最終更新日
:2025/01/28
nonprofessional
IPA(発音記号)
解説
以下では、形容詞 nonprofessional
を、学習者の方がより深く理解できるように、段階的に解説します。
1. 基本情報と概要
英単語: nonprofessional
品詞: 形容詞 (adjective)
意味 (英語 / 日本語)
- 英語: not belonging to or trained in a particular profession; not professional
- 日本語: 「専門的職業に属していない、またはその職業として訓練を受けていない」「専門家ではない」という意味です。
「nonprofessional」は、「専門家ではない」「素人である」というニュアンスが含まれますが、必ずしも「質が悪い」や「いい加減」という否定的な意味ではなく、あくまで「プロではなく、アマチュアや素人である」という立場を示す言葉です。
活用形
形容詞のため、基本的に「nonprofessional」自体に変化(複数形など)はありません。
- 名詞や副詞の形などは、下記の「他の品詞」の例も参考にしてください。
他の品詞になった時の例
- 名詞形: 「nonprofessional (person)」という言い方で「素人・非専門家」という意味で使われることがあります。
- 副詞形: 「nonprofessionally」という形で「専門家らしくなく」というように使われる場合がありますが、日常ではあまり一般的ではありません。
CEFRレベルの目安
- B2(中上級)程度
- 「professional(専門的な、人)」の理解があり、「non-」という接頭語を併せた形容詞を自在に理解できるようになるのは、中上級レベルが目安となります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語: non- 「〜ではない」、「不・無・非」の意味を表します。
- 語幹: professional 「専門的な、プロの」という意味。
つまり nonprofessional は、直訳すると「プロではない」という構成になります。
関連語・派生語
- professional (形容詞/名詞): プロの、専門的な / プロ、専門家
- amateur (名詞・形容詞): 素人、アマチュア(の)
- unprofessional (形容詞): プロらしくない(振る舞いや仕事の質を批判的に表すニュアンス)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10選)
- nonprofessional tasks → 非専門的な作業
- nonprofessional work → 非専門職の仕事
- nonprofessional staff → 非専門職の職員
- nonprofessional opinions → 専門家ではない人からの意見
- nonprofessional involvement → 専門家以外の立場での関与
- nonprofessional attitude → プロとしての態度ではない
- nonprofessional background → プロとしての経歴がない
- nonprofessional field → 専門領域外の分野
- nonprofessional setting → 非専門的な現場・環境
- nonprofessional approach → プロとしての手順ではないアプローチ
3. 語源とニュアンス
語源
- professional は「職業の」というラテン語由来の言葉から派生
- そこに「not」を意味する接頭語 non- がついた形で「専門家(プロ)ではない」という意味が生じました。
ニュアンス
- 「profession(職業)」を本業として行う人ではない、という客観的な意味を強調します。
- 「unprofessional」と比べると、批判的なニュアンスは弱めです。ただし文脈によっては、「素人っぽい」や「専門知識が不足している」というニュアンスが含意される場合もあります。
- フォーマルな文章でも「専門家ではない」という立場を示すためによく使われ、特に「専門資格がない人」を示すときなどに利用されやすいです。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文・使用例
- be + nonprofessional: その人の仕事・立場がプロではないことを表す
例) He is nonprofessional. (彼はプロではありません) - nonprofessional + 名詞: 「非専門家の〜」「素人の〜」という意味で修飾
例) nonprofessional advice (素人のアドバイス)
フォーマル / カジュアル
- フォーマルな文書やビジネス文脈でも使われる形容詞です。
- 「amateur」はよりカジュアル、日常的に「アマチュア」「素人」というイメージで使われます。
可算・不可算など
- 形容詞のため、名詞化して使う場合「a nonprofessional」などと可算名詞として表現することもあります。「非専門家」という意味で「a nonprofessional」「nonprofessionals」と複数形にすることも可能です。
5. 実例と例文
ここでは、日常会話・ビジネス・学術的な文脈に分けて例文を示します。
日常会話 (3例)
- “I’m just a nonprofessional photographer, but I love taking pictures.”
「ただの素人写真家だけれど、写真を撮るのが大好きなんだ。」 - “She’s nonprofessional in cooking, yet her dishes taste amazing.”
「彼女は料理のプロじゃないのに、彼女の料理はすごく美味しいよ。」 - “Ask a nonprofessional friend for a second opinion if you’re unsure.”
