最終更新日 :2025/01/27

scholarship

名詞

〈C〉《時にS-》奨学金 / 〈U〉学識,学力

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解説

1. 基本情報と概要

単語: scholarship

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語)


  1. A grant or payment made to support a student’s education, awarded on the basis of academic or other achievement.

  2. Academic study or achievement; learning at a high level.

意味(日本語)


  1. 学費をサポートするために与えられる奨学金のこと。主に成績優秀者や特定の基準を満たす学生に与えられます。

    → 「学校や機関から金銭的なサポートを受ける」という意味合いで、「奨学金」として使われる単語です。

  2. 学問的な研究・学識を指すときにも使われます。

    → 「学問的な業績」や「探究」というニュアンスもあり、「学識の深さ」を表します。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 「scholarship」は日常会話や雑誌・新聞などでも比較的出現し、かつ学術・ビジネスシーンでもよく出てくる単語です。多少抽象的な意味合い(学識・学問的研究)も含むため中上級者レベルと考えられます。

活用形


  • 複数形: scholarships

「scholarship」は名詞なので、動詞のような活用(時制による変化)はありません。

他の品詞形


  • この単語自体が形容詞や動詞になる形はありませんが、語幹の scholar(名詞: 学者)から派生した別の言葉として scholarly (形容詞: 学術的な, 学者らしい) などがあります。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: scholar (学者)

  • 接尾辞: -ship (状態・資格・身分を表す接尾辞)

「scholarship」は「学者の状態・資質」といったイメージから、「学問的資質」や「奨学金」の意味が派生しました。

関連・派生語


  • scholar: 学者

  • scholarly (形容詞): 学術的な, 学者らしい

  • scholastic (形容詞): 学校教育の, 学校の

コロケーション(共起表現)10選


  1. receive a scholarship(奨学金を受け取る)

  2. apply for a scholarship(奨学金に申し込む)

  3. full scholarship(全額奨学金)

  4. partial scholarship(一部奨学金)

  5. merit-based scholarship(成績優秀者向けの奨学金)

  6. need-based scholarship(経済的支援が必要な人向けの奨学金)

  7. scholarship application(奨学金申請)

  8. academic scholarship(学力を基盤とした奨学金)

  9. sports scholarship(スポーツを基盤とした奨学金)

  10. gain scholarship support(奨学金による援助を得る)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「scholarship」は、「学者」という意味の scholar と、状態や地位を表す接尾辞 -ship が結合したものです。

  • scholar は古フランス語「escoler」、中世ラテン語「scholaris」、さらに遡るとギリシャ語「scholastikos」に由来し、「学校に属する人」「学問に携わる人」を意味していました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「奨学金」の意味: 主に大学や大学院、研究機関で「金銭的援助を受ける」というポジティブな文脈で使われます。

  • 「学識」の意味: 「学問的な研究や探究の深さ」を強調する場合、文章やアカデミックな環境でよく使われる表現です。

  • フォーマルな文脈(教育機関や学術的な場面)でもカジュアルにも使われ、日常会話で「奨学金」を指す場合にもしばしば登場します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun)

    → 「a scholarship」「two scholarships」のように「数」と一緒に使われます。

  • 文中では「receive a scholarship」「offer a scholarship」などの他動詞とよく組み合わされます。

  • 「学問的研究」の意味合いで使うときも可算ですが、一般には単数形で「(someone's) scholarship is impressive」のように使われることが多いです。

一般的な構文やイディオム


  • to be awarded a scholarship: 「奨学金を授与される」

  • to recognize someone's scholarship: 「誰かの学識を評価する」


5. 実例と例文

(1) 日常会話で使われる例文


  1. I heard you got a scholarship to that university. That's amazing!

    (あの大学から奨学金をもらったんだってね。すごいじゃん!)


