最終更新日:2024/06/17
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元となった辞書の項目

go for

...をしに行く, ...を食べに行く / ...を得るために行く, ...を呼びに行く / ...を得ようと努力する / ...を選ぶ / ...の値段で売られている / …に当てはまる

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私は公園で散歩に行きたいです。

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解説

以下では、「go for」という表現について、学習者向けにできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語(表現): go for

品詞: 句動詞(phrasal verb)


  • 「go(動詞)+for(前置詞)」が結びついた表現です。

意味(英語 & 日本語)


  1. (try to get or achieve)

    「(何か)を得ようとする」「(目標などを)目指す」

    例: “He decided to go for the job.”(彼はその仕事に挑戦しようと決めた。)


  2. (choose; opt for)

    「(…を)選ぶ」「…にする」

    例: “I’ll go for the chocolate cake.”(チョコレートケーキにします。)


  3. (attack or criticize strongly)

    「(相手を)攻撃する」「厳しく批判する」

    例: “The media really went for the politician.”(メディアはその政治家を徹底的に叩いた。)


  4. (be attracted to or like something)

    「(対象が)好き」「惹かれる」

    例: “I don’t really go for horror movies.”(ホラー映画はあまり好きじゃない。)


「go for」は「目指す」「挑戦する」「選択する」などの意味合いで使われる便利な句動詞です。カジュアルな会話からビジネスシーンまで幅広く使えます。

活用形


  • 原形: go for

  • 三人称単数現在形: goes for

  • 現在分詞・動名詞: going for

  • 過去形: went for

  • 過去分詞: gone for

「go」は名詞として「試み」という意味(have a goなど)でも使われることがありますが、句動詞としては主に動詞「go」+前置詞「for」の形です。

他の品詞形


  • 名詞形としての「go」は“I’ll give it a go.”(やってみるよ)などがありますが、「go for」に関連する直接的な品詞変化はありません。

CEFRレベルの目安


  • B1(中級)〜B2(中上級)

    日常会話で使われるフレーズですが、幅広い場面で意味が変化するため、ある程度文脈に応じた感覚が必要になります。


2. 語構成と詳細な意味

「go for」は、単純にgo(行く)for(…に向かって)の形から来ています。前置詞forは「目的・対象に向かって」を表すので、「何かを得ようと行く」「〜に向かって行く」というのが基本発想です。

関連語・派生語


  • “go after”: 「追いかける」「追求する」

  • “go on”: 「続ける」「起こる」

  • “go off”: 「立ち去る」「(アラームなどが)鳴る」

よく使われるコロケーション・関連表現(10選)


  1. go for a walk(散歩に行く)

  2. go for a run(走りに行く)

  3. go for a swim(泳ぎに行く)

  4. go for it!(やってみる! / 頑張れ!)

  5. go for coffee(コーヒーを飲みに行く)

  6. go for broke(当たって砕けろの精神で挑む)

  7. go for the gold(優勝を狙う・金メダルを目指す)

  8. go for a record(記録を狙う)

  9. go for the throat(喉元を狙う → 徹底的に攻める)

  10. go for a ride(乗り物/ドライブに行く)


3. 語源とニュアンス


  • 語源

    “go”は古英語の“gān”に由来し、「動く」「移動する」という意味を持ちます。一方の“for”は古英語“for”から来ており、対象や目的、方向を表す前置詞でした。これらが結びついて「ある対象や目的に向かって行く」というニュアンスが生まれました。


  • ニュアンス


    1. 目標に向かう/挑戦する: カジュアルな印象で、「せっかくだからやってみよう!」というポジティブな響きがあります。

    2. 選ぶ: 軽いニュアンスで「これにしようか」「これを選ぶよ」といった日常表現です。

    3. 批判・攻撃: 場合によっては、相手を厳しく攻撃したり強く批判したりする意味でも使われます(“go for someone’s throat”など)。


  • 使用時の注意点


    • 口語的で日常会話には非常に出てきますが、ビジネスメールや極めてフォーマルな文書ではほかの動詞(“opt for”, “aim for”, “pursue” など)を使うこともあります。

    • 「go for it」はカジュアルな場面でよく使われる応援フレーズです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 一般的な構造

    “主語 + go for + 目的語”

    例: “I’ll go for the pizza.”

    (私はピザにするよ。)


  • イディオム/構文


    • go for it: 「思い切ってやってみる」「頑張る」

      例: “If you really want to start your own business, just go for it!”

