頻出英熟語500 / リスニング問題 - 未解答
英熟語を聞き取りを鍛える問題です。
- 英語: “A number of” means “several,” “some,” or “various.”
- 日本語: 数詞として特定の数を示すわけではなく、「いくつかの」「いろいろな」「複数の」という意味合いです。必ずしも「多数」を指すというよりは「ある程度の数」というニュアンスになります。
- 具体的な数を提示するほどは明確ではないが、無視できないほどには複数存在するときに使われます。たとえば「a number of people(ある程度の人数)」や「a number of issues(いくつかの問題)」など、細かい数を示さなくとも、複数存在することを示唆するような表現で日常的に使われます。
- 「number」が名詞として単独で使われるとき: “The number is too large.”(その数は大きすぎる)
- 「numerical」(形容詞): 数字上の、数に関するという意味
- 「number」から派生する他の形容詞例: “numberless”(数え切れない)など
- a: 英語の不定冠詞であり、この場合は特定されていない数をぼかす役割を持ちます。
- number: 数、数字という意味の名詞。
- of: 前置詞。付帯して「数の対象」を示します。
- the number of ~: 「〜の数」とはっきり数量を指すときに使う表現。文法的には単数扱い(例: “The number of students is increasing.”)。
- a number of people → いくつかの人々
- a number of problems → いくつかの問題
- a number of factors → いくつかの要因
- a number of reasons → いくつかの理由
- a number of ways → いくつかの方法
- a number of occasions → いくつかの機会
- a number of items → いくつかの項目(品目)
- a number of opportunities → いくつかの機会(チャンス)
- a number of suggestions → いくつかの提案
- a number of improvements → いくつかの改善点
- 「number」の語源はラテン語の「numerus」という語から来ており、「量」「数」を指していました。
- 「a number of」は、英語において昔から「単純にいくつかの量があること」を表現するために用いられてきた決まり文句です。
- 「a number of」は曖昧に「いくつかの」「複数の」を指す表現なので、「驚くほど多い」という意味合いでは必ずしもありません。
- 「the number of」と混同しないようにする必要があります。「a number of + 複数名詞」の場合は通例、動詞は複数扱い(are, were など)になりますが、「the number of + 複数名詞」の場合は単数扱い(is, was など)になります。
- カジュアル/フォーマルどちらでも使われ、文書や会話で幅広く用いられます。
- ビジネスメールなどでも「a number of issues」「a number of tasks」という形でよく使われるため、雑談からオフィシャルな文書まで対応可能です。
a number of + 複数名詞 + 複数動詞
例: A number of students are absent today.the number of + 複数名詞 + 単数動詞
例: The number of students is increasing.不可算名詞とはあまり結びつかない(例: “a number of work” とは言わず、 “a number of tasks” などに言い換えることが多い)。
「a large number of ~」のように「large」「good」「certain」などの形容詞を伴ってニュアンスを強めることもある(例: “A large number of people attended the event.”)。
- “I met a number of your friends at the party last night.”
(昨夜のパーティであなたの友達に何人か会ったよ。) - “We’ve tried a number of methods, but none seem to work.”
(いくつかの方法を試したけど、どれも上手くいかないみたい。) - “A number of us are going to the movies this weekend.”
(私たちの何人かは今週末、映画を観に行く予定だよ。) - “A number of issues were found during the quality inspection.”
(品質検査でいくつかの問題が見つかりました。) - “We received a number of applications for the new position.”
(新しいポジションにかなりの数の応募がありました。) - “A number of tasks need to be completed by the end of the week.”
(週末までにいくつかのタスクを完了させる必要があります。) - “A number of researchers have published studies on this topic.”
(このテーマについて、いくつかの研究者が論文を発表しています。) - “A number of theories have been proposed to explain the phenomenon.”
(その現象を説明するために、いくつかの理論が提唱されています。) - “A number of statistical models were tested to ensure accuracy.”
(いくつかの統計モデルが精度の検証のためにテストされました。) - “several” (いくつかの)
- 「一部の」「数個の」程度を表す際に用いる。
- “A number of”よりも口語的で数量的にやや少なめのニュアンスにも使える。
- 「一部の」「数個の」程度を表す際に用いる。
- “some” (いくらかの)
- はっきりした数はわからないが、存在はあると言うときによく使われる。
- はっきりした数はわからないが、存在はあると言うときによく使われる。
- “various” (さまざまな)
- 「多様な種類・形態がある」という強調が含まれる。
- 「多様な種類・形態がある」という強調が含まれる。
- “a few” (少数の)
- “a number of”に比べるとやや少ない感じがする。
- 明確に反意語というよりは対義表現として、「none」「no」「not any」が考えられます。たとえば “no” は「数が全くない」という点で「a number of」と対比的です。
発音記号(IPA):
- a number of:
- アメリカ英語: /ə ˈnʌmbər əv/, /ə ˈnʌmbər ʌv/
- イギリス英語: /ə ˈnʌmbə(r) əv/, /ə ˈnʌmbə(r) ʌv/
- a number of:
アクセントの位置:
- “number” の “núm” の部分に強勢が置かれます。
- “of” は弱く発音されがちです。 “əv” と曖昧母音になることが多いです。
- “number” の “núm” の部分に強勢が置かれます。
よくある発音ミス:
- “number” の “er” を軽く曖昧母音で発音できずに /num-bear/ のように伸ばしすぎる場合
- “of” をしっかり「オブ」と発音しすぎて不自然に聞こえる場合
- “number” の “er” を軽く曖昧母音で発音できずに /num-bear/ のように伸ばしすぎる場合
- 「a number of」と「the number of」の混同がもっとも多い間違いです。
- a number of + 複数名詞 + 複数動詞
- the number of + 複数名詞 + 単数動詞
- a number of + 複数名詞 + 複数動詞
- TOEICや英検などで、主語に合わせた動詞の一致を選ばせる問題として出題されることがあります(例: “A number of employees (is / are) absent.” のような問題)。
- “A number of”は「ある程度ナンバーがある」→ “Some”や“Several”に近いイメージ。
- イメージとしては「たくさんではないかもしれないが、複数の何かがあるよ」という感じで覚えるとよいです。
- 「A」なのに複数扱いすることを意識しておくと覚えやすいです。
- 英語: a little
- 日本語: 少し、わずか
「a little」は「(量や程度が)少しだけ」というニュアンスを表す表現です。主に不可算名詞と一緒に用いられたり、副詞的に用いられたりします。ポジティブな意味合いで「少しはある」「わずかだけある」というときによく使います。 - 基本的には、副詞・数量詞(quantifier)・形容詞的表現として機能します。
- 副詞的に使う場合: “I slept a little.”(少し眠った)
- 数量詞として使う場合: “I have a little money.”(少しお金がある)
- 副詞的に使う場合: “I slept a little.”(少し眠った)
- 「little」として形容詞的に使う場合もありますが、「a little」とは意味合いや用法が異なります。たとえば “little money” と言うと「ほとんどお金がない」という否定的なニュアンスが強いのに対し、“a little money” は「いくらか(十分ではないが)お金がある」という肯定的ニュアンスです。
- “little” が形容詞として: “He has little time.”(ほとんど時間がない)
- “little” が副詞として: “He eats very little.”(ほとんど食べない)
- A2: 初級
「a little」は日常会話で頻繁に出てくる表現で、初級レベル(A2)でも比較的早い段階で学習します。 - “a” + “little”
- “a” は不定冠詞
- “little” は「小さい」「わずか」という意味をもつ単語。ただし “a little” になると肯定的ニュアンスで「少しある」ということを表します。
- “a” は不定冠詞
- “a bit”: ほぼ同じ意味の口語的表現(「ちょっと」)
- “little by little”: 段階的に少しずつ
- “little” そのものが形容詞・副詞・名詞それぞれでさまざまな使い方がありますが、「a little」とは文脈が異なることが多いので注意が必要です。
- a little bit → (もう)ちょっと
- a little money → 少しのお金
- a little time → 少しの時間
- a little advice → ちょっとしたアドバイス
- a little help → 少しの助け
- a little while → 少しの間
- feel a little tired → ちょっと疲れた気がする
- speak a little louder → もう少し大きな声で話す
- a little too spicy → 少しだけ辛すぎる
- a little confused → 少し混乱している
- “little” は古英語の “lytel” に由来し、「小さい」という意味を表します。
- 中世英語を通して “little” の形に変化し、「少量」「わずか」を示す意味も発展してきました。
- “little” と “a little” はニュアンスが異なり、前者は否定的(不足を強調)・後者は肯定的(少しではあるが存在する)に用いられることが多いです。
- 口語的なシーンでも文章のシーンでも広く使われますが、「a little bit」という表現はよりくだけた雰囲気を伴う口語表現です。
- 「少しの~」という肯定的・ポジティブな表現で使う。
2) 副詞的に「少しだけ~する」という使い方 - 例: “She laughed a little.”(彼女は少し笑った)
- “a little” で数量詞(quantifier)的に用いる場合(不可算名詞を修飾する)
- 形容詞の “little” だけだとニュアンスが変わるので要注意です。
- “a little” はフォーマル・カジュアルどちらでも使える、ごく一般的な表現です。
- “a bit” はよりくだけた口語的な雰囲気があります。
- “I have a little time before the meeting starts.”
