最終更新日 :2025/01/26

cultural

形容詞

文化的な;教養の,文化の / 栽培上の;培養の

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解説

以下では、形容詞「cultural」について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語: cultural

品詞: 形容詞 (adjective)

英語での意味

• Relating to the ideas, customs, and social behavior of a society.

日本語での意味

• 「文化の」「文化的な」という意味です。

「ある特定の社会や集団における慣習や思想、それらが生み出す行動や価値観に関わる表現」として使われます。たとえば、文化的背景や文化的行事など、その社会特有の要素について述べるときによく使われます。

活用形

形容詞なので基本的に比較級・最上級は直接的にはありませんが、文脈によっては“more cultural / most cultural”と表す場合があります。一般的ではありませんが、文法上は上記の形が比較級・最上級となります。

他の品詞形


  • culture (名詞): 「文化」

  • culturally (副詞): 「文化的に」

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 新聞や時事問題など、ある程度アカデミックな文章の中で使われることも多く、語彙としては中上級レベルと言えます。


    • A1: 超初心者

    • A2: 初級

    • B1: 中級

    • B2: 中上級 ← 「cultural」はここ

    • C1: 上級

    • C2: 最上級



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • culture(語幹): 「文化」

  • -al(形容詞化の接尾辞): “…に関する、…的な” という意味を付与

「cultural」は、名詞の「culture」に形容詞化の接尾辞「-al」が付いた形です。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10選)


  1. cultural heritage → (文化遺産)

  2. cultural diversity → (文化的多様性)

  3. cultural background → (文化的背景)

  4. cultural difference(s) → (文化の違い)

  5. cultural exchange → (文化交流)

  6. cultural identity → (文化的アイデンティティ)

  7. cultural influence → (文化的影響)

  8. cultural festival → (文化祭・文化的な祭り)

  9. cultural norms → (文化的規範)

  10. cultural awareness → (文化理解、文化的意識)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「culture」はラテン語の“cultura”(耕作、培養)に由来します。人間の精神や社会を「耕す」イメージから発展し、社会や芸術・思考といった広範囲にわたる“文化”の概念へと展開しました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「cultural」は、学術的、あるいは公的な文脈で使われることが多い単語です。フォーマルからカジュアル、口語から文章まで、幅広く使用されますが、「culture」という概念自体がある程度抽象的で広がりのある言葉なので、学術的に使われることも多いです。

  • 「文化」全般に関わる場合に使うので、特定の文化にまつわる細かい要素について話すときには、より具体的な表現が必要になることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として、名詞の前に置かれることが一般的です。例: “a cultural event” (文化的なイベント)。

  • フォーマル/カジュアルどちらでも使えますが、学術論文やビジネス文書など、やや硬い文章でも頻繁に見られます。

よく使われる構文


  • “cultural + 名詞”: 例) “cultural differences,” “cultural issues”

  • “the cultural aspect of 〜”: 例) “the cultural aspect of globalization”

  • “cultural and social factors”: 複合的に用いられることも多いです。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. We went to a cultural festival last weekend, and it was really fun.

    (先週末、文化的なお祭りに行ったけど、とても楽しかったよ。)


  2. She always shows respect for cultural differences.

    (彼女はいつも文化の違いを尊重しているよ。)


  3. I love exploring the cultural aspects of any new city I visit.

    (新しい都市を訪れると、その文化的な側面を探検するのが大好きなんだ。)


(2) ビジネスでの例文


  1. Our company values cultural diversity within the team.

    (私たちの会社はチーム内の文化的多様性を重視しています。)


  2. Before negotiating the contract, we should consider any cultural nuances.

    (契約の交渉前に、文化的なニュアンスを考慮すべきです。)


  3. The marketing strategy must be adapted to cultural preferences in each region.

    (マーケティング戦略は各地域の文化的趣向に合わせる必要があります。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. This paper examines the cultural impacts of globalization on local communities.

    (この論文は、グローバル化が地域社会に与える文化的影響を検証します。)


  2. Researchers observed cultural shifts resulting from rapid urbanization.

    (研究者たちは急速な都市化によって起きた文化的変化を観察しました。)


  3. The study highlights the role of cultural identity in shaping social behavior.

    (その研究は社会的行動を形作る上での文化的アイデンティティの役割を強調しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. traditional(伝統的な)


    • より“伝統”や“昔から引き継がれてきたもの”を強調する。


  2. societal(社会的な)


    • 主に社会制度や仕組み全般を指す場合に用いる。


  3. ethnic(民族の、民族特有の)


    • 「特定の人種や民族集団に関わる」ニュアンスが強い。


反意語


  • “non-cultural”という形で表されることもありますが、あまり一般的ではありません。文化的な要素がない場合は、simply “not cultural”などと言い表します。状況によっては“uncultured”が「教養のない」という別の意味で使われることがありますが、あまりポジティブな響きではないので注意が必要です。


7. 発音とアクセントの特徴

IPA (International Phonetic Alphabet)


  • アメリカ英語: /ˈkʌl.tʃər.əl/

  • イギリス英語: /ˈkʌl.tʃər.əl/

実際は大きな差がない単語です。アクセントは “cúl” の部分に置かれるのがポイントです。

よくある間違い


  • “culture” と “cultural” を混同して発音し、「カルチャー(culture)」の語尾を伸ばしすぎたり、逆に “cultural” の最後の “-al” を落としてしまうケースがあります。

  • 「カルチュラル」→ /ˈkʌl.tʃər.əl/ のように、後ろの「-al」にもしっかりアクセントを移さずに発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「cultuaral」や「culturual」と綴ってしまうミスが見られます。“culture” + “al” なので、straightに “cultural” とつなげることを意識するとよいでしょう。

  • 同音異義語との混同はあまりありませんが、発音を“カルチャー”で覚えてしまうと “cultural” のほうの末尾を落としてしまうことがあります。

  • 試験対策: TOEICやIELTS、大学入試などでも、グラフや調査結果を説明するときに「文化的要素」に言及するときに使用可能です。エッセイでも“cultural factors” “cultural influences”などで頻出です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「culture(カルチャー)」に「-al」がついて「…に関する」というニュアンスになる、とイメージすると単語の意味やつづりを覚えやすいです。

  • 「農業で cultivo(耕す)→ 耕されたものを育む→ 社会や人間が育むもの = 文化 → cultural」というストーリーを連想すると印象に残りやすいでしょう。

  • スペリングは “c-u-l-t-u-r-e + a-l = cultural”。「カルチャー+アル」で「カルチュラル」という音のイメージを持つとよいです。


以上が形容詞「cultural」の詳細解説です。社会や習慣、慣習にまつわる内容を表す際に、非常に幅広く使える便利な語なので、ぜひ積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
cultural
意味(1)

文化的な;教養の,文化の

意味(2)

栽培上の;培養の

復習用の問題

文化的な;教養の,文化の / 栽培上の;培養の

A cultural heritage is handed down to posterity.

文化遺産は後世に伝えられる。

英語 - 日本語

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