文法(256)

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A1.1-A2.2

前置詞

名詞(代名詞)の前に置く品詞

これとあれの中から選んで下さい。

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以下の文章は、「前置詞」の定義や特徴をより詳しく解説したものです。ぜひ参考にしてください。


前置詞(Prepositions)とは

前置詞とは、名詞や代名詞の直前に置いて、文中のほかの要素との関係を示す語のことです。主に「場所」「時間」「方向」「手段」「原因」など、多岐にわたる意味や役割を持ちます。英語の文をスムーズに理解・作成するためには、前置詞の使い方をイメージとともに覚えておくことが大切です。


  • “in” 「~の中に(場所)」、「~(時間)に」

  • “on” 「~の上に(場所)」、「~(曜日・特定の日)に」

  • “at” 「~に(場所・一点の位置)」、「~(時刻)に」

  • “by” 「~のそばに(場所)」、「~までに(期限)」

  • “for” 「~のために(目的)」、 「~の間(期間)」

  • “with” 「~と一緒に(同伴)」、「~を使って(手段)」


なぜ前置詞が重要なのか


  1. 文の意味関係を明確にする

    前置詞があるからこそ、「場所」「手段」「時間」「方向」などの文脈を正しく表現できます。例えば “I go to school.” と “I go from school.” では“to”と“from”の違いによって「行き先なのか、出発地なのか」が明確になります。


  2. 使い分けによる意味の変化

    同じ動詞でも前置詞が変わると文全体の意味が大きく変わります。たとえば “look for” は「探す」、 “look after” は「世話をする」となり、前置詞の違いで動詞の意味が変わってしまいます。


  3. ネイティブの感覚を知る鍵

    一見すると使い分けが複雑に思える英語の前置詞ですが、それぞれに持つコアイメージを理解すると、ネイティブの感覚をつかみやすくなります。たとえば “in” は「包み込むイメージ」、「on” は「接触しているイメージ」、「at” は「一点に集中しているイメージ」などをもとに覚えると、文脈に合わせて選びやすくなります。



前置詞を学ぶコツ


  1. コアイメージをつかむ

    単に丸暗記するのではなく、「in は中にある」「on は上に接触している」「at は一点」など、前置詞固有のイメージを頭に入れて学ぶと、いろいろな場面で使いやすくなります。


  2. 例文をたくさん読む・作る

    前置詞は単語帳で覚えるだけではなく、例文で具体的に使われているところを見ることも大切です。自分でも例文を作ると理解が深まり、自然に使えるようになります。


  3. シチュエーションに応じて使い分ける

    例えば「場所」を表す場合でも、建物の外にいるのか、中にいるのか、表面に触れているのか、といったふうに状況を意識して使い分けることで、より正確な表現ができます。



まとめ


  • 前置詞は名詞(または代名詞)の前に置かれ、文中のほかの要素との関係を示す重要な品詞です。

  • 「場所」「時間」「方向」「手段」「原因」など、さまざまな関係を表すために多彩な前置詞が使われます。

  • それぞれの前置詞にはコアイメージが存在するので、イメージをつかんで学習すると使いやすくなります。

前置詞を正しく使えるようになると、より自然で意味のはっきりした英語表現ができるようになります。例文を取り入れながら、ぜひコアイメージを意識して学習を進めてみてください。

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A1.1-A2.2

文型: 主語+動詞

第一文型

直子さんは泳ぎます。

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第一文型: 主語 + 動詞

第一文型は、文の基本的な構造の一つで、「主語(Subject)+ 動詞(Verb)」で成り立つ文型です。ここで使われる動詞は、目的語を必要としない自動詞 (intransitive verb)に限られます。

特徴


  1. 目的語をとらない

    主語が行う動作や状態を示すのに十分であり、追加で何かを「~する相手」や「~されるもの」を必要としません。


  2. 動詞が自動詞

    自動詞とは、その動詞だけで意味が完結する動詞のことです。目的語をとらなくても文として成立します。


例文


  • I swim.