(会議が始まる前に少し時間があるよ。) - “Could you please give me a little help with this box?”
(この箱を運ぶのを少し手伝ってくれない?) - “I only speak a little Spanish, but I’ll try!”
(スペイン語は少ししか話せないけど、がんばってみるね!) - “We need a little more data to finalize the report.”
(報告書を完成させるには、もう少しデータが必要です。) - “Let’s take a little break before the next presentation.”
(次のプレゼンの前に少し休憩をとりましょう。) - “There is a little confusion about the new policy.”
(新しい方針について少し混乱があります。) - “A little evidence suggests that this theory may be valid.”
(この理論が正しいことを示す証拠が少しだけある。) - “We have a little progress in our research on renewable energy.”
(再生可能エネルギーの研究で少し進展があります。) - “The hypothesis requires a little more testing for confirmation.”
(その仮説を確認するにはもう少しテストが必要だ。) - “a bit”(ちょっと)
- 口語的でカジュアル。「a little」とほぼ同義だがくだけた印象が強い。
- “some”(いくらか)
- 多少量があることを表すが、“a little” よりやや幅が広いイメージ。
- “slightly”(わずかに)
- 副詞として程度を表し、文章表現では「a little」と近いが、文体はややフォーマル。
- “a lot” / “much”(たくさん)
- 「a little」の対極で、多量を表す表現。
- IPA (アメリカ英語 / イギリス英語):
- a: /ə/(弱形)
- little: /ˈlɪt̬.əl/ (米), /ˈlɪt.əl/ (英)
- a: /ə/(弱形)
- アクセントは “lít-tle” の “li” の部分に置かれます。
- 発音の際、「t」の音がアメリカ英語では軽く弾かれる(フラップT)ため “リドゥル” のように聞こえることがあります。イギリス英語では “リトル” に近い発音です。
- “little” と “a little” の混同:
- “little” →「ほとんどない」(否定的)
- “a little” →「少しある」(肯定的)
- “little” →「ほとんどない」(否定的)
- スペルミスの注意: “little” の「t」は2つ。
- 同音異義語は特にありませんが、ネイティブの速い発音から “lil” のようにも聞こえる場合があります。
- TOEICや英検などでも「a little」「little」「few」「a few」の違いが文法項目として頻出なので、可算・不可算名詞との組み合わせをしっかり確認してください。
- “little” は元々「小さい」という意味なので、それに「a」が付くと「小さいながらも存在する」というポジティブなニュアンスになる、とイメージすると覚えやすいです。
- “a bit” と同じような感覚で使えるので、両方の言い回しをセットで覚えておくと便利です。
- 実際にネイティブが使う会話を聞き取ると、しばしば “a little” が “uh-liddle” のように聞こえるかもしれません。この音の連結に慣れるとリスニング力が向上します。
- 英語: “not even”
- 日本語: 「まったく〜ない」「少しも〜ない」「〜ですらない」などの強調表現
- フレーズ(慣用的な副詞句・強調表現)
- “not even” 自体はフレーズなので、時制や形を変化させることはありません。
- ただし “not” は主語や時制に合わせて “can’t even…,” “didn’t even…,” “don’t even…,” “won’t even…” のように組み合わせることが多いです。
- “even” 単独では副詞・形容詞として使われ、たとえば “Even if…”(たとえ〜だとしても)や “an even surface”(平らな表面)のように別の意味で使われることがあります。
- B2(中上級)
「否定を強調するゆえのニュアンス理解や、口語表現としての使い方が少し難易度が上がるため、中上級レベルと考えられます。」 - not : 否定を表す語。語源は古英語の “nōt” や “naught” など。
- even : 「〜でさえ」「〜すらも」「平らな」などの意味をもちますが、ここでは強調の副詞として使われます(“I can’t even…” など)。
- 「not even」は、「本来なら(少しぐらいは可能だと思われること)さえも起こらない・できない」という強い否定として使います。
- “can’t even…”: 「〜することすらできない」
- “didn’t even…”: 「〜さえもしなかった」
- “won’t even…”: 「〜すらもしない(つもりだ)」
- “never even…”: 「一度も〜すらない」(“never” でさらに強い否定)
- “not even close” – まったく近くもない / 全然違う
- “not even once” – 一度たりとも〜ない
- “not even a little” – 少しも〜ない
- “not even a single ~” – 1つたりとも〜ない
- “not even sure” – 確信もない / まったくわからない
- “not even half” – 半分ですらない
- “not even worth it” – やる価値すらない
- “I can’t even begin to ~” – どうやって〜し始めたらいいかすらわからない
- “don’t even think about ~” – ~のことを考えるのはやめろ / まったく考えるな
- “not even funny” – (本来面白い場面のはずが)笑い事ですらない
- “not” は古英語 “nōt” や “ne + wīt” から来ており、「〜でない」を表す。
- “even” は古英語の “efen” に由来し、当初は「平らな」「等しい」を意味していましたが、副詞としては「〜でさえも」というニュアンスで使われるようになりました。
- この2つが組み合わさり、強い否定を表すフレーズとして定着しました。
- 強調の程度が強いので、フランクな会話などでは非常によく使われます。
- “I can’t even…” は特に口語表現での強い驚きや呆れ、嘆きを込める場合に用いられます。
- ビジネスメールなどフォーマルな文章でも稀に見かけますが、やや口語的・情緒的な響きがあるため、多用は避ける場合が多いです。
- “not even” は、動詞や名詞を否定する際に使われる強調構文です。
例) “He did not even apologize.”(彼は謝罪すらしなかった) - “even” が否定文で使われるときは、もともとの「〜さえも」という意味に “not” が加わり、「〜さえもない」「少しも〜ない」という強い否定ニュアンスを生み出します。
- 口語では “I can’t even.” だけで感嘆的に使うことがあり、「もう何も言えないほど呆れている」というような意味合いになります。
- “not even” 自体は副詞句なので、他動詞・自動詞の区別は動詞側で行います。
“They didn’t even sleep.”(自動詞 “sleep” を否定)
“They didn’t even do it.”(他動詞 “do” を否定) - “I can’t even handle this spicy food!”
- 「こんな辛い料理、まったく耐えられない!」
- 「こんな辛い料理、まったく耐えられない!」
- “He didn’t even say goodbye before leaving.”
- 「彼は去る前にさよならすら言わなかった。」
- 「彼は去る前にさよならすら言わなかった。」
- “You’re not even trying to listen to me.”
- 「あなたは私の話を少しも聞こうとしてないじゃない。」
- “She didn’t even attend the kickoff meeting.”
- 「彼女はキックオフミーティングにすら参加しませんでした。」
- 「彼女はキックオフミーティングにすら参加しませんでした。」
- “We can’t even proceed without the client’s approval.”
- 「クライアントの承認がないとまったく進めることができません。」
- 「クライアントの承認がないとまったく進めることができません。」
- “The competitor’s product is not even comparable in quality.”
- 「競合他社の製品は品質面で比較にすらならない。」
- “The hypothesis does not even account for external variables.”
- 「その仮説は外部変数すら考慮していない。」
- 「その仮説は外部変数すら考慮していない。」
- “They did not even examine the control group thoroughly.”
- 「彼らは対照群を徹底的に調査すらしなかった。」
- 「彼らは対照群を徹底的に調査すらしなかった。」
- “The data presented is not even sufficient to draw a preliminary conclusion.”
- 「提示されたデータは、仮説段階の結論を出すにすら十分でない。」
- “never” – 「決して〜ない」
- “never” は一度も起こらない確固とした否定を表す。 “not even” はより感情的・強調的。
- “never” は一度も起こらない確固とした否定を表す。 “not even” はより感情的・強調的。
- “absolutely not” – 「絶対に〜ない」
- “absolutely” が強調の役割を果たし、きっぱりした否定を示す。
- “absolutely” が強調の役割を果たし、きっぱりした否定を示す。
- “no way” (口語) – 「まったく無理」「あり得ない」
- 口語的に強い否定を表す点では類似。
- 口語的に強い否定を表す点では類似。
- “actually” – 「実は」「実際には」
- “indeed” – 「確かに」「本当に」
- これらは肯定や事実認定を強めるため、 “not even” の否定強調と反対の意味合いになります。
- 発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /nɑt ˈiːvən/
- イギリス英語: /nɒt ˈiːvən/
- アメリカ英語: /nɑt ˈiːvən/
- アクセント
- “NOT E-ven” のように “EVEN” の部分に強めのアクセントがおかれることが多いです。語調を強めるときは特に “NOT E-VEN!” という感じで強調します。
- よくある発音の間違い
- “even” を /ˈɛvən/ などと短く発音し、濁る音が曖昧になりやすいので注意。
- “not” の /t/ が早口で落ちたりしやすい(“no’ even” のように聞こえる場合がある)。
- “even” を /ˈɛvən/ などと短く発音し、濁る音が曖昧になりやすいので注意。
- “not even” を無理に分解しすぎて “no even” と書いてしまうミス。
- “didn’t even” と時制を合わせずに “don’t even” を使ってしまうなど、動詞と否定の組み合わせのテンプレートを誤用すること。
- スペリングミスは少ないが、文法的な位置を間違えて “They not even did it.” と書いてしまうと不自然。正しくは “They did not even do it.”
