元となった辞書の項目
amendment
解説
名詞 “amendment” を徹底解説
1. 基本情報と概要
意味(英語・日本語)
- 【英語】amendment: a change or addition used to improve or correct something, especially a formal document such as a law or constitution.
- 【日本語】改正、修正、修正案:特に法令や憲法などの正式な文書を改善・訂正するために加えられる変更や追加を指します。
→ 法律や規則などを変更するときに使われる単語です。文書をより良くするための「修正」を表します。
品詞
- 名詞 (noun)
活用形
- 名詞のため、複数形は “amendments” となります。
他の品詞形
- “amend” (動詞): 修正する、改正する
- “amendable” (形容詞): 修正可能な
難易度(CEFR レベルの目安)
- B2(中上級): 日常会話でも政治や法律、正式な場面で使われるため、やや専門的で大人の学習者向けの単語。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹 “amend” + 接尾語 “-ment”
- “amend”: 元々 “to change or modify for the better” の意
- “-ment”: 名詞を作る際に使われる接尾語
- “amend”: 元々 “to change or modify for the better” の意
関連語・派生語
- “amend” (v.): 修正する
- “amender” (n.): 修正する人(あまり一般的ではありません)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- constitutional amendment(憲法改正)
- proposed amendment(提案された修正案)
- draft amendment(修正案の草案)
- minor amendment(小さな修正)
- major amendment(大幅な修正)
- first amendment(アメリカ合衆国憲法修正第1条)
- amendment process(改正手続き)
- pass an amendment(修正案を可決する)
- amendment to the bill(法案の修正)
- file an amendment(修正案を提出する)
3. 語源とニュアンス
- 語源は、ラテン語の “emendāre” (誤りを正す) に由来します。
- 歴史的には、法案や公式文書に誤りや不備があった場合、修正を加える行為を指していました。
- 公的・正式なニュアンスが強い単語であり、法律やルール、公式文書の改正を指す際によく使われます。
- 口語ではあまり頻繁に使われず、文章や法律の専門用語として使われることが多いです。フォーマルなニュアンスを含みます。
4. 文法的な特徴と構文
- “amendment” は可算名詞 (countable noun) で、「修正・改正」の数を表すときには “amendments” と複数形にします。
- 法律や公式書類の文脈では “an amendment to 〜” の形をとることが多いです。
- 例: “an amendment to the Constitution”(憲法への修正)
- 例: “an amendment to the Constitution”(憲法への修正)
- 法案に対して修正を加える場合、英語では “to make an amendment to the bill” のような構文がよく使われます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I heard there was an amendment proposed to the school rules.”
「学校の規則に修正案が出されたらしいよ。」 - “They’re debating an amendment about curfew times in our neighborhood.”
「近所の門限時間についての修正を議論しているんだ。」 - “I need to check if any amendment was made to the community guidelines.”
「コミュニティガイドラインに修正が加えられたか確認しなきゃ。」
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Our legal team has recommended an amendment to the contract.”
「法務部が契約に修正案を提案しています。」 - “Could you please review the amendment and give your approval?”
「その修正案を確認して、承認をいただけますか?」 - “We need to finalize the amendment before signing the new agreement.”
「新しい契約書にサインする前に、その修正案を確定する必要があります。」
(3) 学術的/専門的な文脈での例文
- “The professor pointed out an amendment to the original hypothesis.”
「教授は元の仮説に対して修正点を指摘しました。」 - “Scholars often discuss the First Amendment in relation to free speech.”
「学者たちはしばしば、第1修正条項を表現の自由と関連づけて議論します。」 - “A critical amendment in the treaty changed the course of international relations.”
「条約の重大な改正が国際関係の流れを変えました。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- revision(修正 / 改訂)
- 主に文書や文章の書き直しに使われる。少し広い意味。
- modification(変更 / 修正)
- 改良・変更を加える行為全般。口語でも比較的よく使う。
- alteration(変更 / 変更点)
- 部分的な変更にフォーカスし、やや形式ばったニュアンスあり。
反意語 (Antonyms)
- “original text”(原文)
- 厳密には反意語ではありませんが、“amendment” は「修正」、こちらは「修正前」を意味し、対になる概念です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /əˈmɛndmənt/
- アクセントは “-mend-” の部分に置かれます。
- アメリカ英語(AmE)とイギリス英語(BrE)で大きな違いはありませんが、イギリス英語では “ə” の音がやや明確に発音される傾向があります。
- よくある間違いとしては、 “amend” の発音が /eɪ-/ になるなど、最初の母音を誤るケースが見られます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “ammendment” と “m” を重ねてしまう誤りが多いです。正しくは “amendment” (m は一つ)。
- “amend” と “emend” の混同: “emend” は文書や文章の誤りを訂正する、より文芸的な文脈で使われる傾向が強い単語。
- TOEIC や大学入試などでも、法令や契約などに関連する文章で見かけることがあります。正式な文書に関する読解問題で出題されやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “a+mend+ment” と分解して考えましょう。 “mend” は “直す” というイメージ(例: “mend clothes” 服を繕う)。
- “amend” は “直す+(法や文章など)を改善する” → “amendment” で “修正そのもの” と覚えるとスムーズです。
- 実際に憲法修正(Constitutional Amendment)をイメージすると、法的で大きな修正を指していると覚えやすいでしょう。
以上が名詞 “amendment” の詳細解説です。法律や契約などのフォーマルな文章で重宝する単語なので、ビジネス英語やニュース英語を読む際にぜひ意識してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
修正,改正;改心;〈C〉修正案