「もし迷うなら、専門家ではない友人に別の考えを聞いてみるといいよ。」
ビジネス (3例)
- “Our team includes both professional and nonprofessional consultants.”
「私たちのチームには、プロフェッショナルと非専門家のコンサルタントが両方います。」 - “Nonprofessional employees can bring fresh ideas to the discussion.”
「非専門職の従業員は、ディスカッションに新鮮なアイデアをもたらしてくれます。」 - “This document is intended for nonprofessional clients and should be easy to understand.”
「この書類は非専門の顧客向けなので、わかりやすい内容にしてください。」
学術的 (3例)
- “Nonprofessional subjects participated in the study to provide unbiased feedback.”
「この研究には、専門家ではない被験者が参加し、偏りのないフィードバックを提供しました。」 - “We examined how nonprofessional involvement influenced policy decisions.”
「非専門家の関与がどのように政策決定に影響したか調査しました。」 - “Nonprofessional opinions can sometimes reveal public perception more effectively than experts.”
「素人の意見が、専門家の意見よりも効果的に世間の認識を示すことがあります。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- amateur (アマチュア、素人)
- 「プロではない」という点では同じですが、趣味や好みとして行っている場合によく使います。より日常的・カジュアル。
- 「プロではない」という点では同じですが、趣味や好みとして行っている場合によく使います。より日常的・カジュアル。
- unprofessional (プロらしくない)
- プロとしての振る舞い・水準や行動が欠けている、という批判的なニュアンスが強い表現。
- プロとしての振る舞い・水準や行動が欠けている、という批判的なニュアンスが強い表現。
- lay (一般人の、専門外の)
- 「専門の領域外」という意味合いがあり、宗教や法律分野で「素人」を表す時に使われることがある。
反意語
- professional (専門家的な、プロの)
- 専門的な知識や訓練を受けて働く人、またはその性質を表す。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA表記
- アメリカ英語(米): /ˌnɑːn.prəˈfeʃ.ənəl/
- イギリス英語(英): /ˌnɒn.prəˈfeʃ.ənəl/
強勢(アクセント)の位置
- 「nɑːn / nɒn」の部分は弱く、「prə-FESH-ən-əl」の「FESH」にアクセントがおかれやすいです。
よくある発音の間違い
- 「ノンプロフェッショナル」のように「ノンプロ」という部分を強調しすぎると不自然に聞こえることもあります。
- アクセントは「professional」の強勢を意識し、頭の「non-」は軽く発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- “unprofessional”との混同
- 「専門家として不適切」という意味合いを込めたいときは “unprofessional” を使います。非専門家という意味合いなら “nonprofessional” が自然です。
- 「専門家として不適切」という意味合いを込めたいときは “unprofessional” を使います。非専門家という意味合いなら “nonprofessional” が自然です。
- 同じ“non-”接頭語との混同
- “nonprofit” や “nonsense” などと混在して覚えないように注意しましょう。
- “nonprofit” や “nonsense” などと混在して覚えないように注意しましょう。
- スペルの誤り
- 「nonprofessional」は「non」と「professional」の合成なので、とくに
profesional
などのスペルミスに注意しましょう。
- 「nonprofessional」は「non」と「professional」の合成なので、とくに
試験対策(TOEICや英検)
- CEFRレベルでB2相当の単語ですが、ビジネスなど公式文書や解説で使われる可能性があります。
- 読解問題で「専門家/非専門家」を区別する文脈で頻出することがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「non-」=「ノン」 = 「〜ではない」 という日本語のカタカナ表現でも広く使われるため、そのイメージで覚えやすいです。
- 「professional」に「非」をつけただけで「非専門家の」「素人の」という意味が作られると覚えるとシンプルです。
- スペリングを確実に覚えるコツとしては、「non + professional」と分解して書く方法がおすすめです。「non + pro + fessional」と3つに区切って音読すると混同しにくくなります。
以上が、形容詞 “nonprofessional” の詳細な解説です。「non-」と「professional」の組み合わせという理解を大切にしながら、文脈に応じて使い分けてみてください。
意味のイメージ
復習用の問題
Wearing pajamas to the interview was a major nonprofessional move that cost her the job.
正解を見る
パジャマを着て面接に臨んだことは、一人前ではないことを示す重大な行動であり、彼女は仕事を失うことになった。
正解を見る
Wearing pajamas to the interview was a major nonprofessional move that cost her the job.
英語 - 日本語
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