最終更新日
:2025/01/28
glee
解説
1. 基本情報と概要
単語: glee
品詞: 名詞 (不可算)
意味(英語): Great delight or pleasure; a high degree of merriment.
意味(日本語): 大きな喜びや楽しさ、歓喜の気持ち。人が心から楽しんでいる様子を表すときに使われます。「わーい!」と声に出して喜ぶようなイメージです。
CEFRレベル: B2(中上級)
→ 少し文学的または描写的な響きを持つため、日常会話よりは、文章や表現豊かなシーンで使われることが多い単語です。
活用形
- 不可算名詞のため、複数形はありません。
例:○with glee
/ ×with glees
他の品詞形
- 形容詞形: 直接の形容詞形は一般的ではありませんが、「gleeful(喜びでいっぱいの)」という単語があります。
例:He had a gleeful expression on his face.(彼は歓喜にあふれる表情を浮かべていた。)
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹:
- 「glee」は、1語で成り立つ短く古い語源の単語で、特別な接頭語や接尾語はありません。語幹は
glee
全体となります。
派生語や類縁語など:
- gleeful (形容詞):
filled with glee; full of happiness
- gleefully (副詞):
in a manner expressing glee or happiness
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個):
- with glee – 喜んで
- burst into glee – 歓喜の声をあげる
- be filled with glee – 歓喜でいっぱいになる
- dance with glee – 歓喜して踊る
- grin with glee – 歓喜の笑みを浮かべる
- eyes shining with glee – 目が歓喜で輝いている
- squeal with glee – 歓喜の悲鳴をあげる
- clap (one’s hands) in glee – 喜びで手をたたく
- shout in glee – 歓喜の声を上げる
- rub one’s hands in glee – 大喜びで手をこする
3. 語源とニュアンス
語源:
- Middle English「gle」から来ており、古英語「glēo」(娯楽、音楽、楽しみ)に由来します。古くから「喜び」や「娯楽」というニュアンスが強い言葉でした。
微妙なニュアンスや感情的な響き:
- 「joy」や「delight」に比べると、「glee」はやや子どもっぽく無邪気な欢喜のニュアンスを含みます。幸せや楽しさを抑えきれず、心から表にあふれ出るようなイメージです。
使用時の注意点:
- やや文学的または表現的な文脈で使われることが多く、口語でも使われますが、普通の「joy」や「happiness」と比べるとやや誇張されたイメージになります。
カジュアルかフォーマルか、よく使われるシーン:
- カジュアルな会話でも時々使われますが、特に文学作品やストーリーテリング、ドラマティックな場面描写で用いられがちです。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (不可算名詞): 通常「with glee」や「in glee」のように前置詞+名詞の形で使い、「〜して喜んだ」という淀みない喜びを表します。
- 主に人の「喜んでいる状態」を描写するときに使います。
一般的な構文例
- “(主語) + (動詞) + with glee”
例:She laughed with glee. - “(主語) be filled with glee.”
例:He was filled with glee at the news.
イディオム:
- “to do something with glee”: 何かを大喜びで行う
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “She opened the present with glee and thanked everyone.”
(彼女はプレゼントを喜びいっぱいで開けて、みんなにお礼を言いました。) - “I still remember how he shouted in glee when he found his lost dog.”
(彼が失くした犬を見つけて歓喜の声を上げたときのことを、今でも覚えています。) - “The children danced with glee when the music started to play.”
(音楽が流れ始めると、子どもたちは大喜びで踊り出しました。)
ビジネスでの例文(3つ)
- “The staff celebrated the successful deal with glee.”
(スタッフは契約成立を大喜びで祝いました。) - “While it’s good to be happy about the project’s result, don’t lose your professionalism in your glee.”
(プロジェクトの結果を喜ぶのはよいことですが、あまりにも浮かれすぎてプロ意識を失わないように。) - “He accepted the promotion offer with thinly veiled glee, trying to appear modest.”
(彼はさりげなく控えめに見せかけながらも、プロモーションのオファーを喜びを隠しきれない様子で受け取りました。)
学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)
- “The psychological study emphasized that expressions of glee can have a positive effect on group morale.”
(その心理学研究では、歓喜の表現が集団のモラルに良い影響を及ぼすと強調されていました。) - “Her paper analyzed how writers use descriptions of glee to depict elation and emotional release in literature.”
(彼女の論文は、作家たちが文学において歓喜を描写することで高揚感や感情の解放をどのように表現するかを分析したものです。) - “In historical texts, glee often referred to a joyous performance or festivity, rather than a simple emotional state.”
(歴史的文献では、glee は単なる感情の状態ではなく、祝祭や楽しげなパフォーマンスを指すことがよくありました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- joy(ジョイ): 「嬉しさ」や「歓喜」を広く表す。比較的日常的。
- delight(ディライト): 「大きな喜び」を指し、やや上品・文語的。
- elation(イレーション): 「有頂天の気分」、ややフォーマルで高揚感が強い。
- merriment(メリメント): 「浮かれた楽しさ」。パーティーや祭りなどの楽しさに使われる。
“glee”はこれらに比べて、もう少し無邪気な「込み上げる喜び」を連想させます。
反意語
- sadness(悲しみ)
- sorrow(深い悲しみ)
- despair(絶望)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ɡliː/
- 音節数: 1 (glee)
- アクセント: 単音節なので、全体を強めに発音します。
- アメリカ英語とイギリス英語: ほぼ同じ発音で大きな違いはありません。
- よくある発音の間違い: 長母音 /iː/ を短く /ɪ/ としてしまうと通じにくい場合があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “glee”は短い単語ですが、母音を一つ落とした “gle” や、余計な字を足した “gley” などと間違わないように注意しましょう。
- 同音異義語: 特に英単語で「glee」と全く同音のものはありませんが、listen のように /liː/ の単語との混乱をしないようにしましょう。
- 試験対策: TOEICや英検などではあまり頻出ではありませんが、「joy」「delight」などと同様に感情を表す単語として選択肢に登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 連想ヒント: 有名なTV番組『Glee』は合唱団が主人公で、彼らがいつも歌って楽しく過ごすイメージと関連づけて覚えるとよいでしょう。
- スペリングのポイント:
G
+lee
(ひらがなで「リー」) と分解して、二重母音の「ee」をしっかり覚えてください。 - イメージを固める: 無邪気で弾けるような笑顔を思い浮かべ、それが「glee」という単語と結びつくようにすると覚えやすいです。
以上が、名詞「glee」の詳細解説になります。
喜びの気持ちを豊かに表すときにぴったりの単語なので、文章に彩りを加えたいときに使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
〈U〉歓喜,喜び(joy)
意味(2)
〈U〉グリー合唱曲(無伴奏の3部または4部の多声歌曲)
復習用の問題
英語 - 日本語
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