最終更新日:2024/06/14

クリーム色の / クリーム入りの

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元となった辞書の項目

cream

IPA(発音記号)
形容詞

クリーム色の / クリーム入りの

このボタンはなに?

部屋の壁は柔らかいクリーム色に塗られていました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: cream

品詞: 形容詞 (※本来は名詞・動詞としての用法が有名ですが、形容詞として「クリーム色の」「クリームを含むような」という意味で使われます)

意味(英語):

• As an adjective, “cream” typically refers to a pale yellowish-white color, like the color of dairy cream.

意味(日本語):

• 形容詞として「クリーム色の」「淡い黄味がかった白色の」という意味で使われます。たとえば「cream walls(クリーム色の壁)」「cream dress(クリーム色のドレス)」といったように、やわらかい雰囲気を演出するニュアンスで使われます。

活用形:

形容詞としての cream は基本的に比較級や最上級の形は取りません。

ただし、「よりクリーミーな」というニュアンスを表す場合は creamier(形容詞 “creamy” の比較級)が使われますので、cream 単体ではなく “creamy” の方を使うのが自然です。

他の品詞:


  • 名詞: “cream” (例: “Would you like some cream in your coffee?”)

  • 動詞: “to cream” (例: “Cream the butter and sugar.” バターと砂糖を混ぜてクリーム状にする)

  • 形容詞: “creamy” (例: “This soup is very creamy.”)

  • 形容詞 (色): “cream” (例: “She wore a cream blouse.”)

CEFRレベルの目安:


  • B1(中級): 日常生活でよく目にする単語ですが、形容詞としては少し応用的な使い方です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成: “cream” は一語であり、特定の接頭語・接尾語はありません。

  • 語幹: “cream”

派生語・類縁語:


  • creamy (形容詞): クリーミーな、なめらかな

  • creaminess (名詞): クリーム状のなめらかさ

  • creamed (動詞の過去形・過去分詞): バターや砂糖をクリーム状に混ぜる、または相手を圧倒的に打ち負かすスラング用法

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(形容詞 “cream” の文脈を含む):


  1. cream color (クリーム色)

  2. cream dress (クリーム色のドレス)

  3. cream walls (クリーム色の壁)

  4. cream sofa (クリーム色のソファ)

  5. cream shoes (クリーム色の靴)

  6. cream paint (クリーム色のペンキ)

  7. cream interior (クリーム色の内装)

  8. soft cream shade (柔らかいクリーム色のトーン)

  9. cream tone (クリーム調)

  10. cream suit (クリーム色のスーツ)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中英語 “creem”、古フランス語 “creme” に由来し、さらにラテン語、ケルト語にまでさかのぼるとされます。もともとは「乳脂肪分が凝集したもの」という意味ですが、そこから色や質感を形容する用法が生まれました。

  • ニュアンス:


    • 色に関するニュアンス: 淡い、やわらかな黄味がかった白を指すため、温かみがあり落ち着いた印象を与えます。

    • 使用時の注意点: 「cream」は口語でも文章でも使われますが、色を表現するときは “cream-colored” と表すことも多く、ややフォーマルに聞こえる場合があります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞 “cream” は一般的に 限定用法(名詞を直接修飾する形)で用いられ、「~色の」「クリーム製の」などを意味します。

    例: “a cream dress,” “cream curtains”

  • または “cream-colored” とハイフンでつないだ形容詞としてもよく使われます: “He painted the walls a cream-colored shade.”

  • 「(クリームを含む)」という意味で形容詞的に使われている場合は、本来の名詞 “cream” を前置して複合名詞のように用いているケースもあります (“cream soup” など)。一部辞書では前置修飾を形容詞扱いとみなすことがあります。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I love your cream sweater. It looks so cozy!”

    (あなたのクリーム色のセーター素敵だね。とても暖かそう!)


  2. “Should we get a cream rug or a white one for the living room?”

    (リビングにはクリーム色のラグを買うべきか、白にすべきか迷うね。)


  3. “She always wears cream tops because they match with anything.”

    (彼女はいつもクリーム色のトップスを着るんだ。どんな服とも合うからね。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “The office chose a cream color palette for a more welcoming atmosphere.”

    (オフィスはより温かみのある雰囲気を出すためにクリーム色を基調に選んだ。)


  2. “Our new product packaging comes in a sleek cream design.”

    (私たちの新製品のパッケージはスマートなクリーム色のデザインになっています。)


  3. “We recommend a cream background for the logo, as it’s easy on the eyes.”

    (目に優しいので、ロゴにはクリーム色の背景を推奨します。)


学術的/専門文脈での例文


  1. “In interior design, cream walls are often used to create a sense of warmth.”

    (インテリアデザインでは、クリーム色の壁は温かみを演出するのによく使われます。)


  2. “Cream tones can help display artworks without overwhelming them.”

    (作品の印象を強くしすぎないようにするため、クリーム色のトーンが役立ちます。)


  3. “The chemical composition that gives dairy cream its hue also inspires the term ‘cream’ in color theory.”

    (乳製品のクリームが持つ色素の組成が、色彩理論で「クリーム」という用語が用いられる由来になっています。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. “beige” (ベージュ):クリームより少し茶色寄り、落ち着きがある

    2. “off-white” (オフホワイト):ほぼ白だが若干別の色みが入った白

    3. “ivory” (アイボリー):象牙色、白に少しだけ黄味を帯びた上品な色

    4. “ecru” (エクリュ):グレーがかったベージュ、麻色に近い


これらはすべて淡い、落ち着いた色調ですが、微妙な色合いの違いがあります。


  • 反意語:


    • “vivid color” (鮮やかな色)

    • “bright color” (明るい色)

      など、対照的に「はっきりとした色」を指す言葉が反意として考えられます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /kriːm/

    • イギリス英語: /kriːm/


アメリカ英語とイギリス英語ともに発音はほぼ同じで、長い “ee” (/iː/) の音が強調されます。


  • 強勢: “cream” は1音節の単語のため、単語全体にアクセントが付きます。

  • よくある発音ミス: “cre” の母音を短く /krɪm/ (「クリム」) のように発音してしまうこと。正しくは「クリー(長い /iː/)ム」という音になります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: creem, ccream など重複や抜けに注意。

  • 名詞との混同: “cream” はもともと「クリーム」という名詞として非常に有名です。形容詞として使う場合は「クリーム色の」というイメージになることを忘れないようにしましょう。

  • 試験での出題傾向: 形容詞の例としてはあまり頻繁に出題されませんが、TOEICや英検で色や商品の説明などの文脈で目にする場合があります。日常表現として押さえておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ法: “cream” と聞くと牛乳の上に浮かぶクリームを想像すると色のイメージがわきやすいです。

  • 覚え方:


    • 発音は「クリー(長音)ム」で、スペルは短く “cream”。

    • 料理の「クリーム」を思い浮かべて、「白に黄みがかった色」をイメージすると覚えやすいです。


  • 勉強テクニック: 実際に色を塗る場面や部屋の内装の話題など、自分の生活に関連付けて思い出すと定着しやすいでしょう。


以上が、形容詞 cream の詳細な解説です。名詞のイメージが強い単語ですが、意外にも色や質感を表す形容詞として使われることがあります。色のバリエーションを表現したいときにぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
cream

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