最終更新日 :2025/01/28

guts

IPA(発音記号)
名詞

元気 / 勇気 / 胆力

このボタンはなに?

私にはガッツとやる気があります。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: guts

品詞: 名詞 (可算扱いの場合も不可算扱いの場合もありますが、多くの場合は複数形の形で使われます)

意味 (英語)


  1. 「intestines (内臓)」や「bowels (腸)」など、身体の内臓部分。

  2. (比喩的に) 「courage (勇気)」、または「boldness (度胸)」。

意味 (日本語)


  1. 文字通り、内臓や腸のことを指す言葉です。

  2. 日常会話では「勇気」や「度胸」という意味でもよく使われます。「やってのけるだけの強い気持ちがある」といったニュアンスが含まれます。カジュアルな場面で用いられることが多いです。

活用形


  • 単数形: gut (ただし “gut” は可算・不可算の用法や派生形で使われることが多い)

  • 複数形: guts (「内臓」「勇気・度胸」の意味でよく使われる形)

他の品詞形


  • 動詞: “to gut” (「(魚などの)内臓を取り除く」「内部を破壊する」など)

  • 形容詞的表現: “gut feeling” で「直感的な感覚」という使い方もあり

CEFRレベルの目安:


  • B2(中上級)


    • 一般的に日常会話では頻繁に出てくる単語ですが、実はフォーマルな場面にはあまり向かず、ニュアンスも少し砕けた表現です。中上級以上の学習者が使い分けられるとよいでしょう。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “guts” は接頭語や接尾語がついた形ではなく、語幹 “gut” の複数形です。

類縁語・派生語


  • gut (単数形)

  • gutted (動詞の過去形・過去分詞形で「内臓を取り除かれた」「がっかりした」(口語表現) の意味も持つ)

  • gutless (形容詞で「勇気のない」の意味)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. have the guts to do something – (~する勇気がある)

  2. spill one’s guts – (大事なこと・秘密を打ち明ける)

  3. hate someone’s guts – (~のことが心底嫌いだ)

  4. guts and glory – (勇気や栄光、気骨)

  5. bust a gut – (必死に努力する / 大笑いする [文脈によって意味が変わる])

  6. gutsy call – (大胆な決断)

  7. guts of steel – (非常に頑丈な精神力)

  8. no guts, no glory – (「腹(度胸)がなければ栄光もない」、挑戦やリスクを取らなければ大きな成果は得られない)

  9. go with your gut – (直感を信じる)

  10. gut reaction – (直感的な反応)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “guttas” (腸) が由来とされています。身体の内臓を意味する言葉が転じて、気持ちや度胸の中心部を表す比喩として「勇気・根性」を示すようになりました。

ニュアンス


  • “guts” はカジュアルかつ力強い印象のある単語で、主に日常会話やインフォーマルなシチュエーションで使われます。フォーマルな文書やビジネス場面では “courage” のほうが好まれる場合が多いです。

  • “guts” は直感的で本能的なイメージを伴うため、「腹の底から」「本心から」のようなニュアンスで捉えられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞・不可算名詞


    • “guts” が内臓を指すとき、しばしば「複数形の一塊」(a person’s guts / the animal’s guts) として扱われ、可算・不可算が曖昧に使われることがあります。

    • “guts” が「勇気・度胸」という抽象的な意味を持つときは、どちらかというと不可算的に扱われますが、基本形としては複数形をとるので文法的に混乱しやすいです。


  • 構文例


    1. “He doesn’t have the guts to stand up for himself.”

    2. “It takes guts to speak your mind.”


  • フォーマル/カジュアル


    • “guts” は主にカジュアルや半フォーマルなシーンで用いられます。ビジネス文書や公のスピーチなど、よりフォーマルな場面では “courage” “bravery” といった単語を使うのが無難です。



5. 実例と例文

(1) 日常会話 (カジュアル)


  1. “I finally got the guts to ask her out.”


    • 「やっと彼女をデートに誘う勇気が出たよ。」


  2. “You need some serious guts to jump off that cliff.”


    • 「あの崖から飛び降りるには相当な度胸がいるよ。」


  3. “I can’t believe you had the guts to quit your job like that!”


