文法(256)

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A2.1

形式主語it+to不定詞

to不定詞以下が真主語の「形式主語構文」

スケジュールに従うことが重要です。

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以下では「形式主語 it + to 不定詞」の構文について、元の説明をさらに詳しく、わかりやすく整理したものを示します。


1. 形式主語構文とは?

英語には、本来「主語」として使われる部分を文末に回し、かわりに「It」を文の先頭に置く表現があります。これを「形式主語構文 (formal subject construction)」と呼びます。ここで使われる「It」は、普通に訳す「それ」という意味ではなく、後ろに登場する「to 不定詞(〜すること)」などの“真の主語”の代わりをしています。

たとえば、


  • It is important to learn how to use the computer.

    (パソコンの使い方を習うことは重要です。)

この文では「to learn how to use the computer(パソコンの使い方を習うこと)」が本来の主語です。しかし、長い不定詞を冒頭に置くとかえって読みにくいので、英語では文頭に「It」を置いて、主語の役割を果たさせています。


2. 具体例:なぜ「It」を使うのか?

もし「It」なしで書く場合は、


To learn how to use the computer is important.
のようになります。

これは文法的には誤りではありませんが、冒頭から長い不定詞句を置くと、文がやや重たい印象になります。そこで英語のネイティブスピーカーは、最初に「It is 〜」と書き始め、主語をあとに回すことで読みやすさを保っているのです。



3. 形式主語構文のよくあるパターン

形式主語構文では、以下のようなパターンがよく使われます。


  1. It + be動詞 + 形容詞 + to 不定詞

    例: It is necessary to prepare well in advance.

    (事前によく準備することが必要です。)


  2. It + be動詞 + 名詞 + to 不定詞

    例: It is our duty to help those in need.

    (困っている人を助けることは私たちの義務です。)


形容詞や名詞の部分が、to 不定詞(〜すること)に対する評価や特徴を表しています。


4. 「It」は「それ」と訳さない

英語学習者が間違えやすい点の一つは、「It」を「それ」と誤訳してしまうことです。しかし、形式主語構文の「It」は「不定詞(〜すること)」をまとめて受ける“仮の主語”にすぎないため、基本的には「それ」とは訳しません。

例文


  • It is fun to watch movies on weekends.

    (週末に映画を見るのは楽しいです。)

    → 「それは楽しいです、週末に映画を見ることは」では不自然なので、「週末に映画を見ることは楽しい」と訳すのが自然です。


5. 応用:It is 形容詞 for 人 to 不定詞

形式主語構文では、間に「for + 人」が挿入されることもあります。これは「その人にとって…することは〜だ」という意味を表します。


  • It is difficult for children to sit still for a long time.

    (子どもたちにとって、長時間じっと座っているのは難しい。)

このように、「for 人」を入れることで、“誰にとって”その行為が形容詞なのかを補足することができます。


6. まとめ


  • 英語には「It」を文頭に置き、本来主語となる「to 不定詞」「that節」などを文中・文末に回す表現がある。

  • この構文を「形式主語構文」といい、文頭にある「It」を「仮主語」、実際の主語となる部分を「真の主語」と呼ぶ。

  • 文が長くなって主語部分が重くなるのを避けたり、流れをスムーズにしたりするために使われる。

  • 「It」は「それ」とは訳さず、「〜すること」として訳す点に注意する。

形式主語構文は英語の文章を読みやすく、書きやすくするためによく用いられます。英作文やリーディングで登場した際には、「to 不定詞」や「that節」が実際の主語なのだということを念頭に置くと理解しやすくなるでしょう。

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A2.1

関係副詞 (先行詞あり)

先行詞で見分けられる4つの関係副詞

ここは事故が起こった場所ですか。

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以下では「関係副詞 (先行詞あり)」について、より詳しく、わかりやすい解説を示します。


1. 関係副詞とは?

