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A1.1-A2.2

前置詞

名詞(代名詞)の前に置く品詞

これとあれの中から選んで下さい。

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説明

以下の文章は、「前置詞」の定義や特徴をより詳しく解説したものです。ぜひ参考にしてください。


前置詞(Prepositions)とは

前置詞とは、名詞や代名詞の直前に置いて、文中のほかの要素との関係を示す語のことです。主に「場所」「時間」「方向」「手段」「原因」など、多岐にわたる意味や役割を持ちます。英語の文をスムーズに理解・作成するためには、前置詞の使い方をイメージとともに覚えておくことが大切です。


  • “in” 「~の中に(場所)」、「~(時間)に」

  • “on” 「~の上に(場所)」、「~(曜日・特定の日)に」

  • “at” 「~に(場所・一点の位置)」、「~(時刻)に」

  • “by” 「~のそばに(場所)」、「~までに(期限)」

  • “for” 「~のために(目的)」、 「~の間(期間)」

  • “with” 「~と一緒に(同伴)」、「~を使って(手段)」


なぜ前置詞が重要なのか


  1. 文の意味関係を明確にする

    前置詞があるからこそ、「場所」「手段」「時間」「方向」などの文脈を正しく表現できます。例えば “I go to school.” と “I go from school.” では“to”と“from”の違いによって「行き先なのか、出発地なのか」が明確になります。


  2. 使い分けによる意味の変化

    同じ動詞でも前置詞が変わると文全体の意味が大きく変わります。たとえば “look for” は「探す」、 “look after” は「世話をする」となり、前置詞の違いで動詞の意味が変わってしまいます。


  3. ネイティブの感覚を知る鍵

    一見すると使い分けが複雑に思える英語の前置詞ですが、それぞれに持つコアイメージを理解すると、ネイティブの感覚をつかみやすくなります。たとえば “in” は「包み込むイメージ」、「on” は「接触しているイメージ」、「at” は「一点に集中しているイメージ」などをもとに覚えると、文脈に合わせて選びやすくなります。



前置詞を学ぶコツ


  1. コアイメージをつかむ

    単に丸暗記するのではなく、「in は中にある」「on は上に接触している」「at は一点」など、前置詞固有のイメージを頭に入れて学ぶと、いろいろな場面で使いやすくなります。


  2. 例文をたくさん読む・作る

    前置詞は単語帳で覚えるだけではなく、例文で具体的に使われているところを見ることも大切です。自分でも例文を作ると理解が深まり、自然に使えるようになります。


  3. シチュエーションに応じて使い分ける

    例えば「場所」を表す場合でも、建物の外にいるのか、中にいるのか、表面に触れているのか、といったふうに状況を意識して使い分けることで、より正確な表現ができます。



まとめ


  • 前置詞は名詞(または代名詞)の前に置かれ、文中のほかの要素との関係を示す重要な品詞です。

  • 「場所」「時間」「方向」「手段」「原因」など、さまざまな関係を表すために多彩な前置詞が使われます。

  • それぞれの前置詞にはコアイメージが存在するので、イメージをつかんで学習すると使いやすくなります。

前置詞を正しく使えるようになると、より自然で意味のはっきりした英語表現ができるようになります。例文を取り入れながら、ぜひコアイメージを意識して学習を進めてみてください。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

PREPOSITIONS

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