最終更新日 :2025/01/28

express

IPA(発音記号)
名詞

〈U〉(手紙・荷物などの) 至急便 / 〈C〉(列車・バスなどの) 急行

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解説

名詞「express」の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: express (名詞)

日本語: 急行便、速達便、特急列車など

「express」は名詞としては、「急行列車」や「速達便」、「急行バス」など、通常よりも速くサービスを提供するものを指す単語です。日常的には「express train(特急列車)」のように、移動や郵便サービスなど「高速で行われる手段」を表します。

「こういった場面で使われる:」たとえば、急いで物を送りたいときの「express delivery(速達便)」や、観光地を見る時間のない人が「express bus(急行バス)」に乗るときに使われます。できるだけ早く目的地に到達したいときのニュアンスです。


  • 品詞: 名詞 (名詞の場合は複数形 expresses となります)

  • ほかの品詞:


    • 動詞: to express(表現する)

    • 形容詞: express(急行の、速達の)


  • CEFRレベル目安: B1(中級)


    • 急行列車・速達便など、日常生活の中でもよく使われる単語ですが、複数の品詞があり少々混乱しやすいため中級レベルです。



2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語 (ex-)

    一般には「外へ(out)」や「強調」を表す接頭語が考えられますが、実際の「express」の形成には直接は使われていません。ただし、etymology(語源)では「完全に、はっきりと(out)」のニュアンスを含む場合があります。

  • 語幹 (press)

    「押す、圧力をかける」などの意味を持つラテン語由来の語幹 (“press”) に由来しています。


  • 関連語や派生語:


    • express train (特急列車)

    • express bus (急行バス)

    • express delivery (速達便)

    • express mail (速達郵便)

    • to express (表現する) … 動詞形

    • expressive (表現力のある) … 形容詞形


  • よく使われるコロケーション(共起表現)10選


    1. express train — 特急列車

    2. express bus — 急行バス

    3. express service — 速達サービス

    4. express lane — (高速道路の)専用レーン/優先レーン

    5. overnight express — 翌日配達速達

    6. express delivery — 速達便

    7. express mail — 速達郵便

    8. express purpose — 特別な(明確な)目的

    9. express checkout — (ホテルや店などの)簡易精算

    10. air express — 航空速達



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「express」はラテン語の“expressus”(押し出された、はっきり示された)などに由来します。中世フランス語を経て英語に取り入れられ、もともと「はっきりとした」「明確な」という形容詞の意味が先行していましたが、時代とともに「速達」「急行列車」など、迅速に運ぶものを表す名詞としても定着していきました。


  • ニュアンス:


    • 迅速さや効率性を強調するイメージがあります。

    • カジュアルよりは少しフォーマル寄りの単語ですが、ビジネスから日常会話まで幅広く使えます。


  • 使用時の注意点:


    • 単に「express」というときは主に「急行列車(急行便)」を指す場合が多いです。

    • 「急ぎの」というニュアンスがあるので、「ゆっくりでいい」と話す文脈では不向きです。



4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞としての用法


    • 可算・不可算: 一般的には可算名詞です。たとえば、「I took an express to London.」のように“an express”と冠詞をつけて用います。

    • 実務や会話では「express train/bus」などの形で、「特定の急行便・列車」の意味で使われます。


  2. 形容詞としての用法


    • 「express train」や「express service」のように、前から修飾して「急行の」「速達の」と言いたいときに使われます。


  3. 動詞としての用法


    • 「表現する」「言い表す」という意味の動詞形で使う場合は、自動詞ではなく他動詞として目的語を取ります。

      例: “He expressed his opinion.”(彼は自分の意見を表明した。)


  4. よく使われる構文


    • “take + an + express” → 「急行に乗る」

    • “send + (something) + by express” → 「速達で送る」



5. 実例と例文

A. 日常会話での例文


  1. “I always take an express if I’m in a hurry to get home.”

    (家に急いで帰りたいときはいつも急行を利用するんだ。)


  2. “Is there an express bus that goes directly to the airport?”