    • 「私が泳ぐ」

    • 主語:I(私)、動詞:swim(泳ぐ)

    • 自動詞の swim は「泳ぐ行為」を表しており、ほかに目的語を伴わなくても文が成り立ちます。


  • He runs.


    • 「彼は走る」

    • 主語:He(彼)、動詞:runs(走る)

    • 自動詞の run は「走る行為」を表し、目的語を必要としません。


  • Birds fly.


    • 「鳥は飛ぶ」

    • 主語:Birds(鳥)、動詞:fly(飛ぶ)

    • 自動詞の fly は「飛ぶ行為」を表し、目的語をとりません。


補足情報


  • 副詞や修飾語で情報を追加する

    第一文型の文は目的語をとらない分、必要に応じて副詞や「場所・時間」を示す表現を加えて詳しく描写できます。例えば、


    • “I swim in the pool every morning.”(私は毎朝プールで泳ぎます)

    • この場合も依然として「主語 + 動詞」の構造が中心となり、追加情報として「場所(in the pool)」や「時(every morning)」が加わっています。


  • 第一文型を理解する意義

    英文法の基本である「五文型」の理解は、英語の構文を正しく使いこなす上でとても重要です。特に第一文型は簡潔な分だけ紛らわしさが少なく、英語学習の入り口として学習しやすい文型です。


第一文型を正しく身につけることは、英語の文章をシンプルに組み立てる第一歩になります。目的語を必要としない動詞(自動詞)に注目して、まずは短い文から慣れていきましょう。

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A1.1-A2.2

文型: 主語+動詞+目的語

第三文型

私はサッカーをすることが出来ます。

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以下では、「主語 + 動詞 + 目的語」で構成される文型について、なるべく詳しく解説します。


「主語 + 動詞 + 目的語」の文型とは

この文型は、英語で最もよく見られる文型の一つで、英語の文法書などでは “SVO” (Subject + Verb + Object) と表されることが多いです。ここでの動詞は「他動詞」とよばれ、必ず動作の対象となる「目的語」をとります。

主語(Subject)

文の主体を示し、「誰が」「何が」という情報を伝えます。英語では、主語は名詞や代名詞、名詞句などで表されることがほとんどです。

例:


  • I (私)

  • My sister (私の姉/妹)

  • The teacher (その先生)

動詞(Verb)

「どのような動作をするか」を示します。この文型で使われる動詞は「他動詞」であり、目的語がなければ文が完全な意味をなさない点が特徴です。

例:


  • know (知っている)

  • read (読む)

  • like (好む)

目的語(Object)

動詞の動作の対象となる語です。多くの場合、名詞や代名詞が目的語として使われます。

例:


  • him (彼を/彼に)

  • a book (本を)

  • dogs (犬を)


例文で確認


  • I know him.


    • I (主語) + know (動詞) + him (目的語)

    • 「私は彼を知っています。」という意味になります。「know」は他動詞のため、「誰を知っているのか」を目的語で示しています。


  • She reads a book.


    • She (主語) + reads (動詞) + a book (目的語)

    • 「彼女は本を読みます。」になり、「read」も他動詞なので「何を読むのか」を目的語が示します。


  • They like dogs.


    • They (主語) + like (動詞) + dogs (目的語)

    • 「彼らは犬が好きです。」の意味で、「like」は「何を好きなのか」を目的語によって明確に伝えています。



ポイントまとめ


  1. 動詞が他動詞: 目的語がなければ文が成立しない。

  2. 目的語の位置: 英語では、基本的に動詞の直後に目的語が続く。

  3. 自動詞との違い: 自動詞は目的語を必要としない(SVの形をとる)ため、見分ける際には辞書などで他動詞か自動詞かを確認するとよい。

この文型は、会話や文章で「誰が」「何をしたのか」をはっきりと表す基本的な形です。英語を理解・運用するうえで、最もよく使う文型の一つなので、しっかり押さえておくと便利です。

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A1.1-A2.2

WH-疑問文: How ...?

疑問詞howで始まる疑問文

どうしたらこの問題を解決できますか?

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以下では「WH-疑問文: How ...?」について、より詳しく、わかりやすく解説します。


1. 「How」とは?

