最終更新日 :2025/01/28

preferable

形容詞

いっそう望ましい,むしろ好ましい;(…より)望ましい《+『to』+『名』(do『ing』)》

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困難な状況では、前向きな態度を持つことが望ましいです。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: preferable

品詞: 形容詞 (adjective)

活用形:


  • 原級: preferable

  • 比較級: more preferable(ただし、しばしば比較級としては “more suitable” など他の言い回しが使われることも多い)

  • 最上級: most preferable

英語での意味:

“Better or more suitable” (好ましい、望ましい)

日本語での意味:

「より望ましい」「より好ましい」を指します。何かを選ぶ際に「こっちの方がより好ましい・できればこっちを選びたい」というニュアンスがあります。

CEFR レベルの目安: B2(中上級)


  • B2(中上級): 日常会話、ある程度アカデミックな文章でも使いこなせるレベル。

他の品詞へ変化


  • 動詞: prefer(好む)

  • 名詞: preference(好み)

  • 副詞: preferably(望ましくは)

例:


  • “I prefer coffee” (私はコーヒーを好みます)

  • “That’s just my personal preference” (それは単に私の個人的な好みです)

  • “Preferably, we should leave early” (望ましいのは、早めに出発することです)


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 語幹: “prefer” (好む)

  • 接尾語: “-able” (~できる、~に適した)

「prefer(好む)」に「-able(~の価値がある)」が付くことで、

「好む価値がある ⇒ より好ましい、望ましい」という意味を持つようになります。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. be preferable to ~


    • 「~より望ましい」


  2. it is preferable that …


    • 「…するのが望ましい」


  3. more preferable option


    • 「より好ましい選択肢」


  4. preferable choice


    • 「より望ましい選択」


  5. under preferable conditions


    • 「より好ましい条件のもとで」


  6. politically preferable


    • 「政治的に好ましい」


  7. socially preferable


    • 「社会的に望ましい」


  8. a preferable alternative


    • 「より望ましい代替案」


  9. far preferable


    • 「はるかに好ましい」


  10. not necessarily preferable


    • 「必ずしも望ましいわけではない」



3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「prefer」はラテン語の “praeferre”(前に持ってくる、他より優先する)に由来します。

  • フランス語を経由して英語に入ってきたとされ、“-able” が付くことで「好ましい」といった意味になります。

ニュアンス・使用時の注意:


  • 「preferable」は「より望ましい」というニュアンスですが、必ずしも「絶対に正しい」わけではなく「よりマシ・好ましい」といった少し柔らかい表現です。

  • 口語・文語どちらでも使えますが、ややフォーマルまたは丁寧な文体で使われることが多い単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. It is preferable (that) + 主語 + 動詞


    • 例: “It is preferable (that) you arrive early.”


      • 「早めに到着することが望ましいです」


    • that を省略できる場合があります。


  2. A is preferable to B


    • 例: “This approach is preferable to the previous one.”


      • 「この方法のほうが、以前の方法よりも望ましいです」



  3. 形式的・ややフォーマルな表現


    • ビジネス文書やレポートなどで使われやすい。

    • カジュアルな会話では “better” を使う場合が多いです。


※ “preferable” は形容詞なので、名詞を直接修飾する形でも使用可能です(例: “a preferable choice”)。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアルシーン)


  1. “Going by train is preferable to driving because we don’t have to worry about parking.”

    (車で行くより電車の方が望ましいよ。駐車の心配をしなくていいからね。)


  2. “If we can, it’s preferable to meet sometime this week rather than next.”

    (もし可能なら、来週より今週中に会うほうが望ましいね。)


  3. “It might be preferable to eat at home tonight; I don’t feel like going out.”

    (今夜は家で食べるほうがいいかも。外出する気分じゃないんだ。)


ビジネス (フォーマルシーン)


  1. “It would be preferable to schedule the meeting in the afternoon to accommodate all participants.”

    (全員の都合を合わせるために、会議は午後に設定するのが望ましいと思います。)


  2. “An electronic submission of the report is preferable to a printed copy.”

    (レポートは印刷物より電子提出のほうが望ましいです。)


  3. “From a cost perspective, relocating the office seems preferable to renewing the current lease.”

    (コスト面から見ると、現在のリースを更新するより事務所を移転するほうが望ましいようです。)


学術的文脈


  1. “It is preferable to use the latest dataset for more accurate results in this research.”

    (この研究では、より正確な結果を得るために最新のデータセットを使用するほうが望ましいです。)


  2. “A controlled environment is preferable when conducting psychological experiments.”

    (心理学実験を行う際には、管理された環境のほうが望ましいです。)


  3. “It is preferable that all variables be clearly defined prior to the analysis.”

    (分析に先立って、すべての変数を明確に定義することが望ましいです。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. desirable(望ましい)


    • よい結果が期待できる、必要とされるという点で似ています。


  2. advisable(賢明な、得策な)


    • 「そうする方が賢明だ」と勧めるニュアンスが強いです。


  3. recommended(推奨される)


    • より公式な「推奨」というニュアンスがあります。


反意語(Antonyms)


  1. undesirable(望ましくない)

  2. inadvisable(勧められない)

  3. disadvantageous(不利な)

それぞれ、程度や正式度合いが若干異なります。日常会話なら “better” や “advisable” が比較的よく使われますが、ビジネスなどでは “preferable” が自然です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /prɪˈfɛr.ə.bəl/ (アメリカ英語、イギリス英語とも大きくは変わりません)

  • アクセント(強勢)の位置: 「fer」の部分に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い: 大きな差はありませんが、母音の長短や /r/ の発音(巻き舌の有無)などで若干の違いが生じることがあります。

よくある発音ミスとしては、 /prɛf/ と始めずに「プリファラブル」のように曖昧に発音してしまう場合があります。強勢を意識しながら「プリフェラブル」のように発音するとよいでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. “preferable” と “preferably” の混同:


    • preferable (形容詞): 「望ましい」

    • preferably (副詞): 「望ましくは」

    • 例: “It is preferable to start early.” vs. “Preferably, we should start early.”


  2. スペルミス:


    • “preferable” の中間に “e” が多いので、綴りを間違えて “preferrable” や “preferible” と書いてしまうことがあります。


  3. TOEIC や英検などの試験対策:


    • フォーマルな表現として、ビジネスメールやエッセイなどで出題される可能性があります。

    • “It is preferable that 〜” の構文などがよく問われる場合もあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「prefer (好む) + able (できる)」 ⇒ 「好むことができる ⇒ より好ましい・望ましい」と連想しましょう。

  • 「プリフェラブル」と発音のリズムを強調して覚えると定着しやすいです。

  • “It is preferable to…” という定型表現はビジネスや学術的にもよく使うので、そこを一緒に覚えると便利です。


以上が形容詞「preferable」の詳細解説です。使い方や文脈をしっかり押さえておくと、フォーマルな文章でより自然な英語表現になります。

意味のイメージ
preferable
意味(1)

いっそう望ましい,むしろ好ましい;(…より)望ましい《+to+(do*ing*)》

復習用の問題

いっそう望ましい,むしろ好ましい;(…より)望ましい《+『to』+『名』(do『ing』)》

Having a positive attitude is preferable in difficult situations.

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困難な状況では、前向きな態度を持つことが望ましいです。

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Having a positive attitude is preferable in difficult situations.

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