long-distance
1. 基本情報と概要
単語: long-distance
品詞: 形容詞 (adjective)
活用形: 形容詞のため、動詞のような活用形はありませんが、比較級・最上級を「longer-distance, longest-distance」のように使うことは通常ありません。あくまでも「long-distance」で一つの固まりとして使われることが多いです。
英語の意味:
「(物理的・地理的に) 長い距離にわたることを表す形容詞。」
日本語の意味:
「遠距離の」という意味で、例えば遠く離れた場所間の通信・移動・関係などを指すときに使います。たとえば「遠距離電話(long-distance call)」や「遠距離恋愛(long-distance relationship)」などを表現するときに使われます。「長距離バス」などのように、長い距離を移動するものを形容する場合にも用いられます。
「こういう場面で使われる・こういうニュアンスの単語です」
- 地理的・物理的に離れた場所というニュアンスを含みます。
- 人と人、または場所と場所が遠く離れている時に、その距離が明確に長いと強調したい場合に使われます。
CEFRレベル: B1(中級)
長距離に関する状況や旅行、通信などの日常的な概念を理解する必要があるため、中級程度の単語といえます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- long: 「長い」という形容詞
- distance: 「距離」という名詞
合わさって「long-distance」というハイフン付きの形容詞として使われています。
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- long-distance call(遠距離電話)
- long-distance relationship(遠距離恋愛)
- long-distance running(長距離走)
- long-distance bus(長距離バス)
- long-distance travel(長距離旅行)
- long-distance transport(長距離輸送)
- long-distance commuter(遠距離通勤者)
- long-distance service(長距離サービス/遠距離サービス)
- long-distance plan(長距離通話プラン,電話プランなど)
- long-distance charge(長距離通話料など)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- 「long」は古英語の “lang” に端を発し、「長い」という意味を持ちます。
- 「distance」はラテン語の “distantia” (=離れていること) に由来し、「間隔」や「距離」を表します。
- 「long」は古英語の “lang” に端を発し、「長い」という意味を持ちます。
- もともとは電気通信の分野で「遠距離通話」を指す際に盛んに使われてきましたが、現代では「遠距離関係」や「長距離の移動」といった多分野でも使われています。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「long-distance」は、あくまでも地理的・物理的な距離の「長さ」を強調します。比喩的に「精神的に離れている」などを指すことは少ないです。(ただし「long-distance relationship」は精神的苦労を暗に含むこともあります。)
- フォーマル・カジュアル問わず使われます。会話・ビジネス文書・学術的文書でも幅広く登場しますが、くだけた文章でも違和感なく使えます。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞としての位置: 「long-distance」は名詞の前に置かれます。
- 例: a long-distance call / a long-distance flight
- 例: a long-distance call / a long-distance flight
- 可算・不可算: 「long-distance」の後ろに来る名詞によって可算・不可算が変わりますが、形容詞自体には可算・不可算の区別はありません。
- 他動詞・自動詞の区別: 形容詞ですので該当しません。
- イディオム: 特に決まったイディオムがあるわけではありませんが、多くの場合「long-distance ○○」の形で使われるのが一般的です。
5. 実例と例文
以下に、日常会話・ビジネス・学術的文脈での例文を3つずつ示します。
日常会話での例文
“I’m in a long-distance relationship, so we often talk on video calls.”
(遠距離恋愛中なので、よくビデオ通話で話しているんだ。)“We took a long-distance bus to visit my grandparents in another city.”
(ほかの町にいる祖父母を訪ねるのに、長距離バスに乗りました。)“Long-distance calls used to be very expensive, but now they’re much cheaper.”
(昔は遠距離電話ってすごく高かったけど、今はだいぶ安くなったよね。)
ビジネスでの例文
“Our company covers transportation costs for any long-distance commute.”
(当社では、遠距離通勤の場合の交通費を負担します。)“We need a reliable partner for long-distance shipping of these goods.”
