最終更新日 :2025/01/28

long-distance

形容詞

長距離の / 《米》長距離電話の / 長距離電話で

解説

1. 基本情報と概要

単語: long-distance

品詞: 形容詞 (adjective)

活用形: 形容詞のため、動詞のような活用形はありませんが、比較級・最上級を「longer-distance, longest-distance」のように使うことは通常ありません。あくまでも「long-distance」で一つの固まりとして使われることが多いです。

英語の意味:

「(物理的・地理的に) 長い距離にわたることを表す形容詞。」

日本語の意味:

「遠距離の」という意味で、例えば遠く離れた場所間の通信・移動・関係などを指すときに使います。たとえば「遠距離電話(long-distance call)」や「遠距離恋愛(long-distance relationship)」などを表現するときに使われます。「長距離バス」などのように、長い距離を移動するものを形容する場合にも用いられます。

「こういう場面で使われる・こういうニュアンスの単語です」


  • 地理的・物理的に離れた場所というニュアンスを含みます。

  • 人と人、または場所と場所が遠く離れている時に、その距離が明確に長いと強調したい場合に使われます。

CEFRレベル: B1(中級)

長距離に関する状況や旅行、通信などの日常的な概念を理解する必要があるため、中級程度の単語といえます。

2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • long: 「長い」という形容詞

  • distance: 「距離」という名詞

合わさって「long-distance」というハイフン付きの形容詞として使われています。

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. long-distance call(遠距離電話)

  2. long-distance relationship(遠距離恋愛)

  3. long-distance running(長距離走)

  4. long-distance bus(長距離バス)

  5. long-distance travel(長距離旅行)

  6. long-distance transport(長距離輸送)

  7. long-distance commuter(遠距離通勤者)

  8. long-distance service(長距離サービス/遠距離サービス)

  9. long-distance plan(長距離通話プラン,電話プランなど)

  10. long-distance charge(長距離通話料など)

3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 「long」は古英語の “lang” に端を発し、「長い」という意味を持ちます。

    • 「distance」はラテン語の “distantia” (=離れていること) に由来し、「間隔」や「距離」を表します。


  • もともとは電気通信の分野で「遠距離通話」を指す際に盛んに使われてきましたが、現代では「遠距離関係」や「長距離の移動」といった多分野でも使われています。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「long-distance」は、あくまでも地理的・物理的な距離の「長さ」を強調します。比喩的に「精神的に離れている」などを指すことは少ないです。(ただし「long-distance relationship」は精神的苦労を暗に含むこともあります。)

  • フォーマル・カジュアル問わず使われます。会話・ビジネス文書・学術的文書でも幅広く登場しますが、くだけた文章でも違和感なく使えます。

4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としての位置: 「long-distance」は名詞の前に置かれます。


    • 例: a long-distance call / a long-distance flight


  • 可算・不可算: 「long-distance」の後ろに来る名詞によって可算・不可算が変わりますが、形容詞自体には可算・不可算の区別はありません。

  • 他動詞・自動詞の区別: 形容詞ですので該当しません。

  • イディオム: 特に決まったイディオムがあるわけではありませんが、多くの場合「long-distance ○○」の形で使われるのが一般的です。

5. 実例と例文

以下に、日常会話・ビジネス・学術的文脈での例文を3つずつ示します。

日常会話での例文


  1. “I’m in a long-distance relationship, so we often talk on video calls.”

    (遠距離恋愛中なので、よくビデオ通話で話しているんだ。)


  2. “We took a long-distance bus to visit my grandparents in another city.”

    (ほかの町にいる祖父母を訪ねるのに、長距離バスに乗りました。)


  3. “Long-distance calls used to be very expensive, but now they’re much cheaper.”

    (昔は遠距離電話ってすごく高かったけど、今はだいぶ安くなったよね。)


ビジネスでの例文


  1. “Our company covers transportation costs for any long-distance commute.”