英語には、主節と従属節を結びつける「関係詞」があります。そのうち、場所・時間・理由・方法などを表す「副詞」の役割を兼ねるものを「関係副詞」といいます。日本語では、しばしば「関係副詞」と呼ばれますが、英語の文法用語では “relative adverbs” と呼ばれることもあります。

1-1 関係代名詞との違い


  • 関係代名詞 (who, whom, which, that など) は、先行詞が「人」か「モノ」かによって使い分けます。

  • 関係副詞 (where, when, why, how) は、先行詞が「場所」「時間」「理由」「方法」などを表すときに使います。

たとえば、先行詞が“the place” (場所を表す語) の場合は関係副詞として “where” を使います。


2. 関係副詞の種類と使い方

関係副詞には主に以下の4つがあります。それぞれ意味やイメージする場面が異なるので、先行詞を見極めるのがポイントです。


  1. where


    • 先行詞が「場所」を表す語 (place, house, town, country など) のときに使う。

    • 例:This is the house where I was born.

      →「ここが私が生まれた家です。」


  2. when


    • 先行詞が「時」を表す語 (time, day, year, moment など) のときに使う。

    • 例:I’ll never forget the day when we first met.

      →「私たちが初めて会った日のことは決して忘れない。」


  3. why


    • 先行詞が「理由」を表す語 (reason など) のときに使う。

    • 例:I don’t understand the reason why he left so suddenly.

      →「なぜ彼がそんなに急に辞めたのか理解できない。」


  4. how


    • 先行詞が「方法」を表す語 (way など) のときに使う。

    • ただし “the way how” のように重複して使わないのが一般的。

    • 例:This is the way (how) I solved the problem.

      →「これが私がその問題を解いた方法です。」



3. 文構造のポイント

関係副詞節 (where などを使った節) の中は、以下の特徴があります。


  1. 節としては「完全な文」になりやすい

    関係代名詞を使う節では、代名詞の役割をする語が抜けている(=不完全)ことが多いですが、関係副詞節の場合は、通常、主語と動詞がそろい「完全な文」になります。

    例:I don’t know the place where they visited yesterday.


    • where 以下は “they visited yesterday” と主語 (they) と動詞 (visited) がそろっており、完全な文になっています。


  2. 前置詞+関係代名詞(whichなど)の形で置き換え可能な場合もある

    たとえば “the place where” は “the place at which” のように書き換えられます。これは、「場所を表す at + which」という形です。ただし、話し言葉やカジュアルな文脈では where を使うのが自然です。


    • 例:This is the city where I grew up.

    • 書き換え:This is the city in which I grew up.



4. 具体例で学ぶ

文の理解を深めるために、具体的な例文をいくつか挙げてみましょう。


  1. 場所を表す “where”


    • 例:Kyoto is the city where I spent my childhood.


      • 意味:「京都は私が子ども時代を過ごした都市です。」



  2. 時間を表す “when”


    • 例:Summer is the season when many people go to the beach.


      • 意味:「夏は多くの人がビーチに行く季節です。」



  3. 理由を表す “why”


    • 例:The reason why I’m studying English now is to travel abroad.


      • 意味:「私が英語を勉強している理由は海外旅行に行くためです。」



  4. 方法を表す “how”


    • 例:I was impressed by the way (how) she solved the puzzle.


      • 意味:「私は彼女のパズルの解き方に感銘を受けた。」


    • “the way how” は重なるので、ふつうは使わないのが一般的です。



5. まとめ


  • 先行詞が場所・時間・理由・方法を表すときは、関係副詞 (where, when, why, how) を使う。

  • 関係副詞が導く節は、文の構造としては「完全な節」が多い。

  • 場所や時間などの表現を“前置詞+関係代名詞”で置き換えられる場合もあるが、口語や一般的な文では関係副詞を使う方が自然なことが多い。

  • 「the way (how)」のように重複しないよう注意する。

関係代名詞の場合と混同しないように、先行詞の意味が「どのような概念を示す語なのか」をしっかり見極めるのがポイントです。場所を示す語なら where、時なら when、理由なら why、方法なら how、というようにルールを押さえておくと、スムーズに使い分けができるでしょう。

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A2.1

感嘆文: How+形容詞・副詞 ...!

