最終更新日 :2025/01/28

characteristic

IPA(発音記号)
形容詞

特有の ,独特の

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そんなことをするとはいかにも彼らしい。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: characteristic

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): typical of a person, place, or thing; serving to identify or set apart.

意味(日本語): 「(人や物、場所などに)特有の」「特徴的な」「独特の」という意味です。ある対象に固有の性質や特徴を表すときに使われる形容詞です。たとえば「彼女の話し方は彼女に特有だ」というように、「それらしさ」「その対象ならではの性質」に焦点を当てています。

「characteristic」は「あるものの固有の特徴や性質」を表すときによく使われます。日常会話でも形式的な文章でも用いることができますが、比較的かしこまった単語に感じられやすいです。


  • 比較級 / 最上級: 形容詞の「characteristic」自体は比較級や最上級として使うことはほぼありません。「more characteristic of ...」や「most characteristic of ...」のように前置詞や文脈とともに表現することはあります。


  • 名詞形: 「characteristic (名詞)」も存在し、「特性」「特徴」として用いられます。


  • CEFRレベル目安: B2(中上級)


    • A1: 超初心者

    • A2: 初級

    • B1: 中級

    • B2: 中上級 ← ここ

    • C1: 上級

    • C2: 最上級


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成


    • 接頭語: 特にありません。

    • 語幹: 「character」(「性格」「特徴」などの意味)

    • 接尾語: 「-istic」(「...に関する」「...の性質を持った」という意味を付与する)


  • 派生語や類縁語


    • 「character」(名詞) : 「性格」「文字」「人格」など

    • 「characterize」(動詞) : 「〜を特徴づける」

    • 「characteristically」(副詞) : 「特徴的に」といった意味


  • よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10選)


    1. a characteristic feature → (特徴となる特徴)

    2. highly characteristic → (非常に特徴的な)

    3. characteristic style → (独特のスタイル)

    4. characteristic behavior → (その人/動物特有の行動)

    5. characteristic smell → (特有の匂い)

    6. characteristic of [someone/something] → ([〜に]特徴的な)

    7. share a characteristic → (特徴を共有する)

    8. to be characteristic of the region → (その地域によく見られる特色である)

    9. a characteristic example → (典型的な例)

    10. lack of characteristic → (特徴の欠如)


3. 語源とニュアンス


  • 語源


    • ラテン語の “character” (印、刻み) が語源で、その後フランス語・古英語を経て「character」という形に定着しました。そこから「-istic」という接尾語がついて「characteristic」となりました。


  • 歴史的な使われ方とニュアンス


    • 元々「刻まれた印や文字」という意味合いから発展し、「固有の性質」「性格」を指すようになりました。形容詞形「characteristic」は「個々のものに固有の」というニュアンスを強調します。


  • 使用上の注意点


    • フォーマル度: 日常会話でも使いますが、ややかしこまった印象もあり、ビジネスやアカデミックでも幅広く使われます。

    • 「typical」に近い意味ですが、「characteristic」はより「本質的・固有な点」に焦点を当てるイメージがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 一般的な構文


    • 「It is characteristic of [名詞] to ...」

      例: It is characteristic of humans to seek companionship.

    • 「[名詞] is characteristic (of ...)」

      例: Her way of dressing is characteristic of that era.


  • 使用シーン


    • フォーマル/ビジネス: 出張報告やアカデミックのレポートなどで「This phenomenon is characteristic of ...」のように使われます。

    • 日常会話: 「That’s just characteristic of him.」(あれはまさに彼らしいね) など。


  • 可算・不可算


    • 形容詞のため、可算・不可算は関係ありません。(ただし、名詞「a characteristic」は可算名詞。)


5. 実例と例文

ここでは、場面別に自然な例文を提示します。

日常会話 (3例)


  1. “This bold pattern is so characteristic of her fashion sense.”

    (この大胆な柄は、彼女のファッションセンスをよく表しているよ。)

  2. “It’s characteristic of him to arrive late to every party.”