「how」は「どのようにして」「どのような状態で」「どんな風に」という意味を持つ疑問詞です。例えば、相手の行動や状態、その方法などを尋ねる際に使われます。疑問詞には「what」「which」「when」「where」など“wh”で始まる言葉が多いですが、「how」も同じように疑問文を作る際に用いられます。

例文


  • How do you study English?

    (どのように英語を勉強していますか?)

  • How does this machine work?

    (この機械はどのように動くのですか?)

上記の例のように、疑問詞「how」は動詞(study、work)と組み合わせて、方法や手段を尋ねることが多いのが特徴です。


2. 「How」と形容詞・副詞との組み合わせ

「how」は形容詞や副詞とも結びつき、「どのくらい~か」を尋ねる表現として使われます。以下に代表的なパターンを示します。


  1. How + 形容詞(または副詞)

    例:


    • How big is your house?

      (あなたの家はどのくらい大きいですか?)

    • How fast can you run?

      (どのくらい速く走ることができますか?)


  2. How much + 名詞

    「どのくらい多い(量)」を尋ねる場合に用います。不可算名詞(量を数えられない名詞)と組み合わされることが多いです。

    例:


    • How much water do you drink in a day?

      (1日にどのくらい水を飲みますか?)

    • How much time do we have?

      (どのくらい時間がありますか?)


  3. How many + 名詞

    「どのくらい多く(数)」を尋ねる場合に用います。可算名詞(数えられる名詞)と組み合わされます。

    例:


    • How many books do you read a month?

      (1か月にどのくらい本を読みますか?)

    • How many students are there in your class?

      (あなたのクラスには何人の生徒がいますか?)


  4. How far + 距離や程度を表す言葉

    「どのくらい遠い」「どれほどの距離か」を尋ねるパターンです。

    例:


    • How far is it from here to the station?

      (ここから駅までどのくらいの距離がありますか?)

    • How far can you throw the ball?

      (どのくらい遠くまでボールを投げられますか?)


  5. How long + 時間を表す言葉

    「どのくらいの期間」や「どのくらいの長さ」を尋ねるときにも使われます。

    例:


    • How long will you stay in Tokyo?

      (東京にはどのくらいの期間滞在する予定ですか?)

    • How long is this bridge?

      (この橋はどのくらいの長さですか?)



3. 「How」の疑問文の作り方

通常、「how」の疑問文を作るときは以下の形が一般的です。


  1. How + (形容詞 / 副詞 / much / many / far / long) + (主語) + (動詞) + ...?

  2. 直接「How + 動詞 + 主語 + ...?」という形で使うこともあります。

例文


  • How do you study English?

  • How does she go to school every day?

助動詞(do, does, did など)やbe動詞(is, are, was, were など)を適切に使い、主語や動詞を続け、最後に残りの情報(目的語など)を置くのが基本です。


4. 「How」を使うときのポイント


  1. 具体的な情報を求める場合は形容詞や副詞を活用する

    ただ「どんなふうに」と尋ねるだけでなく、「How long」「How far」「How much」「How many」などを使うことで、相手により具体的な答えを求めることができます。


  2. 不可算名詞と可算名詞

    「How much」は不可算名詞(例えば“water”“money”“time”など)、「How many」は可算名詞(例えば“books”“people”“hours”)と組み合わせる違いに注意します。


  3. 文脈に合った疑問文を使う

    「どのくらいの期間」を尋ねたい時には「How long」を使うように、文脈に合わせた表現を選ぶことが重要です。



5. まとめ

「How」は単に「どのようにして」という意味だけでなく、さまざまな形容詞や副詞と組み合わせて「どのくらい~か」という度合いを尋ねることができる便利な疑問詞です。上手に使い分けることで、英語で質問するときの表現の幅が広がります。ぜひ、会話や文章で積極的に活用してみましょう。

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A1.1-A2.2

to+動詞の原形 (不定詞)

to不定詞の後は、必ず原形で

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以下では、「to + 動詞の原形(不定詞)」がどのように使われるかを、なるべく詳しく解説します。


1. 不定詞(to + 動詞の原形)とは?