「なんて~なんでしょう!」と感動を表す

この茶わんはなんとすばらしいのでしょう。

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以下では、感嘆文でよく使われる「How を使う形」と「What を使う形」について、なるべく詳しく説明します。


感嘆文の基本形と意味

英語には、何かを「なんて~!」と強調して驚きを表すときに使う感嘆文があります。代表的な形は以下の2種類です。いずれも日本語にすると「なんて~なんでしょう!」や「なんと~!」という意味合いで訳されることが多いです。


  1. How + 形容詞(または副詞) + S + V!


    • 「SがVするなんて、(形容詞/副詞)でしょう!」


  2. What + (a [an] +) 形容詞 + 名詞 + S + V!


    • 「SがVする(名詞)はなんて(形容詞)なのでしょう!」



1. How + 形容詞/副詞 + S + V!

「How」を使う感嘆文は、形容詞や副詞を強調したいときに使われます。

例文


  • How beautiful she is!

    →「なんて彼女は美しいのでしょう!」


  • How quickly he runs!

    →「なんて彼は速く走るのでしょう!」


  • How amazing this place looks!

    →「なんてすごい場所に見えるのでしょう!」


このように「How」の直後には形容詞や副詞を置いて、「S + V(主語 + 動詞)」が続きます。「How + 形容詞/副詞」の形で驚きや感動を表現するのがポイントです。


2. What + (a [an] +) 形容詞 + 名詞 + S + V!

「What」を使う感嘆文は、名詞を伴って「物・事柄・人」を強調したいときに使われます。

名詞が可算名詞の単数形ならば「a」や「an」を仲介し、形容詞を付けることもできます。

例文


  • What a beautiful day it is!

    →「なんて美しい日なのでしょう!」


  • What a big house you have!

    →「なんて大きい家を持っているのでしょう!」


  • What an interesting idea that is!

    →「なんて面白い考えなのでしょう!」


名詞が可算名詞の複数形や不可算名詞の場合は “a[an]” を入れません。たとえば、「What interesting news it is!(なんて面白いニュースなの!)」のようになります。


「How〜」と「What〜」の違い


  1. 焦点の違い


    • 「How」は主に形容詞や副詞に焦点を当て、状態・様子・程度の大きさを強調します。

    • 「What」は名詞に焦点を当て、「どれほどすごい(名詞)なのか」を強調します。


  2. 文の作り方の違い


    • 「How〜!」の文には名詞が不要で、形容詞(または副詞)を直接使います。

    • 「What〜!」の文では必ず名詞が入り、可算名詞の単数なら「a[an]」をつける、複数形や不可算名詞なら省略するという点がポイントです。



学習のヒント


  1. 「How + 形容詞/副詞」が強調しているのは、名詞そのものよりも「どんな状態か」「どんなふうに・どれくらいか」という性質や様子です。

  2. 「What + a[an] + 形容詞 + 名詞」が強調しているのは、「どれだけすごい(あるいは驚くべき)名詞なのか」です。

  3. 日常会話でもよく使われる表現ですので、ニュース記事や映画、ドラマなどですぐに見つけることができます。実際に目や耳にしたときに「どちらが使われているか」を意識しながら学習すると、使い分けを身につけやすくなります。


以上が「How を使う感嘆文」と「What を使う感嘆文」の詳しい説明です。形容詞・副詞を強調するのか、名詞を強調するのかによって形が変わります。例文を参考にしながら、ぜひ理解を深めてみてください。

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A2.1

感嘆文: What+名詞 ...!

「なんて~なんでしょう!」と感動を表す

実にすばらしい考えだ。

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感嘆文の基本的な形と意味

英語の感嘆文には、大きく分けて下記の2つの形があります。いずれも「なんて~なんでしょう!」のような驚きや感嘆の気持ちを表します。


  1. What + (a[an] +) 形容詞 + 名詞 + S + V!

  2. How + 形容詞[副詞] + S + V!


1. What を使った感嘆文

What + (a[an] +) 形容詞 + 名詞 + S + V!

意味


  • 「なんて(形容詞)な(名詞)なんでしょう!」のように、驚きを込めて名詞を強調します。

ポイント


  • 「a」や「an」が入るかどうかは、名詞の数や単数・複数形に左右されます。

    例)


    • 名詞が可算名詞の単数形なら、冠詞 (a/an) を入れることが多い

    • What an interesting book this is!

