go for
...をしに行く, ...を食べに行く / ...を得るために行く, ...を呼びに行く / ...を得ようと努力する / ...を選ぶ / ...の値段で売られている / …に当てはまる
以下では、「go for」という表現について、学習者向けにできるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英単語(表現): go for
品詞: 句動詞(phrasal verb)
- 「go(動詞)+for(前置詞)」が結びついた表現です。
意味(英語 & 日本語)
(try to get or achieve)
「(何か)を得ようとする」「(目標などを)目指す」
例: “He decided to go for the job.”(彼はその仕事に挑戦しようと決めた。)(choose; opt for)
「(…を)選ぶ」「…にする」
例: “I’ll go for the chocolate cake.”(チョコレートケーキにします。)(attack or criticize strongly)
「(相手を)攻撃する」「厳しく批判する」
例: “The media really went for the politician.”(メディアはその政治家を徹底的に叩いた。)(be attracted to or like something)
「(対象が)好き」「惹かれる」
例: “I don’t really go for horror movies.”(ホラー映画はあまり好きじゃない。)
「go for」は「目指す」「挑戦する」「選択する」などの意味合いで使われる便利な句動詞です。カジュアルな会話からビジネスシーンまで幅広く使えます。
活用形
- 原形: go for
- 三人称単数現在形: goes for
- 現在分詞・動名詞: going for
- 過去形: went for
- 過去分詞: gone for
「go」は名詞として「試み」という意味(have a goなど)でも使われることがありますが、句動詞としては主に動詞「go」+前置詞「for」の形です。
他の品詞形
- 名詞形としての「go」は“I’ll give it a go.”(やってみるよ)などがありますが、「go for」に関連する直接的な品詞変化はありません。
CEFRレベルの目安
- B1(中級)〜B2(中上級)
日常会話で使われるフレーズですが、幅広い場面で意味が変化するため、ある程度文脈に応じた感覚が必要になります。
2. 語構成と詳細な意味
「go for」は、単純にgo(行く)+for(…に向かって)の形から来ています。前置詞forは「目的・対象に向かって」を表すので、「何かを得ようと行く」「〜に向かって行く」というのが基本発想です。
関連語・派生語
- “go after”: 「追いかける」「追求する」
- “go on”: 「続ける」「起こる」
- “go off”: 「立ち去る」「(アラームなどが)鳴る」
よく使われるコロケーション・関連表現(10選)
- go for a walk(散歩に行く)
- go for a run(走りに行く)
- go for a swim(泳ぎに行く)
- go for it!(やってみる! / 頑張れ!)
- go for coffee(コーヒーを飲みに行く)
- go for broke(当たって砕けろの精神で挑む)
- go for the gold(優勝を狙う・金メダルを目指す)
- go for a record(記録を狙う)
- go for the throat(喉元を狙う → 徹底的に攻める)
- go for a ride(乗り物/ドライブに行く)
3. 語源とニュアンス
語源
“go”は古英語の“gān”に由来し、「動く」「移動する」という意味を持ちます。一方の“for”は古英語“for”から来ており、対象や目的、方向を表す前置詞でした。これらが結びついて「ある対象や目的に向かって行く」というニュアンスが生まれました。ニュアンス
- 目標に向かう/挑戦する: カジュアルな印象で、「せっかくだからやってみよう!」というポジティブな響きがあります。
- 選ぶ: 軽いニュアンスで「これにしようか」「これを選ぶよ」といった日常表現です。
- 批判・攻撃: 場合によっては、相手を厳しく攻撃したり強く批判したりする意味でも使われます(“go for someone’s throat”など)。
- 目標に向かう/挑戦する: カジュアルな印象で、「せっかくだからやってみよう!」というポジティブな響きがあります。
使用時の注意点
- 口語的で日常会話には非常に出てきますが、ビジネスメールや極めてフォーマルな文書ではほかの動詞(“opt for”, “aim for”, “pursue” など)を使うこともあります。
- 「go for it」はカジュアルな場面でよく使われる応援フレーズです。
- 口語的で日常会話には非常に出てきますが、ビジネスメールや極めてフォーマルな文書ではほかの動詞(“opt for”, “aim for”, “pursue” など)を使うこともあります。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構造
“主語 + go for + 目的語”
例: “I’ll go for the pizza.”
(私はピザにするよ。)イディオム/構文
- go for it: 「思い切ってやってみる」「頑張る」
例: “If you really want to start your own business, just go for it!” - go for broke: 「一か八かやってみる」「当たって砕けろ」
例: “We have nothing to lose, so let’s go for broke.”