    (どのパーティーにも遅れてくるのは、いかにも彼らしい。)

  3. “That sweet scent is characteristic of freshly baked bread.”

    (あの甘い香りは、焼きたてのパン特有だよ。)

ビジネス (3例)


  1. “A strong customer focus is characteristic of our corporate culture.”

    (お客様志向の高さが、当社の企業文化を特徴づけています。)

  2. “It’s characteristic of successful leaders to take calculated risks.”

    (成功するリーダーに共通する特徴は、リスクを見極めて取ることです。)

  3. “Consistent communication is characteristic of an effective management style.”

    (安定的なコミュニケーションは、効果的なマネジメントスタイルを表す特徴です。)

学術的な文脈 (3例)


  1. “This enzyme exhibits a characteristic reaction under high temperatures.”

    (この酵素は高温下で特有の反応を示します。)

  2. “The population growth in this region shows characteristic patterns influenced by climate.”

    (この地域の人口増加は、気候の影響を受けた特徴的なパターンを示しています。)

  3. “Characteristic responses can be observed when the subject is exposed to specific stimuli.”

    (対象が特定の刺激にさらされるとき、特徴的な反応が観察されることがあります。)

6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. typical (典型的な)


      • 「characteristic」よりも広く「普通に見られる」というニュアンス。


    2. distinctive (独特の)


      • 「他と区別できるほどに顕著にユニーク」という強調がやや強め。


    3. peculiar (特有の)


      • 「特異な、ちょっと変わった」ニュアンス。多義的で、「奇妙な」という意味合いもあるので文脈に注意。



  • 反意語


    1. uncharacteristic (特徴がない、普段らしくない)


      • 「いつもの特徴から外れている」という意味。


    2. atypical (例外的な、非典型的な)


      • 「標準や普通のパターンに当てはまらない」というニュアンス。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA


    • 英: /ˌkær.ɪk.təˈrɪs.tɪk/

    • 米: /ˌkær.ək.təˈrɪs.tɪk/

      ※ アクセント位置はいずれも “-ris-” の部分に強勢が来ます。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い


    • 目立った違いは大きくはありませんが、/ɪ/ の母音の長さや /t/ の発音に微差があります。

    • アメリカ英語では /ˈrɪs.tɪk/ の部分がややはっきりと「リスティック」と聞こえることが多いです。


  • よくある発音の間違い


    • “カラクターリスティック”のように /r/ の音を2回入れてしまう、あるいは字数が多くて詰まってしまう。

    • アクセント位置を間違えて「キャラクタリスティック」と平坦に読まないように注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • “characteristic” は「characte*r* + ista + ic」と、「r が入る部分」がややこしく、たまに “charateristic” と「r」を落としてしまう誤りがあります。


  • 同音異義語や混同


    • “characteristic” と “characteristical” は混同されやすいですが、一般的に“characteristical”はほとんど使われません。


  • 試験対策


    • TOEICや英検などでは、読解問題で「特有の」「〜独自の」という意味を問う際にでてくることがあります。文中の “It is characteristic of A to do B” の構文を正しく理解していないと誤解しがちです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のコツ


    • 「character + -istic(〜に関する)」で「キャラクター的な」というイメージを持ち、そこから「特徴、固有性」を思い浮かべましょう。

    • 「チャラクターリスティック」と音読練習をして、アクセントは「-ris-」を強めにすると覚えやすいです。


  • イメージストーリー


    • 「character(キャラクター)」と一緒に考えると、「キャラクター(登場人物)に独自の性質がある」というイメージが湧きやすいです。何か物語に出てくるキャラクターのcharacteristicを思い浮かべると、頭に残りやすいでしょう。



以上が形容詞「characteristic」の詳細な解説です。単語への理解が深まり、使い分けの幅が広がれば幸いです。

意味のイメージ
characteristic
意味(1)

特有の,独特の

復習用の問題

It is characteristic of him to do such a thing.

そんなことをするとはいかにも彼らしい。

英語 - 日本語

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