最終更新日
:2025/01/28
impolite
IPA(発音記号)
解説
以下では、形容詞「impolite」を、学習者にわかりやすい形で詳細に解説します。
1. 基本情報と概要
英語: impolite
日本語: 失礼な、無礼な
「impolite」は「polite(礼儀正しい)」に否定の接頭語「im-」がついた形容詞で、「無作法な」「失礼な」という意味を持ちます。たとえば、人と話すときに相手を不快にさせるような言動をするときに使われます。日常会話の中では「rude」とほぼ同じ意味で、一段強い響きを持つこともあります。
- 品詞: 形容詞 (adjective)
- 活用形:
- 比較級: more impolite
- 最上級: most impolite
- 比較級: more impolite
動詞や名詞など、他の品詞としては「impoliteness」(名詞形)があります(「失礼さ」などを指す名詞)。
- CEFRレベル (目安): B2(中上級)
「polite」という基本語はA2〜B1ほどでも見かけますが、そこから派生した「impolite」は少し語彙レベルが上がるため、B2程度と考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- im-: 否定を表す接頭語(in-, im-, il-, ir- などは語の最初で否定を表すことが多い)
- polite: 礼儀正しい
これらが組み合わさって、「impolite = 礼儀正しくない」という意味を構成しています。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- impolite behavior → 無礼な振る舞い
- impolite remark → 失礼な発言
- be considered impolite → 失礼だと見なされる
- sound impolite → 失礼に聞こえる
- slightly impolite → やや失礼な
- extremely impolite → 極めて無礼な
- unintentionally impolite → 無意識に失礼な
- come across as impolite → (言動が)失礼に受け取られる
- consider it impolite to do ~ → ~することは失礼だと考える
- surprisingly impolite → 意外なほど失礼な
3. 語源とニュアンス
「polite」はラテン語の“politus”(磨かれた、洗練された)に由来し、英語で「礼儀正しい」という意味で使われるようになりました。これに否定を表す接頭語“im-”がつき、18世紀ごろから「impolite(失礼な)」という形で使われています。
ニュアンス
- 「rude」が直接的でぶしつけな印象を与えるのに対し、「impolite」は「礼儀を欠く」というニュアンスが強く、ややフォーマルな感じも残ります。
- 文章でも会話でも使えますが、ビジネス文章など、少しフォーマルな場面で「impolite」を使うと丁寧さを保ちつつ非難できる表現になります。
4. 文法的な特徴と構文
- 「impolite」は形容詞なので、名詞を修飾したり、補語(主語 + be動詞 + impolite)として使われます。
例: “His comment was impolite.”(彼のコメントは失礼だった。) - フォーマル/カジュアルを問わず使えますが、書き言葉・フォーマル寄りの表現を好む場合に多用される印象です。
- 不可算/可算の区別がない形容詞なので、数や単複を気にせずそのまま使います。
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)での例文
- “It was impolite of him to interrupt me every time I spoke.”
(私が話すたびに遮るなんて、彼は失礼だった。) - “Don’t you think it’s impolite not to say ‘thank you’?”
(「ありがとう」を言わないのは無礼だと思わない?) - “I hope I wasn’t impolite when I left early.”
(早く帰ったとき、失礼になっていなかったかな。)
ビジネスシーン(敬意を払う場面)での例文
- “It would be impolite to ignore the client’s question.”
(顧客の質問を無視するのは失礼になります。) - “Please be careful not to use impolite language during the meeting.”
(会議中は失礼な言葉を使わないように注意してください。) - “I apologize if my tone sounded impolite.”
(もし私の口調が失礼に聞こえていたら申し訳ありません。)
学術的な文脈(フォーマルな文章)での例文
- “According to the survey, 15% of the respondents perceived direct criticism to be impolite.”
(その調査によると、回答者の15%が直接的な批判を失礼だと認識していた。) - “Cultural differences may render certain behaviors impolite in different contexts.”
(文化の違いによって、ある行為が文脈によっては失礼と見なされることがある。) - “An impolite response can undermine the speaker’s credibility in formal discussions.”
(フォーマルな討論においては、失礼な返答によって話し手の信頼性が損なわれる可能性がある。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(synonyms)
- rude(失礼な):より直接的で強い印象。
- discourteous(無礼な):フォーマルで硬い表現。
- ill-mannered(行儀が悪い):行動様式に焦点がある。
- offensive(不快感を与える):言動が不愉快であることに重きを置く。
反意語(antonyms)
- polite(礼儀正しい)
- courteous(礼儀正しい、丁重な)
- respectful(敬意を表す)
これらの単語は「礼儀」に関連しますが、使われ方やニュアンスが微妙に異なるため、目的や状況に応じて使い分けると効果的です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˌɪm.pəˈlaɪt/
- アクセント: “-polite”の「laɪt」に主アクセントがあります(im-po-LITE)。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな差はありませんが、アメリカ英語の方が [t] の発音がやや軽くなる傾向があります。
- よくある間違い: 始めの “im-” を「イム」ではなく「イム(・ム)」という感じで曖昧にしてしまう場合があります。強勢は「-lite」の部分です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “impolite” の “i–m–p–o” の並びを「i–m–o–p」などと間違えないように注意。
- 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、似た単語に “impolitic”(軽率な)があり、スペルが似ています。意味が異なるので注意してください。
- 試験対策: TOEICや英検などで、礼儀に関する文脈、ビジネス・社会生活におけるマナーなどを問う読解問題に出ることがあります。「polite」「impolite」「rude」などの区別を押さえておくと役立ちます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「im-」を「イム」と思い出して、「礼儀正しい」という“polite”を「キャンセル」してしまう(“im-”による打ち消し)というイメージを持つと覚えやすいです。
- 「礼儀正しくない」という意味を強調するときは “very impolite” とか “extremely impolite” などを使うとわかりやすくなります。
以上が形容詞「impolite」の詳細解説です。どんな場面でどう使うかを意識しながら、ニュアンスの差を理解しておくと英語の表現がより豊かになります。
意味のイメージ
意味(1)
無作法な,無礼な
復習用の問題
英語 - 日本語
項目の編集設定
- 項目の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 項目の新規作成を審査する
- 項目の編集を審査する
- 項目の削除を審査する
- 重複の恐れのある項目名の追加を審査する
- 項目名の変更を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
例文の編集設定
- 例文の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 例文の編集を審査する
- 例文の削除を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
問題の編集設定
- 問題の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 決定に必要な投票数 - 1