最終更新日:2025/10/29
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元となった辞書の項目

premium

名詞

(購買心をそそるための)無料提供品,値引き品,おまけ / 割増し金;奨励金 / (普通以上の)高い価値 / 保険料,保険掛け金

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解説

以下では、英単語「premium(名詞)」を、学習者の方にもわかりやすいように、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: premium

品詞: 名詞 (他に形容詞用法も存在しますが、ここでは名詞にフォーカスします)

英語での意味


  • A sum of money paid in addition to a regular amount, often as an incentive or for something considered superior or extra

  • 特に「保険料」や「特別な対価・報酬金」「高級品に対する割増料金」などを意味します。

日本語での意味


  • 「保険料」「追加の対価・割増料金」「高級品に対して支払う金額」「報奨金」など

「premium」は、保険契約時に支払う“保険料”のことを指したり、品質が高い商品に対する“割増代金”を表したりするときによく使われます。少しフォーマルな響きがあるので、ビジネスシーンや契約関連でよく登場します。

活用形


  • 「premium」は不可算的に扱うこともあれば、複数形で「premiums」となる場合もあります(例: Insurance premiums)。

  • 形容詞用法: 「premium quality」(高品質の〜)、形容詞“premium”として使う場合も多いです。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): ビジネスや経済・契約関連の文脈で比較的頻繁に登場し、やや専門的ともいえる単語


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • pre-(接頭語のようにも見えますが、ラテン起源の「praemium」(報酬)に由来しており、現在の英語では「pre-(前)」が分離して機能しているわけではありません)

  • -mium(単独での接尾語というよりは、「premium」という形で一続きのラテン語派生単語です)

派生語や関連語


  • premium adjective: 「高級な」「特別品質の」「上質の」

  • to be at a premium (イディオム): 「不足していて貴重である」という意味

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. pay a premium(割増料金を支払う)

  2. insurance premium(保険料)

  3. health insurance premium(健康保険料)

  4. put/place a premium on ...(〜を重視する/〜に高い価値を置く)

  5. sell at a premium(割増価格で売る)

  6. premium subscription(プレミアム会員契約)

  7. premium brand(高級ブランド)

  8. charge a premium(プレミアム価格を請求する)

  9. a premium product(高級な製品)

  10. at a premium(品薄で大変貴重な/価値が高い状態で)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の「praemium」(報酬、賞金)から。もともと「取引で支払われる報酬」や「励みとして与えられる保険や奨励金」を指していました。

  • 歴史的背景: 中世から「報酬・賞金」を指す言葉として使われ、保険の分野でも定着。現代では「高い価値を伴う料金」「追加の支払額」に広がって使われています。

  • 使用時の注意点: フォーマル寄り・ビジネス寄りの文脈でよく登場します。カジュアルな日常会話では「extra fee」「insurance fee」などに置き換わることもありますが、「premium」のほうが専門的で経済・ビジネス文脈に強い印象を与えます。

  • 感情的な響き: 「高級感」「特別感」を強調するイメージを与えるため、宣伝文句や商品名にもよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算: 保険料など“お金の単位”として具体的な金額を言う場合は複数形「premiums」が可能。「I pay high premiums every year.」のように使えます。抽象的に「追加料金」や「特別な価値」として言及する場合は不可算扱いすることもあります。

  • 一般的な構文・イディオム


    • “to pay a premium for something”「何かに対して割増料金を払う」

    • “to be at a premium”「稀少性が高い・不足している」(価値が高くなっている)


  • 使用シーン


    • フォーマル/ビジネス向け:「insurance premium」「premium quality」など

    • カジュアル: 高級サービスや高級商品を強調したいときに使われる場合あり



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I usually buy premium coffee beans because I love the taste.”

    (私は味が大好きなので、たいてい高品質のコーヒー豆を買います。)

  2. “They’re offering a premium version of the app with no ads.”

    (彼らは広告なしのプレミアム版アプリを提供しています。)

  3. “These seats are premium, so they cost more.”

    (これらの席はプレミアム扱いなので、料金が高いです。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “We should consider charging a premium for our new luxury line.”

    (私たちの新しい高級ラインに対しては、プレミアム価格を設定することを検討すべきです。)

  2. “The insurance premium has increased due to the recent policy change.”

    (最近の方針変更により、保険料が値上がりしました。)

  3. “Our client is willing to pay a premium for faster delivery.”

    (顧客は、より早い納品のためなら割増料金を支払うことをいといません。)

学術的・専門的場面での例文


  1. “The concept of premium pricing is based on perceived value rather than cost.”

    (プレミアム価格設定の概念は、コストではなく認識される価値に基づいています。)

  2. “Many researchers analyze insurance premiums in relation to risk models.”

    (多くの研究者はリスクモデルとの関連で保険料を分析します。)

  3. “When resources are scarce, time becomes a premium commodity.”

    (資源が不足しているときには、時間は非常に貴重なものになります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. surcharge (追加料金)


    • 「追加で課される料金」。premiumが品質や価値に対しての割増というニュアンスなのに対し、surchargeは「超過」「追加」による料金のイメージ。


  2. fee (手数料、料金)


    • 一般的な「手数料・料金」を指すため、premiumのような「高級感」や「特別な価値付け」とは限らない。


  3. bonus (ボーナス)


    • 「報酬」「特典」。premiumの「報奨金」という意味に近いが、bonusは「余分に与えられるもの」というニュアンスが強い。


反意語


  • discount(値引き)

    「premium」が上乗せされた価格や特別料金を指すのに対し、「discount」は価格を引き下げるニュアンス。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号: /ˈpriː.mi.əm/ (米・英共通に近い)


    • 先頭の “pre-” の部分が強勢 (pri-) になりやすい。


  • アメリカ英語・イギリス英語で大きな違いはありませんが、イギリス英語は “pri-mi-um” と曖昧母音がややはっきり聞こえることがあります。

  • よくある間違い: “pre-me-um” と二音節にしてしまうなど。間に“i”をしっかり入れて三音節 “pri-mi-um” で発音するのが大切です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “premuim” と “u” と “i” を逆に書いてしまう間違いが多いので注意。

  • 同音異義語との混同: 特に同音語が顕著にあるわけではありませんが、-um で終わる他のラテン由来の単語(forum, stadium など)と混ざる可能性があるため、注意して覚えましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検のリスニング・リーディングで“insurance premium”などの形で登場し、ビジネス交渉や経済英語の用語として問われることがよくあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「premium(プレミアム)」というカタカナ語も日本語で定着しているため、スペルを特に意識して覚えるとよいでしょう。

  • 語源から「報酬・価値の上乗せ」のイメージをもつと、保険料や高級品など、支払いが上乗せされる場面を思い浮かべて理解しやすくなります。

  • スペルの中ほどにある「m-i-u」の並びを「みう」と日本語で発音をイメージすると、綴りを間違えにくくなります。


以上が、名詞としての「premium」の詳細な解説です。保険料や高付加価値サービスの料金など、ビジネスシーンで頻繁に登場する単語なので、しっかり覚えておきましょう。

意味のイメージ
premium
意味(1)

割増し金;奨励金

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意味(2)

(普通以上の)高い価値

保険業者はリスクを評価し、保険料を決定しました。

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意味(3)

(購買心をそそるための)無料提供品,値引き品,おまけ

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意味(4)

保険料,保険掛け金

彼らは顧客を引き付けるためにプレミアムサービスを提供しています。

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