形容詞のように、後ろに名詞を伴う形で使われることがあります。
- 例)
- these books (これらの本)
- those houses (あれらの家)
- these books (これらの本)
- 例)
「these / those」に続く名詞は、必ず複数形を取ります。
- 「this / that」の場合は名詞が単数形なのに対し、these / those では名詞が複数形となる点に注意しましょう。
- 例)
- this book → these books
- that house → those houses
- this book → these books
- 「this / that」の場合は名詞が単数形なのに対し、these / those では名詞が複数形となる点に注意しましょう。
3. 例文と使い分け
3-1. theseを使った例文
These flowers smell nice.
(これらの花は良い香りがする)
→ 花が話し手の近くにある、あるいは手元で見られる複数のものを指す。I bought these shoes yesterday.
(私は昨日これらの靴を買いました)
→ 靴が話し手の近くにある、または手元にあって実際に見たり触れたりできる状況を想定。
3-2. thoseを使った例文
Those mountains look beautiful from here.
(あれらの山々はここから見ると美しい)
→ 遠くに見える山々を指し、話し手との距離がある。Are those your keys on the table?
(テーブルの上にあるあれらの鍵はあなたのものですか?)
→ 鍵が少し離れた所にあり、話し手から距離があることを示唆。
4. ポイントまとめ
- these / those は単に「これら」「あれら」だけでなく、「これらの」「あれらの」という形容詞的意味を持つ。
- 必ず複数形の名詞と一緒に使う。
- these = 話し手の近くにある複数のもの、those = 話し手から離れた複数のもの という距離感の違いに注意。
このように、these / those は「指示語(デモンストレイティブ)」として用いられ、その後ろに続く名詞を複数形にする必要があります。文脈によっては心理的な“近い/遠い”感覚で使い分けられることもあるため、英作文や会話では場面をイメージしながら正しく使えるように意識してみましょう。
Please+don't+動詞
丁寧な否定命令文
「Please + don't + 動詞」の詳しい解説
「Please + don't + 動詞」は、「~しないでください」と相手に丁寧に依頼・お願いする形の否定命令文です。以下のポイントを押さえておくと理解が深まります。
基本形
- 「Please + don't + 動詞」
- 例文:
- Please don't go outside.
(外に出ないでください) - Please don't touch this button.
(このボタンに触らないでください)
- Please don't go outside.
- 「Please + don't + 動詞」
「please」の位置
- 「please」は文頭に置くことが一般的です。こうすることで、最初に「お願い」のニュアンスが伝わり、柔らかい印象になります。
- 例:
- Please don't open the door quietly.
(ドアを静かに開けないでください → ドアを開けてはいけません、という丁寧な依頼)
- Please don't open the door quietly.
- 「please」は文末に置いてもかまいません。文末に置く場合、やや控えめな丁寧さを添えるイメージになります。
- 例:
- Don't open the door quietly, please.
- Don't open the door quietly, please.
- 「please」は文頭に置くことが一般的です。こうすることで、最初に「お願い」のニュアンスが伝わり、柔らかい印象になります。
否定命令のニュアンス
- 「don't + 動詞」だけだと「~するな」という命令形で、きびしい口調と受け取られることがあります。
- そこに「please」を加えると、丁寧さや「お願いしている」というソフトなニュアンスが強まります。
- したがって、「please」の有無は、聞き手に与える印象を大きく左右します。
- 「don't + 動詞」だけだと「~するな」という命令形で、きびしい口調と受け取られることがあります。
類似・関連表現
- 「Please don't + 動詞」以外にも、「Would you mind not + 動詞のing形」などで柔らかい依頼表現を作ることができます。
- ただし、形式や丁寧さの度合いが異なるため、状況に応じて使い分ける必要があります。
- 「Please don't + 動詞」以外にも、「Would you mind not + 動詞のing形」などで柔らかい依頼表現を作ることができます。
上記のポイントを押さえれば、「Please + don't + 動詞」の丁寧な否定命令文を自然に活用できるようになります。相手に「してほしくないこと」を柔らかく伝えたいときには便利な表現です。
従属接続詞thatの省略(hope・know・think)
動詞の後で省略されやすい接続詞that
以下では、従属接続詞 that を省略するケースと省略できないケースについて、なるべく詳しく解説します。
1. 従属接続詞 that の基本的な役割
英語の文中で that は、主に以下のような役割を果たすときに用いられます。
- 名詞節を導く(例:「~ということ」)
- 形容詞節(関係代名詞節)を導く
※ 今回は1の「名詞節を導く」用法に注目します。
名詞節を導く that は、主に “hope,” “know,” “think,” “say,” “believe” などの動詞の後に置かれることが多いです。
2. that がしばしば省略される例
多くの場合、動詞の直後に続く that は省略できます。以下は典型的な例です。
I think (that) you are right.