    • 名詞が複数形や不可算名詞なら、冠詞は不要

    • What beautiful flowers they are!


  • この文型では、名詞に強く感嘆を示すのが特徴です。

例文


  • What a beautiful day it is!

    → なんて美しい日なんでしょう!

  • What delicious food you made!

    → なんておいしい料理なんでしょう!


2. How を使った感嘆文

How + 形容詞[副詞] + S + V!

意味


  • 「なんて(形容詞・副詞)なんでしょう!」のように、形容詞や副詞に対する感嘆を表します。

ポイント


  • 形容詞の場合は、その性質や状態への感嘆を表す


    • How beautiful she is!


  • 副詞の場合は、その動作の様子への感嘆を表す


    • How quickly he runs!


例文


  • How lucky you are!

    → なんて幸運なのでしょう!

  • How well she sings!

    → なんて上手に歌うのでしょう!


使い分けのイメージ


  • What → 「モノやこと(名詞)を強調」して驚きを表す

    例)What an amazing idea that is!(なんてすごいアイデアなんでしょう!)


  • How → 「状態や様子(形容詞や副詞)」に対する驚きを表す

    例)How amazing this idea is!(なんてすごいアイデアでしょう!)


どちらも「なんて~なんでしょう!」という感嘆のニュアンスは共通していますが、強調したい部分が名詞か、それとも形容詞や副詞かで使い分けると覚えやすいでしょう。


まとめ


  1. What + (a/an) + 形容詞 + 名詞 + S + V!」は名詞を強調する感嘆文。


    • 冠詞 (a/an) を入れるかどうかは名詞の単複や可算・不可算で決まる。

    • 「なんて~な(名詞)なんでしょう!」と驚きを伝える。


  2. How + 形容詞[副詞] + S + V!」は形容詞・副詞を強調する感嘆文。


    • 「なんて~なんでしょう!」と、物事の性質・状態・様子に対する驚きを伝える。


これらの使い方を理解しておくと、英語で感情を豊かに表現できるようになります。普段目にしたり耳にしたりする英文の中から、「What」や「How」を使った感嘆文を探してみると、自然に使い方が身につきますよ。

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A2.1

使役構文(make/have/let)

make/have/let+人+原形「~させる」

きみは僕を幸せにする。

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以下では、使役動詞「make / have / let」の意味や使い方、ニュアンスの違いを、より詳しくわかりやすく説明します。


1. 使役構文とは

使役構文は、「(人)に~させる」という意味を表す表現です。英語では以下の形を基本パターンとします:


make / have / let + 人 + 動詞の原形


「make」「have」「let」はいずれも「~させる」という意味を持ちますが、そのニュアンスや使い方が少しずつ異なります。


2. 動詞ごとのニュアンスと使い方

(1) make + 人 + 動詞の原形


  • 意味: 「(強制的に)~させる」

  • ニュアンス: ある程度強制力がある、相手の意思に関わらず何かをさせるようなイメージ

  • 例文:


    • My teacher made me write the report again.

      (先生は私にレポートを書き直させた。)

      → 「書き直しを強制された」というニュアンスを含む


なお、makeの使役構文を受け身にする場合は「be made to + 動詞の原形」となり、「~するようにさせられる」となります。


  • 例: I was made to write the report again. (私はレポートを書き直させられた。)

(2) have + 人 + 動詞の原形


  • 意味: 「(頼んで)~してもらう / (自分の代わりに)~してもらう」

  • ニュアンス: 仕事や用事を誰かにやってもらうイメージが強い

  • 例文:


    • I had my brother fix my bike.

      (私は弟に自転車を直してもらった。)

      → 「弟に依頼して、自転車を修理してもらった」という穏やかなイメージ


「have + 人 + 動詞の原形」は、「相手の意思を尊重しつつ頼んで何かをしてもらう」という使い方になります。

(3) let + 人 + 動詞の原形


  • 意味: 「(相手が望むことを)許可して~させる / 任せる」

  • ニュアンス: 相手に自由にさせる感じ、もしくは自発的に行動させる感じ

  • 例文:


    • My parents let me go out with my friends last night.