(これらの商品を長距離輸送するのに信頼できるパートナーが必要です。)“Please consider the extra charges for any long-distance deliveries.”
(遠距離配達にかかる追加料金をご考慮ください。)
学術的な文脈での例文
“Recent studies have focused on the effects of long-distance running on cardiovascular health.”
(近年の研究では、長距離走が心血管の健康に与える影響に注目が集まっています。)“Communication systems for long-distance data transfer are critical in modern networks.”
(現代のネットワークでは、遠距離でのデータ転送を担う通信システムが重要です。)“Long-distance migration patterns of birds provide insight into climate change.”
(鳥の長距離移動パターンは、気候変動に関する洞察を与えてくれます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
remote(遠隔の)
- 「物理的に非常に遠い」という点では似ていますが、「long-distance」は「長い距離にわたる移動や通信」、一方「remote」は「人里離れた」というニュアンスも含むのが特徴。
- 「物理的に非常に遠い」という点では似ていますが、「long-distance」は「長い距離にわたる移動や通信」、一方「remote」は「人里離れた」というニュアンスも含むのが特徴。
distant(遠方の)
- 「遠く離れた」という意味ですが、「long-distance」は具体的に距離が長いことを強調します。「distant」は漠然と離れている感じを示すことが多いです。
- 「遠く離れた」という意味ですが、「long-distance」は具体的に距離が長いことを強調します。「distant」は漠然と離れている感じを示すことが多いです。
faraway(遠く離れた)
- 文学的・感覚的に「とても遠い」イメージを強調する際に使われることが多いです。
- 文学的・感覚的に「とても遠い」イメージを強調する際に使われることが多いです。
反意語 (Antonyms)
- close-range(近距離の)
- 「近距離」の意味であり、「long-distance」の真逆を示します。
- 「近距離」の意味であり、「long-distance」の真逆を示します。
- short-distance(短距離の)
- はっきりと「短い距離」を強調したい場合はこちらになります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˌlɔːŋˈdɪstəns/ (イギリス英語), /ˌlɔːŋˈdɪstəns/ または /ˌlɔːŋ‐/ /ˌlɑːŋ‐/ (アメリカ英語)
- 強勢(アクセント)の位置: “long” の後ろではなく、“dis” の音節にやや強勢がきます。単語としては「LONG-distance」というよりは「long-DIstance」に近い発音です。
- アメリカ英語とイギリス英語: “long” の母音の違いや “distance” の /t/ の発音などに微妙な違いが表れる場合がありますが、どちらも意味は全く同じです。
- よくある発音ミス: 「ロングディスタンス」のように、単語を2つに強制的に区切りすぎるとやや不自然になる場合があります。流れるようにつなげて発音し、“dis” にアクセントをおくと自然です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “long-distance” のハイフンを忘れないようにしましょう。形容詞として名詞を修飾する場合はハイフン付きが一般的です。ただし、文脈によっては「long distance (名詞)」としても使われます。
- 同音異義語との混同: 特にありませんが、「distance」を「distant」などと書き間違えないように気をつけましょう。
- 試験対策: TOEICや英検でビジネス文書や会話文が出題される場合、「long-distance call」「long-distance travel」などはよく使われる表現です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「long + distance=長い + 距離」で、そのまま直訳的に「長距離の」と覚えましょう。
- 「遠距離電話(long-distance call)」「遠距離恋愛(long-distance relationship)」など具体例をセットにしてイメージすると覚えやすいです。
- 文字通りハイフン(-)でつながっているので、「1つの形容詞」として捉える意識を持つと使いやすくなります。
以上が、形容詞「long-distance」の詳細な解説です。
「物理的に離れている」「通話や移動に距離がある」という意味合いが一貫しているのがポイントです。ビジネスから日常会話まで幅広いシーンで使われる便利な単語です。ぜひ覚えて活用してみてください!

長距離の
《米》長距離電話の
長距離電話で
復習用の問題
私は2年間遠距離恋愛をしています。
I have been in a long-distance relationship for two years.
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