最終更新日:2025/10/20

(物・事が)立派な,みごとな / けっこうな, 満足できる / (人が)優れた, 立派な / (天気が)晴れた / 《補語にのみ用いて》《話》元気な, 健康な (well) / (人・衣服・態度などが)洗練された, 上品な(refined) / (粒・きめなどの)細かい;細い(thin) / 《名詞の前にのみ用いて》微妙な (delicate) / (物が)混じりけのない,(金・銀などが)純度…の

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元となった辞書の項目

fine

形容詞

(物・事が)立派な,みごとな / けっこうな, 満足できる / (人が)優れた, 立派な / (天気が)晴れた / 《補語にのみ用いて》《話》元気な, 健康な (well) / (人・衣服・態度などが)洗練された, 上品な(refined) / (粒・きめなどの)細かい;細い(thin) / 《名詞の前にのみ用いて》微妙な (delicate) / (物が)混じりけのない,(金・銀などが)純度…の

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解説

1. 基本情報と概要

単語: fine

品詞: 形容詞 (他に名詞・副詞などの用法もありますが、ここでは形容詞用法に焦点を当てます)

意味(英語):


  1. Very good or of high quality.

  2. Thin or delicate in texture.

  3. Satisfactory or acceptable; okay.

意味(日本語):


  1. 「とても良い」「高品質な」

  2. 「繊細な・細かい」

  3. 「大丈夫な・問題ない」

「fine」は、たとえば「I’m fine.(私は大丈夫です)」のように、人の調子や状態が問題ないことを伝えたり、質が「とても良い」ことを表したりする単語です。基本的にはポジティブなニュアンスがあり、カジュアルな日常会話でもよく見かけます。


  • 活用形: 形容詞として比較級・最上級があり、


    • 比較級: finer

    • 最上級: finest


  • 他の品詞での例


    • 名詞: “He paid a fine for speeding.”(違反金を払った)

    • 副詞: “She smiled fine.”(文脈によってはやや古風・口語的)


CEFRレベル: A2~B1


  • A2: 初級レベルで日常会話に出てくる「I’m fine.」くらいの使い方は簡単。

  • B1: 中級レベルで「fine」で示す品質や繊細さなど多様な意味を理解・使用できる。


2. 語構成と詳細な意味

「fine」は固有の意味をもつ短い語で、はっきりとした接頭語・接尾語を含まない単語です。

ただし、副詞形の“finely”や、動詞の“fine-tune(微調整する)”など、別の形へ派生するときに接尾語や複合語の形で使われることがあります。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ10選


  1. fine dining – 高級レストランでの食事

  2. fine detail – 細部

  3. fine line – 紙一重の差、微妙な違い

  4. fine print – 細かい文字(契約書等の小さい注意書き)

  5. fine features – 繊細な顔立ち

  6. fine weather – 良い天気(快晴など)

  7. a fine distinction – 微妙な区別

  8. fine art – 美術(ファインアート,美術全般)

  9. fine thread – 細い糸

  10. fine powder – きめ細かい粉


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “finis”(終わり/境界)や古フランス語の “fin”(最高のもの、精巧な)などに由来するとされます。“fine” は「抜きん出たもの」や「洗練されたもの」を表すところから意味が発展していきました。

  • 歴史的な使われ方: 中世英語を経て形容詞として「高品質・素晴らしい」という意味が広まり、「元気」「大丈夫」という表現にも使われるようになりました。

  • ニュアンス:


    • 一般的にポジティブな感触。

    • 「I’m fine. / That’s fine.」など会話で頻出のため、ややカジュアルな響きも。


  • 使用時の注意点: フォーマルな場面でも「That would be fine.」等は問題なく使えますが、より改まった文脈では “acceptable” や “satisfactory” など他の語を選ぶこともあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞: 人や物事の状態や質を示す。


    • 可算・不可算の区別はなく、名詞を修飾したり補語として使われたりします。


  • よくある構文:


    1. “I’m fine.”(補語として用いられる)

    2. “That’s fine by me.”(同意や容認を示す)

    3. “She has fine qualities.”(名詞を修飾する)


  • イディオム的表現:


    • “cut it fine” – 余裕がほとんどない・ぎりぎりの行動をする

    • “fine and dandy” – 申し分なく・よい具合で(ややカジュアル)



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Are you feeling okay?”

    “Yes, I’m fine. Thanks for asking.”

    (「体調は大丈夫?」「うん、平気。聞いてくれてありがとう。」)


  2. “We can leave now or in ten minutes.”