不定詞は、動詞の前に “to” を付けて「to + 動詞の原形」の形で用いられます。文中で名詞のように使われたり、形容詞的・副詞的に使われたりと、さまざまな役割を果たします。


2. 基本的な訳し方

不定詞の代表的な訳し方として、以下の3つがよく挙げられます。


  1. 名詞的用法:「~すること」

    例:To study English is important.

    (英語を勉強することは大切だ)


  2. 形容詞的用法:「~するための」

    例:I have something to say.

    (私には言うべきことがあります)

    → 「something」に対して「言うための」と説明を加えている


  3. 副詞的用法:「~するために」

    例:I went to the library to study.

    (勉強するために図書館へ行きました)

    → 「行った理由・目的」を表す



3. 文中での位置と役割

(1) 主語になる場合(名詞的用法)

不定詞が文の主語として使われるときは、文頭に置かれることが多いです。

例:To travel abroad was her dream.

(海外旅行をすることが彼女の夢でした)

ただし、不定詞を主語として使うと文頭が長くなるため、形式主語構文(It~ to不定詞)を用いることもよくあります。

例:It was her dream to travel abroad.

(海外旅行をすることが彼女の夢でした)

(2) 目的語になる場合(名詞的用法)

主語だけでなく、「~すること」が動詞の目的語になることもあります。

例:She decided to study harder.

(彼女はもっと一生懸命勉強することを決めた)

ここでも、「decide」のあとに「~すること」という内容を補う働きをしています。


4. 不定詞が形容詞や副詞の役割をする場合

(1) 形容詞的用法

名詞を詳しく説明するときに不定詞が使われます。

例:I have a lot of homework to do.

(やるべき宿題がたくさんある)

→ 「a lot of homework」に対して「to do(やるべき)」と言うことで、どんな宿題なのかを説明している

(2) 副詞的用法

目的・原因・結果などを説明するときに不定詞が使われます。


  • 目的を表す場合

    例:I worked hard to save money.

    (お金を貯めるために熱心に働いた)

  • 感情の原因を表す場合

    例:I was surprised to hear the news.

    (その知らせを聞いて驚いた)

  • 結果を表す場合

    例:He grew up to be a great artist.

    (彼は成長してすばらしい芸術家になった)

副詞的用法は文全体に「どうしてその行為をしたのか」「結果的にどうなったのか」という意味を付け加える点が特徴です。


5. まとめ


  • 不定詞(to + 動詞の原形)は、名詞の役割(~すること)、形容詞の役割(~するための)、副詞の役割(~するために)を担うことができます。

  • 文の主語や目的語にもなり、英語の文を構成する上で非常に重要な要素です。

  • 形容詞的用法なら名詞を修飾し、副詞的用法なら目的や理由、結果などを表す際に使われます。

これらを押さえておくと、不定詞が出るたびに「どんな働きをしているのかな?」と考えながら読み書きできるようになり、英文の理解が深まります。

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A1.1-B1.2

very/really/absolutely/completely/extremely/rather/pretty/quite/slightly/a bit/etc.

文章を豊かにする副詞

私はとても興奮していて、コンサートを本当に楽しみにしています。そして、私の大好きなバンドを見るのが待ちきれません。

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以下では、「very」「really」「absolutely」「completely」「extremely」「rather」「pretty」「quite」「slightly」「a bit」などの副詞(intensifiers あるいは程度を表す副詞)について、なるべく詳しく、わかりやすく解説します。


副詞(Adverbs)の役割

副詞は「動詞・形容詞・他の副詞・文全体」などを修飾し、意味を補足・強調する役割があります。例えば、下記の例を見てみましょう。


  • I swim.(私は泳ぎます)

  • I swim fast.(私は速く泳ぎます)

「fast」を加えることで、どのように泳ぐのかを具体的に示しています。このように、副詞は「どのように?」を含む情報を追加して、文を豊かにします。


程度を表す副詞(Intensifiers)

「very/really/absolutely/completely/extremely/rather/pretty/quite/slightly/a bit」などは、形容詞や副詞を修飾して、その程度を強めたり弱めたりする機能を果たします。これらは「強調」をするためにしばしば使われるので、“intensifiers”とも呼ばれます。

