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A1.1-A2.2
文型: 主語+動詞+目的語
第三文型
説明
以下では、「主語 + 動詞 + 目的語」で構成される文型について、なるべく詳しく解説します。
「主語 + 動詞 + 目的語」の文型とは
この文型は、英語で最もよく見られる文型の一つで、英語の文法書などでは “SVO” (Subject + Verb + Object) と表されることが多いです。ここでの動詞は「他動詞」とよばれ、必ず動作の対象となる「目的語」をとります。
主語(Subject)
文の主体を示し、「誰が」「何が」という情報を伝えます。英語では、主語は名詞や代名詞、名詞句などで表されることがほとんどです。
例:
- I (私)
- My sister (私の姉/妹)
- The teacher (その先生)
動詞(Verb)
「どのような動作をするか」を示します。この文型で使われる動詞は「他動詞」であり、目的語がなければ文が完全な意味をなさない点が特徴です。
例:
- know (知っている)
- read (読む)
- like (好む)
目的語(Object)
動詞の動作の対象となる語です。多くの場合、名詞や代名詞が目的語として使われます。
例:
- him (彼を/彼に)
- a book (本を)
- dogs (犬を)
例文で確認
I know him.
- I (主語) + know (動詞) + him (目的語)
- 「私は彼を知っています。」という意味になります。「know」は他動詞のため、「誰を知っているのか」を目的語で示しています。
- I (主語) + know (動詞) + him (目的語)
She reads a book.
- She (主語) + reads (動詞) + a book (目的語)
- 「彼女は本を読みます。」になり、「read」も他動詞なので「何を読むのか」を目的語が示します。
- She (主語) + reads (動詞) + a book (目的語)
They like dogs.
- They (主語) + like (動詞) + dogs (目的語)
- 「彼らは犬が好きです。」の意味で、「like」は「何を好きなのか」を目的語によって明確に伝えています。
- They (主語) + like (動詞) + dogs (目的語)
ポイントまとめ
- 動詞が他動詞: 目的語がなければ文が成立しない。
- 目的語の位置: 英語では、基本的に動詞の直後に目的語が続く。
- 自動詞との違い: 自動詞は目的語を必要としない(SVの形をとる)ため、見分ける際には辞書などで他動詞か自動詞かを確認するとよい。
この文型は、会話や文章で「誰が」「何をしたのか」をはっきりと表す基本的な形です。英語を理解・運用するうえで、最もよく使う文型の一つなので、しっかり押さえておくと便利です。
Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)
SENTENCE PATTERN: SUBJECT+V+OBJECT