    • go for broke: 「一か八かやってみる」「当たって砕けろ」

      例: “We have nothing to lose, so let’s go for broke.”


  • 他動詞・自動詞の使い分け


    • “go”自体は主に自動詞ですが、「for + モノ」を伴う場合、文全体では“go for (something)”という句動詞として目的語をとる形になります。



5. 実例と例文

ここでは、さまざまな場面での例文を提示します。

A. 日常会話(カジュアルな文脈)


  1. “I’m starving. I think I’ll go for a burger today.”

    (お腹がペコペコ。今日はバーガーにしようかな。)

  2. “If you really like that jacket, just go for it!”

    (そのジャケット本当に気に入ったなら、買っちゃいなよ!)

  3. “Let’s go for a walk to clear our heads.”

    (気分転換に散歩しようよ。)

B. ビジネス(フォーマル/インフォーマル混合)


  1. “We should go for the larger market share by expanding our product line.”

    (製品ラインを拡大して、より大きな市場シェアを狙うべきです。)

  2. “Many competitors will go for this contract, so we need a strong proposal.”

    (多くの競合がこの契約を狙ってくるので、しっかりした提案が必要です。)

  3. “If you think it will enhance our brand image, you should go for it.”

    (ブランドイメージを高めると思うなら、ぜひやってみてください。)

C. 学術的/アカデミックな文脈


  1. “Students often go for courses that align with their career goals.”

    (学生はしばしばキャリア目標に合ったコースを選択します。)

  2. “In this experiment, we decided to go for a more rigorous methodology.”

    (この実験では、より厳密な手法を採用することにしました。)

  3. “Before going for advanced research, you should review the foundational studies.”

    (高度な研究に取り組む前に、基礎的な研究を振り返るべきです。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. aim for(〜を狙う)


    • よりフォーマルな響きで、「目標を定める」というニュアンスが強い。


  2. go after(〜を追いかける / 〜を得ようとする)


    • “go for”と似た意味だが、やや「追求する」イメージが強い。


  3. opt for(〜を選択する)


    • 「選ぶ」「選択する」という点で似ているが、フォーマル度が高い。


反意語(Antonyms)


  • give up on(諦める)

  • avoid(避ける)

  • pass on(見送る;やめておく)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA


    • アメリカ英語: /ɡoʊ fər/ または /ɡoʊ fɔːr/

    • イギリス英語: /ɡəʊ fə/ または /ɡəʊ fɔː/


  • アクセント

    “go”にストレスが置かれることが多い: “GO for” / “GO fer”

    ただし、カジュアルな会話では二つの単語をつなげて「ゴーファー」のように発音されることがあります。


  • よくある発音ミス

    “for”を「four」と混同したり、「gopher(ゴーファー)」のように聞き間違えられることがあります。

    ただし、自然の会話ではほぼ一続きの発音になることが多いです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス・同音異義語


    • “go four”と書いてしまうミス(“four”は数字4)。


  • 同様の表現との混乱


    • “go to”と“go for”の違い: “go to the store”は「店に行く」ですが、“go for a coffee”は「コーヒーを飲みに行く」と目的が“for”に引き続く点が異なります。


  • 試験対策


    • TOEICや英検では「〜を求める・狙う」「〜を選ぶ」の意味を理解しているか問われることがあります。

    • 選択問題で “opt for” との使い分けを問われる場合があるので、ニュアンスの違いを意識しましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ターゲットに向かって行く」イメージ

    「for」が「目的」を表すので、何かを“目指して行く”ことをイメージすると覚えやすいです。たとえば「金メダルを取りに行く」という感覚で「go for the gold」と言うと強いイメージが湧きます。

  • 「Go for it! = やってみよう!」

    このフレーズは頻出なので、思い切り行動するときの合言葉として覚えておきましょう。


以上が「go for」の詳細解説です。日常会話のちょっとした選択から、大きな目標に向けた挑戦まで幅広く活用されるので、「go for」という表現をぜひ覚えて、自然な英語表現に役立ててください。

意味のイメージ
go for
意味(1)

...をしに行く, ...を食べに行く

意味(2)

...を得るために行く, ...を呼びに行く

意味(3)

...を得ようと努力する

意味(4)

...を選ぶ

意味(5)

...の値段で売られている

意味(6)

…に当てはまる

意味を覚えるための辞書問題

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