1. very / really


  • 「very」は「とても」「非常に」という意味の定番の強調表現です。比較的幅広い文脈で使用できます。

    例:I am very tired.(私はとても疲れている)


  • 「really」は「ほんとうに」「すごく」といった意味で、口語的に強調したいときによく使われます。

    例:It’s really cold today.(今日はすごく寒い)


2. absolutely / completely


  • 「absolutely」「completely」は「完全に」「まったく」「一切合切」というニュアンスがあり、程度をかなり強く示したいときに使われます。


    • 「absolutely」は、主に“extreme adjectives”(例:amazing, terrible, impossible, exhaustedなど)と相性が良いとされます。

      例:It’s absolutely impossible.(それは完全に不可能だ)

    • 「completely」は、何かを「すっかり」「完全に」というニュアンスで強調したいときに使われます。

      例:I’m completely exhausted.(私は完全に疲れ切っている)


3. extremely


  • 「extremely」は「極度に」「非常に」といった強い度合いを示します。「very」よりも少し強めたいときなどに適しています。

    例:He is extremely busy today.(彼は今日、ものすごく忙しい)

4. rather / pretty / quite


  • 「rather」は「やや」「かなり」といった意味で、少しネガティブ、または意外性のニュアンスを含む場合があります。

    例:It’s rather chilly this morning.(今朝はかなり肌寒い)

  • 「pretty」は口語的で、「かなり」「結構」といった意味でよく使われます。

    例:That’s pretty good!(それ、けっこういいね!)

  • 「quite」は、文脈や話者の意図によって「かなり」または「完全に」というニュアンスが変わります。イギリス英語とアメリカ英語で微妙に使い方のニュアンスが異なることもあります。

    例:It’s quite interesting.(それはかなり面白い)

5. slightly / a bit


  • 「slightly」「a bit」は「少し」「ちょっと」「わずかに」といった低い程度を表現する副詞です。


    • 「slightly」は文書やフォーマルな表現でも使いやすいです。

      例:I’m slightly nervous.(私は少し緊張している)

    • 「a bit」はより口語的・カジュアルです。

      例:I’m a bit tired.(ちょっと疲れた)



使い方の例


  1. 形容詞を強調する場合


    • He is very tall.(彼はとても背が高い)

    • She is absolutely amazing.(彼女は本当に素晴らしい)

    • It was rather boring.(それはかなり退屈だった)


  2. 副詞を強調する場合


    • I run very fast.(私はとても速く走る)

    • She spoke quite clearly.(彼女はかなりはっきりと話した)


  3. 文全体の強調・ニュアンスの変更


    • Quite frankly, I don’t agree.(率直に言うと、私は賛成できません)

    • Seriously, you need to see this movie.(本当に、この映画は観るべきだよ)



まとめ


  • 副詞は「動詞の動作」や「形容詞の程度」「他の副詞の程度」「文全体」を修飾する機能があります。

  • 「very」「really」「absolutely」「completely」「extremely」「rather」「pretty」「quite」「slightly」「a bit」などの程度を表す副詞(intensifiers)は、形容詞や副詞に付加して、その程度を強めたり弱めたりする役割を果たします。

  • 使われる語によって強調の度合いが変わるため、自分の意図する強さにあわせて言葉を選ぶことが大切です。

これらを踏まえて英語を読む・書く際には、状況や文脈に合った副詞を上手に使って、より正確にニュアンスを伝えられるようにしてみましょう。

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A1.1-B1.2

WH-疑問文: How+形容詞/副詞 ...?

「どのくらい~な(に)」を表すHow+形容詞/副詞

ニューヨークまでどのくらい遠いですか。

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以下では、疑問詞「how」を形容詞や副詞と組み合わせる「How + 形容詞/副詞...?」というパターンについて、より詳しく、わかりやすく説明します。


1. 疑問詞「how」の基本的な意味


  • how は「どのように」「どうやって」を尋ねる疑問詞です。

    例)


    • How do you go to school?

