correctness
1. 基本情報と概要
単語: correctness
品詞: 名詞 (不可算名詞)
意味(英語): the quality or state of being correct
意味(日本語): 正しさ、正確さ、適切さ
「correctness」は、「何かが正確で誤りがない状態」を表すときに使われます。たとえば、文法、事実関係、態度や振る舞いなど「間違っていないかどうか」を強調したい場面で用いられます。ややフォーマルまたは学術的な場面でよく使われる単語です。
- 活用形:
- 単数形: correctness
- 複数形: (通常使わない - 不可算名詞)
- 単数形: correctness
- 関連形:
- 形容詞: correct(正しい)
- 副詞: correctly(正しく)
- 動詞: correct(訂正する)
- 形容詞: correct(正しい)
CEFRレベル目安: B2(中上級)
「correctness」は、文脈や細かいニュアンスをよく理解する必要があるため、ある程度英語学習が進んだレベル(B2程度)で学習に登場する単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: correct
- ラテン語「corrigere(正す、修正する)」に由来する語で、「正しい」という意味を持ちます。
- ラテン語「corrigere(正す、修正する)」に由来する語で、「正しい」という意味を持ちます。
- 接尾語: -ness
- 「〜である状態、性質」を表す名詞化の接尾語です。
関連語
- correct (形容詞) … 正しい
- incorrect (形容詞) … 正しくない
- correction (名詞) … 訂正、修正
よく使われるコロケーション10選
- grammatical correctness(文法の正しさ)
- political correctness(政治的正しさ、いわゆるポリティカル・コレクトネス)
- ensure correctness(正しさを確保する)
- verify correctness(正しさを検証する)
- question the correctness(正しさを疑問視する)
- maintain correctness(正しさを維持する)
- guarantee correctness(正しさを保証する)
- correctness in context(文脈における正しさ)
- correctness of calculations(計算の正確さ)
- absolute correctness(完全な正しさ)
3. 語源とニュアンス
語源:
「correctness」は、ラテン語の“corrigere”(正す、修正する)から来た「correct」に、名詞化する「-ness」がついて生まれました。中世英語経由で現代英語に取り入れられ、学術的・公的な文脈でも使用される言葉へと広がりました。
ニュアンス・使用時の注意:
- 場合によっては「厳密に誤りがない」ことを指すため、論文や公式文書などフォーマルな場面で多用されます。
- 「political correctness」のように、社会や政治の場面で「差別表現などを避けているかどうか」という微妙な言動にも関わるため、時に議論のテーマとして取り上げられることもあります。
- カジュアルな会話でも使われる場合はありますが、やや硬い印象を与えることがあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞として、「the correctness of ~」などの形で使われる場合が多いです。
- 可算・不可算: 原則として不可算名詞で、複数形「correctnesses」は通常使いません。
- フォーマルな文章やスピーチでは「the correctness of one’s statement」などのように、論の正当性を表す際にしばしば登場します。
- カジュアルで日常的なシーンでは「accuracy」や「being correct」などに言い換えられることも多いです。
例:
- The correctness of this report must be verified.(この報告書の正確さは検証されなければならない)
5. 実例と例文
A. 日常会話での例文
“I’m not sure about the correctness of the answer, but I’ll double-check.”
(その答えが正しいか確信がないから、もう一度調べてみるよ。)“The correctness of this recipe really matters if we want it to taste authentic.”
(本格的な味にしたいなら、このレシピが正しいかどうかが大事だよ。)“She always worries about the correctness of her grammar when speaking English.”
(彼女は英語を話すとき、いつも文法が合っているかどうかを気にしている。)
B. ビジネスシーンでの例文
“Before sending the email, please ensure the correctness of every detail.”
(メールを送る前に、その内容の正確さを必ず確認してください。)“We need to verify the correctness of the financial data to avoid costly mistakes.”
(大きなミスを避けるために、財務データの正確さを検証しなければなりません。)“The correctness of the final report will affect our client’s decision.”
(最終報告書の正確さは、顧客の判断に影響を与えます。)
C. 学術的・フォーマルな文脈での例文
“The researcher questioned the correctness of the experimental results.”
(研究者は実験結果の正しさを疑問視した。)“Many studies focus on establishing the correctness of their theoretical models.”
(多くの研究が、自身の理論モデルの正しさを立証することに注力している。)“Political correctness in academic writing is often emphasized to ensure inclusive language.”
(学術論文におけるポリティカル・コレクトネスは、包括的な言葉遣いを担保するためにしばしば強調される。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
accuracy(正確さ)
- 数値や計測結果などに焦点が当たる場合に使われることが多い。
- 例: “Accuracy is crucial when collecting data.”
- 数値や計測結果などに焦点が当たる場合に使われることが多い。
rightness(正しさ)
- 道徳的・倫理的な文脈や、詩のような表現にも使われる。より抽象的なニュアンスが強い。
- 例: “He firmly believed in the rightness of his actions.”
- 道徳的・倫理的な文脈や、詩のような表現にも使われる。より抽象的なニュアンスが強い。
validity(妥当性、有効性)
- 論理的・法的観点での「正当性」を強調するときに用いられる。
- 例: “We questioned the validity of the study’s conclusion.”
- 論理的・法的観点での「正当性」を強調するときに用いられる。
反意語
- incorrectness, wrongness(誤り、不正確さ)
- 例: “The incorrectness of the statement was soon revealed.”
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):
- アメリカ英語: /kəˈrɛktnəs/
- イギリス英語: /kəˈrɛktnəs/
- アメリカ英語: /kəˈrɛktnəs/
- アクセントは “re” の部分にあります (co-RRECT-ness)。
- “t” の発音があいまいになりやすいので、「コレクト・ネス」と意識してハッキリ発音すると伝わりやすいでしょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “co” の後に “r” が来るため、 “cor-” 部分を“car-”や“col-”と混同してしまう間違いが起こりやすいです。
- 用法の誤り: 「correctness」は不可算名詞なので “correctnesses” のような複数形にしないように注意してください。
- 混同: 同じ語幹を持つ “correction” (訂正)や “corrective” (修正の)と混同しないように気をつけましょう。
- 試験対策: TOEICや英検などでも、文法問題や語彙問題で出題される可能性があります。特に “political correctness” などの社会的なテーマを扱う問題文中で見かけることもあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「correct(正しい)」という形容詞に「-ness(〜さ)」がついて名詞化されたと覚えるとシンプルです。
- 「correct」は「誤りを正す」イメージがあり、それが名詞形になった「correctness」は「誤りのない状態」と理解するとスッと頭に入りやすいでしょう。
- 「policital correctness」など社会的に大切なテーマやニュースでも耳にする機会が多いので、それと関連づけて覚えるのもおすすめです。
以上が “correctness” の詳細な解説です。文法やライティングで「正確さ」や「正しさ」を説明するときにとても便利ですので、使い所を押さえて上手に活用してみてください。

正しいこと,正確さ,
適正,適切
復習用の問題
仕事において正しさを優先することは重要です。
It is important to prioritize correctness in our work.
英和辞書

- 項目の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 項目の新規作成を審査する
- 項目の編集を審査する
- 項目の削除を審査する
- 重複の恐れのある項目名の追加を審査する
- 項目名の変更を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
- 例文の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 例文の編集を審査する
- 例文の削除を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
- 問題の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 決定に必要な投票数 - 1