stimulant
1. 基本情報と概要
単語: stimulant
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味(英語): A substance or agent that raises levels of physiological or nervous activity in the body.
意味(日本語): 生理的あるいは神経活動を高める働きをする物質や要因。
「stimulant」は、身体や心を活性化させる、いわば“刺激剤”を指す名詞です。たとえばカフェインやエナジードリンクなどもこの仲間に入ります。日常で「興奮させるもの」「気分を高めるもの」などのニュアンスで使われます。
- 活用形: 名詞なので直接の活用変化はありません(複数形は stimulants)。
- 他の品詞形: 「stimulate」(動詞)、「stimulating」(形容詞)、「stimulation」(名詞)などがあります。
CEFRレベル: B2(中上級)
B2レベル(中上級)相当の単語です。日常的会話だけでなく、議論などでも比較的使われる可能性があります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: stimul-
- 接尾語: -ant (名詞や形容詞を作る接尾語)
“stimul-” というラテン語由来の部分が「刺激を与える」という意味を含んでいます。
派生語と類縁語
- stimulate (動詞): 刺激する
- stimulation (名詞): 刺激、鼓舞
- stimulating (形容詞): 刺激的な
- stimulus (名詞): 刺激、きっかけ
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- “natural stimulant”
- (自然由来の刺激物)
- (自然由来の刺激物)
- “mild stimulant”
- (穏やかな刺激剤)
- (穏やかな刺激剤)
- “powerful stimulant”
- (強力な刺激剤)
- (強力な刺激剤)
- “coffee as a stimulant”
- (興奮剤としてのコーヒー)
- (興奮剤としてのコーヒー)
- “stimulant effect”
- (刺激効果)
- (刺激効果)
- “abuse of stimulants”
- (刺激物の乱用)
- (刺激物の乱用)
- “common stimulant”
- (一般的な刺激剤)
- (一般的な刺激剤)
- “market stimulant”
- (市場刺激要因)
- (市場刺激要因)
- “stimulant properties”
- (刺激作用)
- (刺激作用)
- “over-the-counter stimulant”
- (市販の刺激剤)
3. 語源とニュアンス
語源
“stimulant” はラテン語の stimulare(突く、刺す、かき立てる)が語源です。元々は「突き動かす」「奮起させる」という意味合いで使われており、そこから「体や心を刺激するもの」の意味へと広がりました。
ニュアンスと使用時の注意点
- 物質的な刺激剤を指す場合が多いですが、「精神的な刺激を与えるもの」というニュアンスでも使われることがあります。
- 口語でも文章でも使えますが、科学的・医学的な文脈や、公的・ビジネスの場面ではややフォーマルに響きます。
- 「コーヒーは、軽い刺激剤だ」というように、日常的にも使用されやすい単語ですが、薬物や治療関連の話題になるとフォーマル度が高まります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: “a stimulant”, “two stimulants” のように冠詞や複数形がつきます。
- 動詞形である “stimulate” や “to stimulate ~” は目的語を取る(“He stimulates growth in the business”のように他動詞として使う)など、形が変わると文法的特徴も変わります。
主な構文・イディオム
- “X is known to be a stimulant.”
- 「X は刺激剤として知られている」
- 「X は刺激剤として知られている」
- “Use stimulants in moderation.”
- 「刺激物を適度に使用する」
- 「刺激物を適度に使用する」
5. 実例と例文
日常会話での例文
“I usually drink coffee in the morning because it acts as a mild stimulant.”
- 朝はいつもコーヒーを飲んでいて、軽い刺激剤として働くからです。
- 朝はいつもコーヒーを飲んでいて、軽い刺激剤として働くからです。
“Some people say chocolate can be a stimulant for the brain.”
- チョコレートは脳を刺激するって言う人もいるよね。
- チョコレートは脳を刺激するって言う人もいるよね。
“I avoid too many energy drinks, as they contain strong stimulants.”
