最終更新日 :2025/01/26

consumer

名詞

(…の)消費者 ; (…を)消費(浪費)する物(事)《+of+名》

このボタンはなに?

一般的に、消費者は質よりも量を選ぶ。

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解説

以下では英単語 consumer(名詞)について、学習者が理解しやすいように9つの観点から詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

◼︎ 英語の意味


  • consumer: A person who purchases goods or services for personal use.

◼︎ 日本語の意味


  • 「消費者」:商品やサービスを購入して利用する人を指します。「消費者」というと、経済活動として商品を“買う”立場にある人のことです。ビジネスシーンでも日常会話でも、誰かが何かを“買う”ときに、売り手側から見た買い手を指します。

◼︎ 品詞


  • 名詞 (countable noun)

◼︎ 活用形


  • 単数形: consumer

  • 複数形: consumers

◼︎ 他の品詞形


  • 動詞: consume(消費する)

  • 名詞: consumption(消費)

  • 形容詞: consumable(消費できる、消費用の)

◼︎ CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): ビジネスや経済関連のトピックにおいて、日常生活より専門的な場面でよく見かけるため。


2. 語構成と詳細な意味

◼︎ 語構成


  • 接頭語: con-(「共に」「すっかり」のニュアンスを持つことが多い)

  • 語幹: sume (ラテン語の sumere = 「取る」「使い尽くす」)

  • 接尾語: -er(~する人・ものを示す)

「consume」は「使い尽くす・消費する」という意味があり、そこに「-er」がつくことで「消費をする人=消費者」という意味になります。

◼︎ よく使われるコロケーション(10例)


  1. consumer goods(消費財)

  2. consumer confidence(消費者の信頼度)

  3. consumer demand(消費者需要)

  4. consumer market(消費者市場)

  5. consumer behavior(消費者行動)

  6. consumer protection(消費者保護)

  7. consumer rights(消費者の権利)

  8. consumer feedback(消費者からの意見・感想)

  9. consumer trends(消費者の動向)

  10. consumer spending(消費者支出)


3. 語源とニュアンス

◼︎ 語源


  • ラテン語 consumere(使い尽くす、費やす)から派生しており、「消費する人」というニュアンスを持ちます。

◼︎ 歴史的背景


  • 経済学やマーケティングなどが発展していく中で「消費者」という存在は重要視されてきました。特に20世紀以降、マスメディアや大量消費社会が広がるにつれ、consumer という概念がより強調されるようになりました。

◼︎ ニュアンスや使用上の注意


  • ビジネスや経済の文脈でよく使われるフォーマルな単語ですが、日常会話でも「消費者が~」と言いたいときに普通に使えます。

  • 堅苦しすぎる印象はありませんが、「buyer(買い手)」「customer(お客さん)」よりも経済学寄りの響きがあります。


4. 文法的な特徴と構文

◼︎ 可算名詞


  • consumer は可算名詞なので、a consumer / consumers のように数えられます。

◼︎ 構文例


  • Consumers are demanding higher quality products.

    (消費者はより高品質な製品を求めている)

  • The company focuses on consumer needs.

    (その会社は消費者のニーズに注力している)

◼︎ 使用シーン


  • フォーマル/ビジネス文脈: 経済学、ビジネス、マーケティング

  • デイリー/カジュアル文脈: ふつうの会話やニュース記事で「消費者として~」と言うとき


5. 実例と例文

◼︎ 日常会話での例文(3例)


  1. As a consumer, I always look for the best deals online.

    (消費者として、いつもオンラインで一番お得なものを探してるんだ。)

  2. Many consumers prefer convenient packaging nowadays.

    (最近、多くの消費者は便利なパッケージを好むよね。)

  3. Consumers have more options than ever before.

    (消費者にはこれまでになく多くの選択肢があるんだよ。)

◼︎ ビジネスでの例文(3例)


  1. We need to understand our consumers’ behavior to improve sales.

    (売上を伸ばすためには、消費者の行動を理解する必要があります。)

  2. Consumer feedback helped us redesign our product.

    (消費者のフィードバックが製品の再設計に役立ちました。)

  3. Our marketing campaign targets environmentally conscious consumers.

    (当社のマーケティングキャンペーンは環境意識の高い消費者を対象にしています。)

◼︎ 学術的な文脈での例文(3例)


  1. In economics, consumers maximize utility subject to a budget constraint.

    (経済学では、消費者は予算制約のもとで効用を最大化すると考えられています。)

  2. Consumer behavior research often involves psychological analysis of purchasing decisions.

    (消費者行動の研究では、購買決定の心理学的分析がしばしば含まれます。)

  3. Consumer surplus is a key concept in microeconomic theory.

    (消費者余剰はミクロ経済学の重要な概念です。)


6. 類義語・反意語と比較

◼︎ 類義語


  1. customer(顧客)


    • 「特定のお店や企業で購入する人」。親しみやすい響き。


  2. buyer(買い手)


    • 「買う人」。ややカジュアルで広範。


  3. shopper(買い物客)


    • 買い物に行っている人、特に日常的なショッピングに注目するイメージ。


  4. client(顧客・依頼人)


    • ビジネスやサービスを受ける立場。「商取引」より「サービス契約」に焦点がある。


◼︎ 反意語


  • producer(生産者)

  • supplier(供給者)

いずれも「作り手・供給する側」にあたるため、consumer の対極にあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号:


    • イギリス英語(BrE): /kənˈsjuː.mər/

    • アメリカ英語(AmE): /kənˈsuː.mɚ/


  • アクセントの位置: 第2音節 su に強勢が置かれます (con-SU-mer)。

  • よくある間違い: 語頭を「コン-」ではなく「カン-」に近い音で発音するのがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: conusmer-usm- の部分を間違えやすいパターンがあります。

  • 同音異義語との混同: 直接の同音異義語はありませんが、customer(顧客)と混同しやすいので注意。

  • 試験対策: TOEICや英検のリスニング・リーディングで、「ビジネス文脈での“消費者”」を問う問題によく登場します。文脈からconsumerが「消費者」であるとすぐ理解できるようにしておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「コンスーム(consume)する人 → “コンシューマー(consumer)”」と発音要素とセットで覚えましょう。

  • 語頭の con- は「一緒にcom-」と同じラテン由来接頭語と覚えると、関連語(例えば contributeconfirm など)とリンクして整理しやすいです。

  • 「プロデューサー(作り手) vs. コンシューマー(使い手)」として対比させると、よりイメージが定着します。


以上が名詞 consumer についての詳細な解説です。経済学から日常会話まで広く使われる単語なので、ぜひ関連する派生語やコロケーションとともに覚えておきましょう。

意味のイメージ
consumer
意味(1)

(…の)消費者 ; (…を)消費(浪費)する物(事)《+of+

復習用の問題

(…の)消費者 ; (…を)消費(浪費)する物(事)《+of+名》

In general, consumers prefer quantity to quality.

一般的に、消費者は質よりも量を選ぶ。

英語 - 日本語

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