最終更新日 :2025/01/27

bang

名詞

〈C〉バンという音 / バンという一撃(強打) / おかっばにした前髪, 切り下げ前髪 (また《英》fringe)

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解説

1. 基本情報と概要

単語: bang

品詞: 名詞 (可算名詞)

英語の意味: A sudden loud noise, such as the sound of an explosion, a gunshot, or something hitting a hard surface.

日本語の意味: 「ドン」という大きな音、または「バン!」と衝撃的な音のことを指します。

「何かが勢いよくぶつかったときの音」や、「爆発音」「銃声」などのイメージです。日常的には「ドン」「バン」のような感じで表現されることが多いです。


  • こういう場面で使われる: 物がぶつかって大きな音を立てたときや、花火や銃声などの「衝撃音」を表現するとき。

  • こういうニュアンスの単語: 突発的、衝撃的、大きな音を伴う場面。

活用形:


  • 複数形: bangs

  • 「bang」には動詞形(to bang 〜: 「バンと音を立てる」「強くぶつける」など)もあります。

CEFRレベルの目安: B1(中級)

→「よく耳にする基本的な単語で、日常会話でも頻繁に登場するレベル」です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「bang」は特に接頭語や接尾語を含まない、オノマトペ(擬音語)に由来する単語です。

派生語や類縁語


  • bang (動詞): 「バンと音を立てる」「〜を強くたたく」など

  • banging (形容詞または動名詞): 「打っていること」「素晴らしい(スラング)」などの意味がある場合もあります。

よく使われるコロケーションや関連フレーズ10選


  1. make a loud bang(大きな爆発音を立てる)

  2. hear a bang(ドンという音を聞く)

  3. with a bang(景気よく・勢いよく)

  4. bang on the door(ドアをバンバン叩く)

  5. start with a bang(派手に始まる・勢いよく始まる)

  6. go out with a bang(華々しく終わる)

  7. the Big Bang(ビッグバン、宇宙論での「大爆発」)

  8. bang and crash(ドカンドカンという激しい音)

  9. get a bigger bang for the buck(支払ったお金に対してより大きな価値を得る)

  10. head bang(ヘッドバンギングをする、ロックコンサートで頭を激しく振る)


3. 語源とニュアンス

語源: 16世紀頃から使われてきたオノマトペ(擬音語)で、元々は衝撃音を表す擬声語として定着しました。

歴史・ニュアンス:


  • 歴史的には、爆発音や銃声など、意外性を伴う大きな音を表してきました。

  • 現在では単純に「強い衝撃音」だけではなく、物事が非常に勢いよく進む様子や、イベントが派手に始まる様子にも使われます。

使用時の注意点:


  • 口語・カジュアル: 一般的に「bang」はカジュアルな場面や日常会話で広く使われます。

  • 文書でも使われる: 「the Big Bang」のように学術的文脈(宇宙論など)でもよく見られます。

  • 感情的な響き: 突然の出来事や驚きを表すときにも使うため、驚きや衝撃を強調したいときに便利です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算名詞):


    • 単数形: a bang

    • 複数形: bangs

      例: I heard two loud bangs outside. (外で2回、大きなドンという音が聞こえた)


  • 動詞 (他動詞/自動詞):


    • to bang on something(自動詞的に「バンバン叩く」)

    • to bang something(他動詞的に「〜を強くたたく」)


  • 一般的な構文:


    • hear/notice/feel + a bang

    • there is/was a bang (somewhere)

    • (Someone) banged (on) the door


  • フォーマル/カジュアル:


    • 「bang」はどちらかというとカジュアル寄りの表現。

    • 堅めの文章では「a sudden loud noise(突然の大きな物音)」などとも表現されます。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I heard a loud bang coming from the kitchen. Did you drop something?”

    (キッチンから大きな「バン」という音が聞こえたよ。何か落としたの?)

  2. “The car door closed with a bang, and he drove off.”

