最終更新日:2025/11/19
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元となった辞書の項目

apology

名詞

〈C〉(…に対する)わび,謝罪;言い訳,弁解《+for+名(doing)》 / 〈U〉〈C〉(口頭・文書による)(…の)弁護,弁明(defense)《+for+名》 / 〈C〉《話》(…とは)申し訳ばかりのもの,(…の)お粗末な代用品《+for+名》

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私は彼女に謝らなければならない。

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解説

以下では、名詞 apology について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: apology

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): An expression of regret or remorse for having said or done something wrong or harmful.

意味(日本語): 「謝罪」「お詫び」を表し、自分の行動や言葉が間違っていた、または相手に迷惑をかけたことに対して、反省していることを伝えるときに使われます。フォーマルな場面でもカジュアルな場面でもよく使われる単語です。

CEFRレベルの目安: B1(中級)

B1は「日常会話や身近な話題であれば問題なく理解でき、簡単な意見の交換ができるレベル」です。

派生形


  • 動詞: apologize (英: /əˈpɒl.ə.dʒaɪz/ 米: /əˈpɑː.lə.dʒaɪz/)「謝罪する」

  • 形容詞: apologetic (謝罪の、申し訳なさそうな)

  • 副詞: apologetically (謝罪するように)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源となる形:「apologia(アポロギア)」はギリシャ語の ἀπολογία (apologia) に由来し、本来は「弁明」「自己弁護」という意味でした。

  • 英語になってからは「謝罪」「後悔の言葉」の意味合いが強く使われるようになっています。

よく使われる派生語・関連語


  • apologize (自動詞/他動詞): 「謝罪する」

  • apologetic (形容詞): 「申し訳なさそうな」

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. make an apology (謝罪をする)

  2. owe someone an apology (〜に謝罪する義務がある)

  3. offer a sincere apology (真摯な謝罪をする)

  4. issue a public apology (公的な謝罪を行う)

  5. a formal apology (公式の謝罪)

  6. a heartfelt apology (心からの謝罪)

  7. a written apology (書面での謝罪)

  8. a letter of apology (謝罪の手紙)

  9. apology for any inconvenience (ご迷惑に対するお詫び)

  10. extension of apology (謝罪の表明)


3. 語源とニュアンス


  • 語源・歴史:

    もともとは古代ギリシャ語の apologia(弁明) に由来し、自己弁護や説明をする意味合いがありました。そこからラテン語を経て英語に入った際に、罪や間違いを認めて許しを乞う「謝罪」というニュアンスが加わり、現在の形になりました。


  • 使用場面・ニュアンス:


    • フォーマルな書き言葉・スピーチ: 「I would like to offer my apologies for any inconveniences.」などのように、公の場で使われます。

    • カジュアルな日常会話: 「My apologies, I didn't mean to interrupt.」といった軽めの謝罪表現でも頻繁に用いられます。

    • 感情的側面: 心から反省している場合は「sincere apology」や「heartfelt apology」のように強調表現と併せて使われることが多いです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算/不可算:

    「an apology」(可算名詞)として使われることが一般的。「apologies」と複数形にして「お詫びの言葉」をまとめて表すこともあります。

  • 文法上のポイント:


    • 「make an apology」や「offer an apology」のように、他の動詞と一緒に使われることが多い。

    • 同じ文脈で動詞の apologize と共に使われやすいが、apology は名詞、apologize は動詞なので混同しないようにしましょう。


  • 使用される構文例:


    • “I owe you an apology.” (あなたに謝罪しなければならない。)

    • “I want to make a formal apology to the entire team.” (チーム全体に公式の謝罪をしたい。)



5. 実例と例文

① 日常会話での例文


  1. “I’m so sorry I broke your pen. Please accept my apology.”

    「あなたのペンを壊してしまって本当にごめんなさい。謝罪を受け取ってください。」

  2. “My apologies for being late. The train was delayed.”

    「遅れてすみません。電車が遅れてしまって。」

  3. “I forgot to call you back. My apology!”

    「折り返しの電話を忘れちゃったよ。ごめんね!」

② ビジネスシーンでの例文


  1. “We would like to extend our apologies for the inconvenience caused.”

    「ご不便をおかけして申し訳ございませんでした。」

  2. “Please accept my sincere apology for the oversight in the report.”

    「報告書の見落としについて、心からお詫び申し上げます。」

  3. “We owe you an apology for the delay in delivery.”

    「納品の遅れに対して、お詫び申し上げます。」

③ 学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “The author issued an apology for the factual errors in the previous edition.”

    「著者は前版の事実誤認について謝罪を表明しました。」

  2. “A formal letter of apology was sent to the committee.”

    「委員会に正式な謝罪状が送付されました。」

  3. “In his opening statement, the speaker offered an apology for any possible misunderstanding.”

    「スピーカーは冒頭で、誤解を与えた可能性について謝罪を述べました。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. excuse (言い訳; ただし「謝罪」よりも「弁解」のニュアンスが強い)

  2. regret (後悔; 謝罪というより個人的な後悔・残念に思う気持ちを強調)

  3. confession (告白; 自分の過ちを認める意味が強いが、謝罪とは少し異なる)

反意語 (Antonyms)


  • 背景的に「許可」「賞賛」などが謝罪とは対照をなす言葉となることがありますが、はっきりとした反意語はありません。ただし、態度や気持ちとしては “denial (否定)” が謝罪と真逆の立場になり得ます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • イギリス英語 (BrE): /əˈpɒl.ə.dʒi/

    • アメリカ英語 (AmE): /əˈpɑː.lə.dʒi/


  • アクセント: 第2音節 “pol” に強勢が置かれます (a-POL-o-gy)。


  • よくある間違い: “apology” の “o” を1つ落として “apolgy” や “apology” の “y” を “i” としてしまうスペルミスが多いです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 動詞形との混同: 「apology(名詞)」と「apologize(動詞)」はスペルも発音も違う点に注意しましょう。

  2. スペルミス: “a-p-o-l-o-g-y” で最後は “-gy” になる点が混乱のもと。

  3. 類似意味の単語との区別: “excuse” は謝罪を伝えるニュアンスより「弁解」「言い訳」寄りになるので注意。

  4. 試験対策: TOEICや英検などでも、ビジネスメールの詫び状面などで頻出単語です。正しい文脈で使うことが重視されます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ連想: 「apple + ology」と頭の中で音を刻むと覚えやすい、という語呂合わせも工夫できるかもしれません。

  • ストーリーで記憶: 「アポロギー」→ ギリシャの「アポロ」も連想して、「神様でも間違うことがあれば謝る」というイメージで覚える。

  • スペリングのポイント: “apo” + “lo” + “gy” の3つに分割し、落ちやすい “o” に注意する。

  • 勉強テクニック: 動詞 “apologize” とセットで覚えると、名詞と動詞を混同しにくい。


以上が名詞 apology の詳細な解説です。日常会話からビジネス、フォーマルな場面に至るまで、多彩な文脈で使われる重要単語ですので、しっかりと使い方やスペリングを身につけましょう。

意味のイメージ
apology
意味(1)

〈C〉(…に対する)わび,謝罪;言い訳,弁解《+for+(do*ing*)》

ちょっと言い訳させてください。

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意味(2)

〈C〉《話》(…とは)申し訳ばかりのもの,(…の)お粗末な代用品《+for+

彼の演説は政府の政策の効果的な擁護論であった。

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意味(3)

〈U〉〈C〉(口頭・文書による)(…の)弁護,弁明(defense)《+for+

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