- TOEIC や英検などのリスニングで、話者が驚きや強調として “I can’t even…” と言ったとき、意味を捉えられないケースがよくあります。口語的用法を理解しておくと役立ちます。
- 「“even” は『〜でさえ』、『そこに “not” が加わると、『〜ですらない』という強調になる」というイメージを持つと覚えやすいです。
- 「とにかく強調したいときに ‘not even’」とイメージするのもおすすめです。
- 自分で例文を作る場合に “didn’t even 〇〇” の形を使って慣れると、自然にフレーズとして使えるようになります。
- CEFR レベル: B2(中上級)
- ざっくり言うと、中上級レベルでは「例を出す」や「状況を説明する」フレーズとして多用される表現です。
- ざっくり言うと、中上級レベルでは「例を出す」や「状況を説明する」フレーズとして多用される表現です。
- 「a case of」は句ですので、動詞のように時制や活用形はありません。
- 「case」が名詞なので、他の品詞としては「case(名詞)」→「casual(形容詞)」は直接つながりませんが、たとえば「encase(動詞:~を包む)」などの派生形はあります(意味は異なるので注意)。
- 「of」は前置詞なので品詞転換は基本的にありません。
- a(冠詞)+ case(名詞)+ of(前置詞)
- 「~の事例」という意味を作る定型的な組み合わせです。
- a case of mistaken identity → 人違いの事例
- a case of fraud → 詐欺の事例
- a case of emergency → 緊急の場合
- a case of life and death → 生死にかかわる問題
- a classic case of … → 典型的な…の事例
- just a case of bad timing → 単にタイミングが悪かっただけ
- a case of overreaction → 過剰反応の例
- a borderline case of … → 境界線上にある…の事例
- a severe case of … → 深刻な…の症状・状況
- it’s a clear case of … → これは明らかに…だ
- 「case」はラテン語の「casus(起こったこと、出来事)」に由来し、英語では「事件・事例・状況」などを指す単語として使われてきました。
- 「a case of …」は「これは…の一例・具体例・典型だ」というニュアンスを強調します。
- 口語・文章いずれでも使用可能ですが、「a case of mistaken identity」のように、ややフォーマルなニュアンスが入ることもあります。
- 「It’s a case of ...」は「それは…という状況だ」というふうに説明調で使われ、説得力を持たせたり、論を展開したりするときに便利です。
- 「a case of …」は名詞句(例示や状況説明に使う)。
- “It’s a case of …”/“This is a case of …” として主語に使う構文が一般的。
- 会話でもよく出てくるが、書き言葉でもフォーマルに使われる。
- フォーマル: “This appears to be a case of negligence.”(これは過失の一例のように思われます)
- カジュアル: “It’s just a case of bad luck.”(ただ運が悪かっただけさ)
- “It’s a case of too little, too late.”
- (手遅れになってから、わずかな対処をしても無駄だよね)
- (手遅れになってから、わずかな対処をしても無駄だよね)
- “This isn’t a case of him being lazy; he’s just really tired.”
- (彼が怠けているわけじゃなくて、ただすごく疲れているんだよ)
- (彼が怠けているわけじゃなくて、ただすごく疲れているんだよ)
- “It’s a case of choosing between the lesser of two evils.”
- (二つの悪のうち、ましな方を選ぶしかないんだよ)
- (二つの悪のうち、ましな方を選ぶしかないんだよ)
- “This is a case of market demand exceeding supply.”
- (これは需要が供給を上回っているケースです)
- (これは需要が供給を上回っているケースです)
- “It looks like a case of poor communication between departments.”
- (これは部門間のコミュニケーション不足のようです)
- (これは部門間のコミュニケーション不足のようです)
- “We have a case of delayed payments that needs urgent attention.”
- (支払い遅延の事例があるので、早急に対処が必要です)
- (支払い遅延の事例があるので、早急に対処が必要です)
- “This study highlights a case of rapid ecological change due to climate factors.”
- (この研究は気候要因による急速な生態系変化の事例を示しています)
- (この研究は気候要因による急速な生態系変化の事例を示しています)
- “It’s a case of social conformity shaping group behavior.”
- (これは社会的同調が集団行動を形成する一例となっています)
- (これは社会的同調が集団行動を形成する一例となっています)
- “We analyzed a case of semantic shift in historical linguistics.”
- (歴史言語学における意味変化の一例を分析しました)
- (歴史言語学における意味変化の一例を分析しました)
- “an instance of …” → 「…の実例」
- 「instance」はややフォーマルで事実や事例に注目する表現。
- 「instance」はややフォーマルで事実や事例に注目する表現。
- “an example of …” → 「…の例」
- 「example」は「示唆的なサンプル」としてのニュアンスが強い。
- 「example」は「示唆的なサンプル」としてのニュアンスが強い。
- “a situation of …” → 「…という状況」
- 「situation」は状況全体に注目。ニュアンスがやや広い。
- 直接の反意語はありませんが、「a case against …」(~に反対する根拠・主張)などを対比的に使う場合があります。
- 「例がない」「事例がない」という意味で “There is no case of …” という表現がありますが、反意表現というより否定表現です。
- 発音記号(IPA): /ə ˈkeɪs əv/(アメリカ英語)、/ə ˈkeɪs ɒv/(イギリス英語)
- アクセントは「case」に置かれます (a CASE of)。
- “of” はしばしば弱く発音され /əv/ のようになるので、「アケイスァヴ」のように聞こえることがあります。
- よくある間違い: 「ケイス」と強く発音しすぎないように注意し、繋がりで音が弱まる部分に注意すること。
- スペルは “case” (“cace” などと間違えない)。
- “a case of” を “a cause of” と混同しない。
- “cause” は原因、理由を示す単語でまったく意味が変わる。
- “cause” は原因、理由を示す単語でまったく意味が変わる。
- TOEICや英検などで、「ある事例を説明する」問題において、選択肢の中に “a case of” が登場することがあるので、文脈をよく読むこと。
- “case” は「箱」のイメージもありますが、「箱の中に“具体的な事例”が入っている」と考えると「a case of …」で「…の一例」というイメージにつながりやすいです。
- 「It’s a case of …」で「つまり、これは…ってことだよ」という言い回しとして覚えておくと、理解がスムーズになります。
- 似た表現 “in case of …(~の場合に備えて)” と混同しやすいので、前後の語順や文脈に着目しましょう。
- 「oh dear」は、驚き、心配、戸惑い、後悔など、軽い感情の動揺を表すときに使われる感嘆表現です。
- 「あらまあ」「おやおや」「あら大変」「どうしよう」といったニュアンスで、日本語でも感嘆詞に相当します。
- たとえば、失敗をしてしまったり、人の話を聞いて「それは困ったね」と反応するときなどに、「あらまあ、どうしましょう」というイメージの感嘆詞として使われます。「おお、なんてこと!」と少し驚いたときや、軽く困った気持ちをあらわすときに使いやすい表現です。
- 間投詞なので、文法上の活用はありませんが、場合によっては「oh dear me」や「oh dear Lord」など、続けて使われる形もあります。
- ただし、どれも感嘆詞という品詞的特性は変わりません。
dear
は形容詞、名詞、呼びかけ表現(“My dear 〜”)としても使われますが、「oh dear」としてはあくまで間投詞の働きになります。
- 例:
He is a dear friend of mine.
(形容詞的に「大切な」) - 例:
My dear, have you finished your work?
(呼びかけ)
- 例:
- A2 (初級) 〜 B1 (中級)
- 「oh dear」はとても基本的な感嘆表現なので、初級レベル(A2)からも耳にしたり使ったりできる身近なフレーズです。
oh
+dear
oh
: 感嘆を表す賛辞・驚きの言葉dear
: 本来は「愛しい、大切な」という単語ですが、「oh dear」でまとめて感情を表す言い回しとして定着しています。
dear me
oh my
oh dear me
oh dear Lord
dear oh dear
(「まったくね...」という少し強めのトーン)Oh dear, I'm late again.
- 「あら大変、また遅刻しちゃった。」
Oh dear me!
- 「あらまあ!」(驚きや困惑が強いとき)
Dear me, that’s unfortunate.
- 「あらまあ、それはお気の毒。」
Oh my dear!
(やや古風/親しみを込めた呼びかけ)
- 「あら、あなた!」(柔らかい呼びかけ・驚き)
Oh dear, what have I done?
- 「あら、私何をしちゃったの?」
Oh dear, that’s a big problem.
- 「おやおや、それは大変だね。」
Dear oh dear, this is quite troublesome.
(強めの困惑)
- 「まったくこれはかなり困ったことだ。」
Oh dear, look at the time!
- 「あら、もうこんな時間だわ!」
Oh dear, sorry about that!
- 「あら、申し訳ない!」
Oh dear, I forgot to bring my wallet.