    (車のドアが「バン」と閉まり、彼は走り去ったよ。)

  3. “My heart skipped a beat when I heard that bang in the middle of the night.”

    (真夜中にそのドンという音がしたときは、心臓が一瞬止まるかと思ったよ。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “The product launch started with a bang, attracting a huge audience.”

    (製品のローンチは景気よく始まり、大勢の観客を引きつけました。)

  2. “Let’s finish the quarter with a bang by exceeding our sales targets.”

    (四半期を派手に締めくくるために、売上目標を超えましょう。)

  3. “Their marketing campaign went out with a bang, creating a lasting impression.”

    (彼らのマーケティングキャンペーンは華々しく締めくくられ、強い印象を残しました。)

学術的・専門的な文脈での例文(3つ)


  1. “The Big Bang theory explains the origin of the universe in cosmology.”

    (天文学でのビッグバン理論は、宇宙の起源を説明しています。)

  2. “We heard a distant bang during the experiment, possibly due to a chemical reaction.”

    (実験中に遠くからドンという音が聞こえましたが、おそらく化学反応によるものだと思われます。)

  3. “Scientists are studying high-energy collisions that recreate mini big bangs in particle accelerators.”

    (科学者たちは粒子加速器でミニ・ビッグバンを再現する高エネルギー衝突を研究しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. boom(ブーンという低く響く大きな音)


    • 「boom」はより低く響く長めの音のイメージ。爆発や雷などに多い。


  2. blast(爆発、爆風)


    • 「爆発」そのものや大きな爆風を強調したいときに使う。


  3. clap(パン・パチッという音)


    • 手をたたいた音など、高めで短い衝撃音のニュアンス。


  4. pop(ポンという軽い音)


    • 風船が破れたときやコルクを抜くときなどの軽い破裂音。


「bang」は「boom」や「blast」に比べて短く鋭い衝撃音を表すイメージ。

反意語 (Antonyms)


  • silence(静寂): 音がない状態。

  • quiet(静かさ): 落ち着いた音のない状態。

「bang」とは逆に、音や衝撃がない状態を表します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /bæŋ/

  • アメリカ英語: [バェング] に近い発音。

  • イギリス英語: [バァング] に近い発音。

  • 強勢: 1音節なので、特に強勢の移動はなく、語全体をハッキリと発音します。

  • よくある間違い:


    • “ban” (/bæn/) との混同。「bang」のほうが “a” がやや広めで、「ŋ」で終わります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “ban” や “beng” などと書き間違える。

  • 同音異義語: ほとんどありませんが、“bong” (/bɒŋ/) などと混同しやすい人も。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などのリスニングで、サウンドエフェクトのような描写(衝突音や爆発音)が出てくる場合に登場する可能性あり。

    • 発音の聴き取りに注意が必要です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • オノマトペで覚える: 「バン!」という衝撃音そのものが語源なので、音そのもので記憶すると印象に残りやすいです。

  • 花火を思い出す: 花火が「バン」と鳴るイメージを使うと、音と単語が結びつきやすくなります。

  • スペリングのポイント: 最後の “g” は鼻音“ŋ”の後ろにつくと意識しておくと、他の単語との混同が減ります。

「bang」は日常のちょっとした衝撃音から、宇宙の始まりを示す専門用語(Big Bang)まで幅広く使われる便利な単語です。音のイメージをしっかりとつかんで使ってみてください。

意味のイメージ
bang
意味(1)

おかっばにした前髪, 切り下げ前髪 (また《英》fringe)

意味(2)

バン(ドカン,ズドン,バタン)という音

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意味(3)

《話》活力,気力

意味(4)

バン(ドン)という一撃(強打)

若い女性の間で、前髪をクルクルさせるのは、流行っていない。

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復習用の問題

〈C〉バンという音 / バンという一撃(強打) / おかっばにした前髪, 切り下げ前髪 (また《英》fringe)

正解を見る

その大きな音に驚いた。

その大きな音に驚いた。

正解を見る

The loud bang startled me.

英語 - 日本語

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