(君が正しいと思うよ。)I hope (that) she will be happy.
(彼女が幸せになるといいな。)I know (that) he can solve the problem.
(彼ならその問題を解けると知っています。)
これらは会話やカジュアルな文脈で特によく見られる形です。
ただし、必ずしも「絶対に省略しなければならない」というわけではなく、文体や強調の度合い、フォーマルさなどによっては that を入れておくと文意が明確になり、誤解を防げる場合もあります。
3. 省略しないほうが良い場合
3-1. 受動態(受け身)の文
動詞が受け身(受動態)の形になっている場合、特に that をそのまま残しておくことが多いです。たとえば:
I was told that he became a policeman.
(彼は警察官になったと言われた。)
※ ここでは「I was told he became a policeman.」と書くことも可能ですが、情報をはっきり区切るために that を残すケースがよく見られます。It was believed that the Earth was flat.
(地球は平らだと信じられていた。)
※ この文でも that を省略して「It was believed the Earth was flat.」という書き方はできますが、フォーマルな文書では that を残す例が多いです。
3-2. 強調したい場合や誤解を避けたい場合
以下のように、文の区切りが曖昧になってしまう場合は that を省略しないほうが、読み手にとってわかりやすいです。
- He said yesterday that he would go there.
(昨日、彼はそこに行くと言った。)
「昨日どちらが言ったのか」「いつ行くと言ったのか」のような情報をはっきり伝えるために、あえて that を置いて区切りを示す場合があります。
4. まとめ
- that は主に「~ということ」を表す名詞節を導くときに用いられる。
- “hope,” “know,” “think,” “say,” “believe” などの動詞の直後では、日常的に that が省略されることが多い。
- 一方で、受動態(受け身)の文や強調したい場合、誤解を避けたい場合などでは that を残すことが多い。
- 文体のフォーマルさや文意の分かりやすさを考慮して、必要に応じて that を省略したり、残したりするようにすると良い。
このように、that の省略は必ずしもルール化されているわけではなく、文脈や書き手/話し手の意図によって使い分けられます。文意をより明確にしたい場合や、フォーマルな文書を書くときは that を残し、カジュアルな会話やリズムよく話したいときは省略するなど、場面や目的によって使い分けができるようになるとより自然な英語表現になります。
現在進行形
be動詞(現在形)+~ing
以下の解説は、現在進行形(Present Continuous Tense)の使い方や特徴をより詳しくまとめたものです。参考にしてみてください。
現在進行形とは
現在進行形は、「今まさに~しているところだ」という動作や状況を表すときに使われる時制です。具体的には「be動詞(am / are / is)+ 動詞の-ing形」で構成されます。
例:
He is running around the park now.
(彼は今、公園の周りを走っている。)
形の作り方
- 主語(I / you / he / she / it / we / they など)
- be動詞の現在形(am, are, is)
- 動詞の-ing形(running, playing, studying など)
例:
- I am studying. (私は勉強しています。)
- We are playing soccer. (私たちはサッカーをしています。)
- She is reading a book. (彼女は本を読んでいます。)
時制が変わる場合
過去進行形
「過去のある時点で、動作が進行中だった」ことを表すときには、be動詞を過去形のwasやwereに変えます。動詞の-ing形はそのままです。
例:
- He was running around the park yesterday at 5 p.m.
(彼は昨日の午後5時、公園の周りを走っていました。)
未来進行形
「これから先のある時点で、動作が進行中であるだろう」という場合は、will be + 動詞の-ing形を使います。
例:
- I will be studying at this time tomorrow.
