最終更新日
:2025/01/28
book
解説
1. 基本情報と概要
単語: book
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味(英): A set of printed pages bound together, or a written/printed work.
意味(日): 「本」という意味です。紙でできたページが束になったものや、文字や画像などが印刷・記載された作品を指します。普段の読書から学習まで、さまざまな場面で使われる基本的な単語です。
なお、「book」には動詞として「予約する」の意味もありますが、ここでは名詞を中心に解説します。
活用形は、名詞の場合、単数形→book、複数形→books です。
(動詞の場合は book - booked - booked, booking などがあります。)
CEFRレベルの目安: A1(超初心者)
初めて英語を学ぶ人にも非常に身近で、教科書などでも最初に出てくる単語の一つです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 現代英語の “book” は、短い単語のため接頭語や接尾語はありません。
- 語幹そのものが “book” です。
- 「booklet(小冊子)」「storybook(物語本)」「ebook(電子書籍)」など、接尾語や別の要素と組み合わせて派生語ができます。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- read a book(本を読む)
- open a book(本を開く)
- close a book(本を閉じる)
- bookstore / bookshop(本屋)
- book club(読書会)
- book review(書評)
- picture book(絵本)
- hardcover book(ハードカバーの本)
- paperback book(ペーパーバックの本)
- reference book(参考書)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 古英語の “bōc” に由来し、「書かれた記録」を意味していました。さらにさかのぼるとゲルマン系の語根で「ブナの木(かつてルーン文字を木に刻んでいた)」を指すと言われています。
ニュアンス/使用時の注意:
- 現代では最も一般的な「本」という意味であり、日常会話やビジネス、アカデミックなどどんなシーンでも使われます。
- フォーマル・カジュアルどちらでも問題ありませんが、内容によっては「publication」「volume」など他の単語のほうが公式文書では好まれる場合もあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun) なので、単数形・複数形の区別があります(a book / books)。
- 他動詞としての “book” は「〜を予約する」の意味。名詞と動詞では文脈から見分けられます。
一般的な構文(名詞として)
- I have + (冠詞/所有格) + book.
- This / That / My / Her + book …
- a book on/about + (テーマ) …
イディオム
- “by the book” → 「規則どおりに」「お手本どおりに」
- “don’t judge a book by its cover” → 「見かけで判断するな」
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- I just bought a new book to read on the train.
(電車で読むために新しい本を買ったんだ。) - Could you lend me your book for a moment?
(ちょっとあなたの本を貸してくれない?) - I love picture books because the illustrations are so cute.
(イラストが可愛いから絵本が大好きなの。)
(2) ビジネスでの例文
- Please record all expenses in the company’s account book.
(すべての経費を会社の会計簿に記入してください。) - Could you check the order in our appointment book?
(アポイント帳で予約状況を確認してもらえますか?) - We should distribute a company policy book to all new employees.
(新入社員全員に方針集を配布すべきだ。)
(3) 学術的・アカデミックな文脈での例文
- This reference book covers the basics of quantum mechanics.
(この参考書は量子力学の基礎を網羅しています。) - You can find many academic journals and books in the university library.
(大学図書館には多くの学術雑誌や本があります。) - I need to cite several books on historical linguistics for my paper.
(私の論文では歴史言語学に関する複数の本を引用する必要があります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- volume(巻)
- 本の一冊やシリーズの一巻を明確に指すときに使われます。
- 本の一冊やシリーズの一巻を明確に指すときに使われます。
- publication(出版物)
- 本だけでなく、新聞や雑誌など出版されたもの全般に使われます。
- 本だけでなく、新聞や雑誌など出版されたもの全般に使われます。
- tome(大冊、分厚い本)
- 特に学術的で重厚な印象のある本に使われます。
- 特に学術的で重厚な印象のある本に使われます。
- work(作品)
- 文学・音楽・美術などの「作品」に広く用いられ、本も含まれます。
- volume(巻)
反意語:
- “book” に直接対応するはっきりした反意語はありませんが、強いて対比するなら “ebook” や “audiobook” は「紙の本」と反対のメディア形態を示すという点で対照的と言えます。
- “book” に直接対応するはっきりした反意語はありませんが、強いて対比するなら “ebook” や “audiobook” は「紙の本」と反対のメディア形態を示すという点で対照的と言えます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /bʊk/
- アメリカ英語(General American)もイギリス英語(RP)でも大きく変わりはありませんが、一部の地域差や個人差で [u] に近くなる人もいます。
- 一音節なので、特別な強勢位置の移動はありません。
- よくある間違いは “buck” (/bʌk/)や “book” (/bʊk/) を混同してしまうケースです。しっかり短い “oo” の音を意識しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “bok” と書いたり、 “boook” のように “o” を重ねすぎたりするミス。
- 同音異義語の混同: ほとんどありませんが、“book(本)” と動詞の “book(予約する)” で混乱する場合があります。
- 資格試験では、英検3級やTOEICの初歩的なセクションなどで読解文中によく登場し、意味を把握しているか確認される程度です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “oo” は “見る目” とイメージすると、両目でページを読んでいるようにも見え、記憶に残りやすいかもしれません。
- まずは “book = 本” と強く結びつけて覚え、その後 “book a table”(レストランを予約する)など動詞も身に付けると効率的です。
- 形を変える派生語(ebook, notebook, textbookなど)も合わせて覚えると使い道が広がります。
「book」は英語学習を始めたばかりのころから頻繁に目にする、非常に大切な単語です。派生語や動詞の用法も含め、しっかり覚えておけば、日常からビジネス、学術に至るまで幅広く活用できるでしょう。
意味のイメージ
意味(1)
本,書物
意味(2)
(書物の)巻,編
意味(3)
帳簿;《複数形で》会計簿,名簿
意味(4)
(小切手・切符などの)とじ込み帳,(電話帳などの)帳
意味(5)
(劇・オペラなどの)台本
意味(6)
《the B-》聖書
復習用の問題
英語 - 日本語
項目の編集設定
- 項目の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 項目の新規作成を審査する
- 項目の編集を審査する
- 項目の削除を審査する
- 重複の恐れのある項目名の追加を審査する
- 項目名の変更を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
例文の編集設定
- 例文の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 例文の編集を審査する
- 例文の削除を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
問題の編集設定
- 問題の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 決定に必要な投票数 - 1