- 「しまった、お財布を持ってくるのを忘れた。」
- 「Dear」は古英語の「dēore」からきており、「大切な」「尊い」という意味を持っていました。
- 「oh dear」は主に18〜19世紀あたりから、驚きや嘆きの感情を表すための丁寧な感嘆詞として定着したとされています。
- 現在では、特にイギリス英語でよく使われる穏やかな響きの感嘆詞として認識されています。
- 軽い驚きや苦境に対する反応として、カジュアルでもフォーマルでも使われやすいですが、少し上品で古風な響きが残るため、場面や話者のキャラクターによっては「やや丁寧・保守的」な印象を与えます。
- 「oh dear」は独立した間投詞として文頭/文中で使われます。
- 会話文や文中で、他の文と組み合わせで使われることが多いです。
- 例:
Oh dear, I'm so sorry for your loss.
- 例:
- フォーマル/カジュアル:
- フォーマルな場でも使われますが、カジュアルな場面の方がより一般的です。
- イギリス英語圏のスピーチや物語で見る機会が多い表現です。
- フォーマルな場でも使われますが、カジュアルな場面の方がより一般的です。
Oh dear, I spilled my coffee.
- 「あらまあ、コーヒーこぼしちゃった。」
Oh dear, did you forget the tickets?
- 「あら、チケットを忘れちゃったの?」
Oh dear, I can't find my keys anywhere.
- 「おやおや、鍵がどこにも見つからないよ。」
Oh dear, there seems to be a discrepancy in the figures.
- 「これは大変だ、数値に食い違いがあるようです。」
Oh dear, we must address this issue right away.
- 「大変ですね、この問題にはすぐに対処しなくてはいけません。」
Oh dear, I’m afraid we’ll have to reschedule the meeting.
- 「困ったことに、ミーティングの予定を変更しなければならないようです。」
Oh dear, I overlooked that crucial study.
- 「しまった、あの重要な研究を見落としていました。」
Oh dear, the results have been miscalculated.
- 「あらまあ、計算結果を間違えてしまいました。」
Oh dear, I'm afraid the data do not support our hypothesis.
- 「困りましたね、データが私たちの仮説を裏付けていないようです。」
Oh no
- 日本語訳: 「ああ、なんてことだ」
- 「oh dear」よりも少し強い驚きや悲嘆、ネガティブな感情が表に出る傾向があります。
- 日本語訳: 「ああ、なんてことだ」
My goodness
- 日本語訳: 「まあ、なんということ」
- お上品な響きがあり、驚きを表す表現。
- 日本語訳: 「まあ、なんということ」
Dear me
- 日本語訳: 「あらまあ」
- 「oh dear」とほぼ同じように使えるが、単独で使われることが多い。
- 日本語訳: 「あらまあ」
Goodness me
- 日本語訳: 「あら!」
- 驚きにフォーカスしている感嘆。
- 日本語訳: 「あら!」
- 感嘆詞の反意語として直接対応するものはありませんが、ポジティブな感嘆として「Wow!」「Great!」などが対照的な雰囲気を持つ表現になります。
- IPA:
- アメリカ英語: [oʊ ˈdɪr]
- イギリス英語: [əʊ ˈdɪə]
- アメリカ英語: [oʊ ˈdɪr]
- アクセント:
- 「oh」にも少し強調がかかり、「dear」の部分も軽く強調されます。
- 「oh」にも少し強調がかかり、「dear」の部分も軽く強調されます。
- アメリカ英語とイギリス英語での違い:
oh
の発音は、アメリカ英語では [oʊ]、イギリス英語では [əʊ]。dear
は、アメリカ英語では「ディア」に近く、イギリス英語では「ディア」より口が広く開く印象です。
- スペリングに関して間違いは少ないですが、「dear」を「deer(シカ)」と書き間違えないように注意しましょう。
- 「oh deer」とすると、「ああ、シカ…」というまったく違う意味になってしまいます。
- TOEICや英検などに直接出題される可能性は低い表現ですが、リスニングなどで「驚き・困り」を表す感嘆として理解しておくと便利です。
- イギリスのおばあちゃんが日常的に使っていそうな、おだやかだけど驚いたようなイメージで覚えるとよいでしょう。
- 「oh dear」は「おお、ディア」と区切って考えると、つい「シカ(deer)」ではなく「dear」とわかりやすいかもしれません。
- 繰り返し音読して、実際の会話でちょっと意識的に使ってみると自然に身につきます。
- 時間を表す基本的な英語表現なので、初級学習者でも早い段階で学ぶ単語・フレーズです。
- half: 「半分」を意味する語
- past: 「過ぎている」という意味や前置詞としての「~を過ぎて」などの語
- half (形容詞/名詞): 「半分の」「半分」
- past (前置詞/副詞/形容詞/名詞): 「~を過ぎて」「過去の」「過去」
- half past one(1時半)
- half past two(2時半)
- half past midnight(真夜中の0時半)
- half past noon(正午の12時半)
- half past five in the morning(朝の5時半)
- half past seven this evening(今晩7時半)
- meet at half past(〜時半に会う)
- it’s exactly half past(ちょうど〜時半だ)
- leave at half past(〜時半に出発する)
- around half past(〜時半ごろ)
- 語源:
- 「half」は古英語「healf」から来ており、「半分」を意味します。
- 「past」は古フランス語やラテン語などを経て英語に入った語で、「~を過ぎた状態」を表します。
- 「half」は古英語「healf」から来ており、「半分」を意味します。
- 歴史的背景・ニュアンス:
- 古くから時計が一般的に使われるようになって以来、「時刻が半分過ぎた状態」を表す便利なフレーズとして使われてきました。
- 注意点や感情的ニュアンス:
- 非常に日常的でカジュアルな表現です。フォーマルな文章でも時間を示すのに使われることがありますが、ビジネス文書などでは数字表記「7:30」とすることも多いです。
- 使い方:
“It’s half past + [時刻]” という構文が最も一般的です。
また、“At half past + [時刻], ...” のように前置詞 at と組み合わせて使われることもあります。 - 可算・不可算の区別:
- 「half past」は時刻を表すフレーズで、名詞・形容詞などとは違い可算・不可算の概念からは外れます。
- 「half past」は時刻を表すフレーズで、名詞・形容詞などとは違い可算・不可算の概念からは外れます。
- フォーマル/カジュアル:
- 日常会話で非常によく見られるカジュアル寄りの表現。大変フォーマルな文書では「7:30」のように数字で示すことが多いです。
- “What time is it?” — “It’s half past six.”
(何時? — 6時半だよ。) - “Let’s meet at half past noon for lunch.”
(12時半にお昼ごはんを食べるために会いましょう。) - “My alarm goes off at half past five every morning.”
(朝は毎日5時半に目覚ましが鳴るんだ。) - “The meeting is scheduled for half past two in the conference room.”
(会議は会議室で2時半からの予定です。) - “Could we reschedule the call to half past three?”
(電話会議を3時半に変更してもよろしいですか?) - “We need to finish this report by half past five at the latest.”
(最遅でも5時半までにこのレポートを仕上げる必要があります。) - “The lecture will begin at half past ten in the main auditorium.”
(講義はメインホールで10時半に始まります。) - “I usually start data analysis around half past nine in the lab.”
(普段はラボで9時半頃からデータ分析を始めます。) - “We’ll have a break at half past one to discuss further findings.”
(さらなる調査結果を話し合うために1時半に休憩を取りましょう。) 類義語:
- “(数字) thirty” (例: seven thirty → 7時30分)
- こちらは数字表記を組み合わせて使い、口語でも「seven thirty」と言うことが多いです。一方で「half past seven」はより伝統的な言い方です。
- “thirty minutes after ~” (例: thirty minutes after seven → 7時30分)
- 少し説明的でフォーマルな響きがあります。
- “(数字) thirty” (例: seven thirty → 7時30分)
反意語:
- 時間表現なので直接的な反意語はありませんが、いわゆる「~時前」を表す “to” との対比で学ぶことが多いです(“half to eight” は主に北欧やドイツ語圏の発想で、英語圏ではこの言い方は一般的ではありません)。
- IPA表記:
- アメリカ英語: /ˌhæf ˈpæst/ または /ˌhæf ˈpæst/
- イギリス英語: /ˌhɑːf ˈpɑːst/
- アメリカ英語: /ˌhæf ˈpæst/ または /ˌhæf ˈpæst/
- 発音上の注意:
- アメリカ英語では「half」の /æ/ の音がわりと明確に発音され、「past」の /æ/ と似たような発音になります。
- イギリス英語では「half」が /hɑːf/、「past」が /pɑːst/ と、口をやや広くして長めに「アー」と発音します。
- アメリカ英語では「half」の /æ/ の音がわりと明確に発音され、「past」の /æ/ と似たような発音になります。
- よくある発音ミス:
- 「harf (ハーフ)」と誤って「r」を入れてしまうケース
- 「past」を /pʌst/ とか /pæst/ を混同するケース
- 「harf (ハーフ)」と誤って「r」を入れてしまうケース
- スペルミス: “haf past” や “halfpast” のようにくっつけてしまう。
- 同音異義語との混同: 「pass」と「past」の区別 (“Half pass?” と書かないように注意)。
- 試験対策: 英検やTOEICなどのリスニングパートで「時刻」の問題としてよく出てきます。“half past” を「(数字)時半」と聞き取れるように注意してください。
- “half” は「半分」、 “past” は「過ぎる」 → 「時刻を半分過ぎている」
- 「〜時半」として直感的に「30分後」をイメージしましょう。
- 時計を見るイメージとあわせて、数字の「30」と “half past” が簡単にリンクしやすくなります。
- 例) “You’re standing in the way.”「あなたが邪魔な位置に立っているよ。」
- このフレーズ自体は品詞変化しませんが、関連して “way” は名詞で「道」「方法」を意味し、“in a way”「ある意味では」という別のフレーズがあります。
- in: 前置詞。内側や中を意味する。
- the way: “way” は「道」「方法」を意味する名詞。この場合は「進路」「道筋」というニュアンスで使われる。
- by the way: ちなみに(話題を変えるときに使う)
- on the way: 途中で、道中で
- get in the way「邪魔をする」
- stand in the way「妨害する」
- nothing stands in the way「何も妨げるものはない」
- don’t let anything get in the way「何も妨げにならないようにする」
- be in my way「私の邪魔になる」
- in the way of progress「進歩の妨げになる」
- in the way of success「成功の妨げになる」
- keep out of the way「邪魔にならないようにしておく」
- move out of the way「どいて(邪魔にならないように)移動する」
- block someone’s way「(その人の)進路をふさぐ」
- 語源: 古英語の “weġ” (道) から発展した “way” の表現に、前置詞 “in” と冠詞 “the” を組み合わせた形。中世から「道のなかにある=邪魔をする」という使い方が定着してきました。
- 使用時の注意点:
- 「in the way」は、邪魔・妨害のニュアンスが強いので、ネガティブな印象を与える場合が多いです。
- カジュアルからフォーマルまで幅広く使われ、一部ビジネス文脈でも使われますが、丁寧に言いたい場合は “cause an obstruction” のような別の表現に置き換えることもあります。
- 「in the way」は、邪魔・妨害のニュアンスが強いので、ネガティブな印象を与える場合が多いです。
主な構文:
1) “(主語) + (be) + in the way”- 例: “My car was in the way (私の車が邪魔になっていた).”
