最終更新日 :2025/01/28

swing

IPA(発音記号)
名詞

振幅,ブランコ

このボタンはなに?

彼のスイングは実に見事だ。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: swing (名詞)

意味(英語): a seat suspended from above that can move back and forth, or a motion/movement that goes back and forth

意味(日本語): ブランコや振り子のように「前後に動くもの」、またはその「前後の揺れの動き」を指します。

「swing(名詞)」は、公園のブランコのことをイメージするとわかりやすいです。前後に揺れる動きやブランコ自体を表すときに使われます。カジュアルな場面でよく使われ、また音楽や意見の変動などのイメージにも転じて使われることがあります。


  • 品詞: 名詞 (countable)

  • 活用形: 名詞なので、複数形は swings となります。

  • 他品詞への変化例:


    • 動詞: to swing (〜を揺らす/揺れる)

    • 形容詞: swinging (揺れている、またはスウィング・ミュージックのように使われることがある)


難易度 (CEFR): B1(中級レベル)

公園などの身近なイメージで覚えやすい単語ですが、揺れ・変動などの抽象的な意味でも使われますので、中級程度のレベルとして考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: swing

  • 特にはっきりした接頭語・接尾語はありませんが、動詞形に -ing がつき、そのまま名詞としても使える形になっています。

派生語や類縁語


  • swing(動詞): 揺れる、〜を揺らす

  • swinging: 形容詞として「揺れている」「スウィング(音楽のジャンル)」などを指すことがある

  • upswing: (名詞) 上昇、向上

  • downswing: (名詞) 下降、低下

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. take a swing at … → 「…を(バットなどで)打つ/殴ろうとする」

  2. in full swing → 「盛況で、最高潮で」

  3. mood swing → 「気分の変動」

  4. a swing in prices → 「価格の変動」

  5. swing set → 「ブランコなどが設置された遊具セット」

  6. swing vote → 「(選挙などで)結果を左右する票」

  7. swing by (動詞句) → 「(場所に)立ち寄る」

  8. have a swing at (口語) → 「試しに挑戦してみる」

  9. get into the swing (of things) → 「調子に乗る、物事に慣れる」

  10. on the swing → 「振り子が振れる途中で/揺れ動いている途中で」


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「swing」は古英語の「swingan」に由来するとされ、「振る、揺らす」という意味をもっていました。そこから名詞形として「揺れるもの」「ブランコ」の意味へと発展していきました。

ニュアンス


  • 前後に揺れる動きを強調するシーンで使います。また、心の変化や意見の変動、マーケットの上下など、「振れ幅」を表すときに用いられます。公園の「ブランコ」を思い浮かべると、カジュアルで親しみやすい響きです。

  • 音楽ジャンルの「スウィング・ミュージック(ジャズのスタイル)」で聞いたことがある方もいるかもしれません。リズミカルで揺れるようなニュアンスをイメージするとよいでしょう。

  • 口語でも文章でもよく使われる単語です。ただし、音楽ジャンルや比喩的な「変動」として使うときはやや文脈依存です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable): 冠詞 (a/the) を必要とし、可算名詞として扱います。

    例: a swing, the swing, two swings

  • 一般的な構文:


    • 「on a swing」(ブランコに乗っている)

    • 「the swing of something」(何かの揺れ動きや変動)


  • イディオム:


    • 「in full swing」: 「真っ最中で、盛り上がっている」

    • 「take a swing at ~」: 「〜を打とうとする/挑もうとする」


  • 使用シーン: フォーマル・カジュアルどちらでも可。特に「ブランコ」の意味や比喩的に「変動」を示すときはカジュアルな会話でも軽く使われます。ビジネスでは「価格や意見の変動」の話題に使われることも多いです。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Let’s go to the park and ride the swing!”


    • 「公園へ行ってブランコに乗ろうよ!」


  2. “The kids spent hours taking turns on the swings.”


