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A2.1

Can't you ...?

「~できないの?」

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説明

「Can’t you ~?」の形について

英語で「Can you ~?」と尋ねる場合は「~することができますか?」という意味ですが、その否定形である「Can’t you ~?」は「~できないの?」と問いかける形になります。ここでは、その使い方やニュアンス、注意点を詳しく解説します。


1. 肯定形「Can you ~?」との違い


  • Can you ~?


    • 「~できますか?」「~してもらえますか?」という意味合いで、単純に相手の能力・可能性をたずねたり、お願いをする場面で用いられます。

    • 例)

    • “Can you swim?”(泳げますか?)

    • “Can you help me?”(手伝ってくれますか?)


  • Can’t you ~?


    • 日本語訳で「~できないの?」となり、相手がそれをできるはずだと期待しているような含みを持つことが多い表現です。

    • 例)

    • “Can’t you swim?”(泳げないの? = 泳げると思っていたけれど?)

    • “Can’t you help me?”(手伝ってくれないの? = 手伝ってくれると思っていたのに?)



2. 否定形の持つニュアンス


  • 「Can’t you ~?」には、「できるはずなのに、なぜしないの?」というニュアンスが含まれます。

  • そのため、場合によっては相手を責めているように聞こえることがあり、誤解を招く可能性があります。

  • たとえば相手が「いいえ、できません」と答えることが明らかな状況で「Can’t you ~?」を使うと、責任を追及しているように聞こえやすく、相手に不快感を与えてしまうリスクがあります。


3. 丁寧にしたいときの工夫

「相手に強いるような響きにならないようにしたい場合」は、以下のような表現を使うと、よりやわらかな印象を与えられます。


  1. Could you ~?


    • “Could you help me?”(お手伝いいただけますか?)

    • 依頼をするときに一般的に使われる丁寧表現で、相手の承諾を柔らかく求められます。


  2. Would you mind ~?


    • “Would you mind helping me?”(手伝っていただけますか?)

    • “~していただけませんか?”という表現になり、丁寧さがより増します。


  3. Is it possible for you to ~?


    • “Is it possible for you to join us?”(一緒に参加していただくことは可能ですか?)

    • 相手に選択の余地を与える印象となり、依頼や質問をさらにやわらかく伝えられます。



4. 状況に合わせた使い方のポイント


  1. 相手との関係性を考える


    • 親しい間柄やカジュアルな状況であれば「Can’t you ~?」を用いても強い印象にはならないことがあります。

    • 一方、ビジネスや公式の場面など、礼儀が求められる状況では避けたほうが良いでしょう。


  2. 相手が“できない”可能性に配慮する


    • “Can’t you ~?”は相手が本当にできない(あるいはやりたくない)場合に、圧力を感じさせる表現です。

    • 「できる」と確信している場合でも、丁寧な言いかえを検討すると、円滑なコミュニケーションに繋がります。



5. まとめ


  • 「Can’t you ~?」は「~できないの?」というニュアンスを強く含むため、相手を叱責しているように受け取られる可能性があります。

  • フランクに使える場面もありますが、相手との関係性や状況をよく考え、より丁寧な表現を選択すると失礼になりにくいでしょう。

特にビジネス文書やあまり親しくない相手との会話では、安全のために「Could you ~?」「Would you mind ~?」などを使用するほうが無難です。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

FUNCTIONAL QUESTION: Can't you ...?

英語 - 日本語

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