      →「どのように学校へ行きますか?」(交通手段を尋ねる)


  • しかし、how はさまざまな形容詞や副詞と組み合わせても使われ、程度や頻度、時間、距離などを尋ねる表現を作ることができます。



2. 「How + 形容詞/副詞」の主なパターン

(1) 程度を尋ねる

































結びつく形容詞など 意味 例文
how tall どのくらいの高さ (身長) How tall are you? (あなたの身長はどのくらいですか?)
how old どのくらいの年齢 How old is your sister? (あなたの妹は何歳ですか?)
how big どのくらい大きい How big is your house? (あなたの家はどのくらい大きいですか?)
how long どのくらいの長さ How long is this rope? (このロープはどのくらいの長さですか?)
how deep どのくらい深い How deep is this lake? (この湖はどのくらいの深さですか?)

形容詞を使うことで、大きさ・長さ・年齢など「どのくらいの程度か」を尋ねる表現になります。

(2) 頻度・回数を尋ねる


















結びつく副詞 意味 例文
how often どのくらいの頻度で How often do you study English? (どのくらいの頻度で英語を勉強しますか?)
how frequently 同上 How frequently do you check your email? (どのくらいの頻度であなたはメールをチェックしますか?)

副詞を使うことで、「どのくらいの回数・頻度か」を尋ねる表現ができます。

(3) 時間や期間を尋ねる


















結びつく表現 意味 例文
how long どのくらいの時間・期間 How long have you lived here? (ここにどのくらい住んでいますか?)
how soon あとどのくらいで How soon can you finish this task? (どのくらいでこの作業を終えられますか?)

“how long” は「長さ」だけでなく「期間」を尋ねる際にも使えます。

(4) 距離・速さを尋ねる


















結びつく表現 意味 例文
how far どのくらい遠い How far is the station from here? (ここから駅までどのくらいの距離ですか?)
how fast どのくらい速い How fast can you run? (どのくらい速く走れますか?)

“how far” は距離や道のりを、“how fast” はスピードを尋ねるときに用いられます。

(5) 金額・量を尋ねる


















結びつく表現 意味 例文
how much どのくらいの量 / 金額 How much water do you drink a day? (1日にどのくらいの水を飲みますか?) How much is this book? (この本はいくらですか?)
how many どのくらいの数 How many people are in the room? (部屋には何人いますか?)

“how much” は「量」「金額」、“how many” は「数」を尋ねるときに使います。


3. 文の形

“How + 形容詞/副詞 + 主語 + 動詞...?” の形をとる場合が多いです。たとえば、


  • How tall is Tom?

    (訳) トムはどのくらいの身長ですか?


  • How often do you play tennis?

    (訳) どのくらいの頻度でテニスをしますか?


この形を覚えれば、さまざまなパターンに応用できます。


4. ポイントまとめ


  1. how は「どのように」という意味だけでなく、形容詞や副詞と組み合わせて「程度」「頻度」「時間」「距離」「量や金額」などを幅広く尋ねることができる。

  2. 「How + 形容詞/副詞」を使うときは、それぞれの組み合わせ(how old, how big, how farなど)で尋ねたい内容が異なる点に注意。

  3. 文型としては、「How + 形容詞/副詞 + 主語 + 動詞...?」の形をよく用いる。


上記を押さえておくことで、英語の疑問文がより多彩になり、相手に具体的な情報を尋ねられるようになります。ぜひ実際の会話や文章で使ってみてください。

28
A1.1-B2.2

句動詞

動詞+前置詞(副詞)で構成された句動詞

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以下では、もとの内容をより詳しく、わかりやすく修正した例を示します。


句動詞(Phrasal Verbs)とは

句動詞とは、動詞+前置詞動詞+副詞、あるいは動詞+副詞+前置詞など、複数の単語が結びついて1つのまとまった意味をなす表現のことを指します。たとえば、以下のような例があります。


  • take care of ~:~を世話する

  • pick up ~:~を拾う・~を車で迎えに行く (文脈によって意味が変わる場合があります)