2) “(主語) + get in the way (of + 名詞/動名詞)” - 例: “Don’t let fear get in the way of your dreams (恐れが夢を妨げないように).”
3) “(主語) + stand in the way of + 名詞” - 例: “They stood in the way of progress (彼らは進歩を妨げた).”
- 例: “My car was in the way (私の車が邪魔になっていた).”
使用シーン:
- カジュアル: “You’re in my way!”「どいて!/邪魔だよ!」
- フォーマル: ビジネス文書などでは “hinder” や “obstruct” を代わりに使うことが多い。
- カジュアル: “You’re in my way!”「どいて!/邪魔だよ!」
可算・不可算:
- “way” 自体は可算名詞ですが、「in the way」は特定のフレーズとして扱われ、可算・不可算の区別は意識しなくてもOKです。
- “Could you move over a bit? You’re in the way.”
(ちょっとどいてくれない?邪魔になってるよ。) - “I tried to clean my room, but all these boxes are in the way.”
(部屋を片付けようとしたんだけど、これらの箱が邪魔で。) - “The dog keeps getting in the way whenever I vacuum.”
(掃除機をかけると、犬がいつも邪魔するんだ。) - “Our outdated system is getting in the way of efficient operations.”
(私たちの古いシステムが効率的な業務の妨げになっています。) - “Let’s not allow personal bias to stand in the way of logical decision-making.”
(個人的な偏見が合理的な意思決定を妨げないようにしましょう。) - “If budget constraints get in the way, we might need to revise the plan.”
(予算の制約が邪魔になるようなら、計画を修正しなければならないかもしれません。) - “Excessive regulation can be in the way of scientific collaboration across borders.”
(過度な規制は国境を越えた科学的協力の妨げになりうる。) - “Ethical concerns must be considered, but they should not stand in the way of progress in medical research.”
(倫理的懸念は考慮されるべきだが、医療研究の進歩を妨げるべきではない。) - “Language barriers often get in the way of effective international communication.”
(言語の壁はしばしば効果的な国際コミュニケーションの妨げになる。) 類義語 (Synonyms)
1) hinder (妨げる)
2) obstruct (障害になる)
3) block (ふさぐ、阻止する)
4) hamper (妨害する)
※ニュアンスとしては、これらは動詞で邪魔・障害を表す単語ですが、「in the way」はフレーズとして使われ、より口語的な響きがあります。反意語 (Antonyms)
1) facilitate (促進する)
2) aid (助ける)
3) help (手助けする)- 発音記号 (IPA): /ɪn ðə weɪ/
- アメリカ英語: [ɪn ðə weɪ] (「ðə」の音は弱く発音)
- イギリス英語: [ɪn ðə weɪ] (ほぼ同じですが、イギリス英語では「ðə」を少し長めに発音することも)
- アメリカ英語: [ɪn ðə weɪ] (「ðə」の音は弱く発音)
- アクセントの位置: “in the WAY” の “way” を強めに言うと伝わりやすいです。
- よくある発音の間違い: 「ウェイ」を「ワイ」としてしまうなど。最後の “-ay” は日本語の「エイ」に近い音です。
- “in the way” と “on the way” の混同
- in the way: 邪魔をする位置で
- on the way: 途中で、到着に向かう途中で
- in the way: 邪魔をする位置で
- “by the way” との混同
- by the way: ちなみに、ところで(話題転換に使われる)
- by the way: ちなみに、ところで(話題転換に使われる)
- スペルミス
- “way” を “wey” などと間違えないように注意
- 「道の真ん中に立っている人」を想像すると「邪魔をする」というイメージがつかみやすいです。
- “in the way” を覚えるときは、道 (way) の中に (in) いる → 進路の妨げになる、という視覚的なストーリーでリンクづけすると忘れにくいでしょう。
- To wait or pause briefly.
- To hold firmly or cling to something.
- (比喩的に) To not give up or to persist.
- 「少し待って」や「待っていて」という意味で用いられる表現です。
- 「(しっかり)つかまる」、「(あるものに)しがみつく」という意味でも使われます。
- 「がんばり続ける」、「踏ん張る」といった比喩的な使い方もあります。
- 現在形: hang on
- 過去形: hung on
- 過去分詞形: hung on
- 現在分詞形: hanging on
- 「hang」は動詞として「かける」「吊るす」などの意味がありますが、句動詞“hang on”は特に「待つ・踏ん張る」の意味を強調します。
- “hang” を名詞として使う場合は「(~の)やり方・コツ」という意味のイディオム “get the hang of something” があります(例: “I finally got the hang of cooking.”)。
- B1(中級): 日常生活に必要な範囲であれば、ある程度理解ができるレベル。
- 語幹: “hang” (つるす、ぶら下げる、待つなどの意味を持つ動詞)
- 副詞: “on” (「~の上に」「ずっと」「続けて」など、多義的で様々な句動詞を形成する)
- hang out (ぶらぶらする、一緒に時間を過ごす)
- hang in (諦めずに頑張る)
- hang up (電話を切る、何かを掛ける)
- “Hang on a minute.” → 「ちょっと待ってください。」
- “Hang on tight.” → 「(しっかり)つかまって!」
- “Hang on the phone.” → 「電話を切らずに待つ。」
- “Hang on for dear life.” → 「必死にしがみつく。」
- “Hang on to your dreams.” → 「夢をあきらめないで。」
- “Hang on to the railing.” → 「手すりにしっかりつかまる。」
- “Hang on to your hat.” → 「(怒涛の展開に)驚かないでいて」、「(何かの勢いで帽子が飛ばされないよう)帽子を押さえて!」
- “Hang on a second.” → 「ちょっと待ってて。」(“Hang on a minute.” と似た表現)
- “Hang on in there.” → 「辛くても踏ん張って頑張って。」
- “Hang on to your receipts.” → 「領収書を取っておきなさい。」
- 語源: 古英語の “hon” (to hang) に由来し、のちに中英語を経て “hang” となりました。
- ニュアンス: 「気軽なカジュアルな会話」や「フレンドリーな口調」で使われることが多いです。フォーマルな文書にはあまり登場しませんが、軽い指示(Wait a moment.)としてビジネスの電話などでも口頭で使われることはあります。
- 他動詞・自動詞: “hang on” は自動詞的に使われることが多く、「(少し)待つ」という意味で目的語をとりません。ただし “hang on to + 目的語” の形で「~をしっかり握る/大事にする」という使い方があります。
- 構文例:
- “Hang on to + 名詞” → 「~をしっかりつかむ/温存する」
- “Hang on + 時間表現” → 「~のあいだ、(なにかに)耐えて続ける・踏ん張る」
- “Hang on to + 名詞” → 「~をしっかりつかむ/温存する」
- 口語・フォーマル:
- “Hang on.” (口語的, カジュアル)
- “Please hold.” (フォーマル寄り, 電話でのビジネス表現)
- “Hang on.” (口語的, カジュアル)
“Hang on, I need to grab my keys.”
- 「ちょっと待って、鍵を取ってくるから。」
“Could you hang on for a second while I check something?”
- 「ちょっと確認したいことがあるので待っててもらえますか?」
“Hang on! This ride is going to be fast.”
- 「しっかりつかまって! この乗り物は速いからね。」
“Hang on, I’ll transfer you to our manager.”
- 「少々お待ちください。マネージャーにおつなぎします。」
“Could you hang on while I look up your order details?”
- 「ご注文の詳細を確認しますので少々お待ちいただけますか?」
“Hang on to the receipts for your expense report.”