      (両親は昨晩、私が友達と外出するのを許してくれた。)

      → 「出かけたいと思っている私」に対して、両親が「いいよ」と許可したイメージ



3. 使役構文の形と注意点

基本形

1) make + 人 + 動詞の原形

2) have + 人 + 動詞の原形

3) let + 人 + 動詞の原形

形自体はどれも同じですが、動詞の原形を用いる点に注意してください。なお、これらの使役動詞は、直接「人に行動を取らせる」のが主な目的なので、直後に「to 不定詞」は使わず「原形」を使います(ただし、「be made to~」は受け身形なので「to」が入ります)。


4. 例文まとめ


  1. make


    • My boss made me stay late at the office.

      (上司は私を会社に遅くまで残らせた。)


  2. have


    • I had my coworker prepare the documents for the meeting.

      (同僚にミーティングの資料を準備してもらった。)


  3. let


    • Let me help you with your assignment.

      (宿題を手伝わせてください。)



5. まとめ


  • make: 強制感が強い。「(無理やり)~させる」

  • have: やんわり頼んだり、仕事を任せたりするイメージ。「~してもらう」

  • let: 許可や容認のニュアンス。「(相手に自由に)~させる」

これらを使うことで、相手に何か行動を取らせる状況をより的確に表現できます。シチュエーションに応じて正しい使役動詞を選ぶようにしましょう。

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WH-疑問文: Whose ...?

「誰のもの」を表す代名詞whose

これはだれのバッグですか。

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Whose とは?

「Whose」は「誰のもの?」という所有者を尋ねるための疑問詞(所有格のWH疑問詞)です。疑問文では文頭に置き、たとえば「Whose pen is this?(これは誰のペンですか?)」のように使います。「Whose」には以下のような特徴や使い方があります。


1. 「Whose」の基本的な意味と位置


  1. 「Whose」だけで「誰のものか」を尋ねる意味を持ちます。


    • 例: Whose is this?(これは誰のものですか?)


  2. 疑問文のときは通常、文頭に「Whose」を置くことで「誰の(物)か」を問う文を作ることができます。


    • 例: Whose bag is on the table?(テーブルの上にあるのは誰のカバンですか?)



2. 名詞を伴うパターン

「Whose」は「Whose + 名詞」の形で使われることが多いです。この場合、後ろに所有されている物や対象を表す名詞が続きます。


  • 例:


    • Whose book is this?(これは誰の本ですか?)

    • Whose umbrella did you borrow?(あなたは誰の傘を借りたのですか?)


このように「Whose + 名詞」の形で具体的な物や事柄の持ち主を尋ねることができます。


3. 「Whose」の単独使用

名詞を伴わずに「Whose」だけで使う場合もあります。これは名詞が文脈から明確であるときなどによく用いられます。


  • 例:


    • A: Someone forgot to take this notebook.(誰かがこのノートを持って行き忘れたよ。)

    • B: Whose?(誰の?)


このように「Whose?」だけで「誰のもの?」という意味を表せます。


4. 回答例

「Whose」を使った疑問文に答えるときは、所有者を示す表現を使います。


  • 例:


    • A: Whose umbrella is this?(これは誰の傘ですか?)

    • B: It’s mine.(私のです。)

    • B: It belongs to Tom.(トムのです。)


「mine」や「yours」などの所有代名詞を使えば、スムーズに答えることができます。


まとめ


  • 「Whose」は「誰のものか」を尋ねる疑問詞で、疑問文では文頭に置く。

  • 「Whose + 名詞」で「それは誰の○○ですか?」という形を作れる。

  • 名詞を省略して「Whose?」だけで「誰の?」とたずねることも可能。

  • 「Whose」を問われたら、「It’s 〇〇’s.」「It’s mine.」など所有者を示す言い方で答える。

「Whose」を使った疑問文に慣れることで、相手の持ち物について自然に尋ねられるようになります。ぜひ練習してみてください。

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WH-疑問文: Whose 名詞 ...?