(私は明日の今ごろ、勉強をしているでしょう。)
現在形との違い
- 現在形(Present Simple):「普段の習慣や事実」を表す。
例:He runs around the park every morning. (彼は毎朝、公園の周りを走ります。) - 現在進行形(Present Continuous):「今まさに進行している動作」を表す。
例:He is running around the park now. (彼は今、公園の周りを走っています。)
同じ動詞「run」を使っても、時制によって意味合いが変わるので注意しましょう。
よくある間違いに注意
- be動詞を忘れる
- 誤:He running around the park now.
- 正:He is running around the park now.
- 誤:He running around the park now.
- -ing形のスペルミス
- run → running(nを2つにする)
- write → writing(eを落とす)
- swim → swimming(mを2つにする)
- run → running(nを2つにする)
これらのスペルルールにも気をつけながら作文すると、より正確な文章を作ることができます。
まとめ
- 現在進行形は「今~している」動作や状態を表す。
- 構成:be動詞(am / are / is)+ 動詞の-ing形。
- 時制の変化ではbe動詞だけを変化させ、動詞の-ing形は変わらない。
- 習慣・事実を表す場合は現在形、今進行中の動作を表す場合は現在進行形と使い分ける。
現在進行形を正しく使いこなすことで、英語で「今していること」をより正確に伝えられます!
過去形 (be動詞)
be動詞の過去形=wasとwere
過去形 (be動詞) とは?
英語のbe動詞(am, is, are)は、過去の出来事や状態を表すときに “was” と “were” に変化します。このとき、主語によって使い分けが決まるので、以下のルールを覚えておきましょう。
was を使う場合
- 主語が単数のとき
例: I, he, she, it, 単数名詞など - 例文:
- “He is young.” → “He was young.”
(彼は若いです → 彼は若かったです)
- “He is young.” → “He was young.”
were を使う場合
- 主語が複数のとき
例: we, you, they, 複数名詞など
※ “you” は単数・複数どちらにも使われますが、過去形では “were” を使います。 - 例文:
- “They are happy.” → “They were happy.”
(彼らは幸せです → 彼らは幸せでした)
- “They are happy.” → “They were happy.”
否定文の作り方
過去形のbe動詞を使った否定文は、以下のように “not” を入れます。
- was → was not (省略形: wasn’t)
例: “I was not there.” (私はそこにいませんでした) - were → were not (省略形: weren’t)
例: “They were not busy.” (彼らは忙しくありませんでした)
疑問文の作り方
過去形のbe動詞を使った疑問文は、文頭に “was” または “were” を置きます。
- “Was he tired?” (彼は疲れていましたか?)
- “Were you at home last night?” (昨夜は家にいましたか?)
答え方は、同じbe動詞を使って答えます。
- “Yes, he was.” / “No, he wasn’t.”
- “Yes, I was.” / “No, I wasn’t.” など
まとめ
- 現在のbe動詞 (am, is, are) は、過去形で “was / were” に変わる。
- 主語が「単数(例: I, he, she, it)」なら “was”、主語が「複数(例: we, you, they)」なら “were”。
- 否定文を作るときは “was not” (wasn’t) / “were not” (weren’t) を用いる。
- 疑問文を作るときは、文頭に “was” または “were” を置く。
これらの基本ルールをしっかりと押さえておけば、過去形のbe動詞を使った文章をスムーズに作ることができます。
過去形 (一般動詞)
一般動詞の過去形は語尾にed
以下では、一般動詞の過去形を作る際の基本的なルールと、よくある例外を分かりやすく解説します。
一般的なルール
語尾に「-ed」を付ける
ほとんどの規則動詞(regular verbs)は、動詞の原形に「-ed」を付けるだけで過去形になります。- 例: play → played, open → opened
語尾が “e” で終わる動詞は「-d」だけ付ける
動詞がすでに “e” で終わっている場合は、「-ed」ではなく「-d」を付けます。- 例: like → liked, share → shared
子音字 + “y” で終わる動詞は “y” を “i” に変えて「-ed」