- 「経費精算のために領収書はちゃんと保管しておいてください。」
“Despite the challenges, the team decided to hang on and continue the experiment.”
- 「困難があったにもかかわらず、チームは実験を続けることを決めた。」
“We must hang on to the core principles of our research.”
- 「私たちは研究の基本原則を守り続けなければならない。」
“The data suggests that businesses often hang on through economic downturns by diversifying.”
- 「データによると、企業は景気の落ち込みを乗り切るために事業の多角化を図ることが多いようです。」
- 類義語:
- “hold on” (待つ・踏ん張る)
- “wait up” (相手を待つ)
- “stick with” (続ける・諦めずにやる)
- “hold on” (待つ・踏ん張る)
- “hold on” は “hang on” とほぼ同じくらいカジュアルで「ちょっと待って」の意味。
- “wait up” は誰かに合わせて歩みをゆっくりにして待つイメージが強い。
“stick with” は「頑張って続ける」ニュアンスが強く、待つというよりは単独でやり抜く感じ。
- 反意語:
- 反意語:
“give up” (諦める)
“let go” (手放す)
- 発音記号 (IPA): /ˈhæŋ ɑːn/ (アメリカ英語) /ˈhæŋ ɒn/ (イギリス英語)
- アクセント: “hang” の母音 “æ” は口を大きく開けて日本語の「ア」に近い音で発音し、続く “on” の “o” はアメリカ英語ではやや開いた「アー」、イギリス英語では「オ」に近くなります。
- よくある発音の間違い: “hang” を “ヘイング” と伸ばしてしまう、または “on” を日本語の「オン」と発音しすぎてしまうこと。
- スペルミス: “hang” を “hung” や “hange” と間違える。
- 同音異義語との混同: “hang” と “hen” (めんどり) の混同は稀にありますが、文脈上で見極めましょう。
- “hang out” との混同: “hang on” と “hang out” は全く意味が異なります (“hang out” は「ぶらぶら過ごす」)。
- 試験対策: TOEICや英検などでも「電話応対」や「日常会話」のパートで “hang on” = 「待つ」という意味が問われることがあります。
- 前置詞の脱落: “hang on” において “on” を抜かすと「(物を)つるす」など、ただの “hang” の意味になってしまうので注意。
- “Hang on” は「ぶら下がるイメージ」から「待つ」「しがみつく」と覚えるとイメージしやすいです。
- 電話で “Hang on.” と言われたら、「あ、ちょっと待てばいいんだな」とすぐわかるように、受話器に“wait”のラベルを貼る(あるいはメモをする)などの工夫をして覚える方法もあります。
- “Hang on tight!” のフレーズを遊園地で乗り物に乗る場面などでイメージすると、しっかりつかむ感覚が強くイメージできます。
- To proceed or continue with something
- To start or begin something
- To move forward
- 「前に進む」、「進める」、「始める」などの意味を持つ表現です。会話中に「どうぞ、先にやってください」というニュアンスで「Go ahead.」と言うことも多く、相手に許可を与えたり、自分が何かを開始する際に用いられます。
- 原形: go ahead
- 三人称単数現在形: goes ahead
- 過去形: went ahead
- 過去分詞形: gone ahead
- 現在分詞形: going ahead
- 「ahead」は副詞としても使われます。
- 例:「We walked ahead.」(私たちは前方に歩きました)
- go: 「行く」
- ahead: 「前方へ」、「先に」、「一歩進んで」
- go on
- go forward
- proceed
- carry on
- go ahead and finish (先に終わらせる)
- go ahead with the plan (計画を進める)
- go ahead without permission (許可なしで進める)
- please, go ahead (どうぞお先に)
- go ahead and laugh (遠慮なく笑う)
- go ahead of schedule (予定より早く進める)
- we can go ahead together (一緒に進められる)
- let’s go ahead and discuss (先に進んで議論しましょう)
- are you sure you want to go ahead? (本当に進めたいの?)
- go right ahead (構わないから進んで)
- go は古英語の “gān” に由来し、「動く、歩む」という基本的な意味を持っています。
- ahead は、古英語で前方を意味する接頭辞 “a-” と「頭」を意味する “head” が結びついた形です。「頭を前方に出す → 前へ進む」というイメージがあります。
- 「go ahead」は「どうぞやってください」という許可・承認を与える柔らかい表現として、会話で非常によく使われます。カジュアルな場面でもビジネスの少しフォーマルな場面でも、使い勝手が良い表現の一つです。
- 相手に先に行ってもらう丁寧なニュアンスや、会話の主導権を譲るニュアンスがあります。
- 句動詞のため、「go」は変化し、「ahead」は常に同じ形、副詞として機能します。
- 用法: 他者に「話し続けてOK」「行動してOK」と伝える時によく使われます。少し許可のニュアンスが含まれるので、命令形で「Go ahead.」と単独で使うこともよくあります。
- 場面: カジュアルからフォーマルまで幅広く使われます。メール文や会議中のやり取りなどビジネスシーンでも使われます。
A: “Can I ask you something?”
B: “Sure, go ahead.”
(A「ちょっと聞きたいことがあるんだけど?」 B「いいよ、どうぞ。」)“I’m hungry. Let’s go ahead and make dinner.”
(「お腹空いたね。夕食作り始めようか。」)A: “Do you mind if I sit here?”
B: “No, go ahead.”
(A「ここに座ってもいい?」 B「どうぞ、座っていいよ。」)“Let’s go ahead and finalize the contract by Friday.”
(「金曜日までに契約を最終決定しましょう。」)“You have the green light, so please go ahead with the project.”
(「承認がおりましたので、プロジェクトを進めてください。」)“Could you go ahead and send me the updated report?”
(「最新版のレポートを送っていただけますか?」)“After reviewing the data, we decided to go ahead with the experiment.”
(「データを検証した後、その実験を進めることに決めました。」)“The committee gave us permission to go ahead and publish our findings.”
(「委員会は、私たちの研究成果を発表する許可を出しました。」)“We are now able to go ahead and expand our research scope.”
(「私たちは研究範囲を拡大することが可能になりました。」)- proceed (進む)
- 「形式的に続行する、着手する」という意味合いが強く、よりフォーマルな場面で使われることが多いです。
- 「形式的に続行する、着手する」という意味合いが強く、よりフォーマルな場面で使われることが多いです。
- continue (続ける)
- 単に「続ける」というニュアンス。相手に許可を与える感じはありません。
- 単に「続ける」というニュアンス。相手に許可を与える感じはありません。
- go forward (前に進む)
- 物理的・比喩的に前進する意味。許可というよりは単に方向性を示す。
- 物理的・比喩的に前進する意味。許可というよりは単に方向性を示す。
- hold off (差し控える、延期する)
- stop (止める)
- pause (一時停止する)
- アメリカ英語 (IPA): /ɡoʊ əˈhɛd/
- イギリス英語 (IPA): /ɡəʊ əˈhɛd/
- go /ɡoʊ/ または /ɡəʊ/
- ahead /əˈhɛd/
- スペルミス: 「go ahead」は比較的短い句動詞ですが、ahead を「a head」と分割してしまうミスなどに注意。
- 同音異義語との混同: 「ahead」と「a head (頭一つ)」はスペース有無で意味が変わるので注意。
- 試験対策: TOEICや英検などのリスニングで「Go ahead.」が承認や許可を示すフレーズとして登場することが多いです。
- 時制の混乱: 「go ahead」の過去形や三人称単数形を「went ahead」「goes ahead」のように正しく使い分ける必要があります。
- イメージ: 「Go ahead」の「ahead」は「頭を前に出して前進する、前に進む」と覚えましょう。「どうぞ行ってください」という場面をイメージすると定着しやすいです。
- 記憶法: 「go ahead」の「ahead」を「先へ(進む)」や「どうぞ先に」というフレーズに置き換え、映像として思い浮かべると覚えやすいです。
- 勉強テクニック: ネイティブが会話で「Go ahead.」「Go ahead and…」を使うのをよく耳にするので、リスニング教材などで繰り返し聞いてフレーズとして習得するのがおすすめです。
- 英語: “Over the course of many years” / “Throughout a long period of time.”
- 日本語: 「長年にわたって」「年月をかけて」という意味です。「何かが長い時間をかけて起こったり、変化したりしてきた」ニュアンスを伝える表現です。
- 「over the year」(単数形)
- 「over the decades」(複数形の変形)
などへ変えることはできますが、意味やニュアンスがそれぞれ異なります。 - over: 前置詞。「〜の上に」「〜を越えて」「長い期間にわたって」という意味を持つ。
- the years: 「その年々、年月」。
- through the years: 「これまでの年月の間ずっと」
- over time: 「時間をかけて」
- throughout the years: 「長年にわたって(ずっと)」
- (1) develop over the years - (長年かけて発展する)
- (2) change over the years - (長年かけて変化する)
- (3) evolve over the years - (長い年月を経て進化する)
- (4) grow over the years - (長い時間をかけて成長する)
- (5) learn over the years - (長年かけて学ぶ)
- (6) accumulate over the years - (長年にわたり蓄積する)
- (7) happen over the years - (長年にわたって起こる)
- (8) build up over the years - (徐々に積み重なる)
- (9) continue over the years - (長年続く)
- (10) shift over the years - (長い年月の間に移り変わる)
- overは古英語で「ofer」に由来し、「上方」「越えて」「向こう側へ」という意味を表す言葉でした。
- the yearsは単に「その年々」を指し、特定の長い期間を指す場合によく使われます。
- 「over the years」は副詞句として使われ、「いつの期間に起こったか」を示します。
- 主に文章や会話の中で、文中または文末に置かれます。以下のように使います。
- 文頭例: “Over the years, I have learned to trust my instincts.”
