最終更新日
:2025/01/28
martial art
解説
1. 基本情報と概要
単語: martial art
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): A system of combat or self-defense practices and traditions.
意味(日本語): 格闘や護身のための技術や伝統を体系化したもの。
「武道」や「格闘技」と訳されることが多く、主に自衛や鍛錬、伝統継承などのために習得・実践されるものです。空手や柔道、テコンドーなどの英語表現としても用いられます。
- 活用形:
- 単数形: martial art
- 複数形: martial arts
- 単数形: martial art
- 他の品詞形:
- “martial” (形容詞): 戦争の、軍事的な
- “art” (名詞): 技術、芸術
- “martial” (形容詞): 戦争の、軍事的な
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- 「martial art」という表現は、一般的な単語ですが、武道に関するトピックや特定の分野(スポーツ、文化など)で用いられるため、B2レベルくらいの学習者が話題として扱うことが多いでしょう。
2. 語構成と詳細な意味
- martial: 「戦争の」「軍事的な」を意味する形容詞。ラテン語の “Mars(戦いの神マールス)” に由来。
- art: 「技術」「技巧」「芸術」などを意味する名詞。
両方が合わさって「戦いに関する技術・体系」というニュアンスになります。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- mixed martial arts (総合格闘技)
- martial arts competition (武道大会)
- martial arts instructor (武道の指導者)
- martial arts club (武道部)
- practice martial arts (武道を練習する)
- train in martial arts (武道の稽古をする)
- master of martial arts (武道の達人)
- martial arts philosophy (武道哲学)
- receive a black belt in martial arts (武道で黒帯を取得する)
- attend a martial arts demonstration (武道の演武に参加する)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「martial」はラテン語由来で、古代ローマ神話の戦の神“Mars”に関連します。「art」は古フランス語・ラテン語由来で「技術・芸術」を意味します。
- 歴史的な使われ方: 古くから世界各地で武術として発展し、日本や中国など東洋のスタイルだけでなく、西洋にも様々な流派や流れが存在します。
- ニュアンス・使用時の注意:
- 武道や格闘技の伝統的な側面を強調する文脈で使われます。
- 「martial arts」と複数形で、総称として言及する場合が多いです。
- カジュアルからフォーマルまで幅広く使われますが、スポーツや文化に関する話題ではフォーマルな文章でも専用用語としてよく出てきます。
- 武道や格闘技の伝統的な側面を強調する文脈で使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: “a martial art” と単数形で言う場合は「ある特定の武道」を意味します。一方 “martial arts” と複数形を使って「武道全般」を指すことが多いです。
- 一般的な構文例:
- “He practices a Japanese martial art.” (彼は日本の武道を習っています。)
- “She is interested in various martial arts.” (彼女はいろいろな武道に興味があります。)
- “He practices a Japanese martial art.” (彼は日本の武道を習っています。)
- フォーマル/カジュアルな使用シーン:
- フォーマル: 研究論文、武道の歴史・文化を扱う文章、報道
- カジュアル: 日常会話、趣味として武道を語るとき
- フォーマル: 研究論文、武道の歴史・文化を扱う文章、報道
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “I’ve been learning a martial art for self-defense.”
(護身のために武道を習っているんだ。) - “My brother practices several martial arts, including karate and judo.”
(兄は空手や柔道など複数の武道をやっているよ。) - “What martial art would you recommend for a beginner?”
(初心者にはどの武道がおすすめですか?)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “We invited a martial arts expert to conduct a team-building workshop.”
(チームビルディングの研修として、武道の専門家を招きました。) - “Our company sponsors local martial arts competitions for community engagement.”
(当社は地域貢献として地元の武道大会を支援しています。) - “He uses lessons from martial arts to promote discipline and leadership among employees.”
(彼は従業員に規律やリーダーシップを育むため、武道の教えを活かしています。)
学術的な文脈での例文(3つ)
- “This study examines the historical evolution of Asian martial arts.”
(本研究はアジアの武道の歴史的発展を考察しています。) - “Martial arts training can positively influence psychological well-being.”
(武道の稽古は心理面の健康に好影響を与える可能性があります。) - “Scholars often debate the cultural significance of martial arts in modern society.”
(学者たちは現代社会における武道の文化的意義についてしばしば議論します。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語 (Synonyms)
- “combat sport” (格闘スポーツ)
- 主に競技性のある格闘を指す。
- 主に競技性のある格闘を指す。
- “fighting style” (戦闘スタイル)
- ややカジュアルで、武道というよりも戦闘や格闘のやり方全般を指す。
- ややカジュアルで、武道というよりも戦闘や格闘のやり方全般を指す。
- “self-defense technique” (護身術)
- 「護身」に特化したテクニックを指す。武道よりも実践的かつ限定的。
- 「護身」に特化したテクニックを指す。武道よりも実践的かつ限定的。
- “combat sport” (格闘スポーツ)
- 反意語 (Antonyms)
- 明確な反意語はありませんが、あえて対照的にあげるなら “peaceful pursuit” や “non-combat activity” など、「戦いとは無関係の活動」を指す表現が挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA):
- イギリス英語: /ˈmɑː.ʃəl ɑːt/
- アメリカ英語: /ˈmɑr.ʃəl ɑrt/
- イギリス英語: /ˈmɑː.ʃəl ɑːt/
- 強勢(アクセント): “mar-tial art” のように、最初の音節 “mar” にストレスが置かれます。
- よくある発音の間違い:
- “marital art”(結婚に関する芸術?)と混同しないよう注意。
- “mar-shul” のように “t” をはっきり言わずに発音するのが自然です(特に英米では t の音が弱くなることがあります)。
- “marital art”(結婚に関する芸術?)と混同しないよう注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “marital” (夫婦の) と“martial”(戦いの)を混同しやすい。
- 同音異義語: 「marital(夫婦の)」とは意味が全く違うため、文脈で注意しておきましょう。
- 試験対策: TOEICや英検などで、スポーツや文化の話題の長文やリスニング問題で「martial arts」に関して触れられることがあります。特に「mixed martial arts (MMA)」はスポーツ関連の話題で頻出。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “martial” は “軍事的な” と関連づけると覚えやすい。「マーシャル(軍の階級名の“marshal”と似た綴り)」を思い出しながら、「戦い」や「軍」をイメージするとよいでしょう。
- “art” は 「芸術」や「技術」。したがって “martial art” = 「戦いの技術」というイメージを結びつけると覚えやすくなります。
- スペリングでは “marital” と間違いやすいので、 “i” と “t” の位置をしっかり確認すること。
- 自分が知っている空手やテコンドー、カンフーなどを思い出し、そのイメージと合わせると記憶に残りやすいでしょう。
以上が “martial art” の詳細解説になります。学習や会話、読解などでぜひ活用してみてください。
意味のイメージ

復習用の問題
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