最終更新日 :2025/01/27

free

形容詞

(束縛された状態になく)自由な / (国家・国民などが)独立している / (苦痛・制約などを) 免れている / 無料の /

このボタンはなに?

鳥は空の中で自由に飛んでいた。

このボタンはなに?
解説

以下では、形容詞 “free” をできるだけ詳細に解説していきます。日本語でわかりやすく説明しますので、英単語学習の参考にしてください。


1. 基本情報と概要

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: “free”

  • 日本語: 「自由な」「無料の」「束縛されていない」「暇な」など

たとえば「free」には、「拘束や制限から解き放たれている」「お金がかからない」といった幅広い意味があります。「あいている(予定がない)」という意味でもよく使われます。

品詞


  • 形容詞 (adjective)

活用形


  • 形容詞なので、基本的に比較級・最上級があります。


    • 原級: free

    • 比較級: freer (例: He is freer to choose now.)

    • 最上級: freest (例: This is the freest country in the region.)


他の品詞での例


  • 動詞形: “to free” (~を解放する)


    • 例: “They freed the hostage.”


  • 名詞形: “freedom” (自由)

  • 副詞形: “freely” (自由に)

CEFRレベルの目安


  • A2(初級)~B1(中級)


    • 「free」という単語自体は英語学習の初期段階から登場しますが、幅広い用法を考えると中級くらいまで守備範囲が広い単語です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成

“free” は短い単語であり、明確な接頭語や接尾語がくっついている形ではありません。ただし、


  • 語幹: “free”

  • 派生語: “freedom” (名詞), “freeze” (元は別語源ですが、スペリングが似ているため混同に注意) など

よく使われる意味のバリエーション


  1. 「自由な」(without constraints)

    例: We are free to choose. (私たちは選ぶ自由がある)

  2. 「無料の」(costing nothing)

    例: The samples are free. (サンプルは無料です)

  3. 「暇な」(not occupied)

    例: I am free this afternoon. (今日の午後は空いています)

  4. 「束縛されていない」(released from obligation)

    例: He is free from guilt. (彼は罪悪感から解放されている)

よく使われるコロケーション(共起表現)と関連フレーズ(10個)


  1. free time (自由な時間)

  2. free speech (表現の自由)

  3. free sample (無料サンプル)

  4. free trial (無料試用)

  5. free of charge (無料で)

  6. tax-free (免税の)

  7. free spirit (自由奔放な人)

  8. interest-free (無利子の)

  9. free agent (自由契約選手 / 自由な立場の人)

  10. feel free to do something (気軽に~して構わない)


3. 語源とニュアンス

語源

“free” は古英語の “frēo” に由来し、さらに古ドイツ語にみられる “frī” (自由) と同系統とされています。もともとは「束縛されていない」「自立している」という意味を持っています。

ニュアンスと使用時の注意


  • 「無料」の意味で使うときはカジュアルからフォーマルまで幅広く使えます。

  • 「解放された」「束縛がない」の意味で使うと、かなり肯定的でポジティブな響きがあります。

  • カジュアルな会話で “I’m free this weekend.”(今週末は空いてるよ)のようによく使います。

  • フォーマルに書く文章でも “free from constraints” のように使われます。


4. 文法的な特徴と構文

形容詞としての特徴


  • 後ろに名詞が来る場合: “free samples” (無料サンプル)

  • 補語として使う場合: “I am free.” (私は自由だ / 暇だ)

イディオムや構文例


  • “feel free to ~” : 「遠慮なく~して」


    • 例: “Feel free to contact me.” (遠慮なく連絡してください)


  • “set someone free” : 「~を解放する」


    • 例: “They set the birds free.” (彼らは鳥を解放した)


  • “free and easy” : 「気楽な、のんびりした」


    • 例: “He has a free and easy attitude.” (彼はおおらかな態度をしている)


可算・不可算など


  • 形容詞なので可算・不可算の区別は直接関係ありませんが、名詞 “freedom” は不可算名詞です。

  • 動詞 “to free” は他動詞として使い、“free someone/something from ...” の形になることが多いです。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I have some free time later; do you want to grab a coffee?”

    (後でちょっと暇なんだけど、コーヒーでも行かない?)