- 文末例: “I have learned to trust my instincts over the years.”
- 文頭例: “Over the years, I have learned to trust my instincts.”
- “over the years” は可算・不可算の区別がない慣用的なフレーズです。
- 定冠詞“the”がつくことで特定されている「これまでの長い年月」を指すことが多いです。
“Over the years, my tastes in music have changed a lot.”
(長年にわたって、私の音楽の好みは大きく変わりました。)“We’ve become really good friends over the years.”
(長年かけて、私たちは本当に仲良くなりました。)“Over the years, I’ve collected many different types of mugs.”
(長年かけて、さまざまな種類のマグカップを集めています。)“Our company has expanded its services over the years to meet market demands.”
(当社は、市場の需要に応えるために、長年にわたってサービスを拡充してきました。)“He has accumulated a wealth of experience over the years in project management.”
(彼は長年の間に、プロジェクト管理で豊富な経験を積んできました。)“Over the years, we’ve built strong relationships with international partners.”
(長年にわたって、当社は海外のパートナーと強固な関係を築いてきました。)“Many researchers have refined this theory over the years based on new evidence.”
(数多くの研究者が新たな証拠に基づき、長年にわたりこの理論を洗練させてきました。)“Over the years, anthropologists have studied various cultural practices around the world.”
(長い年月をかけて、人類学者たちは世界中の様々な文化習慣を研究してきました。)“Significant advancements in technology have emerged over the years to address global challenges.”
(世界的な課題に取り組むため、長年にわたり重要な技術の進歩が生まれてきました。)- through the years(あいだずっと)
- over time(時間の経過とともに)
- throughout the years(年々ずっと)
- “through the years” と “over the years” はほぼ同じ意味とニュアンスですが、文章内でのリズムや文脈によって使い分けることがあります。
- “over time” は「徐々に、時間とともに」というニュアンスが強調されます。
- “suddenly” (突然に)
- “immediately” (直ちに)
などが、言外に「長い時間をかけずに」「瞬時に」という対比として挙げられます。 - IPA: /ˈoʊvər ðə jɪərz/ (アメリカ英語), /ˈəʊvə ðə jɪəz/ (イギリス英語)
- アクセントは主に “óver” の第一音節(“o”) に置かれます。
- イギリス英語では “oʊ” の音が “əʊ” に近くなる点と、“years” が “jɪəz” のように母音がやや長めに発音される点に注意です。
- スペルミス: “over the yaers” のように “years” を誤記するなど。
- 単数形での誤用: 「over the year」としてしまうと、「その1年の間に」という限定的な表現になるので注意。
- 同音異義・混同: “Over the ears” (耳の上に) と誤って書くことは稀ですが、音としては似ています。
- 試験対策: TOEICや英検などでも「長期的に」という文脈で出題される可能性があります。慣用表現なので一括で覚えておくと便利です。
- “over” = 上を越えて、すべてを覆いかぶさる、長期間続くイメージ
“the years” = 年々
→ 「これまでの年々を越えて(覆って)」というイメージを結びつけると覚えやすいです。“a big picture of time” を思い浮かべて、「時間の流れの上を通り過ぎてきた感じ」としてイメージすると、自然に頭に残りやすくなります。
a number of
a number of
解説
【発音記号】ə ˈnʌmbər ʌv
『状況別頻出度』
【会話】* *
【文章】* * *
【学術】* * *
【例文】
A number of concerns were raised.
様々な懸念が出てきました。
a number of
1. 基本情報と概要
英語表記: a number of
品詞: フレーズ(表現)
CEFRレベル: B1(中級)
B1: 日常会話でも比較的よく使われるレベル。ある程度慣れていないと正確なニュアンスをつかみにくいフレーズ。
意味(英語・日本語)
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です:
活用形
フレーズ自体に活用形はありません。動詞が続くときは、後ろに来る名詞の数に合わせて動詞を複数形にすることが多いです(例: “A number of people are coming.”)。
他の品詞になったときの例
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
上述のように、ひとまとまりで「複数の〜」を指すため、単語というよりは一種の定型表現です。
他の単語との関連性(派生語や類縁語)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
3. 語源とニュアンス
語源
微妙なニュアンスや注意点
カジュアルかフォーマルか、使用シーン
4. 文法的な特徴と構文
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
学術的な文脈での例文(3つ)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
反意語
7. 発音とアクセントの特徴
8. 学習上の注意点・よくある間違い
9. 記憶に残るヒントやイメージ
以上が「a number of」の詳細解説です。数字を特定せずに複数の対象をまとめて言いたいときに便利な表現ですので、ぜひ使いこなしてみてください。
いくつかの...
たくさんの...
a little
a little
解説
【発音記号】ə ˈlɪtəl
『状況別頻出度』
【会話】* * *
【文章】* *
【学術】*
【例文】
I like to work out a little before dinner.
夕食前に少し鍛えるのが好きです。
a little
以下では「a little」について、できるだけ詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
意味
品詞と活用形
他の品詞になった例
CEFRレベル
2. 語構成と詳細な意味
語構成
関連語・派生語
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
3. 語源とニュアンス
語源
ニュアンス・使用時の注意
4. 文法的な特徴と構文
1) “a little” + [不可算名詞]
例: “a little water,” “a little sugar”
名詞か形容詞かの区別
フォーマル / カジュアル
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
学術的な文脈(3つ)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
反意語
7. 発音とアクセントの特徴
8. 学習上の注意点・よくある間違い
9. 記憶に残るヒントやイメージ
以上が「a little」の詳細な解説になります。日常からビジネス、学術的場面まで幅広く使い道がある便利な表現ですので、ぜひ使いこなしてみてください。
少し,いささか,
not even
not even
解説
【発音記号】nɑt ˈivɪn
『状況別頻出度』
【会話】* * *
【文章】* * *
【学術】* * *
【例文】
No one cared, not even when they saw the photos.
写真を見ても誰も気にしませんでした。
not even
以下では、「not even」という表現について、できるだけ詳しく解説していきます。マークダウン形式でまとめてありますので、学習の際にご活用ください。
1. 基本情報と概要
意味(英語・日本語)
たとえば “I can’t even imagine.”(想像すらできない)のように、否定を強調したり、「まったくない」ことを強めて言うときに使われます。
品詞
“not even” は単独の単語ではなく、「not(否定)」+「even(〜さえも)」が組み合わさった表現です。
活用形
他の品詞になる例
CEFRレベル目安
2. 語構成と詳細な意味
語構成
意味の詳細
派生語や関連語
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
3. 語源とニュアンス
語源
ニュアンスや使用時の注意
4. 文法的な特徴と構文
他動詞・自動詞の使い分け
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文(3つ)
(2) ビジネスシーンでの例文(3つ)
(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(シノニム)
反意語(アンテニム)
7. 発音とアクセントの特徴
8. 学習上の注意点・よくある間違い
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「not even」はネイティブの日常会話で頻繁に使われる、強い否定を示す表現です。使いこなせると、思い切り強調したいときに便利ですので、ぜひ練習してみてください。
...でさえない, ...さえない
a case of
a case of
解説
【発音記号】ə keɪs ʌv
『状況別頻出度』
【会話】* * *
【文章】* * *
【学術】* * *
【例文】
Now it’s just a case of getting them to subscribe.