- エナジードリンクは強力な刺激剤を含んでいるから、あまり飲まないようにしてる。
- エナジードリンクは強力な刺激剤を含んでいるから、あまり飲まないようにしてる。
ビジネスシーンでの例文
“A tax cut could serve as a significant economic stimulant.”
- 減税は重要な経済刺激策になる可能性があります。
- 減税は重要な経済刺激策になる可能性があります。
“Increasing production targets acted as a stimulant for the workforce.”
- 生産目標の引き上げが、従業員のやる気を刺激する要因となった。
- 生産目標の引き上げが、従業員のやる気を刺激する要因となった。
“New investments in technology often work as stimulants in a competitive market.”
- 技術への新たな投資は、競争市場においてしばしば刺激剤として機能する。
- 技術への新たな投資は、競争市場においてしばしば刺激剤として機能する。
学術的な文脈での例文
“The researchers tested the effects of various stimulants on cognitive performance.”
- 研究者たちはさまざまな刺激物質が認知機能に与える影響をテストした。
- 研究者たちはさまざまな刺激物質が認知機能に与える影響をテストした。
“Certain stimulants can increase heart rate and blood pressure.”
- 特定の刺激剤は心拍数と血圧を上昇させる可能性がある。
- 特定の刺激剤は心拍数と血圧を上昇させる可能性がある。
“The paper discusses the potential long-term risks associated with chronic stimulant use.”
- この論文では、慢性的な刺激物質使用に関連する長期的リスクの可能性について議論している。
- この論文では、慢性的な刺激物質使用に関連する長期的リスクの可能性について議論している。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- energizer (エナジャイザー)
- 意味:エネルギーを与えるもの。ややカジュアル。
- 意味:エネルギーを与えるもの。ややカジュアル。
- tonic (トニック)
- 意味:元気づける飲料や薬。医療文脈でも使う。
- 意味:元気づける飲料や薬。医療文脈でも使う。
- pick-me-up (ピックミーアップ)
- 意味:気分やエネルギーを上げるもの。とくに口語的。
- 意味:気分やエネルギーを上げるもの。とくに口語的。
反意語
- sedative (鎮静剤)
- 意味:落ち着かせる薬、静めるもの。
- 意味:落ち着かせる薬、静めるもの。
- depressant (抑制剤)
- 意味:神経や生理機能を抑える物質。
- 意味:神経や生理機能を抑える物質。
これらは薬理的に相反するもので、「興奮させる」対「落ち着かせる」という使い分けがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /ˈstɪmjʊlənt/
- イギリス英語: /ˈstɪmjʊlənt/
- アメリカ英語: /ˈstɪmjʊlənt/
アクセント(強勢)は最初の “sti” の部分に置かれます(STIM-u-lant)。
アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、母音の発音が若干変わることがあります。
“stimulant” を “stimUlant” と発音して、中間の “u” を意識しすぎると不自然になる場合があるので注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “stimulant” は “stimulent” や “stimullant” などと間違えやすいので注意。
- 同音・類似語との混同: “stimulus” (刺激、きっかけ) と混同しないように意識。
- 試験対策: TOEICや英検などのビジネス文脈や科学関連の読解問題で登場する場合があります。文脈的に「活性化させる要因」扱いで問われやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源の stimulare「突く、刺す」をイメージすると、人や物が“チクッ”(刺すように)体や心を動かすイメージがわきます。
- スペリング覚え方:sti + mul + ant → 「スティ」「ミュル」「アント」という3つのかたまりで区切って覚えるとよいでしょう。
- 「stimulant」は「stimulus」や「stimulate」とセットで覚えると単語群がまとめて覚えやすくなります。
以上が名詞「stimulant」の詳細解説です。日常会話からビジネス、学術的場面まで、幅広いコンテクストで応用してみてください。
刺激[するもの]
興奮性飲食物
復習用の問題
英語 - 日本語
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