「誰の~」を表す疑問詞

このペンは誰のですか。

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以下では、Whose + 名詞 ...? の使い方について、より詳しく、わかりやすく解説します。


1. Whose の基本的な意味と働き


  • Whose は「誰の~?」と、ある名詞の“持ち主”を尋ねるための疑問詞です。

  • 「Whose + 名詞... ?」という形で使うときは、名詞が何の所有物かを聞く文になります。


    • 例: “Whose book is this?”(これは誰の本ですか?)



2. 文の形と答え方

文の形

“Whose + 名詞 + (動詞) + ...?”


  • 名詞の部分に「book」「bag」「pen」のような形あるものだけでなく、抽象的なもの(plan, idea, etc.)を入れることもできます。

  • 動詞には、be 動詞 (is, are) のほか、状況によっていろいろな動詞が使われます。

例文


  1. “Whose bag is this?”


    • これは誰のカバンですか?


  2. “Whose idea was that?”


    • あれは誰の考えでしたか?


答え方の例


  • It’s mine.(私のものです)

  • It’s Ken’s.(ケンのものです)

  • It belongs to my sister.(私の姉/妹のものです)


3. 「Whose + 名詞... ?」と「Who does it belong to?」の違い


  • 「Whose + 名詞...?」は、名詞の所有者を直接たずねるフレーズです。「〇〇は誰のものですか?」という意味が明確になります。


  • 一方、「Who does it belong to?」は「それは誰のものですか?」という聞き方で、具体的な名詞を入れずに尋ねるときに使います。



  • “Whose keys are these?” → これらの鍵は誰のですか?

  • “Who do these keys belong to?” → これらの鍵は誰のものですか?

どちらも意味はほぼ同じですが、Whose を使った文のほうが直接的に「名詞+誰の」をつないで聞く形になります。


4. いろいろなパターン


  1. Whose + 単数名詞 + be 動詞...?


    • 例: “Whose pen is this?”(これは誰のペンですか?)


  2. Whose + 複数名詞 + be 動詞...?


    • 例: “Whose shoes are these?”(これらの靴は誰のですか?)


  3. Whose + 名詞 + 一般動詞...?


    • 例: “Whose phone rang?”(誰の電話が鳴りましたか?)

    • be 動詞以外の動詞(rang, fell, etc.)を使うと、動作の所有者を尋ねる場合にも応用できます。



5. 実際の会話での使い方


  1. ものを拾って持ち主を探すとき


    • “Whose wallet did I find under the table?”

      (テーブルの下で見つけた財布は誰のですか?)


  2. 友達同士で物を見せ合うとき


    • “Whose smartphone is that? It looks nice.”

      (あれは誰のスマホ? かっこいいね。)


  3. 家族やクラスメイトの持ち物を尋ねるとき


    • “Whose notebook is left in the classroom?”

      (教室に置き忘れられたノートは誰のもの?)



6. まとめ


  • Whose + 名詞... ? は、「誰の~?」を尋ねる基本的かつ重要な疑問文です。

  • 後ろに名詞を置くことで「持ち主(所有者)」を明確に示し、「~は誰のものか?」という意味を表します。

  • 答えるときは「It’s mine.」や「It’s Ken’s.」といった形で、持ち主をはっきりさせましょう。

所有物をたずねる際には頻繁に使う表現なので、口頭練習や文章での練習を通じて自然に使えるようになっておきましょう。

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A2.1

Can't you ...?

「~できないの?」

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「Can’t you ~?」の形について

英語で「Can you ~?」と尋ねる場合は「~することができますか?」という意味ですが、その否定形である「Can’t you ~?」は「~できないの?」と問いかける形になります。ここでは、その使い方やニュアンス、注意点を詳しく解説します。


1. 肯定形「Can you ~?」との違い


  • Can you ~?


    • 「~できますか?」「~してもらえますか?」という意味合いで、単純に相手の能力・可能性をたずねたり、お願いをする場面で用いられます。

    • 例)

    • “Can you swim?”(泳げますか?)

    • “Can you help me?”(手伝ってくれますか?)


  • Can’t you ~?