    • 「子どもたちは交代で何時間もブランコに乗っていたよ。」


  3. “I love the gentle swing of the hammock in the backyard.”


    • 「裏庭のハンモックのゆるやかな揺れが大好きなんだ。」


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to analyze the swing in consumer demand before launching the product.”


    • 「製品を発売する前に消費者需要の変動を分析する必要があります。」


  2. “There was a significant swing in the stock prices after the announcement.”


    • 「発表後、株価に大きな変動がありました。」


  3. “Our sales figures show a clear swing in preference for online services.”


    • 「売上データを見ると、オンラインサービスへの嗜好の変化が明らかです。」


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The pendulum’s swing is a classic example used in physics to illustrate periodic motion.”


    • 「振り子の振れは、物理学で周期運動を説明するのによく使われる代表的な例です。」


  2. “The researcher noted a marked swing in the survey results over two consecutive years.”


    • 「研究者は、2年続けて調査結果に顕著な変動があることを指摘しました。」


  3. “Observing the swing of public opinion is crucial in political science.”


    • 「世論の変動を観察することは政治学で極めて重要です。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “movement” (動き): より広い意味で単に「動き」を指す。ブランコに限定しない。

  2. “shift” (シフト): 「位置・意見がずれる/変化する」というニュアンス。

  3. “oscillation” (振動、振動運動): 物理学などやや専門的で、周期的に揺れる意味を強調。

  4. “change” (変化): より大きく一般的な変化を示す。

反意語 (Antonyms)


  • 名詞としての「静止」は “stillness” や “stability”。ただし直接的な反意語はあまり使われません。「揺れがない状態」を表すときは “no movement,” “stationary,” などが相当します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /swɪŋ/

  • アメリカ英語: スウィング

  • イギリス英語: スウィング

  • 強勢 (アクセント): 単音節語なので、単語全体にアクセントがあります。

  • よくある発音の間違い: /swiːŋ/ のように「ウィー」と長く伸ばしてしまうケースがありますが、正しくは短めの /ɪ/ です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “swing” の “sw-” の部分を “swin-” “swen-” と書き間違えることがあるので注意。

  • 同音異義語との混同: 特に目立つ同音異義語はありませんが、-ing 形で動詞と混乱する場合があります。文脈で名詞か動詞かを見極めましょう。

  • 試験対策: TOEIC・英検などで “in full swing”「真っ最中/最高潮」や “take a swing at” の熟語が出題されることがあります。合わせて覚えましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 公園のブランコが前後に揺れる様子を頭に思い浮かべましょう。 “sw-” の発音とともに、風を切る感じで “s-wi-ng” とイメージすると覚えやすいです。

  • スペリングのポイント: 子どものころにブランコ (swing) を“スイング”と音で覚える。スペルは “sw + ing” で、「前後に揺れる動き」を連想。

  • 勉強テクニック: さまざまな文脈で応用が利く単語なので、「ブランコ」「気分の揺れ」「価格の変動」「音楽のスウィング」と、いろいろなイメージセンサーを総動員して学習すると定着が早くなります。


以上が名詞「swing」の詳細な解説です。ブランコや大きな動きの変化といったイメージを思い浮かべながら、実際の会話や文章でどんどん使ってみてください。

意味のイメージ
swing
意味(1)

〈C〉〈U〉(一定の動きを伴う)揺れ,振動;(ある方向への)揺れ動き《+toward+名》

意味(2)

〈C〉振幅

意味(3)

〈C〉ぶらんこ;ぶらんこ遊び

意味(4)

〈U〉《しばしば a~》リズミカルな動き(歩き方)

意味(5)

〈C〉(…を)大きく振ること,打つこと《+of+名》

意味(6)

〈U〉活動の自由

意味(7)

〈U〉スイング(1930‐40年代のジャズのリズム)

意味(8)

〈C〉各国・各大陸を飛び歩く

復習用の問題

彼のスイングは実に見事だ。

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