最終更新日 :2025/01/27

habitat

名詞

(動・植物の)産地,生息地

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アマゾンの熱帯雨林は多様な動植物種の豊かな生息地です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: habitat

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): The natural home or environment of an animal, plant, or other organism.

意味(日本語): 動物や植物、その他の生物が自然に生息・生育する場所、または生育環境。

「habitat」は、動物や植物がもともと暮らしている場所や、その生物が適応・生存できる環境を指す言葉です。研究や環境保護の分野でよく使われますが、日常会話やニュースでも耳にする機会があります。

CEFRレベル (目安): B2 (中上級)

環境や生態系についての詳しい話題で使われることが多いので、中上級レベルの単語として扱われることが多いと言えます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語源: ラテン語の “habitāre”(住む)に由来します(後述の語源説明を参照)。

  • 接頭語・接尾語・語幹:


    • 接頭語: 特になし

    • 語幹: “habitat” (ラテン語 “habitāre” が変化した形)

    • 接尾語: 特になし


他の品詞になった例


  • habitable (形容詞): 「居住可能な」

    例: “The building is not habitable yet.” (その建物はまだ住める状態ではない)

  • habitation (名詞): 「居住、住居」

    例: “Signs of human habitation were found in the cave.” (その洞窟で人間の居住の痕跡が見つかった)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. natural habitat(自然生息地)

  2. wildlife habitat(野生生物の生息地)

  3. critical habitat(重要な生息地)

  4. marine habitat(海洋生息地)

  5. habitat destruction(生息地の破壊)

  6. habitat loss(生息地の喪失)

  7. suitable habitat(適した生息地)

  8. restore a habitat(生息地を回復する)

  9. habitat conservation(生息地の保護)

  10. protect the habitat(生息地を守る)


3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語の “habitāre” = 「住む」「滞在する」が変化し、18世紀頃から生物学の分野で「生物が住む場所」という意味で用いられるようになりました。

ニュアンスや使用時の注意点:


  • 研究・環境保護・生態学などの文脈で頻繁に使われます。

  • 「生物が自分の生活を営む空間」という生態的なイメージが強い言葉です。

  • 文章でも会話でも比較的フォーマルに使われる傾向がありますが、環境問題や動物保護に関するトピックではカジュアルな場面でも用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun): 「a habitat」「two habitats」のように数えられます。

  • 文脈によっては「the habitat of 〜 (〜の生息地)」と特定の生物にフォーカスして使うことが多いです。

  • フォーマル・カジュアルどちらでも使われますが、学術的・環境保護・生態学的な話題ではよりフォーマルに用いられやすいです。

一般的な構文例


  • “The habitat of [animal/plant] is...”

  • “This species thrives in a [type of habitat].”

  • “They need a particular habitat to survive.”


5. 実例と例文

日常会話


  1. “I learned that tigers' natural habitat is under threat.”

    (トラの自然生息地が脅かされているって知ったんだ。)

  2. “That TV program showed how dolphins spend their day in their habitat.”

    (あのテレビ番組で、イルカたちが自分たちの生息環境でどう一日を過ごすかをやってたんだよ。)

  3. “It's sad to see wildlife habitats disappearing due to construction.”

    (開発のせいで野生動物の生息地がなくなるのを見るのは悲しいね。)

ビジネス


  1. “Our company is investing in habitat restoration projects to support biodiversity.”

    (当社は生物多様性を支援するため、生息地修復プロジェクトに投資しています。)

  2. “We must ensure our activities have minimal impact on the local habitat.”

    (私たちの活動が地域の生息地に与える影響を最小限に抑えるようにしなければなりません。)

  3. “The new environmental regulations focus on protecting endangered species’ habitats.”

    (新しい環境規制は、絶滅危惧種の生息地保護に力を入れています。)

学術的


  1. “Habitat fragmentation is a primary cause of population decline in many species.”

    (生息地の分断は、多くの種の個体数減少の主な原因です。)

  2. “Researchers have been mapping the habitat range of migratory birds for decades.”

    (研究者たちは数十年にわたり、渡り鳥の生息域を地図化してきました。)

  3. “Conservation strategies should address not only individual species but the entire habitat ecosystem.”

    (保護戦略は、特定の種だけでなく、生息環境全体の生態系に対して行われるべきです。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. environment(環境)


    • 「広い意味での環境」を指す。自然環境だけでなく、人間の生活環境も含む場合がある。


  2. territory(領域)


    • 動物の縄張りや、国・地域の領土を意味することが多い。生態的文脈でも使われるが「テリトリー性」に焦点がある。


  3. abode(住処)


    • やや文語的、特に人間や動物が「住んでいる場所」のイメージに近い。フォーマル・文学的。


  4. range(生息範囲)


    • 種が活動・生活できる地理的エリア。移動の範囲や分布範囲という意味合いが強い。


反意語


  • (明確な「反意語」はありませんが、イメージ上は “uninhabitable area (人が住めない場所)” あたりが対照的な概念になることがあります。)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈhæb.ɪ.tæt/ (アメリカ英語 / イギリス英語ともに similar な発音)

  • 強勢(アクセント): 最初の “ha” の部分に強勢があります。

  • アメリカ英語では “hæ-bɪ-tæt” のように「ハ」に力を入れて発音します。イギリス英語もほぼ同様ですが、母音の響きにやや違いがあります。

  • よくある間違いとして、アクセントを後ろに置いてしまうこと (“ha-bi-TAT” のように聞こえる) が挙げられます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “habitat” は “habit” + “at” ではなく “habi- + tat” なので、“habitate” と書かないよう注意。

  • 同音異義語との混同: “habit”(習慣)と綴りが似ており混同しがちですので注意。

  • TOEICや英検などで、環境に関する長文読解や生態系の話題の問題で出題される場合があります。文脈の中で「生息地」「自然環境」といった訳を素早く連想できるようにしましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “habit” (習慣) + “at”(場所) と何となく組み合わせて「生物の習慣的な場所」→「生息地」と連想すると覚えやすいかもしれません。

  • ストーリー: 「ハビタットはハビってる場所!」と語呂合わせでイメージ。生き物が“habit (慣れたこと) をする場所”と考えると、頭に残りやすいです。

  • 勉強テクニック: “habitat” の後に “for [animal/plant]” とセットで覚えると実践的。例えば “habitat for polar bears” を想像して、ホッキョクグマの氷上環境をイメージすると記憶に定着しやすいでしょう。

以上が「habitat」の詳しい解説です。環境や生態系に関する話題では頻出なので、しっかり押さえておくと役立ちます。

意味のイメージ
habitat
意味(1)

(動・植物の)産地,生息地

復習用の問題

(動・植物の)産地,生息地

The Amazon rainforest is a rich habitat for a diverse range of plant and animal species.

アマゾンの熱帯雨林は多様な動植物種の豊かな生息地です。

英語 - 日本語

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