  2. “Feel free to use my umbrella if it rains.”

    (雨が降ったら遠慮なく私の傘を使ってね。)

  3. “Do you know any free apps for language learning?”

    (言語学習に使える無料アプリを知ってる?)

ビジネスでの例文(3つ)


  1. “We offer a free trial for one month.”

    (当社では1ヶ月間の無料トライアルを提供しています。)

  2. “Feel free to ask any questions during the presentation.”

    (プレゼン中、どんな質問でも遠慮なくしてください。)

  3. “I’m free at 2 PM. Shall we schedule the meeting then?”

    (2時なら空いています。その時間にミーティングを入れましょうか?)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “In a free society, citizens are allowed to express dissent openly.”

    (自由社会では、市民は公に異議を唱えることを許されています。)

  2. “The experiment requires a free flow of air to ensure accurate measurements.”

    (正確な測定のために、実験には自由な空気の流れが必要です。)

  3. “Philosophers have long debated the concept of free will.”

    (哲学者たちは長い間、自由意志の概念について議論してきました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. “liberated”(解放された)


    • “liberated” は「束縛を解かれた」というニュアンスが強調されます。


  2. “independent”(独立した)


    • “independent” は「他人や他のものに頼っていない」という意味が強いです。


  3. “complimentary”(無料提供の)


    • “complimentary” は「サービスとして無料提供される」というニュアンスがあり、ビジネスやホテルなどのシーンで使われます。


反意語(Antonyms)


  1. “restricted” (制限された)

  2. “bound” (拘束された)

  3. “paid” (有料で) ← 「無料」に対しての反意


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • /friː/

アメリカ英語とイギリス英語


  • アメリカ英語: [friː]

  • イギリス英語: [friː]

    ほぼ同じ発音ですが、地域によってわずかな音の響きの差がある場合があります。

よくある発音の間違い


  • “fee” (/fiː/) と混同したり、/fliː/ のように “l” を入れてしまったりすることがあります。

  • しっかり長音 (ee) を伸ばして “free” と発音しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “fre” と最後の “e” が抜けたり、余分な文字を足したりすることがある。

  2. 名詞 “freedom” と取り違える: “free” と “freedom” の品詞や意味合いの違いに注意が必要。

  3. 同音異義語との混同: “three” /θriː/ などと混同しないように。

  4. 試験対策: TOEIC などのビジネス英語では「無料の」「費用がかからない」意味で出題されることが多い。英検でも「自由な」「拘束されていない」の文脈でリーディングに出てきたりする。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「自由」というポジティブなイメージを思い浮かべる: “free as a bird!”(鳥のように自由!)というフレーズで覚えるとよいかもしれません。

  • スペルのポイント: “f-r-e-e” の “ee” は長音で伸ばして発音しましょう。

  • 覚え方のコツ: 「フリー(無料)」はカタカナでもおなじみなので、自由や無料のイメージを重ねて覚えると頭に残りやすいです。


以上が、形容詞 “free” の詳細な解説です。いろいろな場面での用法があり、日常会話からビジネス・学術的な文脈まで幅広く使える便利な単語です。ぜひ例文とあわせて覚えてみてください。

意味のイメージ
free
意味(1)

(束縛された状態になく)自由な,自由の身の

意味(2)

(国家・国民などが)独立している

意味(3)

(思想・行為などが)強制されない,自発的な

意味(4)

(動作が)拘束されない,無理のない

意味(5)

《補語にのみ用いて》《be free todo》自由にできる

意味(6)

無料の;無税の

意味(7)

出し惜しみしない

意味(8)

遠慮のない,慎みがない

意味(9)

(道路などが)障害のない,自由に通れる

意味(10)

固定していない,離れた

意味(11)

無料で

意味(12)

自由に,妨げられずに(freely)

意味(13)

《補語にのみ用いて》(苦痛・制約などを)免れている,(誤り・偏見などの)ない《+from(of)+

意味(14)

(仕事から)解放された,暇になった;(部屋などが)使用されていない,空いた

復習用の問題

(束縛された状態になく)自由な / (国家・国民などが)独立している / (苦痛・制約などを) 免れている / 無料の /

The bird flew freely in the sky.

鳥は空の中で自由に飛んでいた。

英和辞書

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