最終更新日 :2025/01/27

reproduction

名詞

〈U〉繁殖,生殖[作用] / 〈U〉(…を)再生(再現)すること;模写(複製)すること《+of+名》 / 〈C〉再生(再現)された物,複写(複製)した物

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解説

1. 基本情報と概要

単語: reproduction

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): The act or process of producing copies or offspring.

意味(日本語): 「複製」「再生産」、あるいは「繁殖」「生殖」という意味です。


  • 「複製・再生産」という場合は、作品や文書などをコピーすることを指します。

  • 「生物が子孫を作ること」という文脈では「生殖」「繁殖」という意味になります。

    そういうわけで、「reproduction」は物理的なコピー、あるいは生物学的な繁殖など、“何かを再び生み出す・コピーする”ニュアンスを持つ単語です。

活用形: 名詞なので、通常は “reproduction” の形のまま用いられます(複数形は “reproductions” となります)。


  • 動詞形: reproduce (再生産する、繁殖する)

  • 形容詞形: reproductive (再生産の、生殖の)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

B2レベルは、「ある程度複雑なトピックについても自分の言葉で話したり読んだりできる」レベルです。


2. 語構成と詳細な意味


  • re-: 「再び」「もう一度」という意味を持つ接頭語

  • product: 「生み出されたもの、産物」を表す語根

  • -ion: 行為や状態を表す名詞化する接尾語

これらが合わさって、「再び生み出すこと」という意味が生まれます。

関連・派生語


  • reproduce (動詞): 再生産する、繁殖する

  • reproductive (形容詞): 再生産の、生殖の

よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(10個)


  1. accurate reproduction(正確な複製)

  2. faithful reproduction(忠実な複製)

  3. high-quality reproduction(高品質の複製)

  4. mechanical reproduction(機械的な複製)

  5. artistic reproduction(芸術的な複製)

  6. digital reproduction(デジタル複製)

  7. reproduction rate(繁殖率、再生産率)

  8. reproduction process(複製の過程、再生産の過程)

  9. sexual reproduction(有性生殖)

  10. a reproduction of a painting(絵画の複製)


3. 語源とニュアンス

「reproduction」の語源はラテン語の “re-” (再び) + “producere” (生み出す) から来ています。


  • もともとは「再び作り出す」という意味合いが強く、そこから派生して「複製」や「生殖」という概念につながりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 美術品や文書などの「複製」を指すときは、比較的フォーマル・カジュアルどちらでも使えます。

  • 生物学的文脈の「繁殖」を指す場合は、やや学術的な響きがありますが、新聞や一般文献でも使われます。

  • 文書や写真、公的資料などの「コピー」を指す場合は、同義語 “copy” と少しニュアンスが似ていますが、“reproduction” の方がフォーマルで正確・忠実に再現したという感じがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算:

    多くの場合 “reproduction” は不可算名詞として用いられますが、「複製物」を指すときは可算扱いし、複数形 “reproductions”(複製品の数々)のように使うことがあります。


  • 一般的な構文例:


    • (形式主語を使って) “It is important to ensure accurate reproduction of the data.”

      (データの正確な複製を確保することが重要です)

    • (所有格を使って) “The document’s reproduction requires special permissions.”

      (その文書の複製には特別な許可が必要です)


  • イディオム的表現:

    特定の決まったイディオムは少ないですが、学術文献や芸術分野ではよく登場するため、コンテクストとしては「~の模造」「~の再現」のように使われることが多いです。



5. 実例と例文

以下では、日常会話、ビジネス、学術的文脈といった場面別に例文を示します。

① 日常会話 (カジュアル)


  1. “I bought a reproduction of that famous painting for my living room.”

    (リビングルーム用にあの有名な絵画の複製を買ったんだ。)


  2. “This sounds like a poor reproduction of the original track.”

    (これはオリジナルの曲を下手に再生産したように聞こえるよ。)


  3. “I’m not sure if this is an original or a reproduction.”

    (これがオリジナルなのか複製なのか、よくわからないね。)


② ビジネス (オフィス・フォーマル)


  1. “We need high-quality reproduction of these documents for the meeting.”

