最終更新日 :2025/01/28

purposeful

形容詞

意図的な,故意の / きっぱりとした,堅い決意をもった

このボタンはなに?

彼女は常に仕事に対して意図的なアプローチを持っています。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: purposeful

品詞: 形容詞 (adjective)

活用形: 副詞形 → purposefully // 名詞形 → purposefulness

英語での意味: Having a definite purpose or goal; determined and resolute.

日本語での意味: 「目的や意志がはっきりしているさま」「意図的で、しっかりとした目標を持ったさま」

「purposeful」は、「はっきりとした目的や意志を持って行動する」ニュアンスを表す形容詞です。誰かが何かをするときに、ぼんやりではなく、明確な狙いや理由を持っているという状況をイメージできます。話し手の「決意の固さ」を伝えるときにも使われます。

CEFRレベル: B2(中上級)

やや高度なニュアンスを含む単語で、明確な意志や目標を持った振る舞いを表す際に使われます。

ジョイント情報:


  • 他の品詞例


    • 「purposeful」が形容詞なので、関連語に動詞としては「to purpose」(あまり日常的ではないが「意図する」)、名詞「purpose」(目的)が存在します。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: purpose(目的)

  • 接尾語: -ful(「~に満ちた」「たっぷりの」の意味を持つ接尾辞)

したがって「purposeful」は「目的に満ちた」「意図にあふれた」という意味になります。

よく使われるコロケーション(10例)


  1. purposeful action


    • (日本語訳) 目的を持った行動


  2. purposeful decision


    • (日本語訳) 意図的な決定


  3. purposeful speech


    • (日本語訳) 狙いのあるスピーチ(発言)


  4. purposeful manner


    • (日本語訳) 目的意識のある態度


  5. purposeful look


    • (日本語訳) 決意に満ちた表情


  6. purposeful stride


    • (日本語訳) 意志を持った足取り


  7. purposeful approach


    • (日本語訳) 明確な方針での取り組み


  8. purposeful leadership


    • (日本語訳) 目的意識をもったリーダーシップ


  9. purposeful direction


    • (日本語訳) はっきりとした方向性


  10. purposeful planning


    • (日本語訳) 目標を据えた計画立案



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「purpose」(目的) +「-ful」(~に満ちた)

    中世英語で「purpose」は「目的」「狙い」を意味し、そこに形容詞化する -ful が加わって「目的に満ちた」「意図がこもった」という意味に発展しました。


  • ニュアンス:

    しっかりと「何をしたいか」「何を成し遂げたいか」を明確に持っている、あるいはその意図を感じさせる場合に使います。単に「偶然そうなった」「なんとなくやってしまった」わけではなく、計画性や狙いがある際にふさわしい表現です。


  • 使用時の注意点:


    • 文章で使う場合は「意図をもって」という意味を分かりやすく強調します。

    • 口語でも使えますが、砕けた場面よりは少しフォーマル・ビジネス寄りな言葉です。

    • 「quite purposeful」(かなり意図的)など強めの表現で使うと、相手の「確固たる意思」を強調するニュアンスが出ます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞のため、基本的には名詞を修飾する形で使われます。

    例: She gave a purposeful reply. (彼女は意図的な返答をした。)


  • 副詞形の「purposefully」は動詞を修飾する際に使われます。

    例: He spoke purposefully about the plan. (彼は計画について意図を持って話した。)


  • フォーマル/カジュアル:


    • フォーマルな書き言葉やスピーチなどでよく使われます。

    • カジュアルでも使えますが、トーンを少し真面目にしたいときに向いています。


  • 可算/不可算などの区別:


    • 「purposeful」は形容詞なので、名詞レベルの可算・不可算の区別は関係ないですが、「purpose」自体は不可算名詞として使われることが多いです(「a purpose」と言う場合もあり)。



5. 実例と例文

(1) 日常会話


  1. “I admire how purposeful you are with your daily routine.”


