最終更新日:2024/06/18
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元となった辞書の項目

arrest

名詞

逮捕,検挙 / 止めること,阻止,停止

このボタンはなに?

警察は容疑者を制圧し、逮捕することができました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: arrest

品詞: 名詞 (同形で動詞としても使われます)

CEFRレベル目安: B2(中上級)


  • B2(中上級): ある程度難しい単語だが、ニュースや書籍など、日常的にもよく目にする表現なので、学習者はまず使い方・文脈を理解するとよいでしょう。

意味(英語)


  1. The act of taking someone into custody by legal authority.

  2. The state of being stopped or inhibited.

意味(日本語)


  1. 法的権限によって人を拘束すること、あるいは拘束される状態。

  2. 何かが中断・停止されること。

「arrest (名詞)」は主に「逮捕」「拘束」という意味で使われます。法律に基づいて、警察などが人を捕まえるイメージです。また、文脈によっては「停止」や「中断」というニュアンスでも使われます。日常会話では警察関連のニュースや映画・ドラマなどでよく出てきます。

活用形


  • 単数形: arrest

  • 複数形: arrests

他の品詞での例


  • arrest (動詞): to arrest someone(誰かを逮捕する)


    • 例: The police arrested the suspect. (警察は容疑者を逮捕した。)



2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 「arrest」に明確な接頭語や接尾語はありません。

  • 語幹は「arrest」で、フランス語やラテン語起源の単語です。

派生語・類縁語


  • arresting (形容詞): 注意をひく、魅力的な


    • 「arrest」という動詞から転じて、「目を奪うような」「人を惹きつけるような」というイメージです。


よく使われるコロケーション例(10個)


  1. make an arrest(逮捕を行う)

  2. under arrest(逮捕されている)

  3. place somebody under arrest(誰々を逮捕する)

  4. a citizen’s arrest(私人逮捕)

  5. arrest warrant(逮捕状)

  6. cardiac arrest(心停止)

  7. execution of an arrest(逮捕の執行)

  8. arrest record(逮捕歴)

  9. arrest on suspicion of ~(〜の容疑で逮捕する)

  10. house arrest(自宅軟禁)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「arrest」は、古フランス語の “arester” から来ていて、さらにラテン語の “ad” (〜へ) + “restare” (とどまる) に由来します。

  • 元々の意味合いとしては「何かを止める」「動きを止める」というところから「逮捕する」という法的文脈へと広がりました。

ニュアンス


  • 法律・警察に絡む文脈では比較的フォーマルなニュアンスがあります。

  • 「心停止(cardiac arrest)」のように医学分野でも使われますが、こちらは比喩でなく“停止”の意味です。

  • 書き言葉でも話し言葉でも、警察やニュースに関連した話題で頻繁に登場します。使用率は比較的高めです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての“arrest”は可算名詞です。


    • 例: three arrests(3件の逮捕)


  • 動詞としての“arrest”は他動詞で、目的語を取ります。


    • 例: The police arrested him.(警察は彼を逮捕した。)


よくある構文・フレーズ


  1. be under arrest


    • 例: You are under arrest.(あなたは逮捕されている状態です。)

    • フォーマルまたは警察関連のシーンで使用。


  2. make an arrest


    • 例: The officer made an arrest in the early morning.(警官は早朝に逮捕を行った。)


  3. place someone under arrest


    • 例: I placed him under arrest for trespassing.(不法侵入で彼を逮捕した。)



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. “I just saw someone getting arrested outside my apartment.”

    (アパートの外で誰かが逮捕されているのを見ちゃった。)

  2. “There was a report of an arrest in our neighborhood yesterday.”

    (昨日、私たちの近所で逮捕があったらしいよ。)

  3. “His arrest came as a big surprise to everyone who knew him.”

    (彼の逮捕は、彼を知っている人全員にとって大きな驚きでした。)

(B) ビジネスシーンでの例文


  1. “The company faced a scandal after the CEO’s arrest on fraud charges.”

    (CEOが詐欺容疑で逮捕された後、その会社はスキャンダルに直面しました。)

  2. “We need to check if the new employee has any prior arrest records.”

    (新しい社員に逮捕歴があるかどうかを確認する必要があります。)

  3. “The press release mentioned the CFO’s arrest last week.”

    (プレスリリースは先週のCFOの逮捕について言及していました。)

(C) 学術的・専門的な文脈での例文


  1. “Several studies have examined rates of cardiac arrest in different populations.”

    (いくつかの研究が、さまざまな集団における心停止率を調査しています。)

  2. “The researcher explored how immediate treatment could prevent cardiac arrest.”

    (研究者は、迅速な治療によって心停止を防ぐ可能性を探究しました。)

  3. “In international law, an arrest warrant must meet certain procedural criteria.”

    (国際法においては、逮捕状が特定の手続きを満たさなければなりません。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. detention(拘留)


    • 「detention」は身柄を拘束されること。学校での“居残り”の意味もある。


  2. custody(拘留、保護)


    • 「保護」や「親権」の意味でも使われる。逮捕とは少しニュアンスが異なる。


  3. capture(捕獲、捕らえること)


    • 犯人に限らず動物や敵など、「捕らえる」全般を指す。


反意語


  • release(解放、釈放)


    • 完全な反意語としては「逮捕」(arrest) した後に「釈放」(release) が対になるイメージです。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記: /əˈrɛst/

  • アメリカ英語: アクセントは第2音節の“rest”に置かれます(uh-REST)

  • イギリス英語: 基本的に同じ発音ですが、アメリカ英語よりも母音がややはっきりしない傾向がある。

  • よくある間違い: “a-rest”と切ってしまい、「あれスト」と日本語的に発音すること。アクセント位置をしっかり“レスト”のところに置きましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「arrest」の“r”を一つだけにして “arest” と書いてしまうミスがあるので注意。

  • 動詞か名詞かでのちがい: “He was arrested” (動詞) と “He was under arrest” (名詞) で文構造が変わるので混乱しないように。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特になし。ただし、音が似た“a rest” (休憩) と勘違いしないように。

  • 試験対策: TOEIC・英検ではニュースや報道に関する読解問題などで「arrest」という単語が出題されることが多いです。文脈上「逮捕」か「停止」かを見極めるように。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “arrest” = “止める”というイメージ


    • 語源的にも「動きを止める」という流れがあり、逮捕も人の動きを「江戸時代の捕り物」のように「止める」イメージと結びつけると覚えやすいです。


  • 綴りのポイント: “ar” + “rest” と分解して、逮捕されると「余生はrestできない」とイメージするとユニークに覚えられるかもしれません。

以上が名詞“arrest”についての詳細な解説です。文脈によっては「停止・中断」を指す場合もありますが、まずは「逮捕」という意味が代表的だと押さえておきましょう。

意味(1)

逮捕,検挙

意味(2)

止めること,阻止,停止

意味を覚えるための辞書問題

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