あとは購読してもらうだけです。
a case of
以下では「a case of」というフレーズについて、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
フレーズ: a case of
品詞: 句(前置詞句に近い用法)
意味(英語): an instance or example of something; a situation or occurrence that exemplifies or highlights a particular issue or condition
意味(日本語): 「~の事例」「~の状態」「~という状況」などを示すフレーズです。たとえば「It’s a case of mistaken identity.(それは人違いの事例です)」のように使われます。「典型的な例である」「まさに~という状況である」というニュアンスで用いられます。
このフレーズは会話でも文章でもよく使われ、「まさにこれが~である」という強調や例示に役立ちます。
活用形と他の品詞
2. 語構成と詳細な意味
語構成
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
3. 語源とニュアンス
使用時の注意・ニュアンス
4. 文法的な特徴と構文
使用シーンによる特徴
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)
ビジネス
学術的文脈
6. 類義語・反意語と比較
類義語
反意語
7. 発音とアクセントの特徴
8. 学習上の注意点・よくある間違い
9. 記憶に残るヒントやイメージ
以上が「a case of」というフレーズの詳しい解説です。日常会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使えますので、例文を参考に自分なりにいろいろな文章を作ってみると表現の幅が広がります。
oh dear
oh dear
解説
oh dear
1. 基本情報と概要
単語: oh dear
品詞: 間投詞 (interjection)
英語での意味:
日本語での意味(優しい解説):
活用形
他の品詞になる例
CEFRレベルの目安
2. 語構成と詳細な意味
他の単語との関連性(派生語や類縁表現)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
3. 語源とニュアンス
4. 文法的な特徴と構文
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
ビジネス (フォーマル寄り)
学術的・公的な文脈
6. 類義語・反意語と比較
類義語
反意語
7. 発音とアクセントの特徴
8. 学習上の注意点・よくある間違い
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「oh dear」は、物事が想定外だったり、ちょっとしたトラブルや困惑を感じたときにサッと使える便利な感嘆詞です。イギリス英語らしい上品な響きがあるので、ぜひいろいろなシーンで試してみてください。
《驚く》あら, まあ
《残念》 やれやれ,あらら
half past
half past
解説
half past
以下では、「half past」という表現をできるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英語表記: half past
日本語訳: 「~時半」(例: half past seven → 7時半)
品詞: 慣用表現(フレーズ)
CEFRレベル目安: A1 (超初心者)
概要
「half past」は、特定の時刻に対して「30分後」を示す慣用表現です。たとえば “half past seven” は、「7時30分」を意味します。日常会話では「7時半」と普通に時間を表す場面で使われ、とてもよく用いられます。
2. 語構成と詳細な意味
「half+past」で「時刻が半分過ぎている」というニュアンスになり、つまり「~時半」を指すことになります。
関連する単語・派生語など
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
3. 語源とニュアンス
4. 文法的な特徴と構文
5. 実例と例文
日常会話 (3文)
ビジネス (3文)
学術的な文脈 (3文)
6. 類義語・反意語と比較
7. 発音とアクセントの特徴
8. 学習上の注意点・よくある間違い
9. 記憶に残るヒントやイメージ
以上が「half past」の詳細な解説です。時計を読むときや、友人との待ち合わせ時間を伝えるときなど、日常でよく登場するフレーズなので、ぜひ覚えて使ってみてください。
...時半, ...時30分すぎ
in the way
in the way
解説
in the way
1. 基本情報と概要
単語(フレーズ): in the way
品詞: 主に前置詞句(慣用表現)として使われる
意味(英語): “in a position that obstructs or hinders progress or view”
意味(日本語): 「(物理的・比喩的に)邪魔になる位置に」「障害になるように」
「in the way」は、「物理的に道をふさいでしまう」「何かの進展を妨げる」というニュアンスを持つ表現です。「何かが邪魔をして先に進めない」「物事の進行をさえぎる」といった状況でよく使われます。
活用形
「in the way」は慣用表現であり、動詞のように時制に応じて活用するものではありません。ただし、動詞と組み合わせて使われることが多いです。(be in the way, get in the way, stand in the way など)
他の品詞になった時の例
CEFRレベルの目安: B1(中級)
比較的よく使うフレーズで、日常会話にもしばしば登場します。
2. 語構成と詳細な意味
派生語や類縁語
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
3. 語源とニュアンス
4. 文法的な特徴と構文
5. 実例と例文
A. 日常会話 (カジュアル)
B. ビジネス (ややフォーマル)
C. 学術的な文脈 (フォーマル)
6. 類義語・反意語と比較
7. 発音とアクセントの特徴
8. 学習上の注意点・よくある間違い
試験対策
TOEICや英検など、文脈から「in the way」と「on the way」を区別する問題が出る場合があります。読解問題で意味の取り違いが起きないよう注意しましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
以上が “in the way” の詳細な解説です。日常会話やビジネスシーンでもよく現れる表現なので、例文やコロケーションとセットでしっかり身につけておきましょう。
道をふさいで, じゃまになって
hang on
hang on
解説
【発音記号】hæŋ ɑn
『状況別頻出度』
【会話】* * *
【文章】* *
【学術】x
【例文】
If you can hang on for just a second.
ちょっと待っててくれるなら
hang on
1. 基本情報と概要
英語表記: hang on
品詞: 句動詞 (phrasal verb)
意味(英語):
意味(日本語):
「相手にちょっと待ってほしいとき」、「物をしっかりと握り締めているイメージを表したいとき」、「諦めずに粘り強く続ける様子を強調したいとき」など、日常会話でカジュアルに使われることが多い句動詞です。
活用形: “hang on” は句動詞のため、動詞の活用自体は “hang” の変化形に準じます。
他の品詞への派生:
CEFRレベル目安: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
派生語や類縁語:
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(例と日本語訳 10個)
3. 語源とニュアンス
“hang on” はもともと「何かにぶら下がり続ける」という「物理的にしっかりつかまる」イメージから来ています。そこから転じて、「期待してまつ」「頑張る」というニュアンスも派生していきました。
4. 文法的な特徴と構文
5. 実例と例文
① 日常会話での例文
② ビジネスシーンでの例文
③ 学術的・フォーマルな文脈の例文
6. 類義語・反意語と比較
これらは「待つ」「続ける」という点で似ていますが、以下のようにニュアンスが異なります:
7. 発音とアクセントの特徴
8. 学習上の注意点・よくある間違い
9. 記憶に残るヒントやイメージ
上記を参考に、「hang on」を会話や文章の中で活用してみてください。カジュアルな場面で人に待ってもらいたい時や、深く踏ん張って続ける様子を表す時に非常に便利な表現です。
じっと待つ,《くだけた話》ちょっと待って
《...に》しがみつく,くっついている《to ...》,手放さない
go ahead
go ahead
解説
【発音記号】goʊ əˈhɛd
『状況別頻出度』
【会話】* * *
【文章】* *
【学術】*
【例文】
Why don’t you go ahead and call him again?
もう一回電話してみたら?
go ahead
1. 基本情報と概要
単語/表現: go ahead
品詞: 句動詞 (phrasal verb)
英語での意味:
日本語での意味:
(CEFRレベル目安:B1 – 中級
使い勝手がよく、日常会話やビジネスでも頻繁に使われるため、中級レベルの学習者が積極的に使いこなすと便利です。)
活用形
「go ahead」は句動詞のため、本動詞「go」の活用形のみ変化します。
他の品詞例
2. 語構成と詳細な意味
go + ahead の2語からなる句動詞です。
二つが組み合わさることで、「前に進む」「先に始めてもいいよ」という意味合いを持つ表現になります。
関連語や派生語
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
3. 語源とニュアンス
微妙なニュアンス
4. 文法的な特徴と構文
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル) 3例
ビジネス (フォーマル気味) 3例
学術的・フォーマルな文脈 3例
6. 類義語・反意語と比較
類義語
反意語
7. 発音とアクセントの特徴
強勢(アクセント)は「ahead」の第2音節 “-head” に置かれやすいです。
「go ahead」と続けて言う場合、アメリカ英語では /ɡoʊəˈhɛd/ と繋がりがちになり、「go」の[oʊ] のあとに「あ」のような音が続きます。
よくある発音間違いとしては、「head」の “h” が弱くなりすぎて「go a-ed」と聞こえてしまうことなどがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「go ahead」は、人に先に何かを促すとき、自分自身が物事を進めるときなど、さまざまな場面で便利に使える表現です。ぜひ実際の会話や文章で多用して慣れてみてください。
over the years
over the years
解説
【発音記号】ˈoʊvər ðə jɪrz
『状況別頻出度』
【会話】* * *
【文章】* * *
【学術】* * *
【例文】
She has over the years visited many cities.
彼女は長年にわたって多くの都市を訪れてきました。
over the years
1. 基本情報と概要
表現: over the years
品詞: 慣用的な表現(熟語 もしくは 句 / prepositional phrase)
意味(英語 & 日本語)
CEFRレベル: B1(中級)
日常会話や一般的な文章でもよく使われるため、英語学習において理解しておきたい表現です。
活用形や品詞変化
「over the years」は固定的な熟語であり、動詞のように時制や人称による活用はありません。あえて言えば、
2. 語構成と詳細な意味
語構成
それらが組み合わさって「長い年月をかけて」という意味を表現します。
関連表現・派生語
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
3. 語源とニュアンス
「長い年月にわたって徐々に起きた出来事・変化」をしみじみと語るニュアンスがあるため、ビジネスからカジュアルな会話まで幅広く使われます。カジュアルかフォーマルかは文脈次第ですが、文章・会話いずれにも違和感なく馴染む表現です。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
ビジネスでの例文 (3つ)
学術的・フォーマルな文脈での例文 (3つ)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
反意語(Antonyms)
厳密な反意語はありませんが、意味合いを逆にとらえるなら
7. 発音とアクセントの特徴
8. 学習上の注意点・よくある間違い
9. 記憶に残るヒントやイメージ
慣用的な表現なので、まるごと「over the years = 長年にわたって」とストックしておきましょう。文章・会話の両方で使いやすい便利なフレーズです。
長年にわたって
何年かたつ間に
loading!!
頻出英熟語(PHRASEList)
単語から意味を推測しにくい、頻出の英熟語が学べます。
単語はわかるのに英文がわからない人のための頻出英熟語 650選【PHRASE List & PHaVE List】
外部リンク
キー操作
最初の問題を選択する:
Ctrl + Enter
解説を見る:Ctrl + G
フィードバックを閉じる:Esc
問題選択時
解答する:Enter
選択肢を選ぶ:↓ or ↑
問題の読み上げ:Ctrl + K
ヒントを見る: Ctrl + M
スキップする: Ctrl + Y