最終更新日 :2025/01/28

dig

IPA(発音記号)
名詞

/ (…を)小突くこと《+in+名》 / (…に対する)当てこすり《+at+名》 / 考古学上の発掘地 / 《複数形で》《英話》下宿

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私は考古学の発掘で陶器の破片を見つけました。

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解説

以下では、英単語 “dig” の名詞としての使い方や意味について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 【英語】“dig” (noun)

  • 【日本語】「掘り下げ(場所)」「考古学的発掘現場」「皮肉・嫌味な言葉」など

“dig” は名詞としていくつかの意味があります。代表的には、

1) 考古学の発掘現場 (an archaeological dig)

2) 皮肉や嫌味のこもった発言 (a sarcastic or critical remark)

3) (主に複数形 “digs” で) 住まい・部屋・居場所 を表すスラング

日常会話では、相手に対してちょっとした「チクッとした批判的ニュアンス」を含む発言を指すこともあれば、学術的な文脈では「発掘・調査現場」を意味します。

品詞および活用形


  • 品詞:名詞 (noun)

  • 名詞として数えられる場合は可算名詞 (a dig, two digs) として扱うことが多いですが、文脈によっては「掘る行為」を抽象的に捉えて不可算的に使われることがあります。

  • 派生形:動詞 “to dig” (dig – dug – dug)

  • 他品詞:形容詞や副詞形はありませんが、形容詞的には “digging” を形容名詞的に使う場合がごく稀に見られます(ただし専門的用法)。

難易度 (CEFR レベルの目安)


  • B1(中級)

    日常会話や一般的な文章中にも登場し得る語ですが、特定の文脈(考古学や皮肉表現など)を知っていないと使いにくい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • “dig” は非常に短い語であり、はっきりとした接頭語・接尾語の区別はありません。語幹は “dig” 自体になります。

派生語・類縁語


  • “digger” (名詞):掘る人・掘削機など

  • “digging” (動名詞/現在分詞):掘っている行為

  • “dug” (過去・過去分詞形):動詞の過去形・過去分詞形

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. “an archaeological dig” → 考古学調査の発掘現場

  2. “a fossil dig” → 化石発掘現場

  3. “to go on a dig” → 発掘調査に行く

  4. “a quick dig” → ちょっとした嫌味・批判

  5. “take a dig at someone” → 誰かに嫌味を言う

  6. “make a dig” → 皮肉を言う(嫌味を放つ)

  7. “his new digs” → 彼の新居(スラング)のニュアンス

  8. “professional dig” → 専門の発掘作業

  9. “a personal dig” → 個人的な皮肉

  10. “organized dig” → 公式の発掘(考古学的な文脈)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “dig” の語源は中英語 (Middle English) の “diggen” に由来するといわれています。元々は「地面を掘る」行為を意味する動詞でしたが、19世紀頃には発掘現場や皮肉の発言など、名詞としても使われるようになりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • “a dig”(皮肉)として使う場合は、悪意を伴う発言として解釈されることも多いので、場面や相手を選ぶ必要があります。ややカジュアルかつ口語的ですが、文脈によっては失礼に当たることもあります。

  • 考古学的文脈での “dig” は学術的・フォーマルな環境でもよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 “dig” の可算・不可算:


    • 発掘現場としての “dig” は可算名詞 → “an archaeological dig,” “two digs”

    • 皮肉的発言としての “dig” も可算 → “He made a dig at her.”


  • “digs” が「住まい・部屋」を意味するスラングとして使われる場合は、複数形で用いられるのが一般的です。

  • 使用シーン:


    • フォーマル:考古学分野の発掘現場を指す場合

    • カジュアル:嫌味、または「住まい」のスラング


イディオムや表現


  • “take a dig at someone” → 誰かに嫌味を言う


5. 実例と例文

ここでは異なる文脈(日常会話・ビジネス・学術)での例文を示します。

日常会話での例文


  1. “That was a cheap dig. Why are you being so mean?”

