最終更新日
:2025/01/28
wasteful
解説
1. 基本情報と概要
英単語: wasteful
品詞: 形容詞 (adjective)
英語での意味:
- “Using or expending something, especially money or resources, carelessly, extravagantly, or to no purpose.”
(何か(特にお金や資源)を不注意に、過度に、あるいは不要に使うさま)
日本語での意味:
- 「浪費的な・もったいない」
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です:
たとえば、「必要以上に材料やお金を使ってしまう」「結果を考えずに無駄遣いをする」といった状況で、「wasteful」は「もったいない」「無駄遣いをする」というニュアンスを伝えます。
活用形:
- 形容詞のため直接的な動詞の活用はありませんが、比較級・最上級として
- more wasteful (比較級)
- most wasteful (最上級)
を用います。
- more wasteful (比較級)
他の品詞としての例:
- 名詞: waste(廃棄物、浪費)、wastage(浪費、損失量)
- 動詞: to waste(無駄にする)
CEFRレベル: B2(中上級)
- 日常会話以上のレベルの語彙であり、アカデミックやビジネスシーンでも使われる重要度の高い単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- waste(無駄にする、浪費する) + -ful(~に満ちた)
⇒ 「浪費の要素がある」「浪費を伴う」という意味合いを作り出しています。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- wasteful spending
- 日本語訳: 浪費的な支出
- 日本語訳: 浪費的な支出
- wasteful use of resources
- 日本語訳: 資源の無駄遣い
- 日本語訳: 資源の無駄遣い
- be wasteful of time
- 日本語訳: 時間を浪費している
- 日本語訳: 時間を浪費している
- a wasteful habit
- 日本語訳: 無駄づかいの習慣
- 日本語訳: 無駄づかいの習慣
- wasteful consumption
- 日本語訳: 無駄な消費
- 日本語訳: 無駄な消費
- wasteful lifestyle
- 日本語訳: 浪費的な生活様式
- 日本語訳: 浪費的な生活様式
- wasteful approach
- 日本語訳: 無駄の多いやり方
- 日本語訳: 無駄の多いやり方
- minimal yet wasteful effort
- 日本語訳: わずかだが無駄の多い努力
- 日本語訳: わずかだが無駄の多い努力
- label something as wasteful
- 日本語訳: 何かを「浪費的だ」と評する
- 日本語訳: 何かを「浪費的だ」と評する
- discourage wasteful behavior
- 日本語訳: 浪費的な行動をやめさせる(抑止する)
3. 語源とニュアンス
- 語源: “waste” は中英語(Middle English)の “wasten” から来ており、これはアンゴ・フランス語(Anglo-French)の “wast(e)” に由来するといわれています。その後に形容詞を作る接尾辞 “-ful” を加えて “wasteful” という形が定着しました。
- 歴史的な使用: 中世から「余計なものを捨てる・大切にしない」という意味合いで使われ、現在でも浪費を批判的に言う際によく使われます。
- ニュアンス: 「必要以上に使ってしまう」「見通しや効果を考慮せずに使う」という、どちらかというと否定的・批判的な響きがあります。公的・私的を問わず、ややフォーマル/カジュアル両方のシーンでも使用されますが、レポートや会議での使い方は比較的フォーマル寄りです。
4. 文法的な特徴と構文
- 文法上のポイント:
- 形容詞として名詞を修飾する場合に用いられます。
- “This is wasteful” のように補語としても使用できます。
- 形容詞として名詞を修飾する場合に用いられます。
- よく使われる構文例:
- “It is wasteful to 〜”
- 例: “It is wasteful to leave the lights on all night.”
- 例: “It is wasteful to leave the lights on all night.”
- “Stop being wasteful with 〜”
- 例: “Stop being wasteful with your time.”
- 例: “Stop being wasteful with your time.”
- “It is wasteful to 〜”
- フォーマル/カジュアル:
- フォーマル/ビジネス文書: “The project was deemed wasteful by the board.”
- カジュアル/日常会話: “That’s so wasteful!”
- フォーマル/ビジネス文書: “The project was deemed wasteful by the board.”
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Don’t throw away the leftovers—it’s so wasteful!”
- (残り物を捨てないでよ、すごくもったいないよ!)
- (残り物を捨てないでよ、すごくもったいないよ!)
- “Leaving the tap running while brushing your teeth is pretty wasteful.”