- go for it: 「思い切ってやってみる」「頑張る」
他動詞・自動詞の使い分け
- “go”自体は主に自動詞ですが、「for + モノ」を伴う場合、文全体では“go for (something)”という句動詞として目的語をとる形になります。
5. 実例と例文
ここでは、さまざまな場面での例文を提示します。
A. 日常会話(カジュアルな文脈)
- “I’m starving. I think I’ll go for a burger today.”
(お腹がペコペコ。今日はバーガーにしようかな。) - “If you really like that jacket, just go for it!”
(そのジャケット本当に気に入ったなら、買っちゃいなよ!) - “Let’s go for a walk to clear our heads.”
(気分転換に散歩しようよ。)
B. ビジネス(フォーマル/インフォーマル混合)
- “We should go for the larger market share by expanding our product line.”
(製品ラインを拡大して、より大きな市場シェアを狙うべきです。) - “Many competitors will go for this contract, so we need a strong proposal.”
(多くの競合がこの契約を狙ってくるので、しっかりした提案が必要です。) - “If you think it will enhance our brand image, you should go for it.”
(ブランドイメージを高めると思うなら、ぜひやってみてください。)
C. 学術的/アカデミックな文脈
- “Students often go for courses that align with their career goals.”
(学生はしばしばキャリア目標に合ったコースを選択します。) - “In this experiment, we decided to go for a more rigorous methodology.”
(この実験では、より厳密な手法を採用することにしました。) - “Before going for advanced research, you should review the foundational studies.”
(高度な研究に取り組む前に、基礎的な研究を振り返るべきです。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- aim for(〜を狙う)
- よりフォーマルな響きで、「目標を定める」というニュアンスが強い。
- よりフォーマルな響きで、「目標を定める」というニュアンスが強い。
- go after(〜を追いかける / 〜を得ようとする)
- “go for”と似た意味だが、やや「追求する」イメージが強い。
- “go for”と似た意味だが、やや「追求する」イメージが強い。
- opt for(〜を選択する)
- 「選ぶ」「選択する」という点で似ているが、フォーマル度が高い。
- 「選ぶ」「選択する」という点で似ているが、フォーマル度が高い。
反意語(Antonyms)
- give up on(諦める)
- avoid(避ける)
- pass on(見送る;やめておく)
7. 発音とアクセントの特徴
IPA
- アメリカ英語: /ɡoʊ fər/ または /ɡoʊ fɔːr/
- イギリス英語: /ɡəʊ fə/ または /ɡəʊ fɔː/
- アメリカ英語: /ɡoʊ fər/ または /ɡoʊ fɔːr/
アクセント
“go”にストレスが置かれることが多い: “GO for” / “GO fer”
ただし、カジュアルな会話では二つの単語をつなげて「ゴーファー」のように発音されることがあります。よくある発音ミス
“for”を「four」と混同したり、「gopher(ゴーファー)」のように聞き間違えられることがあります。
ただし、自然の会話ではほぼ一続きの発音になることが多いです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス・同音異義語
- “go four”と書いてしまうミス(“four”は数字4)。
- “go four”と書いてしまうミス(“four”は数字4)。
- 同様の表現との混乱
- “go to”と“go for”の違い: “go to the store”は「店に行く」ですが、“go for a coffee”は「コーヒーを飲みに行く」と目的が“for”に引き続く点が異なります。
- 試験対策
- TOEICや英検では「〜を求める・狙う」「〜を選ぶ」の意味を理解しているか問われることがあります。
- 選択問題で “opt for” との使い分けを問われる場合があるので、ニュアンスの違いを意識しましょう。
- TOEICや英検では「〜を求める・狙う」「〜を選ぶ」の意味を理解しているか問われることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ターゲットに向かって行く」イメージ
「for」が「目的」を表すので、何かを“目指して行く”ことをイメージすると覚えやすいです。たとえば「金メダルを取りに行く」という感覚で「go for the gold」と言うと強いイメージが湧きます。 - 「Go for it! = やってみよう!」
このフレーズは頻出なので、思い切り行動するときの合言葉として覚えておきましょう。
以上が「go for」の詳細解説です。日常会話のちょっとした選択から、大きな目標に向けた挑戦まで幅広く活用されるので、「go for」という表現をぜひ覚えて、自然な英語表現に役立ててください。
...をしに行く, ...を食べに行く
...を得るために行く, ...を呼びに行く
...を得ようと努力する
...を選ぶ
...の値段で売られている
…に当てはまる
復習用の問題
...をしに行く, ...を食べに行く / ...を得るために行く, ...を呼びに行く / ...を得ようと努力する / ...を選ぶ / ...の値段で売られている / …に当てはまる
英語 - 日本語
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