    (空港まで直通で行く急行バスはありますか?)


  3. “I sent the package by express so it should arrive tomorrow.”

    (その荷物を速達便で送ったから、明日には届くはずだよ。)


B. ビジネスでの例文


  1. “Our company offers an overnight express delivery service for urgent shipments.”

    (当社は緊急配送向けに、翌日配達の速達サービスを提供しています。)


  2. “Could you arrange an express courier for these documents?”

    (これらの書類のために速達便を手配してもらえますか?)


  3. “We need to catch the express train to make it to the client meeting on time.”

    (クライアントとの打ち合わせに間に合うように特急列車に乗る必要があります。)


C. 学術的/フォーマルな例文


  1. “The study results were sent via express for timely publication.”

    (研究結果は迅速に出版できるように速達便で送付されました。)


  2. “An express route was established to expedite supply chain processes.”

    (サプライチェーンを迅速化するために、特別な急行ルートが設定されました。)


  3. “His analysis was presented in an express report to address the urgent concern.”

    (緊急の懸念に対処するため、彼の分析は速やかな報告書の形で提出されました。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. “fast” (速い)


      • こちらは速度そのものを単純に示す形容詞/副詞。名詞としてはあまり用いない。


    2. “rapid” (急速な)


      • 形容詞として使えるが、名詞形は「rapid transit(高速交通)」など限定的。


    3. “speedy” (素早い)


      • 形容詞として使いやすい。主にカジュアルな文脈で出現。


    4. “urgent delivery” (緊急配送)


      • 「express delivery」とほぼ同義のフレーズだが、切迫感がやや強い。



  • 反意語 (Antonyms)


    1. “local” (各駅停車の、普通の)


      • 移動手段で対比されることが多い。「local train(各駅停車)」は「express train(急行)」の反対のニュアンス。


    2. “slow” (遅い)


      • 速度に焦点を当てた場合の直接的な反意語。




7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号: /ɪkˈsprɛs/ または /ɛkˈsprɛs/

  • アクセント: 「ex press」 の “press” 部分にストレスがあります (ex-PRESS)。

  • アメリカ英語とイギリス英語に大きな違いはありませんが、アメリカ英語では [ɪk-] の音が少しはっきり聞こえることが多いです。

  • よくある間違い: 語頭の「ex」の部分を極端に「イクス」と強く言いすぎると不自然になるので注意します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 動詞形との混同: “express (表現する)” と名詞の “express (急行便・速達便)” は同音異義で綴りも同じですが、文脈で区別します。

  • スペルミス: “exppress”など、pを重ねてしまうミスがあるかもしれませんが、正しくは一つです。

  • 他の同音異義語はありませんが、“expresso”と書いてしまうなど、コーヒーの“espresso”と混同するケースがあります。

  • 試験対策では、TOEICや英検などで「express service」「express delivery」などビジネス関連の会話や文章に出題されることがあります。動詞「express」と合わせて意味を理解しておくと有利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “ex-PRESS” と区切って、押し出すイメージで覚えると、「急いで何かを押し出す → 急行便」という連想がしやすいです。

  • 「エクスプレス」という響きから、鉄道会社やサービス名でも多用されるので、ニュースや看板などでよく目にする単語です。

  • コーヒーのエスプレッソ(espresso)とつい混同しがちですが、つづりが違う点(espressoには “x” がない)で覚えましょう。


以上が名詞としての「express」の詳細な解説です。急いでいるときや迅速なサービスを利用するときに、とてもよく使われる単語ですので、覚えておくと便利です。

意味のイメージ
express
意味(1)

〈U〉(手紙・荷物などの)至急便

意味(2)

〈C〉(至急便を扱う)通運会社

意味(3)

〈C〉(列車・バスなどの)急行

復習用の問題

〈U〉(手紙・荷物などの) 至急便 / 〈C〉(列車・バスなどの) 急行

英語 - 日本語

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