    (会議用にこれらの文書を高品質で複製する必要があります。)


  2. “Unauthorized reproduction of these materials is strictly prohibited.”

    (これらの資料の無断複製は固く禁じられています。)


  3. “The reproduction cost will be covered by the marketing department.”

    (複製費用はマーケティング部が負担します。)


③ 学術的文脈 (アカデミック)


  1. “Sexual reproduction increases the genetic diversity of organisms.”

    (有性生殖は生物の遺伝的多様性を高めます。)


  2. “The journal discusses the challenges of cell reproduction under stress conditions.”

    (その学術誌はストレス環境下での細胞の増殖に関する課題を論じています。)


  3. “Walter Benjamin famously wrote about the concept of mechanical reproduction in art.”

    (ヴァルター・ベンヤミンは芸術における機械的再生産の概念について有名な著作を残しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. copy(コピー)


    • 「複写」を意味し、日常的な場面でよく使われます。“reproduction” よりカジュアル。


  2. replica(レプリカ)


    • 特に芸術作品などの正確な模造品に対して用いられることが多いです。


  3. duplication(複製)


    • 作業プロセスとして「複製すること」を意味することが多く、技術的な文脈で使われます。


  4. replication(複製、再現)


    • 主に学術分野(例えば分子生物学)やコンピューター分野でよく使われ、厳密に同じものを作り出すニュアンスが強いです。


反意語


  • original(オリジナル)


    • 「最初のもの」「本来のもの」を意味します。“reproduction” はその「コピー」や「再生産」で、対比される存在です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (米音): /ˌriː.prəˈdʌk.ʃən/

  • IPA (英音): /ˌriː.prəˈdʌk.ʃən/ (基本的に同じ)

※ アクセントは “-duc-” の部分「du」にあります。「リー・プラ・ダク・ション」のようなリズムになります。

アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い


  • 大きな差はありませんが、イギリス英語では “r” の発音がやや弱めになることがあります。

よくある発音ミス


  • “re-pro-duction” のように二重母音を間違えるケースがあります。

  • アクセントの位置を “re” のところや “tion” の語尾に置いてしまうなど、まれにアクセントを誤る学習者がいます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「reproduction」の “p” の後に “r” が入ることを見落とし、“reproducton” や “reprduction” になってしまうことが多いです。

  2. 動詞 “reproduce” と混同: 「複製する、再現する」は動詞 “reproduce”、名詞は “reproduction” と区別しましょう。

  3. 同音異義語との混同: “re-production” とハイフンを入れてしまうと読みにくくなるため、通常はハイフンは付与しません。

試験対策


  • TOEICや英検などのリーディングで、「法律的に複製が禁止されている」といった文脈で出題されることがあります。

  • アカデミックな文脈での「生殖」「繁殖」「増殖」の意味も、大学入試やIELTSなどで問われる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • re + production で「再び作る」というイメージを持つと覚えやすいです。

  • 「produce(生産する)」を元にした名詞形 “production” は「生産」という意味です。それに “re” がついて「再び生産する(複製)」「繁殖」になる、とイメージすると印象に残りやすいでしょう。

  • 芸術作品の複製、細胞や生物の繁殖どちらにも共通して “再度生み出す” という意味がある、という点を思い出すと混乱しにくくなります。


以上が名詞 “reproduction” の詳細な解説です。複製や生殖などの文脈で使われるややフォーマルな単語なので、ビジネスや学術、あるいは美術の場などさまざまなシーンでぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
reproduction
意味(1)

〈U〉繁殖,生殖[作用]

意味(2)

〈U〉(…を)再生(再現)すること;模写(複製)すること《+of+

意味(3)

〈C〉再生(再現)された物,複写(複製)した物

復習用の問題

〈U〉繁殖,生殖[作用] / 〈U〉(…を)再生(再現)すること;模写(複製)すること《+of+名》 / 〈C〉再生(再現)された物,複写(複製)した物

The reproduction of the painting was identical to the original.

絵の再現はオリジナルと同一であった。

英語 - 日本語

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