    • 日本語訳で「~できないの?」となり、相手がそれをできるはずだと期待しているような含みを持つことが多い表現です。

    • 例)

    • “Can’t you swim?”(泳げないの? = 泳げると思っていたけれど?)

    • “Can’t you help me?”(手伝ってくれないの? = 手伝ってくれると思っていたのに?)



2. 否定形の持つニュアンス


  • 「Can’t you ~?」には、「できるはずなのに、なぜしないの?」というニュアンスが含まれます。

  • そのため、場合によっては相手を責めているように聞こえることがあり、誤解を招く可能性があります。

  • たとえば相手が「いいえ、できません」と答えることが明らかな状況で「Can’t you ~?」を使うと、責任を追及しているように聞こえやすく、相手に不快感を与えてしまうリスクがあります。


3. 丁寧にしたいときの工夫

「相手に強いるような響きにならないようにしたい場合」は、以下のような表現を使うと、よりやわらかな印象を与えられます。


  1. Could you ~?


    • “Could you help me?”(お手伝いいただけますか?)

    • 依頼をするときに一般的に使われる丁寧表現で、相手の承諾を柔らかく求められます。


  2. Would you mind ~?


    • “Would you mind helping me?”(手伝っていただけますか?)

    • “~していただけませんか?”という表現になり、丁寧さがより増します。


  3. Is it possible for you to ~?


    • “Is it possible for you to join us?”(一緒に参加していただくことは可能ですか?)

    • 相手に選択の余地を与える印象となり、依頼や質問をさらにやわらかく伝えられます。



4. 状況に合わせた使い方のポイント


  1. 相手との関係性を考える


    • 親しい間柄やカジュアルな状況であれば「Can’t you ~?」を用いても強い印象にはならないことがあります。

    • 一方、ビジネスや公式の場面など、礼儀が求められる状況では避けたほうが良いでしょう。


  2. 相手が“できない”可能性に配慮する


    • “Can’t you ~?”は相手が本当にできない(あるいはやりたくない)場合に、圧力を感じさせる表現です。

    • 「できる」と確信している場合でも、丁寧な言いかえを検討すると、円滑なコミュニケーションに繋がります。



5. まとめ


  • 「Can’t you ~?」は「~できないの?」というニュアンスを強く含むため、相手を叱責しているように受け取られる可能性があります。

  • フランクに使える場面もありますが、相手との関係性や状況をよく考え、より丁寧な表現を選択すると失礼になりにくいでしょう。

特にビジネス文書やあまり親しくない相手との会話では、安全のために「Could you ~?」「Would you mind ~?」などを使用するほうが無難です。

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A2.1

Could you ...?

より丁寧な依頼を表す

もう一度伺ってよろしいですか。

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以下では、「Could you …?」という依頼表現の使い方について、より丁寧でわかりやすい解説を示します。


「Could you …?」とは


  • Couldcan の過去形ですが、過去形だからといって「過去の出来事のみ」を表すわけではありません。

  • 助動詞を過去形にすると、丁寧さが増すという特徴があります。「Could you …?」は「Can you …?」に比べて、丁寧な依頼をする際に用いられます。

「Can you …?」との違い


  • 「Can you …?」は話し手から相手への依頼表現で、比較的カジュアルに使えます。日本語としては「~してくれない?」というニュアンスが近いです。

  • 一方、「Could you …?」はより丁寧で遠慮がちな響きを持つ表現です。日本語で言うと「~していただけませんか」や「~してくれませんか」と、改まった印象を与えます。


使い方のポイント


  1. やわらかく丁寧な依頼をしたいときに使う

    例:


    • Could you pass me the salt?

      (塩を取っていただけますか?)

    • Could you help me with this homework?

      (この宿題を手伝っていただけませんか?)