文中では、これらの「動詞+前置詞(副詞)」が一つのまとまった意味のまとまりとして機能するため、独立した意味単位と考えてみましょう。


句動詞の特徴


  1. 文法変化を受けるのは動詞だけ

    句動詞のうち、動詞部分は受動態(be + 過去分詞)になったり、三人称単数の -s が付いたりなど、通常の動詞と同様に文法的な変化を受けます。

    一方で、動詞に伴う前置詞や副詞は形を変えずにそのまま使われます。


  2. 分離可能な場合がある

    句動詞によっては、動詞と前置詞(または副詞)の位置を分けて使えるものがあります。

    たとえば「pick up ~」は以下のように、目的語が短い代名詞(it, them など)の場合、真ん中に入れる形が自然です。


    • Pick it up. / Pick up the book.

      ただし、すべての句動詞が分離できるわけではなく、take care of ~ のように目的語を中に挟めないものもあります。


  3. 多義的な意味をもつことがある

    同じ動詞+副詞(前置詞)の組み合わせでも、文脈によって意味が変化する場合があります。

    例:


    • pick up:拾い上げる / 車で迎えに行く / (言語や知識を)身につける

    • turn down:音量を下げる / 提案を断る



学習のポイント


  • 単語リストのように暗記するよりも、文脈とセットで覚える

    句動詞はそれぞれが独立した意味合いをもつため、実際の文章や会話の中で使われる例文ごと学ぶ方が理解しやすく、定着しやすくなります。


  • 分離可能かどうか、目的語の位置を確認する

    句動詞を学ぶときは、「分離できるか/できないか」にも注意しましょう。辞書や参考書に記載されている場合が多いので、そこをあらかじめチェックしておくと便利です。


  • 受動態や時制変化は動詞部分だけ

    「受動態にするなら、前置詞や副詞はそのままにして、動詞に受動態の形を与える」「三人称単数にするときは動詞のみに -s を付ける」など、文法ルールが動詞にのみ適用されることを意識してください。



上記の点を踏まえて、句動詞を学ぶときは「動詞の後ろに何が付いているか」「全体としてどんな意味になるのか」をしっかり把握しながら進めましょう。単に熟語として覚えるよりも、文脈の中で句動詞がどう使われているかを意識して学習することで、自然に使いこなせるようになります。

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A1.2

no+名詞

no+名詞で、実質否定文に

私のかばんにはお金はまったく入っていません。

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以下では、提示された解説をより詳しく、わかりやすく修正・補足したものを示します。


「no + 名詞」の基本的な役割

no + 名詞 は、その文章自体を否定の意味にする表現です。たとえば “I have no money in my pocket.” と言われたとき、「ポケットにお金が全くない」ということを強調して伝えています。


例文:I have no money in my pocket.


  1. 直訳と実際の意味


    • 直訳:「私は(ポケットにあるはずのお金が)ない状態で持っている」

    • 実際の意味:「ポケットにはお金がない(=まったくお金を持っていない)」


一見すると直訳はやや不自然ですが、これは英語の「no + 名詞」をそのまま日本語に置き換えた場合に起こる違和感です。英語では「no + 名詞」を使うと、その名詞が“まったく存在しない・まったく持っていない”ことをはっきり示すニュアンスになります。


  1. 「I don’t have any money in my pocket.」との比較


    • 「I don’t have any money in my pocket.」=「私はポケットにお金を少しも持っていない」

    • 「I have no money in my pocket.」=「私はポケットにお金を持っていない(全然ない)」


どちらも否定の意味ですが、I have no money のほうが、よりストレートかつ強い否定を表すことが多いです。


用法のポイント


  1. 他の動詞 + no + 名詞

    例:


    • “There is no time left.”(時間が全く残っていない)

    • “We found no evidence.”(証拠を全く見つけられなかった)


このように「動詞 + no + 名詞」を使うと、「(名詞)を少しも(見つけて・思って・持って)いない」という強い否定を表します。


  1. 主語としての No + 名詞

    例:


    • “No visitors arrived.”(訪問者は誰も来なかった)

    • “No mistakes were found.”(ミスは一つも見つからなかった)


