cover
〈C〉『おおい』,包むもの,カバー;ふた / 〈C〉『表紙』 / 〈U〉隠れ場所,潜伏所 / 〈U〉姿を隠してくれるもの(暗闇,煙など) / 〈C〉(秘密を隠すための)見せかけ / 〈U〉《…の》保険《against ...》 / 〈C〉封筒;(郵便小包などの)包装紙 / 〈C〉毛布,ふとん
以下では、名詞としての「cover」を、できるだけわかりやすく、詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英語表記
cover
品詞
名詞 (主に “ふた” “表紙” などの意味)
意味 (英語・日本語)
- 「cover (noun)」
1) Something that lies on or over something, often to protect or conceal it.
→ ある物の上や表面に置くもの、しばしば保護・隠す目的で使われる。
2) The front or back of a book, magazine, etc.
→ 本や雑誌などの表紙。
3) Protection or shelter.
→ 保護や隠れ場所。
4) A replacement or alternative version (e.g., “cover song”).
→ (音楽や出版など)元のものを別の形で作り直したもの、いわゆるカバー作品。
日本語では「ふた」「覆い」「表紙」「保護」などを指します。たとえば「鍋のふた」「本の表紙」「隠れ場所」「カバー曲」などの文脈で用いたりします。こうした場面で使うときには、「上にかぶせるもの」や「隠すために使うもの」といったニュアンスをイメージすると覚えやすいです。
活用形
名詞なので活用はありませんが、別の品詞(動詞)で使われるときは以下のように活用します:
- 動詞形: cover
- 三人称単数現在形: covers
- 現在分詞: covering
- 過去形・過去分詞: covered
- 三人称単数現在形: covers
他の品詞例
- 動詞 (to cover): 「~を覆う/カバーする/含む」などの意味
- 派生語: coverage (名詞: 報道範囲、適用範囲など), covering (名詞/形容詞: 覆うもの/覆う、など)
CEFRレベル目安
- B1 (中級)
→ 日常会話や基本的な文章で頻繁に登場する単語です。
2. 語構成と詳細な意味
英単語 “cover” は、大きな接頭語・接尾語を含んでいるわけではありません。語幹 “cover” のみで成立しており、「覆うもの」「保護するもの」を意味します。
関連語・派生語
- coverage (名詞): 報道範囲、保険の補償範囲など
- covering (名詞/形容詞): 覆うもの、覆うための~
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- book cover(本の表紙)
- cover story(雑誌の特集記事・表紙記事)
- album cover(アルバムのジャケット)
- cover charge(カバーチャージ:レストランやバーでの席料など)
- dust cover(ほこりよけカバー)
- bed cover(ベッドカバー)
- seat cover(シートカバー)
- under cover(おおわれた状態で、潜入/秘密活動などにも)
- cover letter(求人応募時などに添える送付状)
- cover art(本やアルバムの表紙・ジャケットのアート)
3. 語源とニュアンス
語源
“cover” は古フランス語の “covrir”(ラテン語の “cooperire”)に由来し、「完全に覆う」というニュアンスがはっきりとあります。歴史的にも「何かをかぶせる」「保護する」という意味で使われてきました。
ニュアンス・使用時の注意点
- 何かの上に覆うもの、あるいは隠す用途がある場合に使われます。
- カジュアルな会話からフォーマルな文章まで幅広く使えます。
- 「cover story」「cover song」など、比喩的または発展的な意味で使われる場合は、少し文脈が広がりますが、基本的に元の「覆う」という感覚が核になっています。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント
- 名詞 “cover” は可算名詞として扱われます(例: “two covers,” “several covers” など)。
- 動詞 “to cover” と混同しないように注意が必要です。
一般的な構文やイディオム
- “under cover (of something)” → 何かに覆われている/保護されている状態。例えば “under cover of darkness” で「闇に紛れて行動する」。
- “cover charge” → レストランやバーなどで席料の意味。
- “cover story” → 雑誌などの表紙になる大きな記事。
フォーマル/カジュアルどちらでも比較的使いやすい単語ですが、イディオム的に使われる場合は口語的なニュアンスも出やすいです。
5. 実例と例文
日常会話、ビジネス、学術的な文脈それぞれで3例ずつ示します。
日常会話
- “Can you pass me the pot cover? I don’t want the soup to spill.”
(鍋のふたを取ってくれる? スープがこぼれないようにしたいの。) - “I love the album cover design. It’s really cool!”