  2. ビジネスシーンや目上の人への依頼に便利

    面接や会議などで、上司や取引先相手に何かお願いをしたい場合、「Could you …?」は丁寧な印象を与えます。


  3. 「Can you …?」よりも丁寧、しかし「Would you …?」ほど硬すぎない


    • Would you …? はさらにフォーマル感が増しますが、日常的な場面では「Could you …?」で十分伝わります。



例文で確認























依頼する内容 Can you …? (カジュアル) Could you …? (丁寧)
ドアを開けてくれる? Can you open the door? Could you open the door, please?
席を詰めて座ってもらえる? Can you move over a bit? Could you move over a bit for me, please?
メールをもう一度送ってもらえる? Can you send the email again? Could you send the email again, please?


まとめ


  • Couldcan の過去形ですが、依頼の表現として使う場合は「より丁寧に聞こえる」という役割を持ちます。

  • 「Can you …?」がカジュアルな依頼なのに対し、「Could you …?」にすると相手に対して礼儀正しい印象を与えることができます。

  • ビジネスシーンや少し改まった場面での依頼には「Could you …?」が便利です。

ぜひ、相手やシチュエーションに応じて、適切な表現を使い分けてみてください。

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A2.1

Will you ...?

カジュアルに依頼するときのWill you ~?

あなたが買ったものを見せてくれませんか。

このボタンはなに?
説明

以下では「Will you ...?」を中心とした依頼表現の違いについて、より詳しく、わかりやすく解説します。


助動詞を使った依頼表現の基本

英語で誰かに何かを頼むときは、助動詞を使った疑問文がよく用いられます。たとえば「Will you ~?」「Can you ~?」などですが、助動詞の形や使い方によって、依頼の“丁寧さ”や“ニュアンス”が変わります。


Will you ~?

基本的な使い方


  • 「Will you ~?」は、相手に何かをしてもらいたいときに使う依頼表現です。

  • 比較的カジュアルな響きがあり、日本語で言う「〜してくれる?」に近いニュアンスです。

例文


  • Will you pass me the salt?

    (塩を取ってくれる?)

  • Will you help me with my project?

    (私のプロジェクトを手伝ってくれる?)

ポイント


  • 「Will you~?」はフランクに使える一方で、言い方によっては「〜してよ」という、やや強めの依頼・命令っぽく聞こえてしまう場合があります。相手との関係性や場面によっては、より丁寧な表現にした方がよいケースもあります。


Can you ~?

基本的な使い方


  • 「Can you ~?」は「~できる?」と相手の能力をたずねる形ですが、依頼表現としてもよく使われます。実際には「〜してくれる?」という意味合いになります。

例文


  • Can you open the window?

    (窓を開けてくれる?)

  • Can you pick me up at the station?

    (駅まで迎えに来てくれる?)

ポイント


  • 「Will you~?」と同様にカジュアルなイメージがあります。友人や家族、親しい同僚などに対して気軽に使える依頼表現です。


Would you ~? / Could you ~?

基本的な使い方


  • 「Would you ~?」や「Could you ~?」は、「Will you~?」「Can you~?」の過去形を用いた形です。

  • 過去形を使うことで丁寧なニュアンスが加わり、日本語だと「〜していただけますか?」や「〜してくれませんか?」に近くなります。

例文


  • Would you close the door for me?

    (ドアを閉めていただけますか?)

  • Could you speak more slowly, please?

    (もう少しゆっくり話していただけますか?)

  • Would you mind carrying this bag for me?

    (このカバンを運んでいただいてもよろしいですか?)

ポイント


  • ビジネスシーンや初対面の相手、または目上の人に対して依頼するときには、「Would you~?」「Could you~?」を使うことでより丁寧な印象を与えられます。

  • 「Would you mind ~?」など、さらに丁寧な言い方も存在します。


まとめ


  1. Will you ~? / Can you ~?


    • カジュアルな依頼:「~してくれる?」

    • 友人や家族、親しい間柄でのシーンに向いている。


  2. Would you ~? / Could you ~?


    • 丁寧な依頼:「~していただけますか?」や「~してくれませんか?」

    • ビジネスや初対面、目上の人など礼儀を重んじる場面に最適。


英語では、相手との関係性や状況に応じて依頼の仕方を変えることが大切です。カジュアルな場面では「Will you ~?」「Can you ~?」を使っても問題ありませんが、丁寧さが必要なときは「Would you ~?」「Could you ~?」を選ぶとよいでしょう。

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