動詞が子音字 + “y” の形で終わるときは、“y” を “i” に変えてから「-ed」を付けます。- 例: study → studied, carry → carried
ただし、母音 + “y” の場合(play, stay など)はふつうに「-ed」を付けます。 - 例: play → played, stay → stayed
- 例: study → studied, carry → carried
短母音 + 子音字で終わる動詞は子音字を重ねてから「-ed」
動詞の最後の文字が短母音(例: a, e, i, o, u の短い音)+ 子音字になっている場合は、その子音字を重ねてから「-ed」を付けることが多いです。- 例: stop → stopped, plan → planned
例外・不規則動詞
原形と同じ形を取るもの
動詞によっては、過去形でも形が変わらないものがあります。- 例: cut → cut, hit → hit
まったく異なる形を取るもの
不規則動詞(irregular verbs)の中には、過去形がまったく別の形になるものがあります。- 例: go → went, see → saw, eat → ate
これらの不規則動詞は規則が少ないため、最初に一覧で少しずつ暗記しながら使い慣れていくことがおすすめです。
学習のポイント
- まずは「-ed」の付け方や「-d」「-ed」「-ied」のスペルの変化をしっかり理解しましょう。
- 続いて、初級~中級レベルでよく使う不規則動詞をリストで覚え、読んだり書いたり話したりするときに積極的に使ってみるのが効果的です。
- 文法書や辞書には必ず不規則動詞表があるので、参照して頻度の高い動詞を中心に確認すると良いでしょう。
上記のルールを踏まえつつ、例外や不規則動詞はまとめて覚えるようにすると効率的です。特に英作文や会話の練習をする際には、過去形の動詞を意識的に使ってみて定着を図りましょう。
未来形
未外形はwillやbe going to~
以下では、英語の「未来形」について、例文を交えながら詳しく、わかりやすく解説します。
1. 未来表現の代表的な形
英語で未来のことを表す場合、主に以下の2つが代表的な形です。
- will + 動詞の原形
- be going to + 動詞の原形
どちらも「~するつもりだ」「~する予定だ」という未来を表す意味を持ちますが、使い方やニュアンスにわずかな違いがあります。
2. will + 動詞の原形
2-1. パターン
- 主語 + will + 動詞の原形
2-2. 用法
- 即時の決定や予測
その場で思いついたことや突然の決定を表すときによく使われます。
例:
- “I forgot my umbrella. I will go and get it.”
(傘を忘れた。取ってくるよ。)
- “I forgot my umbrella. I will go and get it.”
- 予測
起こるかどうか確実ではないけれど、「~だろう」と予測するときにも用いられます。
例:
- “It will probably rain tomorrow.”
(明日はたぶん雨が降るだろう。)
- “It will probably rain tomorrow.”
3. be going to + 動詞の原形
3-1. パターン
- 主語 + be + going to + 動詞の原形
3-2. 用法
- 計画や準備をすでにしている未来
すでにそのつもりでいることや、前もって決まっている予定を表します。
例:
- “I am going to visit my grandparents next month.”
(来月、祖父母を訪問するつもりです。)
- “I am going to visit my grandparents next month.”
- 強い根拠に基づいた予測
「今の状況から見て、こうなりそうだ」というとき、be going to を使うとより確実な感じを与えます。
例:
- “Look at those dark clouds! It’s going to rain soon.”
(あの黒い雲を見て! すぐに雨が降りそうだよ。)
- “Look at those dark clouds! It’s going to rain soon.”
4. 例文の比較
それでは、2つの表現の違いを例文で比較してみましょう。
will
- “I think I will buy a new phone.”
(新しいスマートフォンを買おうかな。/買うことを今決めたニュアンス。)
- “I think I will buy a new phone.”
be going to
- “I am going to buy a new phone next week.”
(来週、新しいスマートフォンを買うつもりです。/前からそう決めているニュアンス。)
- “I am going to buy a new phone next week.”
5. その他の未来表現
英語では、will や be going to 以外にも以下のような形で未来を表すことがあります。
現在進行形 (be + 動詞のing)
- 近い未来の予定や確定しているスケジュールを表すときに使われます。
- 例:
- “I am meeting Tom at the station tomorrow.”
