whether or not
1. 基本情報と概要
単語(フレーズ): whether or not
品詞: 接続詞(慣用的な表現)
意味(英語・日本語)
- 英語: “whether or not” means “regardless of the possibility” or “no matter if A happens or doesn’t happen.”
- 日本語: 「~であろうとなかろうと」「~かどうかにかかわらず」という意味です。
「何かが起こるか起こらないか、そうであるかそうでないか、いずれの場合でも」という状況を表すときに使われます。話し言葉・書き言葉のどちらでも広く使われ、ややフォーマルよりのニュアンスを持つことが多いですが、日常会話でもよく耳にします。
活用形について
「whether or not」はフレーズであり、時制や数の変化はありません。動詞のように活用形はありません。
他の品詞になったときの例
- “whether” 自体は接続詞として使われ、単独で “whether to do something”「~するかどうか」という形でも使われます。
- “or not” は副詞や接続詞的に機能するわけではなく、“whether” に付属する表現としてセットで使われます。
CEFRレベルの目安
- B2(中上級): 日常会話でもよく登場しますが、文法知識としてしっかり理解して使い分けるには中上級レベルの文法感覚が必要です。
2. 語構成と詳細な意味
“whether or not” は、接続詞 “whether” と “or not” を組み合わせたフレーズです。
- whether: 「~かどうか」を意味する接続詞。
- or not: 「そうでないか」を明示する表現。
他の単語との関連性(派生語や類縁語)
- whether の単独使用: “I’m not sure whether I should go.”(行くべきかどうか分からない)
- if の使用: 文脈によって “if” と似た役割を果たす場合も多いですが、より明確なニュアンスを出すときや、フォーマルな文脈では “whether” が好まれます。
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- whether or not [you like it]
(それが好きかどうかにかかわらず) - whether or not [it’s possible]
(それが可能かどうかにかかわらず) - whether or not [you agree]
(あなたが同意するかどうかにかかわらず) - whether or not [I have time]
(自分に時間があるかどうかにかかわらず) - whether or not [to proceed]
(進めるべきかどうか) - whether or not [it works]
(それがうまくいくかどうかにかかわらず) - whether or not [we get support]
(サポートを得られるかどうかにかかわらず) - whether or not [you realize it]
(あなたがそれに気付いているかどうかにかかわらず) - whether or not [it makes sense]
(それが筋が通っているかどうかにかかわらず) - whether or not [they approve]
(彼らが承認するかどうかにかかわらず)
3. 語源とニュアンス
“whether” は古英語 “hwæther” に由来し、「どちらであるか」を問う意味を持っていました。その後、「~かどうか」を表す接続詞として発展し、“or not” を付け加えて「~であろうと、そうでなかろうと」という意味を強調する表現になりました。
使用時の注意点
- 微妙なニュアンス: “whether or not” は「どちらでも結果は同じ」「どちらの可能性も検討する」など、両方の選択肢を示す時に使えます。
- フォーマル/カジュアル: フォーマルにもカジュアルにも対応できますが、文章ではややフォーマルな表現と感じることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 一般的な構文: “whether or not + 主語 + 動詞”
例: “Whether or not you come, the event will take place.” - 口語的なバリエーション: “whether you come or not” と間に挟む形も使われます。
例: “I wonder whether you’ll join us or not.”
文法上のポイント
- 動詞フレーズを続けたいときは “whether or not + to + 動詞原形” という形も可能。
例: “I’m still deciding whether or not to buy a new laptop.”
5. 実例と例文
日常会話(3例)
“Whether or not you’re tired, we really need to finish this tonight.”
(疲れていようがいまいが、今夜これを仕上げる必要があるよ。)“I can’t decide whether or not to go to the party.”
(パーティに行くかどうか、決められないよ。)“Whether you like it or not, you have to follow the rules.”
(好きだろうが嫌いだろうが、ルールには従わないといけないよ。)
ビジネス(3例)
“We must proceed with the project whether or not we receive additional funding.”
(追加の資金が得られるかどうかにかかわらず、プロジェクトを進めなければなりません。)“Please let me know whether or not you can attend the meeting.”
(会議に出席できるかどうかを教えてください。)“I’m trying to determine whether or not we should expand into the new market.”
(新しい市場に拡大するべきかどうかを検討しています。)
学術的な文脈(3例)
“The study aims to find out whether or not these results are replicable in other conditions.”
(この研究は、結果が他の条件下でも再現可能かどうかを調べることを目的としています。)“We need more data to ascertain whether or not the hypothesis holds true.”
(仮説が正しいかどうかを確かめるには、より多くのデータが必要です。)“Whether or not these theories align with the current data is still under debate.”
(これらの理論が現在のデータと一致するかどうかは、まだ議論されています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- if … or not (~かどうか): 口語では“whether”の代わりに “if” を使うことがありますが、フォーマルな文章や動詞の目的語としては “whether” を使うほうが好まれることが多いです。
- regardless of whether (~であるかどうかにかかわらず): 意味が近いですが、ややフォーマルで書き言葉寄りです。
- no matter if (~だとしても/~でなくても): こちらはよりカジュアルな響きになります。
反意語
- “because it is certain” といったように、「不確定」への対義語は「確定」です。ただし「whether or not」の直接的な反意表現はあまりありません。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /ˈwɛðər ɔr nɑːt/
- イギリス英語: /ˈwɛðə ɔː nɒt/
- アメリカ英語: /ˈwɛðər ɔr nɑːt/
強勢(アクセント):
- “whether” の第一音節 “whe-” にアクセントが来ますが、文の中ではあまり大きく強調しないことが多いです。
- “or not” の部分は流れるように続きます。
- “whether” の第一音節 “whe-” にアクセントが来ますが、文の中ではあまり大きく強調しないことが多いです。
よくある発音の間違い:
- “weather” (天気) /ˈwɛðər/ と混同しやすいので注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “weather or not” と書いてしまうケースが多い。
- 同音異義語: “weather”(天気)と “whether” が同音異義語なので、つづりに注意。
- 試験対策: TOIECや英検などでは、フォーマルな文中で “whether or not” が使われることがあります。条件や選択肢を示す問題で出題されることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “weather” (天気)と間違いやすいので、「天気(weather)とは関係なく」というイメージで覚えるのも手です。
- どちらか不確定なときに “whether” を使うので、「どっち“が”いいか分からない → whe”the”r(2つの選択肢を示す) 」と頭の中でイメージしておくと覚えやすいです。
以上が “whether or not” の詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術まで幅広く使われる表現なので、ぜひ例文と一緒に覚えて使ってみてください。
…かどうか
…であろうとなかろうと
いずれにせよ
復習用の問題
彼女がパーティーに来るかどうかわかりません。
I don't know whether or not she will come to the party.
英語 - 日本語
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