“No” が主語の名詞を修飾する場合、その文全体を「〜が一切起こらなかった」「〜がまったくなかった」と否定する意味になります。


  1. Nonot の違い


    • “No” は名詞を直接修飾して「まったくない」というニュアンスを持たせる。

    • “Not” は動詞や形容詞などを否定して、「〜ではない」「〜しない」という意味を持たせる。


例:


  • “There is no solution.” ⇒「解決策がない」

  • “There is not a solution.” ⇒文としては可能だが、やや違和感があり、むしろ “There isn’t a solution.” が一般的。


まとめ


  • 「no + 名詞」 は、名詞の「量」「存在」を完全に否定して「少しも〜ない」「全く〜ない」という強い否定表現となります。

  • 日本語に直訳するとやや不自然になることがありますが、英語では「意志をはっきり示す」「強い否定を表す」場面で頻繁に使われます。

  • “I don’t have any money.” とほぼ同じ意味でも、「I have no money.」のほうがより直接的 というニュアンスになる場合もあります。

このように、「no + 名詞」の表現は否定をよりダイレクトに言い切りたいときに使われる重要な文型です。英語の否定表現の一種として、使い分けやニュアンスの違いを理解しておくと会話や文章表現が豊かになります。

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A1.2

否定命令文: Don't+一般動詞

「~しないで」は、don't!

このボタンはなに?
説明

以下の解説では、英語の否定命令文「Don’t + 一般動詞」の形について、できるだけ詳しく解説します。


否定命令文とは?

英語の命令文(相手に対して「〜しなさい」「〜して」という指示をする文)は、通常、動詞の原形(一般動詞の形)で始まります。たとえば:


  • “Open the door.”(ドアを開けて)

  • “Come here.”(ここに来て)

これらは肯定の命令文で、「これをしなさい」という意味を伝えます。

一方、「〜しないで」と相手に指示したい場合は、命令文の文頭にDon’t(= Do not)を付けて表します。これが否定命令文になります。


基本形: Don’t + 動詞の原形

否定命令文を作る際は、以下の形を使います。

Don’t + 動詞の原形 + ...


  • “Don’t open the door.”

    (ドアを開けないで)


  • “Don’t run in the hallway.”

    (廊下を走らないで)


  • “Don’t touch that!”

    (それに触らないで!)


必ず「Don’t」を文頭に置き、その直後に動詞の原形が続きます。


例文を使った慣用表現


  • “Don’t forget to lock the door.”

    (ドアに鍵をかけるのを忘れないで)

    ┗ 動詞 “forget” の後ろに “to + 動詞の原形” が来ています。命令自体は “Don’t forget” の部分でできています。


  • “Don’t ever do that again.”

    (二度とそんなことしないで)

    ┗ “ever” を加えることで、「絶対に」という強い意味になります。


  • “Don’t be late.”

    (遅れないで)

    ┗ ここでは “be” 動詞を使っていますが、否定命令の形は同様に “Don’t + be” になります。



注意点


  1. 相手に対しての指示

    これらの命令文は、相手(あなた)にダイレクトに「~しないで」と示すときに使います。主語は基本的に書かれませんが、「あなたに向かって命じている」イメージになります。


  2. “No + 動名詞” との違い

    英語には「No + 動名詞(ing形)」で「~してはいけない」という意味を示す表現 (“No smoking.” など) もあります。これは「喫煙禁止」「立入禁止」といった【掲示・表示】でよく使う言い方ですが、口頭の命令として直接指示する場面では “Don’t + 動詞の原形” が基本です。


  3. 強い言い方と穏やかな言い方


    • 「Don’t …」という言い方は強めの指示に聞こえることが多いため、丁寧さを示したい場合はほかの表現(例: “Please don’t …” など)を使うことがあります。

    • 「Please don’t do that.」は直接的ながらややソフトにお願いをするニュアンスになります。



まとめ


  • 否定命令文は「Don’t + 動詞の原形」で作る。

  • 「〜しないで」と相手に直接伝えたいときに使う。

  • 必ず文頭に “Don’t” が来る。

  • 口調やシチュエーションによっては “Please” を付けて柔らかくすることもできる。

例文を数多く読んだり聞いたりしながら、この形に慣れていくとよいでしょう。

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