    (安っぽい嫌味だったよ。なんでそんなに意地悪するの?)

  2. “I love his new digs. It’s such a cozy apartment!”

    (彼の新居すてきだね。とても居心地のいいアパートだよ!)

  3. “Did you catch his dig about my haircut?”

    (私の髪型についての彼の嫌味、気づいた?)

ビジネスシーンでの例文


  1. “Let’s not make digs at each other during the meeting.”

    (会議中はお互い嫌味を言うのはやめよう。)

  2. “He made a subtle dig at the new policy in his presentation.”

    (彼はプレゼンの中で新しい方針に対してさりげない嫌味を言った。)

  3. “Our marketing team visited an archaeological dig site for a promotional video.”

    (私たちのマーケティングチームはプロモーションビデオのために考古学の発掘現場を訪れた。)

学術的・専門的な例文


  1. “The archaeological dig uncovered several ancient pottery fragments.”

    (その考古学的発掘調査で、いくつかの古代の陶器の破片が発見された。)

  2. “Participants must register in advance to join the summer dig.”

    (夏の発掘調査に参加するには、事前登録が必要だ。)

  3. “He wrote a paper about the methodology used at the Roman-era dig.”

    (彼はローマ時代の発掘調査で用いられた方法論について論文を書いた。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(意味の近い単語)


  1. “excavation” (名詞) → 発掘、土地の掘削


    • ニュアンス:学術用途などで使う、よりフォーマルな語


  2. “jab” (名詞) → 当てこすり、ちくりとした言葉


    • ニュアンス:軽い皮肉・からかい


  3. “remark” (名詞) → 意見、所見


    • ニュアンス:皮肉とは限らず、コメント全般に使う


反意語


  • 直接的な“dig”の反意語というより、皮肉の反対は「賞賛」や「称賛」にあたるので、たとえば “compliment” (名詞) が挙げられます。 “He gave her a compliment” のように、全く逆の態度を示す言葉です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 【発音記号(IPA)】/dɪɡ/

  • アメリカ英語・イギリス英語とも大きな差はありません。

  • アクセントは “dig” の1音節目 (そもそも1音節なので強勢は同じ位置)。

  • よくある発音の間違いとしては、語尾の /ɡ/ を弱く発音しすぎる場合があります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス “digg” → 正しくは “dig”

  2. 同音異義語との混同はあまり多くありませんが、“dig” と “big” などの見間違いには注意。

  3. “digs” (住まいを意味するスラング) と “dig” (皮肉や発掘) を混同しないように意識するとよいです。

  4. 試験対策としては、英検やTOEICなどで “archaeological dig” として出題される場合があります。文脈から「発掘現場」をイメージできるようにしておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「地面を“掘る (dig)” → 掘り下げた場所 → 発掘現場」や「掘り下げる=相手をえぐる → 嫌味」とイメージすると覚えやすいです。

  • スペルは “d-i-g” とシンプルなので、つづりの間違いをしないように意識しましょう。

  • 「掘る」動作は結構インパクトがあるため、「チクリと刺す」イメージでも覚えやすいかもしれません。


以上が、名詞 “dig” に関する詳細な解説です。考古学的な文脈から、ちょっとした皮肉に至るまで、さまざまな場面で登場する語なので、ぜひ使い方をしっかり理解してみてください。

意味(1)

(…を)小突くこと《+in+

意味(2)

(…に対する)当てこすり《+at+

意味(3)

考古学上の発掘地

意味(4)

《複数形で》《英話》下宿

復習用の問題

/ (…を)小突くこと《+in+名》 / (…に対する)当てこすり《+at+名》 / 考古学上の発掘地 / 《複数形で》《英話》下宿

I found a sherd of pottery in the archaeological dig.

私は考古学の発掘で陶器の破片を見つけました。

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