最終更新日
:2025/01/27
consistent with
解説
1. 基本情報と概要
単語: consistent with
品詞: 形容詞(「~と一致する、矛盾しない」という意味を表すフレーズ)
意味(英語): in agreement or harmony with something
意味(日本語): 「~と一致している、または矛盾していない」
「consistent with」は、何か別の要素や事象と比べて、差異や矛盾がなく、うまく合っていることを表す表現です。「データが理論と一致している」「主張が前提条件と矛盾していない」という場面などでよく使われます。
- CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- B2(中上級): 日常会話をこなし、抽象度の高い話題にもある程度対応できるレベル
活用形
- 通常は形容詞として「be consistent with A」の形で使われます。
- 「be + consistent + with + 名詞/代名詞」の構文で用いられます。
他の品詞になった例
- 名詞形: consistency (一貫性、整合性)
例: “The consistency of the argument is remarkable.” - 副詞形: consistently (常に一貫して)
例: “They have consistently followed the same procedure.”
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- con-: 「共に、完全に」などの意味をもつ接頭語
- sist: ラテン語の「立つ(stare)」に関連する語根
- -ent: 形容詞化する接尾語
「consistent」は「しっかり立っている」「共に立っている」というイメージを含むため、「矛盾がなく、きちんと筋が通っている」というニュアンスを持ちます。
関連語や派生語
- consistency (n.): 一貫性、整合性
- consistent (adj.): 一貫した
- consistently (adv.): 一貫して、いつも変わらず
- inconsistent (adj.): 矛盾している
- inconsistency (n.): 不一致、矛盾
コロケーション・関連フレーズ(10個)
- consistent with the evidence
- (証拠と)矛盾しない、一致している
- (証拠と)矛盾しない、一致している
- consistent with the data
- (データと)一致している
- (データと)一致している
- consistent with the rules
- (規則と)矛盾しない
- (規則と)矛盾しない
- consistent with company policy
- (社内方針と)合致している
- (社内方針と)合致している
- consistent with previous findings
- (先行研究と)一致している
- (先行研究と)一致している
- remain consistent with …
- … と一致した状態を保つ
- … と一致した状態を保つ
- be fully consistent with …
- … と完全に整合性がある
- … と完全に整合性がある
- not entirely consistent with …
- … と完全には一致しない
- … と完全には一致しない
- appear consistent with …
- … と一致しているように見える
- … と一致しているように見える
- findings are consistent with …
- 調査結果が … と合致している
- 調査結果が … と合致している
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語の“consistere”由来で、「一つの場所に留まる」「一緒に立つ」という意味を持ちます。「全体としてしっかり立っている・保たれている」というニュアンスが「consistent」の背後にあります。
ニュアンス
- 「consistent with」は、互いに矛盾がなく調和している関係を表します。非常にフォーマルな文脈でも用いられますが、日常会話、ビジネス、学術論文など幅広いシーンで使われます。
- 強調度はそれほど高くなく、冷静かつ客観的な印象を与える表現です。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞として「be consistent with + 名詞/代名詞」の形で使われ、主語が「~と一致している」ことを表します。
- 可算/不可算: 「consistent」という形容詞は数えられませんが、名詞形「consistency」は不可算名詞として用いられることが多いです(ただし、文脈によっては可算扱いする場合もあります)。
- フォーマル/カジュアル:
- 「consistent with」はビジネス・学術の場面で使われることが多め。
- カジュアルな会話でも「That’s consistent with what I heard!(それは聞いていた話と合っているよ)」など自然に使われます。
- 「consistent with」はビジネス・学術の場面で使われることが多め。
イディオム・構文
- be consistent with: 「~と一致している」
- remain consistent with: 「~と矛盾なくあり続ける」
5. 実例と例文
(1) 日常会話
- “Her story is consistent with what we saw on the news.”
- 彼女の話はニュースで見たことと矛盾していない。
- 彼女の話はニュースで見たことと矛盾していない。
- “Your explanation seems consistent with the facts I know.”
