implement
1. 基本情報と概要
単語: implement
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): a tool, utensil, or piece of equipment used for a particular purpose
意味(日本語): 道具・器具・用具などを指します。特定の作業や目的を達成するために使われる道具のことです。
「日常生活で使う道具から農具・医療器具など専門的な道具まで幅広く、一般的には“tool”などより少しフォーマルな感じで使われることが多いです。」
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- 語彙としてはややフォーマルな雰囲気を出すことができ、専門的な文脈でも使われるため、中上級レベル程度と考えられます。
活用形:
- 単数形: implement
- 複数形: implements
他の品詞での例:
- 動詞形「to implement」(何かを実行・導入・実施する)
- 例: “They decided to implement a new policy.”
- 名詞形のimplementが「道具・器具」であるのに対し、動詞形は「計画や制度などを導入・実施する」という意味になります。
- 例: “They decided to implement a new policy.”
2. 語構成と詳細な意味
語源要素
- 接頭辞「in-」(中へ、満たすイメージ)
- 語幹「ple」(満たす、いっぱいにするというニュアンスを持つラテン語
plēre
に由来) - 接尾辞「-ment」(名詞化をする要素)
- 接頭辞「in-」(中へ、満たすイメージ)
関連性・派生語
- implement (名詞): 道具
- implement (動詞): 実行・導入する
- implementation (名詞): 実装・実施
- implement (名詞): 道具
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(例: 10個)
- farm implements (農具)
- agricultural implements (農耕用具)
- writing implements (筆記用具)
- cutting implement (切断用の道具)
- kitchen implements (キッチン用品)
- gardening implements (園芸用具)
- measuring implements (計測器具)
- surgical implements (手術器具)
- household implements (家庭用道具)
- implement storage (道具の収納)
- farm implements (農具)
3. 語源とニュアンス
語源:
ラテン語の“implēre”(満たす)から派生した“implementum”が元になり、中世フランス語を経由して英語に入ってきました。当初は「補充、補完する」というニュアンスが背景にあり、「作業を満たす(完了させる)のに必要なもの」として「道具」の意味が定着しました。ニュアンス・使用時の注意:
- 「tool」などと比べると、ややフォーマルまたは専門的な雰囲気を持ちます。
- 学術や技術的な文脈でも使う機会が多いです。だからといって日常会話で使ってはいけないわけではありませんが、ややかしこまった響きがあります。
- 「tool」などと比べると、ややフォーマルまたは専門的な雰囲気を持ちます。
使用シーン:
- 書き言葉・フォーマルな場面: 専門的な道具を列挙するときや、正式なレポートや文書などで多用されます。
- 口語: 「specialized tool」というよりは「implement」のほうがフォーマル度が上がります。
- 書き言葉・フォーマルな場面: 専門的な道具を列挙するときや、正式なレポートや文書などで多用されます。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞
「an implement」「many implements」のように、単数・複数で扱われます。「the implement」など冠詞も必要に応じてつきます。よくある構文
- “He used a special implement to fix the device.”
- 道具を使って行う、という文脈でよく用いられます。
- 道具を使って行う、という文脈でよく用いられます。
- “Various implements were laid out on the workbench.”
- 作業台やテーブルなどに道具類が並んでいるイメージ。
- 作業台やテーブルなどに道具類が並んでいるイメージ。
- “This implement is specifically designed for pruning trees.”
- 特定の目的に特化した道具を説明する際に。
- “He used a special implement to fix the device.”
フォーマル/カジュアルの特徴
- 「implement」はややフォーマル寄り。会話では「tool」のほうが自然な場合が多いですが、専門性を強調したいときには「implement」もよく使われます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“Do we have any gardening implements in the shed?”
- 「倉庫に園芸用具はあるかな?」
“I need a proper implement to carve this pumpkin.”
- 「このカボチャを彫るために、適切な道具が必要だよ。」
“I borrowed a few kitchen implements from my neighbor.”
- 「近所の人からキッチン用品をいくつか借りたんだ。」
(2) ビジネスシーンでの例文
“We must ensure our employees have the right implements to carry out the new production process.”
- 「新しい生産工程を実施するために、従業員が適切な道具を備えているか確認しなければなりません。」
“Without basic implements in the office, it’s hard to maintain efficiency.”
- 「オフィスに基本的な用具がなければ、効率を維持するのは難しいです。」
“Could you list all the implements we need for the workshop?”
- 「ワークショップに必要な道具をすべてリストアップしてもらえますか?」
(3) 学術的な文脈での例文
“The archaeological team discovered ancient farming implements near the riverbed.”
- 「考古学チームは川のほとりで古代の農具を発見しました。」
“Researchers examined the efficiency of various surgical implements during routine procedures.”
- 「研究者たちは、日常的な処置におけるさまざまな手術器具の効率を調査しました。」
“His paper highlights the significance of writing implements in the dissemination of knowledge.”
- 「彼の論文は、知識の普及における筆記用具の重要性を強調しています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- tool (道具)
- 最も一般的。日常会話では「tool」のほうがよく使われます。
- 最も一般的。日常会話では「tool」のほうがよく使われます。
- instrument (器具、楽器、精密機器)
- 医療や科学関連ではinstrumentを使うことが多い。精密性や専門性を連想させる場合が多い。
- 医療や科学関連ではinstrumentを使うことが多い。精密性や専門性を連想させる場合が多い。
- device (装置)
- 機械・仕組みがある装置や道具を指す。ややテクノロジー寄り。
- 機械・仕組みがある装置や道具を指す。ややテクノロジー寄り。
- apparatus (装置、一式の器具)
- 実験装置などの一揃いの器具の集合体。主に学術・工学分野で多用。
- tool (道具)
反意語 (Antonyms)
- 道具の反意語というのはあまり一般的ではありませんが、機能を失った「useless item (使えないもの)」などと対比させることはできます。はっきりした反意語として定着している単語はありません。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈɪm.plɪ.ment/
- アクセント (強勢): 最初の音節 “ɪm” に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- 大きな違いはあまりありません。米: [ˈɪm.plə.ment]、英: [ˈɪm.plɪ.ment] 程度の微妙な母音差がある場合があります。
- 大きな違いはあまりありません。米: [ˈɪm.plə.ment]、英: [ˈɪm.plɪ.ment] 程度の微妙な母音差がある場合があります。
- よくある間違い:
- “im-ple-MENT”のように後ろにアクセントを置いてしまう人がいますが、正しくは“IM-ple-ment”です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「implemant」「impliment」などと綴りを間違えることがあります。
- 動詞との混同: “to implement” (実行する・導入する) と、名詞の“an implement” (道具) はまったく別の用法ですがスペルは同じです。文脈で見分けましょう。
- 試験対策:
- TOEICや英検などでも、ビジネス文脈で「implement a new system (新システムの導入)」という動詞用法が出題されやすいです。名詞としてはそれほど多くないですが、専門的な文章読解で登場することがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: “implement”は、何かを「満たして(in)埋める(ple)もの(ment)」とも捉えられます。作業を完成させるために「必要なものを補う道具」という覚え方がおすすめです。
- 記憶テクニック:
- 「埋める」という意味の“ple”が入っている → 作業を「満たす」道具
- 動詞の“implement”と同じ綴りなので「道具を使って実行する」イメージをすると覚えやすくなります。
- 「埋める」という意味の“ple”が入っている → 作業を「満たす」道具
以上が名詞“implement”の詳細な解説です。

復習用の問題
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