cream
1. 基本情報と概要
単語: cream
品詞: 形容詞 (※本来は名詞・動詞としての用法が有名ですが、形容詞として「クリーム色の」「クリームを含むような」という意味で使われます)
意味(英語):
• As an adjective, “cream” typically refers to a pale yellowish-white color, like the color of dairy cream.
意味(日本語):
• 形容詞として「クリーム色の」「淡い黄味がかった白色の」という意味で使われます。たとえば「cream walls(クリーム色の壁)」「cream dress(クリーム色のドレス)」といったように、やわらかい雰囲気を演出するニュアンスで使われます。
活用形:
形容詞としての cream
は基本的に比較級や最上級の形は取りません。
ただし、「よりクリーミーな」というニュアンスを表す場合は creamier
(形容詞 “creamy” の比較級)が使われますので、cream
単体ではなく “creamy” の方を使うのが自然です。
他の品詞:
- 名詞: “cream” (例: “Would you like some cream in your coffee?”)
- 動詞: “to cream” (例: “Cream the butter and sugar.” バターと砂糖を混ぜてクリーム状にする)
- 形容詞: “creamy” (例: “This soup is very creamy.”)
- 形容詞 (色): “cream” (例: “She wore a cream blouse.”)
CEFRレベルの目安:
- B1(中級): 日常生活でよく目にする単語ですが、形容詞としては少し応用的な使い方です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語構成: “cream” は一語であり、特定の接頭語・接尾語はありません。
- 語幹: “cream”
派生語・類縁語:
- creamy (形容詞): クリーミーな、なめらかな
- creaminess (名詞): クリーム状のなめらかさ
- creamed (動詞の過去形・過去分詞): バターや砂糖をクリーム状に混ぜる、または相手を圧倒的に打ち負かすスラング用法
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(形容詞 “cream” の文脈を含む):
- cream color (クリーム色)
- cream dress (クリーム色のドレス)
- cream walls (クリーム色の壁)
- cream sofa (クリーム色のソファ)
- cream shoes (クリーム色の靴)
- cream paint (クリーム色のペンキ)
- cream interior (クリーム色の内装)
- soft cream shade (柔らかいクリーム色のトーン)
- cream tone (クリーム調)
- cream suit (クリーム色のスーツ)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 中英語 “creem”、古フランス語 “creme” に由来し、さらにラテン語、ケルト語にまでさかのぼるとされます。もともとは「乳脂肪分が凝集したもの」という意味ですが、そこから色や質感を形容する用法が生まれました。
- ニュアンス:
- 色に関するニュアンス: 淡い、やわらかな黄味がかった白を指すため、温かみがあり落ち着いた印象を与えます。
- 使用時の注意点: 「cream」は口語でも文章でも使われますが、色を表現するときは “cream-colored” と表すことも多く、ややフォーマルに聞こえる場合があります。
- 色に関するニュアンス: 淡い、やわらかな黄味がかった白を指すため、温かみがあり落ち着いた印象を与えます。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞 “cream” は一般的に 限定用法(名詞を直接修飾する形)で用いられ、「~色の」「クリーム製の」などを意味します。
例: “a cream dress,” “cream curtains” - または “cream-colored” とハイフンでつないだ形容詞としてもよく使われます: “He painted the walls a cream-colored shade.”
- 「(クリームを含む)」という意味で形容詞的に使われている場合は、本来の名詞 “cream” を前置して複合名詞のように用いているケースもあります (“cream soup” など)。一部辞書では前置修飾を形容詞扱いとみなすことがあります。
5. 実例と例文
日常会話での例文
“I love your cream sweater. It looks so cozy!”
(あなたのクリーム色のセーター素敵だね。とても暖かそう!)“Should we get a cream rug or a white one for the living room?”
(リビングにはクリーム色のラグを買うべきか、白にすべきか迷うね。)“She always wears cream tops because they match with anything.”
(彼女はいつもクリーム色のトップスを着るんだ。どんな服とも合うからね。)
ビジネスシーンでの例文
“The office chose a cream color palette for a more welcoming atmosphere.”
(オフィスはより温かみのある雰囲気を出すためにクリーム色を基調に選んだ。)“Our new product packaging comes in a sleek cream design.”
(私たちの新製品のパッケージはスマートなクリーム色のデザインになっています。)“We recommend a cream background for the logo, as it’s easy on the eyes.”
(目に優しいので、ロゴにはクリーム色の背景を推奨します。)
学術的/専門文脈での例文
“In interior design, cream walls are often used to create a sense of warmth.”
(インテリアデザインでは、クリーム色の壁は温かみを演出するのによく使われます。)“Cream tones can help display artworks without overwhelming them.”
(作品の印象を強くしすぎないようにするため、クリーム色のトーンが役立ちます。)“The chemical composition that gives dairy cream its hue also inspires the term ‘cream’ in color theory.”
(乳製品のクリームが持つ色素の組成が、色彩理論で「クリーム」という用語が用いられる由来になっています。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語:
- “beige” (ベージュ):クリームより少し茶色寄り、落ち着きがある
- “off-white” (オフホワイト):ほぼ白だが若干別の色みが入った白
- “ivory” (アイボリー):象牙色、白に少しだけ黄味を帯びた上品な色
- “ecru” (エクリュ):グレーがかったベージュ、麻色に近い
- “beige” (ベージュ):クリームより少し茶色寄り、落ち着きがある
これらはすべて淡い、落ち着いた色調ですが、微妙な色合いの違いがあります。
- 反意語:
- “vivid color” (鮮やかな色)
- “bright color” (明るい色)
など、対照的に「はっきりとした色」を指す言葉が反意として考えられます。
- “vivid color” (鮮やかな色)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /kriːm/
- イギリス英語: /kriːm/
- アメリカ英語: /kriːm/
アメリカ英語とイギリス英語ともに発音はほぼ同じで、長い “ee” (/iː/) の音が強調されます。
- 強勢: “cream” は1音節の単語のため、単語全体にアクセントが付きます。
- よくある発音ミス: “cre” の母音を短く /krɪm/ (「クリム」) のように発音してしまうこと。正しくは「クリー(長い /iː/)ム」という音になります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: creem, ccream など重複や抜けに注意。
- 名詞との混同: “cream” はもともと「クリーム」という名詞として非常に有名です。形容詞として使う場合は「クリーム色の」というイメージになることを忘れないようにしましょう。
- 試験での出題傾向: 形容詞の例としてはあまり頻繁に出題されませんが、TOEICや英検で色や商品の説明などの文脈で目にする場合があります。日常表現として押さえておくとよいでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ法: “cream” と聞くと牛乳の上に浮かぶクリームを想像すると色のイメージがわきやすいです。
- 覚え方:
- 発音は「クリー(長音)ム」で、スペルは短く “cream”。
- 料理の「クリーム」を思い浮かべて、「白に黄みがかった色」をイメージすると覚えやすいです。
- 発音は「クリー(長音)ム」で、スペルは短く “cream”。
- 勉強テクニック: 実際に色を塗る場面や部屋の内装の話題など、自分の生活に関連付けて思い出すと定着しやすいでしょう。
以上が、形容詞 cream
の詳細な解説です。名詞のイメージが強い単語ですが、意外にも色や質感を表す形容詞として使われることがあります。色のバリエーションを表現したいときにぜひ使ってみてください。
復習用の問題
部屋の壁は柔らかいクリーム色に塗られていました。
The walls of the room were painted in a soft cream color.
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