彼女が熟睡しているのを確かめて、彼はこっそり部屋を抜け出して行った。
夕方にまたサファリに出掛け、夜はカバの声を聞きながら眠りについた。
「寝てた?」「爆睡」「そ、そうか?」「なんかうなされてたよ。怖い夢でも見てた?」
彼女はいつも半分眠っているように見えるが、一度議論を始めると止まるところを知らないぐらい勢いよくやる。
こたつで寝ちゃったら風邪引くのはあたりまえ。自己管理がなっていない。
弟は森に入るやいなや、川をみつけて渡った。向こう岸には雌熊がいて、ぐっすり眠っていた。
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