(明日、駅でトムに会う予定です。)
- “I am meeting Tom at the station tomorrow.”
- 近い未来の予定や確定しているスケジュールを表すときに使われます。
現在形 (動詞の原形)+時を表す副詞節(主に時刻表など確定スケジュール)
- 交通機関の時刻や行事のスケジュールなど、確定した動きを指す場合に用いられます。
- 例:
- “The train leaves at 9 a.m. tomorrow.”
(電車は明日の午前9時に出発します。)
- “The train leaves at 9 a.m. tomorrow.”
- 交通機関の時刻や行事のスケジュールなど、確定した動きを指す場合に用いられます。
6. まとめ
- will + 動詞の原形
思いつき・予測・即時の決定を表す。 - be going to + 動詞の原形
事前に計画された未来や確実性の高い予測を表す。 - 他に 現在進行形 や 現在形 で未来の予定や確定スケジュールを表す表現もある。
未来表現は、文脈や話し手がどう未来を捉えているかによって使い分けることがポイントです。
例文
- “She is going to go abroad next month.”
(彼女は来月、海外へ行く予定です。)
→ 既に計画されているニュアンスを強調。
always/usually/often/sometimes/hardly/never
頻度を表す副詞
頻度を表す副詞 (always / usually / often / sometimes / hardly / never) の使い方
英語で「いつも」「ふだん」「しばしば」「ときどき」「ほとんど~ない」「決して~ない」など、物事がどのくらいの頻度で起こるかを表す副詞を頻度副詞と呼びます。主なものには、以下があります。
- always(いつも)
- usually / often(たいてい / しばしば)
- sometimes(ときどき)
- hardly(ほとんど~ない)※「hardly ever」で「めったに~ない」とも言えます。
- never(決して~ない)
位置の基本ルール
1. 一般動詞がある文の場合
- 主語 + 頻度副詞 + 一般動詞
例:He sometimes goes to the library.
(彼は時々図書館へ行きます。)
2. be動詞がある文の場合
- 主語 + be動詞 + 頻度副詞
例:He is usually a nice person.
(彼はたいてい良い人です。)
3. 助動詞(can, will, mustなど)がある文の場合
- 主語 + 助動詞 + 頻度副詞 + 動詞の原形
例:He can never understand this problem.
(彼はこの問題を決して理解できません。)
「hardly」や「never」の注意点
- hardly は「ほとんど~ない」を意味し、否定的な意味を含みますが、never ほど強くはありません。
例:I hardly see him these days.(最近はほとんど彼を見かけません。) - never は「決して~ない」を表し、強い否定の意味を持ちます。文をすでに否定形にするため、ふつう never の後に「not」を重ねて使うことはありません。
例:I never play the piano.(私は決してピアノを弾きません。)
例文まとめ
always
- I always get up at six.
(私はいつも6時に起きます。)
- I always get up at six.
usually
- They usually have dinner at home.
(彼らはたいてい家で夕食をとります。)
- They usually have dinner at home.
often
- We often go shopping on weekends.
(私たちは週末によく買い物へ行きます。)
- We often go shopping on weekends.
sometimes
- She sometimes forgets her umbrella.
(彼女はときどき傘を忘れます。)
- She sometimes forgets her umbrella.
hardly / hardly ever
- I hardly (ever) watch TV.
(私はめったにテレビを見ません。)
- I hardly (ever) watch TV.
never
- He never smokes.
(彼は決してたばこを吸いません。)
- He never smokes.
まとめ
- 頻度を表す副詞は、一般動詞の前、be動詞の後ろ、助動詞の後ろに置くのが基本的なルールです。
- hardly や never はそれ自体が否定的な意味なので、追加で “not” などを使わないように注意してください。
- 例文を書いてみたり、音読してみると位置関係やニュアンスの違いに慣れることができます。
ぜひ参考にして練習してみてください。
動詞-ing
動詞にingを付けて動名詞か分詞に
以下の文章は、「動詞に -ing を付けた場合、動名詞 (gerund) と現在分詞 (present participle) の2つの使い方がある」というポイントについて、もう少し詳しく・わかりやすくした解説例です。ぜひ参考にしてみてください。
動詞 + -ing の2つの使い方
英語の動詞は、語尾に -ing を付けることで、
- 名詞の役割をする「動名詞 (gerund)」
- 形容詞や動作の状態を表す「現在分詞 (present participle)」
の2つの形に変化します。見かけは同じ「動詞+ -ing」ですが、文の中でどのように機能しているかによって「動名詞」か「現在分詞」かが決まります。
1. 動名詞 (Gerund)
動名詞とは?
