measurement

以下では英単語「measurement」について、学習者向けにできるだけ詳しく解説します。

1. 基本情報と概要

単語: measurement

品詞: 名詞 (countable noun)

活用形:

• 単数形: measurement
  


• 複数形: measurements
  

意味（英語）:

• The act or process of measuring something, or the size/length/amount that results from measuring.

意味（日本語）:

• 物の大きさや長さ、量などを測る行為、または測った結果を指します。

「何かの長さを測る」「寸法を計る」といった場面で使われる、測定や計測に関する単語です。

CEFRレベルの目安: B1（中級）

• 日常生活や学習場面でよく使われ、分かりやすい意味を持つ中級レベルの単語。

他の品詞例:

• 動詞: measure (例: We measure the length.「私たちは長さを測る」)
  


• 形容詞: measurable (例: measurable change「測定可能な変化」)

2. 語構成と詳細な意味

「measurement」は、「measure（測る・測定する）」に接尾語「-ment」が付いて、「測るという行為の結果、測定」という意味を表します。

• measure: 測定する
  


• -ment: 行為やその結果、状態を表す名詞を作る接尾辞

関連語・派生語

• measure (動詞) : 測定する
  


• measurable (形容詞) : 測定可能な
  


• measurement (名詞) : 測定(結果)、寸法

よく使われるコロケーション（共起表現）10選

1. accurate measurement（正確な測定）
   


2. take a measurement（測定を行う）
   


3. precise measurement（厳密な測定）
   


4. unit of measurement（測定単位）
   


5. measurement error（測定誤差）
   


6. measurement tool（測定器具）
   


7. perform a measurement（測定を実施する）
   


8. reading a measurement（測定値を読む）
   


9. careful measurement（注意深い測定）
   


10. final measurement（最終的な測定）

3. 語源とニュアンス

語源:

• 「measure」は古フランス語の“mesure”から、さらにラテン語の“mensura”に由来し、「計る」「量る」という意味を持ちます。
  


• 「-ment」は動詞を名詞化して「状態」や「結果」を示す接尾語です。

歴史的にも、何かを正確に把握するために「測る」という行為は重要とされてきました。その行為が名詞化された「measurement」は、主に客観的な大きさ・量・度合いを示すときに使われます。

ニュアンス・使用時の注意:

• 科学的・工学的な文脈では厳密な「測定」の意味合いが強いです。
  


• 日常会話では、服や家具のサイズなどを測る際にもよく使われます。
  


• フォーマル・カジュアルどちらにも対応できますが、ビジネスメールや学術的な論文でも頻繁に出てきます。

4. 文法的な特徴と構文

文法上のポイント

• countable noun（可算名詞）
  
  「a measurement」「measurements」のように冠詞や複数形で使えます。
  
  例: “We took measurements of the room.”（部屋の寸法を測った）




• 他動詞・自動詞との関連（動詞 measure）

  
  
  • “to measure something”: 他動詞（～を測る）
    
  
  
  • “to measure well”: 自動詞（うまく測定できている、適している などは少し意訳）
  
  

一般的な構文やイディオム

• “take measurements of ~”: 「～の寸法を測る・測定を行う」
  


• “the measurement of ~”: 「～の測定（行為や結果）」
  


• “by any measurement / by any measure”: 「どの測定方法で見ても、どう見ても」(イディオム的表現)

5. 実例と例文

日常会話での例文（3つ）

1. “Could you help me take measurements for these curtains?”
   
   「このカーテン用に寸法を測るのを手伝ってもらえますか？」




2. “I need the exact measurement of your waist before I order the dress.”
   
   「ドレスを注文する前にあなたのウエストの正確なサイズが必要です。」




3. “What’s the measurement of this table? Will it fit in my car?”
   
   「このテーブルの寸法はどのくらい？ 車に乗るかしら？」

ビジネスシーンでの例文（3つ）

1. “Accurate measurements are crucial when designing a new product.”
   
   「新しい製品をデザインする際には、正確な測定が非常に重要です。」




2. “We should verify the measurements before finalizing the blueprint.”
   
   「設計図を確定する前に測定値を確認する必要があります。」




3. “Our new software simplifies the measurement process for quality control.”
   
   「当社の新ソフトウェアは品質管理のための測定プロセスを簡素化します。」

学術的・専門的な文脈での例文（3つ）

1. “The research paper discusses advanced measurement techniques in physics.”
   
   「その研究論文は物理学における先進的な測定技術について議論しています。」




2. “Accurate measurement of temperature is critical in chemical experiments.”
   
   「化学実験では温度の正確な測定が重要です。」




3. “This instrument allows for more precise measurement of atmospheric pressure.”
   
   「この装置は大気圧をより正確に測定することを可能にします。」

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)

1. dimension（寸法）
   
   
   
   • 「長さ・幅・高さなどの寸法」を直接指すときはこちらが使われることも。
     
   
   


2. size（サイズ）
   
   
   
   • よりカジュアルで、幅広い場面で使われます。
     
   
   


3. evaluation（評価）
   
   
   
   • 「測定」よりも「評価」や「判定」といった意味合いが強い。
     
   
   


4. assessment（評価・査定）
   
   
   
   • 具体的な数値を測るというよりは、全体を評価するニュアンス。
     
   
   

これらの単語はいずれも「何かを判定する」という点で共通点がありますが、“measurement”は特に数値化する、数や量を計測する意味を強調します。

反意語 (Antonyms)

• “guess” （推測）
  
  厳密に数値を図るわけではない推測が、広い意味での対義的な概念になります。

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):

• 英国英語 (BrE): /ˈmɛʒ.ə.mənt/
  


• 米国英語 (AmE): /ˈmɛʒ.ɚ.mənt/

強勢は最初の「mea-」の部分に置かれます。

• 「メジャーメント」のように発音し、母音が曖昧になる箇所（ə）が2つあります。
  


• アメリカ英語だと“mea・zhur・ment”のように”ɚ”をやや強調気味に発音します。

よくある発音の間違い:

• “mea-sure-ment”の /ʒ/ の音を /z/ や /dʒ/ と混同しやすい点に注意。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: “measurement” の綴りを “measurment” などと書き落としやすい。
  


• 同音異義語との混同: “measure”（動詞） と “major”（形容詞：主要な）の発音が似ているようで異なります。
  


• 試験対策: 英検・TOEICなどのリーディングパートで数値やデータに関する文脈で出題されることが多い。測定結果や統計、グラフの説明文などで頻繁に登場します。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 「measure（測る）」＋「-ment（～されたもの）」で「測られたもの、測定」というイメージを思い浮かべる。
  


• 計測器やメジャー（巻尺）をイメージすると「measurement」のスペリングや発音が覚えやすくなります。
  


• 「メジャー（道具）」+「-メント」と覚えておくと、スペルの抜け漏れを防ぎやすいです。

以上が名詞「measurement」の詳細な解説です。実際に測定行為をするときなどに繰り返し使うことで、語感やつづりが自然と身につきます。