英和辞書

aid

/eɪd/

動詞

【動/他】を援助する,支援する【動/自】助けとなる

We aided him with money.

私達はお金を出してあげて彼を援助した。

解説

1. 基本情報と概要

単語: aid

品詞: 動詞（他にも名詞として使われる場合があります）

意味（英語 & 日本語）

• 英語: to help or to provide support in achieving something.
  


• 日本語: 「手助けする」「支援する」という意味の動詞です。困っている人や組織などにサポートを提供するときによく使われます。文章で使われることも多く、ややフォーマルなニュアンスが強めです。

「誰かを手伝ったり、状況を改善するために支援を行う場面」でよく使われるイメージの単語です。

活用形

• 現在形: aid (三人称単数形: aids)
  


• 現在進行形: aiding
  


• 過去形 / 過去分詞形: aided

他品詞の形

• 名詞形: aid（援助、その手段）
  
  
  • 例: “We received aid from the organization.”（その組織から援助を受けた）
  
  

CEFRレベルの目安

• B1（中級）: 「ある程度日常会話ができ、具体的なトピックで意見や気持ちを述べられるレベル」の学習者が覚えておくとよい単語です。

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2. 語構成と詳細な意味

aid は、古いフランス語やラテン語に由来しており、大きな派生的要素（接頭語・接尾語）がついていない比較的シンプルな語です。動詞・名詞として、どちらも「助ける」「支援する」という核の意味を維持しています。

派生語・関連語

• aide (名詞): 助手、補佐官
  


• first aid (名詞): 応急処置

よく使われるコロケーション（10個）

1. provide aid to ～ / ～に援助を提供する
   


2. aid in recovery / 回復を助ける
   


3. aid the injured / けが人を助ける
   


4. aid in solving problems / 問題解決を支援する
   


5. aid in understanding / 理解を助ける
   


6. aid efforts / (取り組み・努力を) 支援する
   


7. call for aid / 助けを求める
   


8. with the aid of ～ / ～の助けを借りて
   


9. aid and abet / （法的文脈で）幇助する
   


10. financial aid / 金銭的援助

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3. 語源とニュアンス

語源: ラテン語の “adiuvāre”（アディウワーレ）＝「助ける」に由来すると言われています。フランス語や中英語を経て “aid” という形で現代英語に取り入れられました。

ニュアンス: “help” や “assist” に比べてややフォーマルな響きがあります。文章やニュース、公式のコメントなどでよく使われますが、口語でも “help” の代わりに用いることは可能です。

• カジュアル度: “help” ＞ “assist” ＞ “aid” (フォーマル寄り)

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4. 文法的な特徴と構文

• 他動詞として使われる: Aid [人/組織/目的] の形を取り、目的語が必要です。
  


• 名詞として使われる場合は不可算名詞で用いられることが多いですが、特定の「援助物資」や「補助具」を指す場合は可算名詞 (an aid / aids) として用いられます。
  
  
  
  • 例: “He received an aid that allowed him to hear better.”（彼は聴力を補う補助具を受け取った）
  
  

一般的な構文・イディオム

• aid in + 名詞/動名詞: “The software aids in data analysis.”
  


• aid with + 目的語: “She aided me with my homework.”
  


• come to one’s aid: “Many volunteers came to the victims’ aid.”（～を助けに来る）

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5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文

1. “Could you aid me in finding my lost keys?”
   
   （失くした鍵を見つけるのを助けてくれない？）




2. “He always aids his neighbors when they need help.”
   
   （彼は隣人が困っているとき、いつも援助をするんだ。）




3. “She asked her friend to aid her in organizing the party.”
   
   （彼女はパーティーを準備するのを手伝ってほしいと友人に依頼しました。）

(2) ビジネスシーンでの例文

1. “We rely on external experts to aid us in technical issues.”
   
   （技術的な問題については外部の専門家の力を借りています。）




2. “The company will aid new employees by offering free training programs.”
   
   （その会社は新入社員に対して無料の研修プログラムを提供して支援します。）




3. “Implementing new software will greatly aid in improving customer satisfaction.”
   
   （新しいソフトウェアの導入は顧客満足度の向上に大いに役立ちます。）

(3) 学術的な文脈での例文

1. “These findings may aid researchers in developing more effective treatments.”
   
   （これらの発見は、より効果的な治療法を開発するうえで研究者に役立つかもしれません。）




2. “Grant funding is essential to aid scientific progress.”
   
   （科学的な進歩を促進するためには助成金が不可欠です。）




3. “Statistical tools can aid in analyzing the complex data set.”
   
   （統計ツールは複雑なデータセットを分析するのに役立ちます。）

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6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. help（手伝う）

   
   
   • 一般的かつカジュアルに「助ける」を表す単語。会話でもビジネスでも頻繁に使う。
     
   
   
   • 例: “Could you help me with this?”
     
   
   



2. assist（扶助する）

   
   
   • 少しフォーマル。具体的なサポートをする場合に好んで使われる。
     
   
   
   • 例: “We need someone to assist the manager.”
     
   
   



3. support（支える）

   
   
   • 資金や精神面での「支援」を含む幅広い意味で使用される。
     
   
   
   • 例: “They support local charities.”
     
   
   

反意語

1. hinder（妨げる）

   
   
   • 何かの進行を「妨げる」の意味を持つ。
     
   
   
   • 例: “Poor communication can hinder a project’s success.”
     
   
   



2. impede（遅らせる）

   
   
   • 進行を「遅れさせる」という意味合いが強い動詞。
     
   
   
   • 例: “Bad weather could impede rescue efforts.”
     
   
   

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7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号 (IPA): /eɪd/
  


• 音節: 1音節
  


• アクセント: 一音節なので、特別アクセントの移動はありません。
  


• アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはほぼなく、どちらも /eɪd/ と発音します。
  


• よくある間違い: “aid” は /ˈaɪd/ と誤って発音されることがありますが、正しくは /eɪd/ です。

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8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: “aid” を “aide” と綴ってしまうミス。 “aide” は「助手」を指す名詞なので別の意味になります。
  


• 混同: “aid” は「助ける」、 “assist” とほぼ同義ですが、よりフォーマルかニュートラルに感じやすい単語である点を意識しましょう。
  


• 試験対策: TOEICや英検など、ビジネスやニュース文脈で “aid” が使われる場合が多いので、文脈に応じた訳（「支援、援助、助ける」など）を正しくできるように意識しておきましょう。

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9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 短い語で覚えやすい: “aid” は3文字なので、そのまま「エイド」と関連づけて「応急処置（first aid）」から連想すると定着しやすいでしょう。
  


• 語源ストーリー: ラテン語の「助ける (adiuvāre)」が語源と知っておくと、他の “assist” や “adjunct” などの助け・付加の意味を持つ単語にもつながって覚えやすいです。
  


• 音のイメージ: /eɪd/ は “eight（8）” と同じ母音 + d なので、数字の「8」に “d” をくっつけたイメージで覚える学習者もいます。

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以上が、動詞 “aid” の詳細解説です。日常会話からビジネス、学術的な場面まで幅広く活用できるので、ぜひ役立ててみてください。

意味のイメージ

意味（1）

…を助ける,援助する

They worked hard to aid the victims of the flood.

彼らは洪水の被害者を助けるために大いに働いた。

意味（2）

助けとなる,支援する,補助する《in》

She aided her daughter in dressing.

彼女は娘の身支度を手伝った。