- 「動名詞」は、動詞に -ing をつけて 名詞の働き を持たせた形です。
- 「~すること」と訳すことが多く、「主語」や「目的語」など、名詞が入る場所に置かれます。
動名詞の主な役割
文の主語になる
例:- Watching baseball is fun.
→ 「野球を見ることは楽しい。」
(動名詞 “watching baseball” が文の主語)
- Watching baseball is fun.
文の動詞の目的語になる
例:- I enjoy playing tennis.
→ 「私はテニスをすることを楽しみます。」
(enjoy の目的語として “playing tennis” が使われている)
- I enjoy playing tennis.
前置詞の目的語になる
例:- I’m interested in learning English.
→ 「私は英語を学ぶことに興味があります。」
(前置詞 in の目的語として “learning English” が使われている)
- I’m interested in learning English.
よくある動名詞をとる動詞・表現
- enjoy, finish, avoid, practice, keep, mind, consider, suggest, recommend, look forward to など
2. 現在分詞 (Present Participle)
現在分詞とは?
- 「現在分詞」は、動詞に -ing をつけて 形容詞や動作の状態 を表す形です。
- そのため「人や物の状態・様子」を修飾したり、進行形 (be + -ing) の一部として使われたりします。
- 多くの場合、「~している」というニュアンスで訳すとわかりやすいです。
現在分詞の主な役割
名詞を修飾する形容詞的用法
例:- I saw a man cleaning the room.
→ 「(私は)部屋を掃除している男性を見ました。」
(man に対して現在分詞 “cleaning the room” がどんな男性かを説明)
- I saw a man cleaning the room.
進行形として使われる
例:- I am studying now.
→ 「私は今、勉強しています。」
(be動詞 + studying(現在分詞) で「~している最中だ」という進行形を表す)
- I am studying now.
分詞構文として文を短くつなぐ
例:- Walking down the street, I met my friend.
→ 「通りを歩いていたら、友だちに会った。」
(「歩きながら(通りを歩きつつ)」という意味で、主節に付け加えて状況を説明)
- Walking down the street, I met my friend.
注意ポイント
- 現在分詞は形容詞的・副詞的役割をすることが多いですが、「主語や目的語になれる」のは名詞の役割を持つ「動名詞」です。
- どちらか見分けにくい場合は、「文の要素として主語や目的語になっているか (→ 動名詞)」「名詞や文全体を修飾しているか (→ 現在分詞)」で判断しましょう。
見分け方のまとめ
- 名詞の場所にあるかどうか?
- 動名詞 → 主語や目的語、前置詞の後ろなど (名詞の働き)
- 名詞を修飾したり、進行形を作ったり、分詞構文になっているか?
- 現在分詞 → 形容詞的・副詞的に名詞や文を修飾する
例文で再確認
動名詞 (gerund) の例
- “Playing soccer is fun.” → 「サッカーをすることは楽しい。」
(playing soccer が主語) - “I like swimming.” → 「私は泳ぐのが好きです。」
(swimming が like の目的語)
- “Playing soccer is fun.” → 「サッカーをすることは楽しい。」
現在分詞 (present participle) の例
- “Look at that sleeping cat.” → 「あの眠っている猫を見て。」
(cat を修飾する現在分詞 sleeping) - “They are talking happily.” → 「彼らは楽しそうに話しています。」
(be動詞 + talking(現在分詞) で進行形)
- “Look at that sleeping cat.” → 「あの眠っている猫を見て。」
上記のように -ing 形には2つの働きがあるため、文の中でどのように機能しているかを見極めることがとても大切です。まずは「動名詞は名詞扱い」「現在分詞は形容詞や副詞的に働く」と押さえておくと、英文が読みやすくなり、文法問題にも対処しやすくなります。