    “Either is fine with me.”

    (「今すぐ出発しても、10分後でもいいよ。」「どちらでも大丈夫。」)


  3. “How was the restaurant?”

    “It was fine, nothing special though.”

    (「レストランはどうだった?」「まあ悪くなかったよ、普通かな。」)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “As long as the quality remains fine, we can proceed with the order.”

    (「品質が良いままであれば、そのまま注文を続けましょう。」)


  2. “I think the latest report looks fine, but let’s review it once more.”

    (「最新版のレポートは良さそうですけど、もう一度確認しましょう。」)


  3. “It would be fine to schedule the meeting at 2 p.m. tomorrow.”

    (「明日の午後2時にミーティングを予定するので良いと思います。」)


(3) 学術的/専門的な文脈での例文


  1. “The microscope allowed us to observe the fine structure of the cells.”

    (「顕微鏡を用いて、細胞の精巧な構造を観察できた。」)


  2. “Her thesis offers a fine analysis of the 19th-century poetry.”

    (「彼女の論文は19世紀の詩を精巧に分析している。」)


  3. “The device can measure fine differences in temperature.”

    (「その装置はわずかな温度差を測定できる。」)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. good(良い)


    • 日常的に幅広く使える。「fine」はより「高品質」「繊細」など具体性を表すこともあり。


  2. excellent(素晴らしい)


    • 「fine」より強い賞賛。「fine」は「まずまず良い」から「最高級」のニュアンスまで幅広い。


  3. delicate(繊細な)


    • 「fine」のうち、“細かい・繊細”の意味でより専門的・上品な文章で使われやすい。


  4. okay / ok(大丈夫)


    • “fine”と同じ程度にカジュアル。「fine」のほうがわずかに丁寧なイメージ。


反意語


  1. poor(質が悪い)

  2. bad(悪い)

  3. coarse(粗い)

  4. inferior(劣る)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /faɪn/

  • 音節: 1音節で、アクセントは特に意識する必要がありません。

  • アメリカ英語 / イギリス英語: どちらも /faɪn/ とほぼ同じ発音です。

  • よくある間違い: /fiːn/のように「フィーン」と伸ばしてしまう人もいますが、正しくは /faɪn/ です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “fine” を “fain” や “fin” と書いてしまうミス。

  • 同音異義語との混同: “find” (/faɪnd/) と発音が似ているようで少し違うので注意。

  • 試験対策: TOEIC・英検などでは、日常会話の応答として “I’m fine, thank you.” が一度は出てくるくらい頻出表現。「大丈夫」「問題ない」として使う短い返事も重要。また「高品質」「細かい」などの幅広い意味にも注目。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のコツ: “I’m fine.” から始めると覚えやすい。そこから「細かい」「上質の」という意味にも派生するイメージを関連づけるとよいでしょう。

  • イメージ: 「ファインダー(カメラの覗き穴)で細かい部分を確認する」と覚えると、“細かい”“繊細”をイメージしやすいかもしれません。

  • 勉強テク: “fine dining”“fine art”など、日常で聞いたり見たりしそうなフレーズをまとめて覚えると頭に定着しやすいです。


以上が、形容詞 “fine” の詳細な解説です。自分の体調を伝える時も、物の品質を表現する時も、幅広いシーンで便利に使える単語ですので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
fine
意味(1)

(人が)優れた,りっぱな

立派な羽が立派な鳥をつくる。

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意味(2)

(人・衣服・態度などが)洗練された, いきな, 上品な(refined)

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意味(3)

精巧な

明日は晴れるでしょうか。

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意味(4)

(粒・きめなどの)細かい;細い(thin)

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意味(5)

(天気が)晴れた,気持ちのよい

あのシャツを着てみなさい。上質の綿でできています。

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意味(6)

《補語にのみ用いて》《話》元気な, 健康な (well)

細かい雨が降っていた。

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意味(7)

細かく

プレゼンテーションを行う前に、スピーチを微調整する必要があります。

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意味(8)

《話》りっぱに,うまく

意味(9)

(物が)混じりけのない,(金・銀などが)純度…の

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意味(10)

《名詞の前にのみ用いて》微妙な (delicate)

どうもごりっぱな言いわけだよ。

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意味(11)

(物・事が)りっぱな,みごとな;けっこうな.満足できる

意味(12)

《名詞の前にのみ用いて》《皮肉に》けっこうな,ごりっぱな

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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