    (当社では、遠距離通勤の場合の交通費を負担します。)


  2. “We need a reliable partner for long-distance shipping of these goods.”

    (これらの商品を長距離輸送するのに信頼できるパートナーが必要です。)


  3. “Please consider the extra charges for any long-distance deliveries.”

    (遠距離配達にかかる追加料金をご考慮ください。)


学術的な文脈での例文


  1. “Recent studies have focused on the effects of long-distance running on cardiovascular health.”

    (近年の研究では、長距離走が心血管の健康に与える影響に注目が集まっています。)


  2. “Communication systems for long-distance data transfer are critical in modern networks.”

    (現代のネットワークでは、遠距離でのデータ転送を担う通信システムが重要です。)


  3. “Long-distance migration patterns of birds provide insight into climate change.”

    (鳥の長距離移動パターンは、気候変動に関する洞察を与えてくれます。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. remote(遠隔の)


    • 「物理的に非常に遠い」という点では似ていますが、「long-distance」は「長い距離にわたる移動や通信」、一方「remote」は「人里離れた」というニュアンスも含むのが特徴。


  2. distant(遠方の)


    • 「遠く離れた」という意味ですが、「long-distance」は具体的に距離が長いことを強調します。「distant」は漠然と離れている感じを示すことが多いです。


  3. faraway(遠く離れた)


    • 文学的・感覚的に「とても遠い」イメージを強調する際に使われることが多いです。


反意語 (Antonyms)


  • close-range(近距離の)


    • 「近距離」の意味であり、「long-distance」の真逆を示します。


  • short-distance(短距離の)


    • はっきりと「短い距離」を強調したい場合はこちらになります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˌlɔːŋˈdɪstəns/ (イギリス英語), /ˌlɔːŋˈdɪstəns/ または /ˌlɔːŋ‐/ /ˌlɑːŋ‐/ (アメリカ英語)

  • 強勢(アクセント)の位置: “long” の後ろではなく、“dis” の音節にやや強勢がきます。単語としては「LONG-distance」というよりは「long-DIstance」に近い発音です。

  • アメリカ英語とイギリス英語: “long” の母音の違いや “distance” の /t/ の発音などに微妙な違いが表れる場合がありますが、どちらも意味は全く同じです。

  • よくある発音ミス: 「ロングディスタンス」のように、単語を2つに強制的に区切りすぎるとやや不自然になる場合があります。流れるようにつなげて発音し、“dis” にアクセントをおくと自然です。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “long-distance” のハイフンを忘れないようにしましょう。形容詞として名詞を修飾する場合はハイフン付きが一般的です。ただし、文脈によっては「long distance (名詞)」としても使われます。

  • 同音異義語との混同: 特にありませんが、「distance」を「distant」などと書き間違えないように気をつけましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検でビジネス文書や会話文が出題される場合、「long-distance call」「long-distance travel」などはよく使われる表現です。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「long + distance=長い + 距離」で、そのまま直訳的に「長距離の」と覚えましょう。

  • 「遠距離電話(long-distance call)」「遠距離恋愛(long-distance relationship)」など具体例をセットにしてイメージすると覚えやすいです。

  • 文字通りハイフン(-)でつながっているので、「1つの形容詞」として捉える意識を持つと使いやすくなります。


以上が、形容詞「long-distance」の詳細な解説です。

「物理的に離れている」「通話や移動に距離がある」という意味合いが一貫しているのがポイントです。ビジネスから日常会話まで幅広いシーンで使われる便利な単語です。ぜひ覚えて活用してみてください!

意味のイメージ
long-distance
意味(1)

長距離の

意味(2)

《米》長距離電話の

意味(3)

長距離電話で

復習用の問題

長距離の / 《米》長距離電話の / 長距離電話で

I have been in a long-distance relationship for two years.

正解を見る

私は2年間遠距離恋愛をしています。

私は2年間遠距離恋愛をしています。

正解を見る

I have been in a long-distance relationship for two years.

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