- (歯磨き中に水を流しっぱなしにするのはかなりもったいないよ。)
- (歯磨き中に水を流しっぱなしにするのはかなりもったいないよ。)
- “Buying things you never use is just wasteful.”
- (使わないものを買うのは単なる浪費だよ。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “The manager criticized the wasteful allocation of company funds.”
- (そのマネージャーは会社の資金の浪費的な配分を批判しました。)
- (そのマネージャーは会社の資金の浪費的な配分を批判しました。)
- “This new policy aims to reduce wasteful spending across all departments.”
- (この新方針は、すべての部署における浪費的な支出を削減することを目指しています。)
- (この新方針は、すべての部署における浪費的な支出を削減することを目指しています。)
- “Our shareholders are concerned about potentially wasteful investments.”
- (株主たちは、浪費的になりかねない投資を心配しています。)
学術的・アカデミックな文脈での例文(3つ)
- “The study highlights how wasteful resource management can lead to environmental degradation.”
- (その研究は、浪費的な資源管理がどのように環境悪化につながるかを強調しています。)
- (その研究は、浪費的な資源管理がどのように環境悪化につながるかを強調しています。)
- “Researchers emphasize the negative impact of wasteful agricultural practices.”
- (研究者たちは、浪費的な農業手法の悪影響を強調しています。)
- (研究者たちは、浪費的な農業手法の悪影響を強調しています。)
- “A thorough analysis of wasteful energy consumption patterns is necessary for sustainable development.”
- (持続可能な発展のためには、浪費的なエネルギー消費パターンを徹底的に分析することが必要です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- extravagant (贅沢な・浪費的な)
- 「wasteful」に比べて、豪華さも含んだ贅沢なイメージが強め。
- 「wasteful」に比べて、豪華さも含んだ贅沢なイメージが強め。
- lavish (気前の良い・贅沢な)
- 必要以上に多く使う、という点では似ていますが、特に豪華さ・贅沢さを強調。
- 必要以上に多く使う、という点では似ていますが、特に豪華さ・贅沢さを強調。
- profligate (放蕩な・浪費的な)
- やや文語的で、道徳的に批判する響きが強い。
- やや文語的で、道徳的に批判する響きが強い。
- inefficient (非効率な)
- 浪費というよりは「効率が悪い」というニュアンス。状況によっては類似。
反意語(Antonyms)
- economical (経済的な・無駄遣いをしない)
- thrifty (倹約的な)
- frugal (質素な・節約する)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈweɪstfəl/
- 強勢(アクセント)の位置: 最初の音節 “waste-” に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では “-ful” 部分がややはっきり /fəl/ と発音され、イギリス英語では /fəl/ や /fəl/ の中間ぐらいになることがあります。
- よくある発音ミス: “waste” と “waist”(腰)を混同しないように注意が必要です。
- (waste /weɪst/, waist /weɪst/ で音は同じですが、つづりや意味が違うため混同に注意)
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “wasteful” と “wastefull” を混同しやすいので、l は1つだけと覚えてください。
- 同音異義語との混同: “waist” と「waste」、綴りが似ていますが全く別の単語ですので注意。
- 試験対策:
- TOEICや英検で、ビジネス文脈や環境保護に関する長文などの中で「浪費」を表現する際に出題されやすいです。
- 「無駄遣いをやめる」といった提言や提案をする設問で、選択肢に “wasteful” が出る可能性があります。
- TOEICや英検で、ビジネス文脈や環境保護に関する長文などの中で「浪費」を表現する際に出題されやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語感のイメージ: “waste” は「ゴミ(廃棄物)」なども意味するので、「廃棄物をいっぱいにする (waste + ful)」とイメージすると、無駄遣いやもったいない状態と結びつけやすいです。
- 勉強テクニック:
- 「waste」と「-ful」の結びつきを意識しながら、ビジュアルとして「余計なものが箱やゴミ箱にどんどん溜まっている様子」を想像すると覚えやすいです。
- スペリングは最後の “l” が1つだけなので、“wastefu-l” と区切って書き取り練習してみても良いでしょう。
- 「waste」と「-ful」の結びつきを意識しながら、ビジュアルとして「余計なものが箱やゴミ箱にどんどん溜まっている様子」を想像すると覚えやすいです。
以上が、「wasteful」の詳細な解説です。日常的にもビジネスシーンでも、また学術的な文脈でも幅広く使われる形容詞ですので、ぜひ活用してみてください。
意味のイメージ

意味(1)
浪費する;不経済な,むだな
復習用の問題
英和辞書

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