最終更新日
:2025/01/28
arrest
解説
1. 基本情報と概要
単語: arrest
品詞: 名詞 (同形で動詞としても使われます)
CEFRレベル目安: B2(中上級)
- B2(中上級): ある程度難しい単語だが、ニュースや書籍など、日常的にもよく目にする表現なので、学習者はまず使い方・文脈を理解するとよいでしょう。
意味(英語)
- The act of taking someone into custody by legal authority.
- The state of being stopped or inhibited.
意味(日本語)
- 法的権限によって人を拘束すること、あるいは拘束される状態。
- 何かが中断・停止されること。
「arrest (名詞)」は主に「逮捕」「拘束」という意味で使われます。法律に基づいて、警察などが人を捕まえるイメージです。また、文脈によっては「停止」や「中断」というニュアンスでも使われます。日常会話では警察関連のニュースや映画・ドラマなどでよく出てきます。
活用形
- 単数形: arrest
- 複数形: arrests
他の品詞での例
- arrest (動詞): to arrest someone(誰かを逮捕する)
- 例: The police arrested the suspect. (警察は容疑者を逮捕した。)
- 例: The police arrested the suspect. (警察は容疑者を逮捕した。)
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- 「arrest」に明確な接頭語や接尾語はありません。
- 語幹は「arrest」で、フランス語やラテン語起源の単語です。
派生語・類縁語
- arresting (形容詞): 注意をひく、魅力的な
- 「arrest」という動詞から転じて、「目を奪うような」「人を惹きつけるような」というイメージです。
よく使われるコロケーション例(10個)
- make an arrest(逮捕を行う)
- under arrest(逮捕されている)
- place somebody under arrest(誰々を逮捕する)
- a citizen’s arrest(私人逮捕)
- arrest warrant(逮捕状)
- cardiac arrest(心停止)
- execution of an arrest(逮捕の執行)
- arrest record(逮捕歴)
- arrest on suspicion of ~(〜の容疑で逮捕する)
- house arrest(自宅軟禁)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「arrest」は、古フランス語の “arester” から来ていて、さらにラテン語の “ad” (〜へ) + “restare” (とどまる) に由来します。
- 元々の意味合いとしては「何かを止める」「動きを止める」というところから「逮捕する」という法的文脈へと広がりました。
ニュアンス
- 法律・警察に絡む文脈では比較的フォーマルなニュアンスがあります。
- 「心停止(cardiac arrest)」のように医学分野でも使われますが、こちらは比喩でなく“停止”の意味です。
- 書き言葉でも話し言葉でも、警察やニュースに関連した話題で頻繁に登場します。使用率は比較的高めです。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞としての“arrest”は可算名詞です。
- 例: three arrests(3件の逮捕)
- 例: three arrests(3件の逮捕)
- 動詞としての“arrest”は他動詞で、目的語を取ります。
- 例: The police arrested him.(警察は彼を逮捕した。)
よくある構文・フレーズ
be under arrest
- 例: You are under arrest.(あなたは逮捕されている状態です。)
- フォーマルまたは警察関連のシーンで使用。
- 例: You are under arrest.(あなたは逮捕されている状態です。)
make an arrest
- 例: The officer made an arrest in the early morning.(警官は早朝に逮捕を行った。)
- 例: The officer made an arrest in the early morning.(警官は早朝に逮捕を行った。)
place someone under arrest
- 例: I placed him under arrest for trespassing.(不法侵入で彼を逮捕した。)
- 例: I placed him under arrest for trespassing.(不法侵入で彼を逮捕した。)
5. 実例と例文
(A) 日常会話での例文
- “I just saw someone getting arrested outside my apartment.”
(アパートの外で誰かが逮捕されているのを見ちゃった。) - “There was a report of an arrest in our neighborhood yesterday.”
(昨日、私たちの近所で逮捕があったらしいよ。) - “His arrest came as a big surprise to everyone who knew him.”
(彼の逮捕は、彼を知っている人全員にとって大きな驚きでした。)
(B) ビジネスシーンでの例文
- “The company faced a scandal after the CEO’s arrest on fraud charges.”
(CEOが詐欺容疑で逮捕された後、その会社はスキャンダルに直面しました。) - “We need to check if the new employee has any prior arrest records.”
(新しい社員に逮捕歴があるかどうかを確認する必要があります。) - “The press release mentioned the CFO’s arrest last week.”
(プレスリリースは先週のCFOの逮捕について言及していました。)
(C) 学術的・専門的な文脈での例文
- “Several studies have examined rates of cardiac arrest in different populations.”
(いくつかの研究が、さまざまな集団における心停止率を調査しています。) - “The researcher explored how immediate treatment could prevent cardiac arrest.”
(研究者は、迅速な治療によって心停止を防ぐ可能性を探究しました。) - “In international law, an arrest warrant must meet certain procedural criteria.”
(国際法においては、逮捕状が特定の手続きを満たさなければなりません。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- detention(拘留)
- 「detention」は身柄を拘束されること。学校での“居残り”の意味もある。
- 「detention」は身柄を拘束されること。学校での“居残り”の意味もある。
- custody(拘留、保護)
- 「保護」や「親権」の意味でも使われる。逮捕とは少しニュアンスが異なる。
- 「保護」や「親権」の意味でも使われる。逮捕とは少しニュアンスが異なる。
- capture(捕獲、捕らえること)
- 犯人に限らず動物や敵など、「捕らえる」全般を指す。
- 犯人に限らず動物や敵など、「捕らえる」全般を指す。
反意語
- release(解放、釈放)
- 完全な反意語としては「逮捕」(arrest) した後に「釈放」(release) が対になるイメージです。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA表記: /əˈrɛst/
- アメリカ英語: アクセントは第2音節の“rest”に置かれます(uh-REST)
- イギリス英語: 基本的に同じ発音ですが、アメリカ英語よりも母音がややはっきりしない傾向がある。
- よくある間違い: “a-rest”と切ってしまい、「あれスト」と日本語的に発音すること。アクセント位置をしっかり“レスト”のところに置きましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「arrest」の“r”を一つだけにして “arest” と書いてしまうミスがあるので注意。
- 動詞か名詞かでのちがい: “He was arrested” (動詞) と “He was under arrest” (名詞) で文構造が変わるので混乱しないように。
- 同音異義語との混同: 同音異義語は特になし。ただし、音が似た“a rest” (休憩) と勘違いしないように。
- 試験対策: TOEIC・英検ではニュースや報道に関する読解問題などで「arrest」という単語が出題されることが多いです。文脈上「逮捕」か「停止」かを見極めるように。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “arrest” = “止める”というイメージ
- 語源的にも「動きを止める」という流れがあり、逮捕も人の動きを「江戸時代の捕り物」のように「止める」イメージと結びつけると覚えやすいです。
- 語源的にも「動きを止める」という流れがあり、逮捕も人の動きを「江戸時代の捕り物」のように「止める」イメージと結びつけると覚えやすいです。
- 綴りのポイント: “ar” + “rest” と分解して、逮捕されると「余生はrestできない」とイメージするとユニークに覚えられるかもしれません。
以上が名詞“arrest”についての詳細な解説です。文脈によっては「停止・中断」を指す場合もありますが、まずは「逮捕」という意味が代表的だと押さえておきましょう。
意味(1)
逮捕,検挙
意味(2)
止めること,阻止,停止
復習用の問題
正解を見る
警察は容疑者を制圧し、逮捕することができました。
正解を見る
The police were able to subdue the suspect and make an arrest.
英語 - 日本語
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