    • 「あなたの日々の習慣が、いかに目的を持って行われているか尊敬するよ。」


  2. “She walked into the room with a purposeful look on her face.”


    • 「彼女は目的意識に満ちた表情で部屋に入ってきた。」


  3. “He always chooses his words purposefully to avoid confusion.”


    • 「彼はいつも混乱を避けるために、言葉を意図的に選ぶ。」


(2) ビジネス


  1. “A purposeful marketing strategy can greatly increase brand awareness.”


    • 「目的意識を持ったマーケティング戦略は、ブランド認知を大きく高めることができます。」


  2. “We need a purposeful plan to meet our sales targets this quarter.”


    • 「今期の売上目標を達成するためには、目的性のある計画が必要です。」


  3. “Her purposeful leadership style earned her the respect of the entire team.”


    • 「彼女の目的意識を持ったリーダーシップ・スタイルは、チーム全体の尊敬を集めました。」


(3) 学術的な文脈


  1. “The study was designed in a purposeful manner to isolate key variables.”


    • 「その研究は、主要な変数を抽出するために意図的な方法で設計されました。」


  2. “Purposeful sampling is a common technique in qualitative research.”


    • 「質的研究では、目的志向のサンプリングが一般的な手法です。」


  3. “A purposeful approach to data analysis can uncover hidden patterns.”


    • 「目的意識を持ったデータ分析の取り組みで、隠れたパターンを見いだすことができます。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. intentional(意図的な)


    • 「故意」に焦点があり、行為や結果が計画的であることを強調します。

    • 例: It was an intentional decision to reduce costs.


  2. determined(決心した、断固とした)


    • 「強い意志や覚悟のある」ニュアンスが強いです。

    • 例: She was determined to finish the project on time.


  3. resolute(断固たる)


    • 決断力や揺るぎない意志を示す際に用いられます。

    • 例: He was resolute in facing all the challenges.


  4. focused(集中した、焦点を絞った)


    • 目的がはっきりしていて、散漫にならないイメージが強いです。

    • 例: She stayed focused on achieving her goals.


反意語


  1. aimless(あてもない、目的のない)


    • 「目的や方向性がなく、ただ漂っている」イメージです。


  2. random(無作為の、行き当たりばったりの)


    • 「計画性がない・偶然性が高い」場合に使われます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈpɜːr.pəs.fəl/


    • アメリカ英語: [ˈpɝːpəsfəl] に近い発音

    • イギリス英語: [ˈpɜːpəsf(ə)l] に近い発音


  • 強勢 (アクセント): 「púr-pose-ful」の第一音節 (PUR-) にアクセントがあります。

  • よくある間違い: purposeful の -ful を「full」と書き間違えることがあるので注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “purposeful” のスペルは中間の -pose- を省略しないようにし、最後は -ful(1つのl)となります。

  2. “purpose” との混同: “purpose”(名詞)と“purposeful”(形容詞)は使い所を間違えないように。

  3. TOEICや英検など: ビジネス文書やフォーマルな解説文中に頻出する可能性が高いです。「何を目指しているのか」を強調する文章で出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「purpose(目的)+ ful(満ちた)」とイメージして、「目的がギュッと詰まっている!」と思い浮かべると覚えやすいでしょう。

  • スペリングのコツ: 「purpose(pur-po-se)」の形をそのまま残し、最後の “-ful” だけをつける。

  • 例文を書きだしてみて、「自分がどんな目的意識を持っている状況か」を想定してフレーズを作り、音読すると印象に残りやすくなります。


上記のポイントを押さえて「purposeful」を使いこなせるようになると、より説得力のある英語表現ができるようになります。ぜひ会話や文章に取り入れてみてください。

意味のイメージ
purposeful
意味(1)

意図的な,故意の

意味(2)

きっぱりとした,堅い決意をもった

復習用の問題

意図的な,故意の / きっぱりとした,堅い決意をもった

She always has a purposeful approach to her work.

彼女は常に仕事に対して意図的なアプローチを持っています。

英語 - 日本語

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