screen
(わくのついた)金網,網戸 / ついたて,びょうぶ / 隠すもの,遮蔽(しゃへい)物,保護物 / (映画・スライドの)映写幕,スクリーン / (テレビなどの)画面, 映像スクリーン / 《the》《集合的に》映画[産業];映画界 / (じゃり・砂などの)ふるい
1. 基本情報と概要
単語: screen
品詞: 名詞 (一例としての意味を中心に解説)
英語での意味:
- A flat surface on which images or data are displayed (e.g., a computer screen).
- A physical divider or partition used to hide or protect something from view.
日本語での意味:
- 画面、スクリーン(コンピュータやテレビなどの画像を映し出す面)
- 仕切り、衝立(部屋を区切ったり、何かを隠したりするために使われるもの)
「screen」は、テレビやパソコンなどの電子機器の“画面”を指すときに使われたり、部屋を区切る“衝立”としての意味で使われたりします。日常会話では「テレビのスクリーン」、「パソコンのスクリーン」のように身近な場面でよく登場する単語です。
活用形
- 単数形: screen
- 複数形: screens
他の品詞になった例
- 動詞: “to screen” → 「映す、上映する」「選別する、審査する」など
- 例: “They screened the movie.”(映画を上映した)
- 例: “We need to screen applicants.”(応募者を選別する必要がある)
- 例: “They screened the movie.”(映画を上映した)
- 形容詞: “screened” → 「仕切りが付いた」「選別された」などのニュアンスで使われることがあります。
CEFRレベル目安
- B1 (中級) …「スクリーン」は具体的でとても身近な概念ですが、「screen」を動詞として使う用法も学習し始めるレベルがB1くらいとなるため、このレベルを目安と考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
「screen」という単語には接頭語や接尾語の目立った要素はありません。語幹として “screen” がそのまま機能しています。
もともと「仕切り」「覆い」などのニュアンスがあり、そこから転じて電子機器の“画面”を指すようになりました。
派生語や類縁語
- screening (名詞/動名詞): 「上映会」「スクリーニング(審査)
- 例: “a screening of the movie” (映画の上映)
- windscreen (名詞・英国英語での用法): 車のフロントガラス → アメリカ英語では “windshield”
- sunscreen (名詞): 日焼け止め → 太陽を防ぐ“screen”というイメージ
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- computer screen(パソコンの画面)
- TV screen(テレビの画面)
- broken screen(割れた画面)
- touch screen(タッチスクリーン)
- screen protector(スクリーン保護フィルム)
- movie screen(映画のスクリーン)
- projection screen(投影用スクリーン)
- screening process(スクリーニング・審査プロセス)
- screen door(蚊などを防ぐための網戸のようなドア)
- privacy screen(プライバシー保護のスクリーン、仕切り)
3. 語源とニュアンス
「screen」の語源は、中英語の “skreene” (フランス語経由) またはラテン語の “cribrum”(ふるい)に由来すると考えられています。もともと「ふるい分けるもの」という意味合いがあり、何かを分ける・仕切るイメージがありました。
使用時の注意点
- カジュアルにもフォーマルにも使える単語ですが、文脈によっては「画面」なのか「仕切り」なのかなど意味が変わります。
- “to screen” という動詞形は「審査する」のようにややフォーマル寄りな文脈でも使われることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
名詞としての使用
- 可算名詞 (a screen, two screens…)
- 「画面」「スクリーン」「仕切り」という具体物を指すため、基本的には可算扱いです。
一般的な構文・イディオム
- “on the screen” → スクリーン上で
例: “The face appeared on the screen.”(画面に顔が映し出された) - “big screen” → 映画館のスクリーンを指す口語的表現
例: “The film will be released on the big screen.”(その映画は映画館で上映される予定だ)
5. 実例と例文
日常会話 (3例)
- “My phone screen is cracked.”
- 「スマホの画面が割れちゃったんだよね。」
- “Could you take a look at my computer screen? I think it froze.”
- 「私のパソコンの画面を見てもらえますか?フリーズしたみたいです。」
- “I need a screen to separate this area from the living room.”
- 「リビングルームからこのスペースを区切るために仕切りを用意しなきゃ。」
ビジネスシーン (3例)
- “We use an additional screen for presentations.”
- 「プレゼンテーションには追加のスクリーンを使います。」
- “Remember to lock your screen when you leave your desk.”
- 「席を離れるときはスクリーンをロックするのを忘れないでください。」
- “They installed a large screen in the conference room.”
- 「会議室に大型のスクリーンを設置しました。」
学術的な文脈 (3例)
- “This study utilized a high-throughput screening method to identify potential drug candidates.”
- 「この研究では、大量スクリーニング法を使用して新たな薬候補を特定しました。」
- “We projected the data onto a screen during the lecture.”
- 「講義中、そのデータをスクリーンに投影しました。」
- “Screening participants for eligibility was the first step of the experiment.”
- 「実験の最初のステップは、参加者の適格性をスクリーニング(選別)することでした。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- display (名詞: 表示装置や画面 … “ディスプレイ”)
→ “screen”よりも「表示装置そのもの」のニュアンスが強い - monitor (名詞: モニター, ディスプレイ)
→ 主にコンピュータのディスプレイを指す - partition (名詞: 仕切り、区画)
→ 大きい空間を区切るもの、物理的な仕切りという意味
反意語
直接の反意語はあまり定着していませんが、対立概念として「open」「expose」などが挙げられます。
- expose → 「さらす、むき出しにする」、screen の「隠す・防ぐ」という意味合いの逆を表す。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /skriːn/
- アメリカ英語: [skriːn]
- イギリス英語: [skriːn]
- 強勢は “scre-en” の最初の音節にありますが、日本語のカタカナ「スクリーン」のイメージに近い発音です。
- “r”の発音と長い “ee” の音に注意しましょう。また「スクリーン」と伸ばしすぎると不自然な場合があるので、実際は “スクリーン” とさらっと発音するとよいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「sreen」「screne」と誤ってタイプすることがあるので注意。
- 動詞との混同: 「to screen」という動詞は「上映する」「選別する」「検診する」など多義があり、名詞の「画面・仕切り」と使い分けに注意が必要です。
- 同音異義語: 類似の発音をもつ単語は特にありませんが、”scream” (悲鳴を上げる) と間違えないように注意。スペル・意味ともに全く異なります。
- 試験対策: TOEICなどでも「please screen the candidates」(候補者を審査してください) のように動詞として出題されることがありますので、名詞との区別に注意が必要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「screen」は基本的に「仕切る、覆う」というイメージが根底にあることを思い出しましょう。画面も外部から中を隠す「仕切り」という風にイメージすると覚えやすいでしょう。
- “scream” (叫ぶ) との違いは「c」と「r」の順番に注意して、絵やイメージで区別するのがおすすめです。
- パソコンやテレビなど、身近にあるものの「画面」を「screen」と意識的に呼びかえるクセをつけると慣れやすいです。
上記が名詞「screen」の詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術的文脈まで幅広く使われる単語ですので、ぜひ用途別に覚えてみてください。
復習用の問題
(わくのついた)金網,網戸 / ついたて,びょうぶ / 隠すもの,遮蔽(しゃへい)物,保護物 / (映画・スライドの)映写幕,スクリーン / (テレビなどの)画面, 映像スクリーン / 《the》《集合的に》映画[産業];映画界 / (じゃり・砂などの)ふるい
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