purposeful
1. 基本情報と概要
英単語: purposeful
品詞: 形容詞 (adjective)
活用形: 副詞形 → purposefully // 名詞形 → purposefulness
英語での意味: Having a definite purpose or goal; determined and resolute.
日本語での意味: 「目的や意志がはっきりしているさま」「意図的で、しっかりとした目標を持ったさま」
「purposeful」は、「はっきりとした目的や意志を持って行動する」ニュアンスを表す形容詞です。誰かが何かをするときに、ぼんやりではなく、明確な狙いや理由を持っているという状況をイメージできます。話し手の「決意の固さ」を伝えるときにも使われます。
CEFRレベル: B2(中上級)
やや高度なニュアンスを含む単語で、明確な意志や目標を持った振る舞いを表す際に使われます。
ジョイント情報:
- 他の品詞例
- 「purposeful」が形容詞なので、関連語に動詞としては「to purpose」(あまり日常的ではないが「意図する」)、名詞「purpose」(目的)が存在します。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: purpose(目的)
- 接尾語: -ful(「~に満ちた」「たっぷりの」の意味を持つ接尾辞)
したがって「purposeful」は「目的に満ちた」「意図にあふれた」という意味になります。
よく使われるコロケーション(10例)
- purposeful action
- (日本語訳) 目的を持った行動
- (日本語訳) 目的を持った行動
- purposeful decision
- (日本語訳) 意図的な決定
- (日本語訳) 意図的な決定
- purposeful speech
- (日本語訳) 狙いのあるスピーチ(発言)
- (日本語訳) 狙いのあるスピーチ(発言)
- purposeful manner
- (日本語訳) 目的意識のある態度
- (日本語訳) 目的意識のある態度
- purposeful look
- (日本語訳) 決意に満ちた表情
- (日本語訳) 決意に満ちた表情
- purposeful stride
- (日本語訳) 意志を持った足取り
- (日本語訳) 意志を持った足取り
- purposeful approach
- (日本語訳) 明確な方針での取り組み
- (日本語訳) 明確な方針での取り組み
- purposeful leadership
- (日本語訳) 目的意識をもったリーダーシップ
- (日本語訳) 目的意識をもったリーダーシップ
- purposeful direction
- (日本語訳) はっきりとした方向性
- (日本語訳) はっきりとした方向性
- purposeful planning
- (日本語訳) 目標を据えた計画立案
3. 語源とニュアンス
語源: 「purpose」(目的) +「-ful」(~に満ちた)
中世英語で「purpose」は「目的」「狙い」を意味し、そこに形容詞化する -ful が加わって「目的に満ちた」「意図がこもった」という意味に発展しました。ニュアンス:
しっかりと「何をしたいか」「何を成し遂げたいか」を明確に持っている、あるいはその意図を感じさせる場合に使います。単に「偶然そうなった」「なんとなくやってしまった」わけではなく、計画性や狙いがある際にふさわしい表現です。使用時の注意点:
- 文章で使う場合は「意図をもって」という意味を分かりやすく強調します。
- 口語でも使えますが、砕けた場面よりは少しフォーマル・ビジネス寄りな言葉です。
- 「quite purposeful」(かなり意図的)など強めの表現で使うと、相手の「確固たる意思」を強調するニュアンスが出ます。
- 文章で使う場合は「意図をもって」という意味を分かりやすく強調します。
4. 文法的な特徴と構文
形容詞のため、基本的には名詞を修飾する形で使われます。
例: She gave a purposeful reply. (彼女は意図的な返答をした。)副詞形の「purposefully」は動詞を修飾する際に使われます。
例: He spoke purposefully about the plan. (彼は計画について意図を持って話した。)フォーマル/カジュアル:
- フォーマルな書き言葉やスピーチなどでよく使われます。
- カジュアルでも使えますが、トーンを少し真面目にしたいときに向いています。
- フォーマルな書き言葉やスピーチなどでよく使われます。
可算/不可算などの区別:
- 「purposeful」は形容詞なので、名詞レベルの可算・不可算の区別は関係ないですが、「purpose」自体は不可算名詞として使われることが多いです(「a purpose」と言う場合もあり)。
5. 実例と例文
(1) 日常会話
“I admire how purposeful you are with your daily routine.”