(このアルバムのジャケットデザインがすごく好き! かっこいいよね。) - “Don’t forget to put the cover on the car seat so it doesn’t get dirty.”
(車のシートが汚れないようにカバーをかけるのを忘れないでね。)
ビジネス
- “Make sure the report’s cover is professional and clear.”
(報告書の表紙は、プロフェッショナルでわかりやすいものにしてください。) - “We need to discuss the cover charge for the upcoming networking event.”
(次のネットワーキングイベントの参加料/カバーチャージについて話し合う必要があります。) - “Could you design a cover letter template for new applicants?”
(新規応募者用のカバーレターのテンプレートを作ってもらえますか?)
学術的/フォーマル
- “The journal’s cover features a groundbreaking discovery in the field.”
(その学術誌の表紙には、その分野における画期的な発見が掲載されている。) - “This analysis will provide cover and protection for the main hypothesis.”
(この分析は、主要仮説を保護し支援する役割を果たすだろう。) - “Under cover of a peer-reviewed study, the author presents strong evidence.”
(査読付きの研究という表紙(盾)を利用して、著者は強力な証拠を提示している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- lid (ふた)
- 「容器や瓶などのふた」を指す時は “lid” がより具体的。
- 「容器や瓶などのふた」を指す時は “lid” がより具体的。
- top (上部)
- ボックスなどの上部分を示す時に使う。
- ボックスなどの上部分を示す時に使う。
- casing (外装)
- 機器などの外装部分。
- 機器などの外装部分。
- wrapper (包装紙)
- 包む素材、特に個別包装などに使われる場合が多い。
- 包む素材、特に個別包装などに使われる場合が多い。
「cover」はもっと広く「覆うもの」全般を指すため、これらの類義語よりも汎用的です。
反意語 (Antonyms)
- uncover(覆いを取る)
- exposure(むき出し)
- open(開ける、覆いを外す)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA表記:
- アメリカ英語: /ˈkʌv.ɚ/
- イギリス英語: /ˈkʌv.ər/
- アメリカ英語: /ˈkʌv.ɚ/
- 強勢(アクセント)は最初の音節「cóv-」にあります。
- よくある間違いとして、/o/ ではなく /ʌ/ の音で発音することを意識しましょう(「ア」寄りの音)。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “cover” を “caver” や “coverr” などと誤記しないように注意。
- “cover” を “caver” や “coverr” などと誤記しないように注意。
- 動詞形との混同
- “cover” が動詞か名詞か文脈で見分ける必要があります。
- “cover” が動詞か名詞か文脈で見分ける必要があります。
- 同音異義語との混同
- 同音異義語には特にありませんが、「covet (欲しがる)」など発音が似ている言葉とは区別が必要です。
- 同音異義語には特にありませんが、「covet (欲しがる)」など発音が似ている言葉とは区別が必要です。
- 試験での出題傾向
- TOEICや英検などでも「cover letter」や「cover charge」といった実用的なフレーズでの出題が見られます。カバーレターや料金設定などの文脈で注意しましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「cupの上に“蓋(cover)”をかぶせる」というイメージで、/ʌ/ の音を意識すると良いでしょう。
- 「コ(co) → 共に」 + 「ヴァ(ver) → 覆う」、など自分なりの語呂合わせやストーリーを作ると覚えやすいです。
- 「本の表紙=cover」という連想をしておくと、幅広い意味で「モノを覆う」イメージへつながりやすくなります。
以上が、名詞「cover」の詳細解説です。「何かを覆うもの/保護するもの」というコアイメージをおさえると、さまざまな文脈での使い方が理解しやすくなります。ぜひ参考にしてください。
復習用の問題
〈C〉『おおい』,包むもの,カバー;ふた / 〈C〉『表紙』 / 〈U〉隠れ場所,潜伏所 / 〈U〉姿を隠してくれるもの(暗闇,煙など) / 〈C〉(秘密を隠すための)見せかけ / 〈U〉《…の》保険《against ...》 / 〈C〉封筒;(郵便小包などの)包装紙 / 〈C〉毛布,ふとん
英語 - 日本語
- 項目の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 項目の新規作成を審査する
- 項目の編集を審査する
- 項目の削除を審査する
- 重複の恐れのある項目名の追加を審査する
- 項目名の変更を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
- 例文の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 例文の編集を審査する
- 例文の削除を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
- 問題の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 決定に必要な投票数 - 1