solidity
1. 基本情報と概要
単語: solidity
品詞: 名詞 (noun)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
意味(英語)
- The state or quality of being firm, strong, or solid in form or structure.
意味(日本語)
- 堅固さ、確固たる状態、しっかりしていること。
「solidity」は、物質そのものの硬さや形が崩れにくいことを表すときにも使われますし、比喩的に「意見や基盤がしっかりしている」といった、「揺るぎない安定感」を表すときにも使われる単語です。
派生形・活用形など
- solid (形容詞/名詞): 固体の、しっかりした
- solidify (動詞): 固める、固まる
- solidification (名詞): 固化、凝固
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: solid
- 「固体の」「堅実な」という意味の形容詞。
- 「固体の」「堅実な」という意味の形容詞。
- 接尾語: -ity
- 「状態・性質」を表す名詞化の接尾語(-ity)。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- financial solidity(財政的な安定)
- structural solidity(構造的な堅牢性)
- the solidity of an argument(議論のしっかりした根拠)
- ensure solidity(堅牢性を確保する)
- a sense of solidity(安定感・安心感)
- economic solidity(経済的安定)
- maintain solidity(堅固さを維持する)
- bring solidity to the plan(計画に安定性をもたらす)
- solidity in a relationship(関係の揺るぎなさ)
- physical solidity(物理的な堅さ)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の “solidus”(固い、しっかりした)が中世フランス語を経由して英語に取り入れられ、形容詞 “solid” となり、その後「~の状態」を表す “-ity” がついて “solidity” となりました。
- ニュアンス: 物理的な堅固さだけでなく、「信頼性」「安定感」「しっかりした内容」を表す際にも使われます。日常会話よりは少しフォーマルな場面、または学術的な文脈で用いられることが多いです。文章表現で「議論や理論の堅固さ」を強調する場合にもよく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞(可算か不可算か): 文脈によりますが、一般に不可算名詞として扱われることが多いです。
- 例: “The solidity of the evidence is questionable.”
- 例: “The solidity of the evidence is questionable.”
- 文章で使う場合はフォーマルな響きがあり、カジュアルな会話では “solidity” よりも “strength” や “firmness” のほうが自然なこともあります。
イディオムや一般的な構文例
- “to give solidity to …” : 〜にしっかりとした基盤を与える
- “the solidity of (something) cannot be doubted”: 〜の堅牢さは疑いようがない
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)での例文
“I like this table because of its solidity—it doesn’t wobble at all.”
(このテーブルは堅固だから好きなんだ。ぐらつきが全然ないからね。)“The house’s solidity impressed me; it felt very safe inside.”
(その家の堅固さに感心したよ。中にいるととても安心できた。)“His voice has a certain solidity that’s quite reassuring.”
(彼の声には、何だか安心できる堅実さがあるんだよね。)
ビジネスでの例文
“We need to ensure the solidity of our financial plan before moving forward.”
(前に進む前に、私たちの財政計画がしっかりしていることを確認する必要があります。)“The solidity of our corporate structure has attracted many investors.”
(私たちの企業構造の堅牢さが多くの投資家を引き寄せています。)“To maintain the solidity of our brand, we must focus on quality control.”
(ブランドの堅牢性を維持するためには、品質管理に注力すべきです。)
学術的な文脈での例文
“The solidity of the experimental data suggests a robust conclusion.”
(実験データの堅牢さは、しっかりした結論を導くことを示唆している。)“Philosophically, ‘solidity’ can also refer to the definiteness of conceptual boundaries.”
(哲学的には、「solidity」は概念的境界の明確さを指す場合もある。)“Further tests are required to confirm the solidity of the hypothesis.”
(仮説の堅固さを確認するためには、さらなる検証が必要である。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- firmness(しっかりしていること、堅さ)
- 「手触りや態度など、より感覚的な堅さ」を指すときに使われます。
- 「手触りや態度など、より感覚的な堅さ」を指すときに使われます。
- stability(安定、揺るがない状態)
- 「継続して保たれる安定性」を強調。
- 「継続して保たれる安定性」を強調。
- soundness(健全さ、堅実さ)
- 「誤りがない、正しい状態」をニュアンスとして含む。
- 「誤りがない、正しい状態」をニュアンスとして含む。
- strength(強さ)
- より広い意味で、抵抗性や影響力を表す。
- より広い意味で、抵抗性や影響力を表す。
- robustness(強固さ、強靭さ)
- 「壊れにくい」「耐久性がある」感じを含む。
反意語
- fragility(脆さ)
- weakness(弱さ)
- instability(不安定)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /səˈlɪdəti/ (アメリカ英語), /səˈlɪdɪti/ (イギリス英語)
- アクセント(強勢)は “-lɪ-” の部分に置かれます。
- 「so-li-di-ty」のように4音節で発音し、2つ目の音節を少し強めに発音します。
- “solidarity” (連帯) とは見た目が似ていますが、発音も意味も異なるので注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペル: “solidity” の最後は “-ity” であって “-ety” ではありません。“solidety” とミススペルする例があります。
- 同音異義語: 特にありませんが、“solidity” と “solidarity” は似ているスペリングなので混同しがちです。意味も発音も大きく異なります。
- 資格試験での出題: TOEICや英検などでも、形容詞 “solid” の派生語として “solidity” が文章語彙として出題されることがあります。主に読解問題で登場する可能性が高いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のコツ: “solid” + “-ity” で「しっかりした(solid)」の「状態(-ity)」とイメージすると覚えやすいです。
- イメージ: 堅固な「岩のような」イメージを思い浮かべると、物理的にも比喩的にも「揺るぎない」感覚を思い出しやすくなります。
- 勉強テクニック: 類似する他の “-ity” 語(community, security など)と合わせて覚えると、接尾語のルールになじみやすくなります。
「solidity」は「固体の状態」を表すだけでなく、「議論・基盤・信頼性」においても堅固さを示す便利な単語です。覚えておくと、論理や安定性を強調したいときに使える表現の幅が広がるでしょう。
固いこと,固体性;中身がぎっしり詰まっていること
(財政・人柄などが)しっかりしていること,堅実
復習用の問題
英語 - 日本語
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