- 「あなたの日々の習慣が、いかに目的を持って行われているか尊敬するよ。」
“She walked into the room with a purposeful look on her face.”
- 「彼女は目的意識に満ちた表情で部屋に入ってきた。」
“He always chooses his words purposefully to avoid confusion.”
- 「彼はいつも混乱を避けるために、言葉を意図的に選ぶ。」
(2) ビジネス
“A purposeful marketing strategy can greatly increase brand awareness.”
- 「目的意識を持ったマーケティング戦略は、ブランド認知を大きく高めることができます。」
“We need a purposeful plan to meet our sales targets this quarter.”
- 「今期の売上目標を達成するためには、目的性のある計画が必要です。」
“Her purposeful leadership style earned her the respect of the entire team.”
- 「彼女の目的意識を持ったリーダーシップ・スタイルは、チーム全体の尊敬を集めました。」
(3) 学術的な文脈
“The study was designed in a purposeful manner to isolate key variables.”
- 「その研究は、主要な変数を抽出するために意図的な方法で設計されました。」
“Purposeful sampling is a common technique in qualitative research.”
- 「質的研究では、目的志向のサンプリングが一般的な手法です。」
“A purposeful approach to data analysis can uncover hidden patterns.”
- 「目的意識を持ったデータ分析の取り組みで、隠れたパターンを見いだすことができます。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
intentional(意図的な)
- 「故意」に焦点があり、行為や結果が計画的であることを強調します。
- 例:
It was an intentional decision to reduce costs.
- 「故意」に焦点があり、行為や結果が計画的であることを強調します。
determined(決心した、断固とした)
- 「強い意志や覚悟のある」ニュアンスが強いです。
- 例:
She was determined to finish the project on time.
- 「強い意志や覚悟のある」ニュアンスが強いです。
resolute(断固たる)
- 決断力や揺るぎない意志を示す際に用いられます。
- 例:
He was resolute in facing all the challenges.
- 決断力や揺るぎない意志を示す際に用いられます。
focused(集中した、焦点を絞った)
- 目的がはっきりしていて、散漫にならないイメージが強いです。
- 例:
She stayed focused on achieving her goals.
- 目的がはっきりしていて、散漫にならないイメージが強いです。
反意語
aimless(あてもない、目的のない)
- 「目的や方向性がなく、ただ漂っている」イメージです。
random(無作為の、行き当たりばったりの)
- 「計画性がない・偶然性が高い」場合に使われます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈpɜːr.pəs.fəl/
- アメリカ英語: [ˈpɝːpəsfəl] に近い発音
- イギリス英語: [ˈpɜːpəsf(ə)l] に近い発音
- アメリカ英語: [ˈpɝːpəsfəl] に近い発音
- 強勢 (アクセント): 「púr-pose-ful」の第一音節 (PUR-) にアクセントがあります。
- よくある間違い:
purposeful
の -ful を「full」と書き間違えることがあるので注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “purposeful” のスペルは中間の -pose- を省略しないようにし、最後は -ful(1つのl)となります。
- “purpose” との混同: “purpose”(名詞)と“purposeful”(形容詞)は使い所を間違えないように。
- TOEICや英検など: ビジネス文書やフォーマルな解説文中に頻出する可能性が高いです。「何を目指しているのか」を強調する文章で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「purpose(目的)+ ful(満ちた)」とイメージして、「目的がギュッと詰まっている!」と思い浮かべると覚えやすいでしょう。
- スペリングのコツ: 「purpose(pur-po-se)」の形をそのまま残し、最後の “-ful” だけをつける。
- 例文を書きだしてみて、「自分がどんな目的意識を持っている状況か」を想定してフレーズを作り、音読すると印象に残りやすくなります。
上記のポイントを押さえて「purposeful」を使いこなせるようになると、より説得力のある英語表現ができるようになります。ぜひ会話や文章に取り入れてみてください。
意図的な,故意の
きっぱりとした,堅い決意をもった
復習用の問題
英語 - 日本語
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