    • 「あんなふうに仕事を辞めるなんて、すごい度胸だね!」


(2) ビジネスシーン


  1. “It takes guts to challenge the status quo within the company.”


    • 「会社の現状に異議を唱えるには度胸が要る。」


  2. “He showed real guts by presenting such a bold proposal.”


    • 「彼はあんな大胆な企画を出して、真の度胸を示したね。」


  3. “While we appreciate your guts, we need a more structured approach.”


    • 「あなたの勇気は評価しますが、もう少し体系的なアプローチが必要です。」


(3) 学術的・フォーマル寄り


  1. “The dissection revealed the animal’s guts in considerable detail.”


    • 「解剖により、その動物の内臓がかなり詳しく見られた。」

      (生物学など学術的な文脈で “guts” が文字通り内臓を指す場合)


  2. “Critics praised the researcher’s guts in challenging a long-standing theory.”


    • 「研究者が長年の定説に挑戦した勇気を批評家たちは称賛した。」


  3. “A deeper examination of an organism’s guts can provide insights into its health.”


    • 「生物の腸をより深く調べることで、その健康状態についての手がかりを得ることができる。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (courage, bravery, nerve, backbone)


  • courage (勇気): 「勇気」として最も一般的、フォーマルでもカジュアルでも使える

  • bravery (勇敢さ): 行動を伴う勇気にフォーカスしたイメージ

  • nerve (度胸): 口語的だが「神経が図太い」というニュアンスも含む場合がある

  • backbone (背骨・確固たる精神): 「支えとなる芯の強さ」を強調する言い方

反意語 (cowardice, fear)


  • cowardice (臆病): 勇気や度胸の反対の行為や性格

  • fear (恐怖): 気持ちの上での反意概念


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ɡʌts/

  • アメリカ英語 (GA)イギリス英語 (RP) でほぼ同じ発音です。/ʌ/ の母音が地域によって微妙に異なる場合がありますが、大きな違いはありません。

  • 強勢: 強勢は単語全体にかかり、音節は1つしかないため特に困難はないでしょう。

  • よくある間違い: /u/ のような音で「グーツ」と伸ばさないように注意しましょう。短い “ʌ” の音で「ガッツ」のように発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “guts” と “gutts” を混同しないように注意。

  • 同音異義語: 同音異義語は特にありませんが、“cuts” (切る) と瞬間的に混同しないように発音に気をつけましょう。

  • 口語表現の度合い: “guts” はカジュアル度が高いので、フォーマルな文脈で使うと砕けすぎる印象を与えることがあります。TOEICや英検など、ビジネス文書やエッセイ形式の試験で使う際は注意が必要です。

  • 文法的混乱: 「guts」は複数形の形だが、意味としては抽象的な「勇気」を表すことが多いので、三人称単数扱いが必要な動詞と混同しないようにしましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 人の中にある内臓(=命や本能の源)から出てくる「本能的な勇気」という連想をすると覚えやすいです。「腹の底からくる力!」とイメージしてみてください。

  • 学習テクニック: “gut feeling” (直感) と合わせて覚えると、「gut」には「身体の奥底のもの」というイメージが共有されているとわかり、定着しやすくなります。

  • 覚えやすいフレーズ: “No guts, no glory.” (腹が据わっていなければ、栄光なし) を座右の銘として覚えておくと、単語と意味がセットで頭に入りやすいでしょう。

以上が「guts」の詳細な解説となります。日常では勇気や度胸を強調したいときにカジュアルに使う言葉として非常に便利ですが、フォーマルな場面では “courage” などを使い分けるとよいでしょう。

意味のイメージ
guts

復習用の問題

I'm a person with guts and a strong will.

私にはガッツとやる気があります。

英語 - 日本語

項目の編集設定
  • 項目の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 項目の新規作成を審査する
  • 項目の編集を審査する
  • 項目の削除を審査する
  • 重複の恐れのある項目名の追加を審査する
  • 項目名の変更を審査する
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
  • 決定に必要な投票数 - 1
例文の編集設定
  • 例文の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 例文の編集を審査する
  • 例文の削除を審査する
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
  • 決定に必要な投票数 - 1
問題の編集設定
  • 問題の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 決定に必要な投票数 - 1
編集ガイドライン

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★