- あなたの説明は、私が知っている事実と合っているように思えます。
- あなたの説明は、私が知っている事実と合っているように思えます。
- “That’s consistent with what my friend told me.”
- それは友達が私に教えてくれたことと一致しているよ。
- それは友達が私に教えてくれたことと一致しているよ。
(2) ビジネス
- “Our new policy needs to be consistent with company regulations.”
- 新しい方針は、会社の規定と一致していなければなりません。
- 新しい方針は、会社の規定と一致していなければなりません。
- “These figures are consistent with last quarter’s sales data.”
- これらの数値は前四半期の売上データと整合しています。
- これらの数値は前四半期の売上データと整合しています。
- “We must ensure that the marketing strategy is consistent with our brand image.”
- マーケティング戦略を、ブランドイメージと一致させる必要があります。
- マーケティング戦略を、ブランドイメージと一致させる必要があります。
(3) 学術的な文脈
- “The results are consistent with previous research findings.”
- その結果は先行研究の発見と一致しています。
- その結果は先行研究の発見と一致しています。
- “This hypothesis is consistent with existing theories on language acquisition.”
- この仮説は言語習得に関する既存の理論と矛盾しません。
- この仮説は言語習得に関する既存の理論と矛盾しません。
- “All data points appear consistent with our initial assumptions.”
- 全てのデータポイントが当初の仮定と一致しているように見えます。
- 全てのデータポイントが当初の仮定と一致しているように見えます。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- in agreement with: ~と合意/一致している
- in line with: ~に沿って、~と合致して
- in accord with: ~と一致して
- compatible with: ~と両立可能で
- congruent with: (形状や数学的概念において)~と一致して
いずれも「一致」や「調和」を表しますが、
- “compatible with” は「互換性」や「両立性」を強調する場合によく使われます。
- “in line with” はビジネスなどのフォーマルな場面でも非常に一般的です。
反意語
- inconsistent with: ~と矛盾している
- contradictory to: ~と正反対である
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /kənˈsɪstənt wɪθ/
- アメリカ英語: [kən-SIS-tənt with]
- イギリス英語: [kən-SIS-tənt wɪθ] (/wɪð/と発音されることもある)
- アメリカ英語: [kən-SIS-tənt with]
- 強勢(アクセント): “con*sistent”のsis*にアクセントがきます。
- 発音の注意: “consistent”の最後の “-ent” は弱く発音し、「コンシステントゥ」のように母音が曖昧になる傾向があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “consistent”で “-ent”部分を “-ant”と書いてしまうことがあるので注意。
- 同音異義語との混同: “consistence”という表記はあまり一般的ではなく、通常 “consistency” で学ぶとよい。
- TOEIC・英検などでの出題傾向:
- ビジネス場面や何かの調査結果に言及する文章で「~と一致しているかどうか」を問う問題で出る場合がある。
- 読解問題で「be consistent with」の意味を理解していないと誤答に繋がるため、しっかり覚えておくと有利です。
- ビジネス場面や何かの調査結果に言及する文章で「~と一致しているかどうか」を問う問題で出る場合がある。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “con-” は「一緒に」、”sist” は「立つ」、そこから「一緒に立つ=矛盾せず併せ立つ」というイメージを持つと覚えやすいです。
- 「consistent」という単語は「con(共に) + sist(立つ)」が合体したイメージを頭に描くと「ブレずにしっかり立っている」と捉えやすくなります。
- スペルは「con + sist + ent」で区切って何度か書いたり、発音してみたりすると定着しやすいです。
以上が「consistent with」の詳細な解説です。使用シーンやニュアンスを押さえて、自然な英語表現に活用してみてください。
意味のイメージ

意味(1)
《be ~》(意見・行動などが)...と一致する, ...と調和する
復習用の問題
正解を見る
あなたのレポートは、私たちが持っている事実と一致していません。
正解を見る
Your report is not consistent with the facts we have.
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