  2. Without the scholarship, I couldn't afford my tuition fees.

    (奨学金がなかったら、学費は払えなかったと思う。)


  3. My sister’s scholarship covers all her expenses for her study abroad program.

    (姉の奨学金は留学プログラムの全費用をカバーしてくれるんだ。)


(2) ビジネスシーンで使われる例文


  1. Our company plans to establish a scholarship fund for promising students in technology.

    (弊社は、将来有望なテクノロジー分野の学生を対象に奨学金基金を設置する予定です。)


  2. We should highlight the scholarship opportunities in our recruitment materials.

    (採用資料には奨学金の機会について強調して掲載するべきだ。)


  3. He mentioned his scholarship experience during the interview, and it really impressed the panel.

    (面接で彼は奨学金の経験について語り、それが審査員の印象に強く残りました。)


(3) 学術的・アカデミックな文脈で使われる例文


  1. Her scholarship on medieval literature has significantly influenced contemporary research in the field.

    (彼女の中世文学における研究は、現代のこの分野の研究に大きな影響を与えています。)


  2. The professor’s scholarship earned him several prestigious awards.

    (その教授の学術的研究は、いくつもの名誉ある賞をもたらしました。)


  3. This new publication showcases the depth of his scholarship in ancient history.

    (この新刊は、古代史における彼の学識の深さを示しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. grant (助成金, 補助金)


    • お金を支給するという点で共通しているが、学費に限らず研究や事業にも割り当てられる。

    • 例: I received a research grant to fund my project.(私の研究プロジェクトのための助成金を受け取った。)


  2. fellowship (奨学金, 研究奨励金)


    • 大学院レベルや研究者向けの奨学金として使われることが多い。「仲間入りすること」のニュアンスがあり、所属・ステータスとしての意味合いも強い。

    • 例: She received a fellowship from the institution for her doctoral studies.(彼女は博士課程のために機関から奨学金を受け取った。)


  3. bursary (英国英語での奨学金)


    • 学費を補うための援助を指すが、特に英国圏で使われる。

    • 例: He was awarded a bursary for his undergraduate studies.(彼は学部課程のために奨学金を授与された。)


反意語


  • 明確な「反意語」はありませんが、「貸与型奨学金(loan)」との対比としてstudent loan(学生ローン)を挙げることがあります。


    • 例: I have to pay back my student loan, but a scholarship doesn’t require repayment.(学生ローンは返済しなければいけないけれど、奨学金は返済不要だ。)



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • アメリカ英語: /ˈskɑːlərʃɪp/

    • イギリス英語: /ˈskɒləʃɪp/


  • アクセント (stress): scho-lar-ship の最初の音節「scho」に強勢があります。


よくある発音の間違い


  • /r/ の音を強く出せずに「スカラーシップ」となりがちですが、アメリカ英語では [r] をはっきり発音します。

  • イギリス英語では [r] の音は少しソフトになる場合があります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルの間違い: 「scolarship」や「schoralship」とつづりを間違えることがあるので注意。

  2. 同音異義の混乱: とくに scholarshipfellowshipmembership など、-ship がつく単語と混同しがち。

  3. 使い方の混同: 「奨学金」の意味だけでなく、「学問的研究」の意味もあるので文脈に応じて理解が必要。

試験対策 (TOEIC・英検など)


  • TOEIC や英検でも、「どのように学費援助を受けるか」といったビジネス文書や留学関連の文章で出てくる可能性が高い単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「scholar + ship」 で「学問に乗る船」のイメージを持つと覚えやすいでしょう。

  • 「学者として船に乗って進むイメージ」→ 「学問への航海」→ 「学識」や「奨学金」と連想すると記憶しやすくなります。

  • スペリング: 「scholar」+「ship」をしっかり書き分けるとミスが減ります。

  • 自分が「学費援助」と考えるときは「高等教育機関と結びつけて思い浮かべる」のもコツです。


以上が、名詞 「scholarship」 の詳細な解説です。奨学金としての意味と、学問的研究や学識としての意味をしっかり使い分けて活用しましょう。学習者の方は、接頭辞・接尾辞に意識を置くことで、関連単語や派生詞への理解も深まります。ぜひ、日常会話やビジネス、学術的な文脈で、それぞれの例文を参考に使ってみてください。

意味のイメージ
scholarship
意味(1)

〈U〉学識,学力

意味(2)

〈C〉《時にS-》奨学金

その委員会は、知識の力と学力が他の誰よりも優れた最も適任の学生に奨学金を授与しました。

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復習用の問題

〈C〉《時にS-》奨学金 / 〈U〉学識,学力

I received a scholarship to study abroad.

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私は留学のための奨学金を受け取りました。

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