最終更新日:2024/06/18
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元となった辞書の項目

screen

IPA(発音記号)
名詞

(わくのついた)金網,網戸 / ついたて,びょうぶ / 隠すもの,遮蔽(しゃへい)物,保護物 / (映画・スライドの)映写幕,スクリーン / (テレビなどの)画面, 映像スクリーン / 《the》《集合的に》映画[産業];映画界 / (じゃり・砂などの)ふるい

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解説

1. 基本情報と概要

単語: screen

品詞: 名詞 (一例としての意味を中心に解説)

英語での意味:


  1. A flat surface on which images or data are displayed (e.g., a computer screen).

  2. A physical divider or partition used to hide or protect something from view.

日本語での意味:


  1. 画面、スクリーン(コンピュータやテレビなどの画像を映し出す面)

  2. 仕切り、衝立(部屋を区切ったり、何かを隠したりするために使われるもの)

「screen」は、テレビやパソコンなどの電子機器の“画面”を指すときに使われたり、部屋を区切る“衝立”としての意味で使われたりします。日常会話では「テレビのスクリーン」、「パソコンのスクリーン」のように身近な場面でよく登場する単語です。

活用形


  • 単数形: screen

  • 複数形: screens

他の品詞になった例


  • 動詞: “to screen” → 「映す、上映する」「選別する、審査する」など


    • 例: “They screened the movie.”(映画を上映した)

    • 例: “We need to screen applicants.”(応募者を選別する必要がある)


  • 形容詞: “screened” → 「仕切りが付いた」「選別された」などのニュアンスで使われることがあります。

CEFRレベル目安


  • B1 (中級) …「スクリーン」は具体的でとても身近な概念ですが、「screen」を動詞として使う用法も学習し始めるレベルがB1くらいとなるため、このレベルを目安と考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

「screen」という単語には接頭語や接尾語の目立った要素はありません。語幹として “screen” がそのまま機能しています。

もともと「仕切り」「覆い」などのニュアンスがあり、そこから転じて電子機器の“画面”を指すようになりました。

派生語や類縁語


  • screening (名詞/動名詞): 「上映会」「スクリーニング(審査)


    • 例: “a screening of the movie” (映画の上映)


  • windscreen (名詞・英国英語での用法): 車のフロントガラス → アメリカ英語では “windshield”

  • sunscreen (名詞): 日焼け止め → 太陽を防ぐ“screen”というイメージ

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. computer screen(パソコンの画面)

  2. TV screen(テレビの画面)

  3. broken screen(割れた画面)

  4. touch screen(タッチスクリーン)

  5. screen protector(スクリーン保護フィルム)

  6. movie screen(映画のスクリーン)

  7. projection screen(投影用スクリーン)

  8. screening process(スクリーニング・審査プロセス)

  9. screen door(蚊などを防ぐための網戸のようなドア)

  10. privacy screen(プライバシー保護のスクリーン、仕切り)


3. 語源とニュアンス

「screen」の語源は、中英語の “skreene” (フランス語経由) またはラテン語の “cribrum”(ふるい)に由来すると考えられています。もともと「ふるい分けるもの」という意味合いがあり、何かを分ける・仕切るイメージがありました。

使用時の注意点


  • カジュアルにもフォーマルにも使える単語ですが、文脈によっては「画面」なのか「仕切り」なのかなど意味が変わります。

  • “to screen” という動詞形は「審査する」のようにややフォーマル寄りな文脈でも使われることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文

名詞としての使用


  • 可算名詞 (a screen, two screens…)

  • 「画面」「スクリーン」「仕切り」という具体物を指すため、基本的には可算扱いです。

一般的な構文・イディオム


  • “on the screen” → スクリーン上で

    例: “The face appeared on the screen.”(画面に顔が映し出された)

  • “big screen” → 映画館のスクリーンを指す口語的表現

    例: “The film will be released on the big screen.”(その映画は映画館で上映される予定だ)


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “My phone screen is cracked.”


    • 「スマホの画面が割れちゃったんだよね。」


  2. “Could you take a look at my computer screen? I think it froze.”


    • 「私のパソコンの画面を見てもらえますか?フリーズしたみたいです。」


  3. “I need a screen to separate this area from the living room.”


    • 「リビングルームからこのスペースを区切るために仕切りを用意しなきゃ。」


ビジネスシーン (3例)


  1. “We use an additional screen for presentations.”


    • 「プレゼンテーションには追加のスクリーンを使います。」


  2. “Remember to lock your screen when you leave your desk.”


    • 「席を離れるときはスクリーンをロックするのを忘れないでください。」


  3. “They installed a large screen in the conference room.”


    • 「会議室に大型のスクリーンを設置しました。」


学術的な文脈 (3例)


  1. “This study utilized a high-throughput screening method to identify potential drug candidates.”


    • 「この研究では、大量スクリーニング法を使用して新たな薬候補を特定しました。」


  2. “We projected the data onto a screen during the lecture.”


    • 「講義中、そのデータをスクリーンに投影しました。」


  3. “Screening participants for eligibility was the first step of the experiment.”


    • 「実験の最初のステップは、参加者の適格性をスクリーニング(選別)することでした。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • display (名詞: 表示装置や画面 … “ディスプレイ”)

    → “screen”よりも「表示装置そのもの」のニュアンスが強い

  • monitor (名詞: モニター, ディスプレイ)

    → 主にコンピュータのディスプレイを指す

  • partition (名詞: 仕切り、区画)

    → 大きい空間を区切るもの、物理的な仕切りという意味

反意語

直接の反意語はあまり定着していませんが、対立概念として「open」「expose」などが挙げられます。


  • expose → 「さらす、むき出しにする」、screen の「隠す・防ぐ」という意味合いの逆を表す。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /skriːn/

  • アメリカ英語: [skriːn]

  • イギリス英語: [skriːn]

  • 強勢は “scre-en” の最初の音節にありますが、日本語のカタカナ「スクリーン」のイメージに近い発音です。

  • “r”の発音と長い “ee” の音に注意しましょう。また「スクリーン」と伸ばしすぎると不自然な場合があるので、実際は “スクリーン” とさらっと発音するとよいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「sreen」「screne」と誤ってタイプすることがあるので注意。

  • 動詞との混同: 「to screen」という動詞は「上映する」「選別する」「検診する」など多義があり、名詞の「画面・仕切り」と使い分けに注意が必要です。

  • 同音異義語: 類似の発音をもつ単語は特にありませんが、”scream” (悲鳴を上げる) と間違えないように注意。スペル・意味ともに全く異なります。

  • 試験対策: TOEICなどでも「please screen the candidates」(候補者を審査してください) のように動詞として出題されることがありますので、名詞との区別に注意が必要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「screen」は基本的に「仕切る、覆う」というイメージが根底にあることを思い出しましょう。画面も外部から中を隠す「仕切り」という風にイメージすると覚えやすいでしょう。

  • “scream” (叫ぶ) との違いは「c」と「r」の順番に注意して、絵やイメージで区別するのがおすすめです。

  • パソコンやテレビなど、身近にあるものの「画面」を「screen」と意識的に呼びかえるクセをつけると慣れやすいです。


上記が名詞「screen」の詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術的文脈まで幅広く使われる単語ですので、ぜひ用途別に覚えてみてください。

意味のイメージ
screen

意味を覚えるための辞書問題

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